禁書♂「とある」御坂♀「可能性の」上嬢「禁書目録」   作:幻想大好きっ子

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二話猫は飼いたくても既にペットは飼ってある

御坂、土御門、青ピー、

黒子と分かれて散歩中の道端

 

禁書「とうまこっちこっちだよ!見て」

結局私が奢る事になったアイスクリーム。

しかもトリプルを実においしそうに

舐めていたインデックスが

何かを見つけたらしく路地裏を指差していた。

 

というか、あれだけ食べたのに

インデックスの胃袋は

ブラックホールにでも

繋がってるんじゃないかと

本気で思えてきた。

 

上嬢「何?どうしたの?面白いものでもあった?」

 

禁書「ううん…行き倒れ見つけた」

 

姫神「うぅぅ」

確かに生き倒れだ。インデックスが

指差した路地裏に

何故か、巫女さんが苦しそうに倒れていた

 

上嬢『怪しい怪しすぎる…とはいえ…

無視はできないよね…』

 

上嬢「どうかしたの?」

 

姫神「…く」

 

上嬢「どこか苦しいの?」

 

姫神「食い倒れた」

 

上嬢「食い倒れたて、何!」

 

姫神「一個百円ののハンバーガークーポンが

あったから、

とりあえず30個ほど食べたら食い倒れた」

 

上嬢「もしかしなくてもおばかでせうか?」

 

姫神「ガーン…焼け食い帰りの電車賃600円」

 

上嬢「それで?」

 

姫神「全財産500円」

 

上嬢「えっと…」

 

姫神「買いすぎ無計画だからやけ食い…」

 

上嬢「というか、電車賃ぐらい

誰か借りれないの?」

 

姫神「おぉ!それはいい案!」

 

上嬢「なぜ?わたしめに熱い視線を

投げかけるんでしょうか?

というか、期待の眼差しで見ないで!」

 

姫神「百円無理?」

 

上嬢「ゴメンナサイ…上嬢さんのお財布は

このとおり…」

私はすっかり痩せてしまった財布の中身を見せた

 

姫神「チッ!たかが、百円も貸せないなんて」

 

上嬢「たかが百円も持ってないのは

あなたも一緒でしょう!

可愛い顔してて舌打ちはやめて傷つくから」

 

禁書『ムッ!可愛いなんて、

僕も言ってもらったこと無いのに!』

 

禁書「この街の巫女さんは、

たかが百円も持ってないんだ?」

何故か、喧嘩腰のインデックスさんですが、

あなたも持っていませんからね?百円

 

姫神「巫女さんじゃない」

 

上嬢「いや、どこから見ても

完璧な巫女さんじゃない!」

 

姫神「あたし魔法使い」

 

禁書「魔法使い?魔法使いて何?

曖昧な事言ってないで

専門と学派と魔法名を名乗るんだよ!オバカ!」

魔法と聞いて専門家が、声を荒げ

 

禁書「そんな格好をしてるんだから、

せめて東洋系の宣誓術士くらいの

ホラを吹かないと駄目なんだよ」

 

姫神「じゃ、それ」

 

禁書「キー」

 

上嬢「そこの巫女さんが巫女さん改め

魔法使いなのは、わかったから

インデックス落ち着いて」

 

禁書「とうま!僕は落ち着いてるよ!

それより、僕のときとは明らかに態度が違うよね?」

 

上嬢「本人がそう名乗りたいから、いいじゃない?」

 

禁書「僕のときは服まで脱がされて、

おちんち!あう!」

危なかった覚えのないことで

前科一犯扱いされる前に何とか口を塞げた。

 

上嬢「少し待ってて、

お金おろして貸してあげるから」

インデックスの口を押さえたまま私は

銀行に向けて歩き出し、

かなり離れたころ後ろを振り向くと

集団で歩いてきた人たちから

知り合いなのか巫女さんはお金を借りていた。

少し疑問はあったが、巫女さんは私に

お辞儀をして去っていた

 

--

10分後

 

上嬢「はぁ、疲れた。罰ゲームは恥ずかしいし

変な巫女さんには会うし…しかし、

上嬢桃摩にあんな悪友がいたなんて」

 

禁書「とうま!見て!えへへへ」

 

猫「ニャー」

どうか可愛がってくださいと書かれた

ダンボールに猫が入っていた

 

上嬢「捨て猫ね」

 

禁書「とうまぁ♪ねぇとうま?」

 

上嬢「駄目」

 

禁書「とうま僕はまだ何も言ってないんだよ」

 

上嬢「飼うのは駄目」

 

禁書「何で?何で?何で?

スフィンクスを飼ったら駄目なの?」

あざといくらいに可愛らしく首を傾げて

尋ねてくるが、ここは心を鬼にしないと

 

上嬢「学生寮はペット禁止だし、

スフィンクスを…

早くも名前付けないの!」

 

禁書「とうま僕お世話するし、飼いたいよ」

 

上嬢「…駄目」

純粋無垢な眼差しで見ないでください

インデックスさん

心折れちゃいそうだから

 

猫「ニャー」

わたし達の会話がうるさかったのか、

猫は逃げ出し

 

上嬢「逃げちゃった…これじゃ飼えないよね」

 

禁書「とうまのせいだよ。

ジャパニーズシャミセンて、

猫の皮を剥いで貼り付けてるんだよね?

この国は猫に対してひどいことばかり」

 

上嬢「まぁ、そう言われると、酷い事してるわね」

 

禁書「そうなんだよ。だから、

スフィンクスに対して罪滅ぼしに

愛情を、あれ?何だろう?近くで魔力の流れが、束ねられてる」

 

上嬢「はぁ?」

 

禁書「属性は土色彩は緑この式はルーン?」

 

上嬢「インデックス!」

走り出したその背中にわたしは声をかけた

 

禁書「誰かが魔方陣を仕掛けってるみたい!

とうまは大人しく帰っているんだよ」

禁書『とうまの事だから、

きっとまた事件に自ら飛び込むんだよ

男の子だから、とうまは僕が守るんだよ』

禁書は大好きな女の子を守るため

魔法を探るため走る

 

上嬢「帰ってて言われてもね?えっ?」

その瞬間空気が変わった気がした

 

上嬢「何、これ?」

 

?「知ってるはずだよ。

ルーンだよ。ルーン。人払いの…

久しぶりだね?上嬢桃摩」 

私の後ろから聞こえた声に振り替えると

そこには目の下にはバーコード

 

赤く染めた髪に、加えタバコ、止めに

この暑い中真っ黒で暑そうな服装

 

えっと、携帯は何処だったかな?


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