禁書♂「とある」御坂♀「可能性の」上嬢「禁書目録」   作:幻想大好きっ子

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おまけ土御門の華麗なる一日

土御門『俺は土御門…しがない二重スパイだにゃ

主な任務は上嬢桃麻のセクシー写真を

撮影しブロマイド等を

世界の闇の一つKFK(上嬢ファン倶楽部)に

提供する事だにゃぁあ!』

 

いえ、あの土御門さん…

そんな任務は存在しないかと思いますが…

真面目にお願いします

 

土御門『冗談ぜよ…

本当の任務は…それは……

 

ひ・み・つ・だにゃ』

舐めてるのかぁ?

と言うかナレーションと会話してんじゃないよぉ

 

土御門『ナレーションの言葉だし

聞こえないにゃ…

では、土御門の華麗なる

1日行ってみよう』

そうしてください

 

ーー

とある高校

 

土御門の一日は早い

朝は義弟に起こされ

舞斗「アネキ朝だぞ~

朝食出来てるぞ~」

 

土御門「もう朝かにゃ

流石一流の執事だにゃ

朝食まで用意してくれるなんて」

と、抱きつき朝から

ブラコン軍曹ぷりを発揮

 

学校がある義弟を見送ると

身支度を整えて学校に向かう

 

が…

 

通学路の途中で物影に隠れて

周囲を確認しカメラを構える

流石二重スパイ…ここで情報を手に入れようと

そう言うわけですね?

 

上嬢「遅刻する。遅刻しますか?

遅刻するんですよ。

まさか、目覚まし時計が

壊れるなんて不幸よぉ」

獲物を狙う獣のような目で待っていた

土御門の前に

慌てる少女が走ってきた。

いな、バナナの皮で滑って転けた

 

その時土御門がシャッター音が

出ないように改造したカメラの

シャッターを切る

 

上嬢「なんでこんなところにバナナが…不幸よぉ」

スカートが捲れたまま不幸を

嘆く少女を何度も撮る

 

そう土御門はこの一瞬のために待機していたのだ

 

何をしてるんだか…

 

ーー

体育授業の五分前

 

あれから急いで学校に辿り着いたが、

結果は遅刻

何故か土御門は先に着いていて

遅刻を免れている

 

遅刻した上嬢は小萌先生から

ありがたいお説教を受けたため

着替えが遅れたので

一人教室で着替えていた

 

いや、一人教室でとは言うのは間違いで

 

上嬢「キャー不幸よぉ」

吹寄「貴様はまたかぁ!

そのフラグ体質を直せぇ」

着替えの最中に忘れ物をして

取りに来たクラスメイトと

その付き添いで来た吹寄に

半裸を見られて真っ赤になる上嬢

 

土御門「いや、待ってたかいがあったにゃ」

そこを隠れていた土御門が

シャッターを切る

 

この後体操服が何故か

膨れた吹寄に上嬢がお説教を

食らっている合間に土御門は

こっそり教室を抜け出したのである

 

ーー

放課後

 

上嬢「今日もやっぱり不幸よ」

バーガーショップで飲み物を

買っていた常盤台中学の制服の少女が

情けない表情の少女を見つけると

ミルクセーキを一つ追加して

その背中を追いかける

 

美琴「アンタ何、暗い顔してんのよ」

暗い顔の少女を慰めようと

声をかける普段ならスルーされるが、

今回はそうされずに

 

上嬢「あっ、ビリビリか?

どうかし…キャッ」

声に振り返った上嬢

しかし不幸にも愛されている彼女の肩が

美琴の持っていた容器にぶつかり、

何故か容器は宙を舞い。

中身が二人に降り注ぐ

 

上嬢「ビリビリわる…」

その言葉を言い切る前に

 

美琴「普段はスルーするくせに…

しなかったと思えばこれかぁ!

後ビリビリ言うなぁ」

白い液体にまみれた美少女二人

それも土御門はしっかりと

カメラに捉えていた

もちろんその後美琴が

ビリビリしないように

上嬢が頭を撫でるシーンも

しっかりとカメラに押さえた

 

土御門「いや、いい商品が集まって幸福だにゃ」

ちなみにこの時撮った写真だが、

しばらく後に常盤台の制服を着た

ジャッジメントが

全てネガごと鼻血を出しながら

土御門が設定した値段の

二倍払い全てご購入したとか

 

ーー

窓の無いビル

普段は人のあまりいないこの施設

 

しかし、今日は沢山の人がいた

 

学園都市を納める男とも女とも見える人物

 

必要悪を配下に従える男

 

必要悪の一人にして

最近謎の組織に加盟した

禁書目録命の少年

 

レベルファイブの一人である

常盤台中学の女王

 

同じくレベルファイブの

根性が全ての女性

 

等々他にも数名灰汁の濃い人材達

今回は世界に蠢く

謎の組織KFKの会合がここであるのだ

 

とりあえず土御門は

知り合いの一人に声をかけた

 

土御門「何でステイルがここにいるにゃ?

インデックス一筋じゃなかったのかにゃ?」

 

ステイル「何度も言うが僕はホモでは無い…

そしてここには…上嬢が彼をキチンと

保護できてるか確認のため来ているだけで…」

慌てるステイルに一言

学園都市を統べる人物から

 

アレイスター「ふむ、会員番号235番君は

今日土御門が、持ってくる物を

楽しみにしていたと思うのだが?」

慌てて、言い訳をするステイルをスルーし

土御門は商品を見せる

 

その場は鼻血と興奮した声が

支配する

 

そう、ここはKFK

上嬢ファン倶楽部が

一ヶ月に一度土御門から

商品(上嬢のブロマイド等)を

購入する場なのだった

 

ーー

こうして土御門の華麗なる一日は過ぎていき

家路に着くと

愛する義弟をハッグしてキスをし

義弟の手料理を幸せに食べて

締め括られるのだった

 


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