禁書♂「とある」御坂♀「可能性の」上嬢「禁書目録」   作:幻想大好きっ子

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はい、とりあえず前書いた分の半分は描き終えました


十一話おまけ 聖人はマンモスと就寝問題

神崎「失礼します」

神崎は普段なら、ノックをしてから、

病室に入るぐらいのマナーのある男だ。

しかし、彼が顔に一生のこるかもしれない

怪我を負わせてしまった

少女に一刻も謝りたいと焦り

ノックもせずドアを開けてしまった

 

上嬢「…」

 

着替えをするためだったんだろう

下着すらつけずに

丸裸の上嬢桃摩が、部屋の中にいた

 

神崎「…」

 

大き目のジーンズがパツンパツンになり、

象さんというより

マンモスというべきそれが、

ジーンズの中で大きくなった

 

上嬢「…//」

 

神崎「失礼しました//」

 

慌てて部屋を出てると、同時に悲鳴と

「不幸よぉ」という叫び声が響き渡る

20分後トイレに行き落ち着いた神崎は、

再度病室を訪れた

もちろん今度はノックを忘れなかった

 

上嬢と神崎は暫く真っ赤になって

無言を続けていたが、神崎が口を開く

 

神崎「すみませんでした…

女性の顔に傷を負わせるなんて、

男として失格です」

 

上嬢「いえ、気になさらないでください」

 

神崎「そう言う訳にはいきません…

ここは責任を取って//

あ//あなたを!私のおよ…およ…およ」

 

上嬢「いえ、本当に気になさらずに、

名医が担当みたいで

後、一回手術を受ければ、

傷は消えるらしいですから」

 

神崎「およ…およ…およ//」

 

上嬢「あの話を聞いてますか?…不幸よ」

 

ーー

 

上譲 桃摩が、退院したその日

 

上嬢桃摩は退院したばかりだったが

自分を心配してくれた可愛い居候インデックスのために

食糧を買いにいき少し奮発して食事を用意した

 

禁書「とうまの料理はすごく美味しい!

これなら、いつだってお嫁さんにいけるんだよ」

 

上嬢「お世辞でもそんな風にいわれると、照れるじゃない//」

 

禁書「お世辞じゃないよ。本当に美味しいもん」

 

上嬢「はいはい」

 

上嬢はお世辞だと感じながらもその笑顔をうれしそうに眺めた。

夕食後は禁書が洗物を手伝ってくれ、すぐに終わった

 

上嬢『おかしい…今日は不幸じゃない…』

 

不幸に慣れすぎているため不幸がないと、

異常だとすら感じるようになっていた

 

その後インデックスが、

お風呂に一緒に入ろうと誘うが、

やんわり断り、入浴し後は寝るだけという状況

今のところ口癖の不幸は一度も出ていない

 

上嬢「さてと、インデックスねようか?」

 

禁書「うん早く寝よう//」

 

上嬢「あのう…インデックスさん何故に、

布団を捲ってこちらをみてるんでせうか?」

 

禁書「だって、一緒に寝るんだよね?」

 

小萌先生にいただいた

ウサギのきぐるみパジャマに身を包んだ

少年が、ベッドに寝転がり笑顔で、

布団を捲りこちらを見ている

 

上嬢「いえいえ、神父さん!!

男の子と女の子が

同じベッドに寝るわけにはいけないでしょう!?」

 

禁書「なら、とうまはどこで、寝るんだよ?」

 

上嬢「もちろんお風呂場ですよ」

 

禁書「なら、僕がお風呂場で寝るんだよ。

僕は男の子だから

女性にそんなことさせられないんだよ」

 

上嬢「だ・め。小さい男の子は

お姉さんに甘えておきなさい

それにお風呂場は涼しいから、譲れないの」

 

禁書「うぅ…分かったなんだよ。

でも、一人はさびしいから、

慣れるまで、一緒に寝てほしいんだよ」

 

上嬢「仕方ないか?慣れるまでよ?」

 

禁書「とうまありがとうなんだよ」

 

二人ともベッドに入ると、すぐに眠りにつく

上嬢は、今日は不幸じゃなかったなと

甘いことを考えて眠りにつく…が

幻想はやはりぶち殺されるものだった

 

上嬢「あふっ!あん!まだ朝になってないわね」

 

胸に違和感を感じ甘い声を上げながら

目を覚ますと自分の状況確認のため

布団を捲ってみる

 

禁書「絞りたての…ミルク…美味しいんだよ…」

 

上嬢「上嬢さんはお牛さんじゃ

ありませんことよ!

インデックスさんおきてぇ//」

 

布団を捲り出てきたのは自分の胸を

優しく揉み乳首を吸う少年に慌てて,揺すり

 

禁書「ううん…とうま…」

 

上嬢「良かった!起きてくれた」

 

目をこすりながら、

自分の胸から手と口を離した禁書に

安心し相手の頭をなでながら

起こしたことを謝ろうとした瞬間

 

禁書「とうま…美味しそうなスイカなんだよ…」

 

上嬢「インデックスさん?もしかして、

まだ寝ぼけてますよね?」

 

禁書「いただきますなんだよ」ガブッ

 

上嬢「不幸よぉ」

 

キラリと光る歯が見えた。

すごく健康そうだ。

そういえば、今日アサリの味噌汁貝殻が

無かったのはなぜなんだろう?

 

そして、あんたはスイカを皮ごと食べるのかと

突っ込みを入れる暇もなく痛みが

胸に走り私は悲鳴を上げた

 

 

 

上嬢「アラアラ、インデックスさん的には、

女の子の胸を寝ぼけて

噛み付いてまだ一緒に寝たいと?」

 

禁書「とうま笑顔だけど…

笑顔だけど怖いんだよ」ガクガクブルブル

 

その後笑顔で口元をまったく動かさず

ハッキリと通る声で話すという

駄目男のしつけ方を上嬢は実践した。

記憶は無くとも体は覚えてるらしく

母と同じしつけ方をし、

しばらくインデックスは同じベッドで寝ようとは誘ってこなかった


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