関係無い話だけど、ベルセリアをクリアした。
前作っていったい何だったんだろうと言えるレベルで良作だった。
主人公が女だったりダークsideっぽかったりヒロインがショタだったり前作がゼスティリアだったりと不安が多かったが、いつも通りのテイルズに戻ったって感じだ。
不満はチョイチョイあるが、概ね良かったと思う。
で、投稿しているテイルズオブゼスティリアの小説を更新停止し、書き直そうかと思う。
詳しくは活動報告にて。
「で、でか・・・・・・」
「想像以上にデカいな」
「ま、マグノリアの住民全員の魔力だからな」
俺は舞空術で、ガジルはレッドに抱えられて空を飛び、空の浮遊島に置かれている巨大ラクリマの所までやって来た。
コレを滅竜魔法で砕けば、みんな元に戻る。
・・・・・・けど、元に戻していいモノか?
原作だとこっちの世界では戻ってないし。
「ったく! 世話の掛かるギルドだぜ。帰ったら腹いっぱい鉄食わせろよ」
「いいぜ、自腹でな」
「タダで食わせろよ!?」
いや、俺だってこっちに来てるんだから、俺にたかられてもな。
兎に角ラクリマを砕こうかと、俺達は攻撃を与えようとする。
「!」
「なっ!?」
が、それは突然の衝撃によって阻まれる。
上空から放たれた斬撃に、島が揺れた。
「誰だコラァッ‼」
「コイツは・・・・・・!?」
「・・・・・・・・」
襲撃者の気配は・・・・・・2つ。
ラクリマどうすッかなぁとか考えてたが、あまり難しく考える必要は無いらしい。
やはりというかなんというか、俺が戦わなきゃならん奴がいるみたいだ。
空を見上げる。
そこにいたのは、黒い巨体に白い翼を背に生やした剣士と、
「王国軍第一魔戦部隊隊長、パンサーリリー」
サラサラの金髪を風に靡かせ悠然と宙に浮く、アイドルでもやってそうな風貌の青年騎士。
「同じく王国軍第五魔戦部隊隊長、阿部浩一郎っす」
気配を確認するまでも無い。
原作にいない存在、オマケに日本名。
コイツがエドラスの転生者だ。
「このラクリマは、今作戦において最重要拠点」
「やらせないっすよ!」
「羽!? コイツ、オレやハッピーと同じ・・・・・・」
「下がってろレッド‼」
ガジルが先制し、攻撃を仕掛ける。
「鉄竜剣‼」
狙うはパンサーリリー。
伸びる鉄竜剣がその身を貫こうと迫るが、リリーはそれを軽く避け、
「バスターマァム‼‼」
自身の剣を振るう。
掛け声と共に剣が巨大化し、体格2メートル以上あるパンサーリリーよりも、剣は遥かに大きく変化した。
柄の部分がリリーと同じくらいの大きさで、刀身はその3倍はある。
目測でしかないが、剣の全長は8メートルから10メートルくらいありそうだ。
その馬鹿デカい剣が俺達を襲う。
「チッ‼」
「うわっ!?」
「避けろ!」
俺達は各々斬撃を避ける。
避けた斬撃は島を切り裂き、裂かれた地面は割れて地上に落ちていく。
「!?」
不意に何かが迫る気配を感じる。
俺はソレを屈んで避けた。
飛んできたそれは銃弾だ。
避けた事で銃弾は後ろへ飛んで行くが、グルリと方向転換し、再びこっちに飛んで来る。
「追跡弾の類か?」
避けるのは無駄と判断し、俺は銃弾を掴み、口の中へ放り込んで噛み砕いた。
・・・・・・うん、微妙な味。
「銃弾食うとか、アンタ本当に人間っすか!?」
「人間だ、一応」
最近かなり怪しいが。
「おいガジル、そっちのデカ猫任せるぞ」
「言われるまでもねぇよ、コイツは俺の獲物だ・・・・・・!」
原作通り、パンサーリリーはガジルに相手してもらおう。
下手に2VS2・・・・いや、レッド入れて3VS2にしたら勝敗が分からなくなるからな。
相手は二分した方が良い。
「コレで、アイツに集中出来るな」
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