Angel Beats! 星屑の記憶   作:刻焔

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第25話 ミッション終了、岩沢の決断

天使エリア侵入作戦の翌日、音無を除く作戦参加者は全員と他数名が本部に集まっていた。

 

「分かったことをまとめてくれ、ゆりっぺ」

 

日向の一言で会議が開始される。

 

「天使は自分の能力を自分で開発してた。それはくしくも、あたし達が武器を造る方法と同じだったのよ」

 

「それってどうゆう事?」

 

大山の質問にゆりは

 

「確信がないの、今はまだ言えない」

 

そう言い、窓の外を見つめたまま、何かを考えているようだった。

 

――――天使が俺達と同じ方法を取っていると言う事は、天使も人間なのか?

  いや、ゆりは確信がないと言った。何か引っかかっている点でもあるのだろう

 

 

「では、今回案件は以上と言う事でよろしいですか?」

 

俺が考え込んでいると高松が会議を終わらせようとしていた。

 

が、しかし

 

「あ、ちょっといい?」

 

岩沢が不意に声を上げ、高松の言葉を遮る。

 

「なに?岩沢さん」

 

「突然の事で申し訳ないんだけど、アタシ、しばらくガルデモから抜けさせてもらうから」

 

『…………………………』

 

本部内の誰もが驚きすぎて声を出せなかった。

 

「え、どうした?みんな口開けたまま黙り込んで」

 

「いやいやいや、お前の発言のせいだよ!何を考えて抜けるなんて言ったんだよ!」

 

「そうよ岩沢さん!急にどうしたの!?」

 

俺とゆりが同時に岩沢にツッコミを入れるが岩沢は何のことかよく分かっていない顔をしている。

 

「…とにかく、なんで急に抜けるなんて言い出したんだ?理由を教えてくれ」

 

「理由?アタシはただ、自分の曲を作りたいだけだよ」

 

「それならこれまで通り、ガルデモで作ればいいじゃない」

 

ゆりの言葉に岩沢は首を振った。

 

「多分今のままじゃ、本当に歌いたい曲なんて作れないと思う

 だから一度一人になって考える時間が欲しいと思ったんだ」

 

岩沢はアコギを構えこちらを向き話を続ける。

 

「ガルデモメンバーの了解も得てるし、問題はないと思うんだけど」

 

岩沢のその一言を口にした瞬間、ゆりがキレた。

 

「問題大有りよ!抜けたボーカルの枠はどうするのよ!」

 

ついに岩沢とゆりが口喧嘩を始めてしまった。

 

「おいどうすんだよコレ、てか最初のシリアスな空気はどこ行ったんだよ」

 

日向のいう事もごもっともである。

俺も今まで、天使は実は人間だったのではという考え事をしていた事を忘れていたぐらいだ。

 

――――って、天使がどうとかは今はどうでもいい。目の前で行われている喧嘩をどうにかするのが先決だな。

  さて、どうしたものか

  岩沢は自分探し?の為にガルデモを抜けると言っている。

  それに対しゆりはガルデモを抜けられると困ると、これをどうにかするには

 

「なぁ、新しくボーカルを募集するのはどうだろうか」

 

俺が考え付いた結果はメンバーの募集だった。

これが確実で定番の策だと思う

 

「今からメンバー募集してもロクな奴が来ないんじゃないの?」

 

ゆりはこう言うってはいるが、俺も当てがないわけじゃない

むしろあるからこそこの提案ができる。

 

「ちょっと当てがあるんだ、だから一応結果が分かるまでこの話は保留って事でだろ?」

 

「ん~~」

 

ゆりはしばらく考え、とりあえず了承してくれた。

あとは俺が心当たりに話をするだけだ

 

――――さぁて、今後のガルデモはどうなることやら





はい、今月ももう終わってしまうから突貫執筆となってしまいました。

燕「書く時間はあっただろうに…」

入「そうですね。今月は休日も多かったですし」

本当に申し訳ありませんでした。

燕「まぁ部屋の模様替えとかに時間差いてたらこうなるわな」

ちょくちょく書こうとは思ってたんですけど、部屋の片付けや車のタイヤ交換やらで忙しかったもので

燕「はぁ、それで今月投稿できなかったらどうする気だったんだ」

申し訳ありませんとしか言えません

入「まぁまぁリアル事情の話はその辺にして、次回は原作第四話に入るんですよね」

燕「ユイも登場するからな、それにしても球技大会か、ちょっと面倒だな」

入「駄目ですよ月斑先輩、球技大会の応援頑張りますね」

燕「入江は不参加だから良いよな」

不参加の代わりはちゃんと用意してありますけどね

入「え!?私何かさせられるんですか?」

ふっふっふ

燕「変な笑い声出してないでそろそろ締めるぞ」

入「う~、仕方がないです。それでは皆さま」

『また次回もお楽しみに~』

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