「最近働き詰めだから、今日は休んでいいよ」
何時もの様にガルデモが練習している空き教室まで来たのだが
教室に入ると同時にそんなことを言われてしまった。
「え?今日仕事なし?」
「そ、アンタは何時も頑張りすぎなんだよ。いくら死なない世界だからって、倒れない訳じゃないんだから休め」
岩沢の発言に続きひさ子も、燕に休めと言ってきた。
「いや、俺なら別に大丈夫だ。確か飲み物がなかったよな、今から取って――」
『いいから休め!』
「……はい」
岩沢とひさ子に押し切られ、今日一日休むことになってしまった。
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「はぁ~、暇だ。急に休めと言われてもなぁ。そういやそろそろ出来上がってる頃だろうし、オールドギルドへ向かってみるか」
教室を追い出されてしまった燕はチャーに頼んでおいた太刀を取りに、オールドギルドへ向かうことにした。
「お、月斑じゃんか、今日は走り回らなくていいのか?」
「日向か、今日は休めと押し切られてな」
「いっつも走り回ってるからな、ちょうど良いんじゃねぇか?」
「お前もそういうのかよ」
日向の言葉に燕はそんなに働き詰めだったのかと再度考えさせられることになる。
「俺は無理なんてしてないぜ?」
「お前はそうでも周りから見たら無理してるように見えんだよ」
「そういうもんか」
「そうだよ。ところでこれからどうするつもりだったんだ?」
その言葉で燕はオールドギルドへ向かおうとしていたことを思い出した。
「俺はこれからオールドギルドに行って武器を貰ってこようと思ってたところだ」
「武器?お前の武器はちゃんとそこにあるだろ、それに新しい銃ならゆりっぺに言えばすぐにもらえるぞ」
すぐにとは言うが、実際は武器庫にある武器しか貰えない事は燕も知っている。
それにガルデモの仕事ついでに武器庫に立ち寄った事があるが、その中に近接武器は置いてなかった。
「いや、俺が欲しいのは銃じゃなくて剣だからな」
「剣!?お前銃はどうするんだよ!」
「俺の銃の腕は知ってるだろ。…そうだな、あの空き缶狙ってやろうか」
燕はそういうと、ホルスターから銃を取り出し空き缶を狙って撃つ
が、しかし
「……なぁ、あの空き缶狙ったんだよな」
「……あぁ」
燕の撃った弾は空き缶から大きく外れ
「ならなんで何メートルも離れてる外灯にあたるんだよ」
外灯の天辺部分を打ち抜いていた。
「……さぁな、正直自分でもここまで外れるとは思わなかった」
空き缶から外灯の距離は右方向に約八mといったところか
「分かったろ、俺に銃は向かない。一応持ってはおくけどな」
「それで剣を貰いに行くのか」
「この間の降下作戦の時にチャーに頼んでおいたからな、そろそろ出来上がってると思うんだ」
「そうか、そういう事なら俺も行くぜ。ちょうど暇してたんだ」
日向が燕に同行しオールドギルドへ向かうことになった。
久しぶりのオリジナル展開です!
燕「久しぶりの投稿でもあるけどな」
すみません、ホントなら一日に投稿予定だったんですが、ちょっと疲れてまして
燕「何やってたんだよ」
ちょっと東京まで、ボーダーブレイクのイベントに行ってきましたww
入「…そんなに行きたかったんですか?」
王座決定戦の当日枠予選参加のために行ったんですけど、抽選で落ちたんですよね
でもま、もみーさんのサイン貰えましたし、行ったかいはありましたね
燕「それは良かったな。ところで今回のゲストの日向が何一つ喋れてないんだが」
日「月斑が振ってくれて助かったぜ、ここまま喋れないのかと思った」
入「といっても今回のあとがきコーナーはここでおしまいなんですけどね」
日「はぁ!?今回の話なにも触れてないのにいいのかよ」
燕「どうでもいい話だったな」
すみません
入「ではそろそろこの辺で」
『また次回もお楽しみに~』
日「ちょっと俺まだしゃべりたりねぇ!」
*次回も引き続き日向がゲストで来ます。