東方吸狼記   作:ケミカル08

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暗殺教室が気にいった。

相変わらずの文章構成となります。



幻想の狼

 

銀狼が本気になってしまい射命丸がおとりになろうとするが、銀狼の標的は自分を切って来た白狼天狗だった

 

2つのナイフに妖力を纏わせ、移動する時よりも早く切りかかった

 

白狼天狗の方も今までの経験を活かし、攻撃を受け流すが銀狼のスピードについて行くのがやっとだった

 

そして疲れてきたのか銀狼の動きが鈍って来た

 

それをチャンスに変えるかのように他の白狼天狗達や椛も参加して、銀狼を囲んだ

 

あきらめて投降しろと言ったが、諦める気はないように見えていた

 

射命丸は大天狗のところに報告をするため急いで飛んで行った

 

囲まれている銀狼はポケットからスペルカードを出して宣言した「ス…ペル…宣言《無双残像 トランザム》ハァハァ」キュィィィィィィィィィンン

 

銀狼が紅い光を纏い、体からは細かい粒が出てくる

 

そして白狼天狗に切りかかる時、残像を残しながら敵の武器である刀を折って行った

 

なんで白狼天狗を切らないのかという質問の答えは…多少のコントロールが効いているからだ

 

ようやく本性の9割はコントロールできる状態になった。

 

が、しゃべりながら感情、本性のコントロール、思考ができないと完全にコントロールができたとは言えない

 

今のところ本性のコントロールは確実にできているので、後は残ったやつをコントロールできれば銀狼と呼べる強さになる

 

白狼天狗達もこのまま黙ってみてるだけじゃなく、他の仲間と戦っている間に銀狼に剣を刺そうとする

 

それから約1分が経過したが、白狼天狗達は守ることに専念して銀狼の疲労を待っていた

 

太一は疲労感がすでに出ており、体への負担がかかっている

 

降参すれば今は殺さないでおくと言われているが、それが信用できることかと思っているためナイフを構える

 

妖力が切れたのかダガーにしていたナイフが拾ったナイフに戻った

 

若干の霊力があるので何とか立っていられるが、白狼天狗達は銀狼の限界が近いと思っていたので一気に畳みかけることにした

 

そこに、射命丸がすごいスピードで飛んできたのだ

 

なんの用ですかと射命丸に1人の白狼天狗が聞いてみた

 

射命丸は「大天狗様がここに居る銀狼を連れて来てくれと言われているので、殺さずにネットガンの使用を許可します。」と白狼地上部隊に大声で言った

 

地上部隊の一人がネットの入っているバズーカみたいな武器の引き金を引くと、ネットが発射された

 

普通なら軽々避けられるが、体力の低下やギリギリまで妖力や霊力を使っているため避けられなかった

 

ネットに引っ掛かると身動きが取れなくなり、白狼天狗に拘束された

 

大人しく拘束された後、太一の意識が遠くなっていった

 

~???~

 

太一はまた見知らぬ場所に着いてしまった

 

見渡してみると、白い物が浮いていたり鎌を持つ者が白いものを船に乗せ川を横断してたり、でも太一が一番気になったのは花が咲いていることなのだが、咲いている花が彼岸花だった

 

そして、その近くの岩で説教されている者が居たのだが、その2人に驚きを隠せなかった

 

そこに居たのは…四季映姫と小町だったのだ

 

四季映姫は白い空間内でしか見たことが無かったのでこの川の近くに居たのでちょっと驚いた

 

小町は相変わらずな性格だと思って観察してると四季映姫がこちらの気配に気づいたのか顔がこちらに向いた

 

いつも会っている時と違い、確実に威圧感が増していると感じた

 

四季映姫は誰かに見られているようなと思ったが気のせいだと思って小町の説教を続けようとしたが、先ほど向いた場所から粒子ほどの粒が光りながら出てきて消えた

 

四季映姫は意識が無かった者の魂が現世に帰るのを見て何かと気に喰わないようで、さっさと小町に運ばせるべきだと思ったとか

 

~幻想郷 妖怪の山 射命丸の家~

 

起きていると安定の見知らぬ天井…周りが多少散らかっているのを見ると永遠亭とかではないな

 

と辺りを見回すと、目の前に白い紙1枚が落ちていた

 

察してみると怖いことになるので察したくないが、この白い紙は恐らく死んだ人の顔に掛ける物だと思った

 

「いやいや、まさかそんなことは…」と独り言を言っていると射命丸の声が聞こえてきた

 

他に2人居ると足音で推測し、一応起きたままでいようと考えて新スぺカの名前と内容を考えた

 

ガラッ、と音を立てて射命丸と椛は確認できたが…あともう1人居ない…

 

推測が間違っていると思ったが足音はするので近くに誰かが居ると思い、足音のする方に隠し持っていたナイフを素早く投げてみた

 

すると「ひゅい!?」と吃驚(びっくり)したような腰が抜けるような声が聞こえたような気がしてきた

 

そして声のする方向にはにとりが居て、太一は「どうしたらそこにいることができるんだよ!」と大声でツッコミをかました

 

にとりは動揺せずに「これは光学迷彩アーマーだよ」と名前を教えてから軽く説明した

 

太一は「河童の技術は幻想郷で1番なのか…」と多少の関心を持ち、にとりに「ちょっと作ってもらいたい物があるんだけど…」と言ってみる

 

にとりは「これでも商売だから」と言って外の技術か代金を支払うか決めてくれと言ったので「作る物を先に言わせてくれないか。」とにとりに言った

 

「何を作ればいいんだい?」とワクワクした顔で聞いてきたので射命丸と椛に聞こえないようににとりの耳元で静かに言った

 

すると、にとりから「そ、それは何かの間違いでしょ…」と少し引いたように言うが「真面目に言っているんですがダメですか?」と聞いてみると支払額が結構掛かるけど…と言ってきた

 

支払額は現在の価格に直すと億は超えるらしいが…

 

~???~

 

ここは???、幻想郷の地上部分に隕石を落とす計画の準備が始まっている状態だが、この計画では???姉妹は関わっていないとか

 

つまり、他の???に住むものが起こしているとか…

 

???の技術が発展してるのは全体の1割のみで9割は何も変わっていない

 

数週間後には地上に住む者に悲劇が訪れるらしい

 

つづく

 




次回は出来上がり次第となります。

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