2015/05/28
修正完了
不幸…なのか?
スキマから紫が出てきた
初春はスキマの中にあるギョロギョロ動く目を見て、多少の恐怖を感じていた
「あら、どうかしたのかしら?」
「い、いえ…別に。」
「それならいいんだけど、(チョイと、チョイチョイ)でうちの太一とフランと魔理沙が何かしましたか?」
「大丈夫…ですけど。(そういえば、何かあったような。気のせいなのか。)」
「それなら良いわよ。ではまた。」
ヒュースポーン
「そう言えば、何かあったような。」
「で、話ってのは?」
「忘れたからもういいです。」
その後、魔理沙と佐天が入ってきて、軽く会話をしたが、男子だからなのか会話に混ざりにくかった
妖怪になっても回復力が人間並みだが耐久力は上がっていた
それの影響で重傷を避けたのは不幸中の幸いだと医師から聞いた
ま、早めに退院できそうだし退院したら
そんなことを考えているとまたスキマの割れ目が出てきてスキマから安定のBB、紫が出てきた
「また、ババアなんて思っていたでしょ。」
「んで、何の用だ?」
「今回のレベル5殺害作戦及び本性コントロール作戦は失敗よ。」
「つまり、帰れないわけか。」
「誰もそんなことは言ってないわよ。」
「?どういうことだ?」
「確かにあなたはレベル5を殺害…倒すことはできなかったでしょうが、もう一つの達成条件である本性のコントロールは出来ているから合格よ。ただし、まだ完全にコントロールできてないようだから帰っても修業を続けるというのなら変える準備をしておいてね。フランと魔理沙にも伝えておくわよ。5日後に迎えに行くわ。」
「それまでに準備をしろと?」
「ええ、そうよ。質問はあるかしら?」
「特にないよ。」
スキマを開いて紫は中に入って行った
スキマが閉じてから寝転んでこれからのことを考えた
「(ノルマが達成できたけど、達成感が無いな。どうしてだろうか。あれ?なんだか眠く…。)」
zzz
結局、寝ました
翌日…
退院できました
紫がスキマで回復力をいじったようです。なんでそんなことをやったのは謎。
~向日葵畑~
「で、あんたがなんでこんなところにいるのかしら?」
「あなたに頼みたいことがあるのよ。」
「何かしら?」
「数日後に妖怪をここに呼ぶから、弾幕ごっこで勝ちなさい。」
「いやよ、私にメリットなんてないし、第一に命令するってことはそれなりの報酬があるってことよね?」
「あら?欲しいなら上げるわよ。」
「勝ったら何がもらえるのかしら?」
「相手になった妖怪を好きにしていいわ。」
「面白いわね。考えておくわ。」
「良いわよ。弾幕ごっこを始めたら契約成立よ。」
~学生寮~
「ふぅ、やっと家に帰れた。」
家に入ってから帰る準備を始めた
持って帰れるものはすべて持って帰るので教科書等も持って帰る
紙コップ、割りばしも一応持って帰る
紫から借りた携帯端末は紫に返す…
整理を続けていくと、いつの間にか終わっていた
20分程度で片付いてしまった
ゴミは妖力にできるようになってしまったため、今では妖力に変換している
失敗して灰になることの方が多い
「はぁ、今回も失敗か…。」
成功してもほんの少ししか回復しない
コスパが悪いが、しょうがない
「さてと、何か面白そうなことは無いかな?」
太一がベランダに出て辺りをキョロキョロ見回すと、窓のないビルが遠い場所にあるのを見つけた
「そう言えば、あのビルは何だろうか。」
そのビルからは禍々しいオーラを感じ取ることができ、同時に何があるのかというワクワク感が太一を支配してしまった
「(吸血鬼になって壊してみるか。)」
スッ《月符 フルムーン》
青空広がる世界が、満月の出る
「能力を使ってロックオン!(破壊する。)」
ドドッカカカーンン
爆発は起きたものの、まったく傷一つ付かなかった
「あれ?おかしいな、確かに壊したはず。」
同じ威力で別のビルに標準を向けると、木端微塵に吹き飛んだ
なぜあのビルだけが…と思った
「とりあえず壊しちまったビルまで行ってみるか。」
《月符 フルムーン》、吸血鬼化を解除して壊したビルの下へ行ってみた
~壊したビルの近く~
ざわざわがやがや
駆けつけてみると予想以上に人が集まり、ジャッジメントがどうしてこのようなことが起きたかを調べていた
「どうしてこのようなことが起きたんでしょうか。」
「わからないわ。けれど、こんなことをする奴は許さないですの。」
他にもフランや魔理沙が怖がっていたり御坂が黒子にお願いされて犯人捜しの手伝いをちょこっとやっていたり
「ふーん。すごいことになているな(いろんな意味で)。」
「お兄ちゃん!」
「その呼び方はもうやめてくれ。心にグサッと来ているから。で、なんだ?」
「いや、ちょっとね。」
「甘えたりないんだと思うぜ。」
「お前もいたのか。〈っていうか俺はフランの兄じゃないけど。〉」ヒソヒソ
「〈ここに居る間はお前が兄という設定のはずだぜ。〉」ヒソヒソ
「〈俺的に帰ってもそのまま呼びそうだから困っているんだよ。〉」ヒソヒソ
「〈いいんじゃないか?〉それで、今回の爆発は何で起きたんだろうな。」
「(魔理沙もここの学生みたいになっているじゃん。)サア、ナンデオキタンデショウネー。」
「なんで片言なんだ?」
「キニスルナー。」
「まあ、良いぜ。」
この事件は犯人がわからず、ジャッジメントでも起きた理由などがわからないため、迷宮入りの手前まで来たとか
~帰る日~
フランと魔理沙は初春たちに会いに行った
太一はお土産になりそうなものを買おうと街を歩いていた
「土産になる物無いかなー。霊夢は食い物を要求してきそうだし。」
「お!?これは!!」
~13時?分~
土産などは自分のスキマに入れた
「じゃあ、太一は先に帰っててね。」シューン
スキマが縦に開いた
「はいはい。」スッ
「って、竪穴かよー。」
シューン
「あれ?太一はどこに行ったんだぜ?」
「先に帰ったわよ。」
「そうか。じゃあフラン、行こうか。」
「うん。魔理沙。」
魔理沙、フラン、紫は無事に幻想郷の紅魔館に到着した
~幻想郷 向日葵畑上空~
「不幸だ。寄りにもよって空かよ。」
下には何があるのかと確認してみると向日葵畑があった
「俺死んでいるけどもう一回死んだのか?」
ドゥゥゥーーン
「!?」
気づいたときには遅かった
つづく
次回は次の金曜日を目標にしています。
楽しみに!