東方吸狼記   作:ケミカル08

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どういう感じで一方通行戦が終わるのか

ついでに最初にやられるのはあの人です。



とある世界の幻想住人「戦いの終わり」

 

「(な、何が起こりやがったんだァ?確かに俺はガキを弾き返したが、なんでこのツンツン頭の三下に殴られテンだァ?)」

 

「(何で驚いたような顔をしてるんだ?ま、良いか。)」

 

「ケヘッ、ベクトルの壁を解除しちまったかなァ?」

 

「もう一度殴ってやる!」

 

「もう1度なんてないんだよォ、三下ァ!」

 

パキィーン……ドガッ

 

「グフッ」

 

「何が無いだって?」

 

「お前みたいなレベル0のお子様に殴られるなんてこたァ、楽しみが増えたぜェ。」

 

「楽しみ?」

 

「ああ、本来俺はレベルシフトなんたらっていうのをやっていたが、そんなのは全くつまらなかったんだ。お前らが戦ってくれているから殺し甲斐があるってもんだよ。」

 

「殺す…だと?」

 

「すでにお前の仲間だと思う奴も死んでいる。仲間のところに連れて行ってやるよォ。」

 

「(俺の知っている人で、あのく位の身長といえば……太一しかいない!?)」

 

「ハァハァ、…勝手に……殺すな…よ。」

 

「あアン?生きていたのか。次で仕留めてやるォ、三下ァ。」

 

「仕留められるなら仕留めろよ!!」

 

太一はこそこそと6割のEXAMと命名した本性を出したのだが、7割に到達すると吐血してぶっ倒れそうになったから6割で押さえている

 

ここら辺の本性の操作はできるが、使うときのコントロールは操作できない

 

実戦で慣れるしか方法がなかった

 

死ぬ直前だからか、片言にならずに喋れていた

 

「武器が折れち…まった、から…俺も拳で…頑張って……やる。」

 

「無茶はするなよ。」

 

「ここで…ハァ、無茶しな…かったら、……どこで…、無茶しろって…ゼェゼェ…いうんだ?ハァハァ。」

 

「取り合えず、しゃべるな!」

 

「おやおや?もしかして仲間割れですかァ?」

 

ドガッ

 

一体何が起きたというのだろうか

 

一方通行(アクセラレータ)と上条の視界から、白銀の狼(太一)が消え、いつの間にか一方通行(アクセラレータ)を殴っていたのだ

 

さすがの上条と一方通行(アクセラレータ)も驚き、棒立ちしていた

 

そして、一方通行(アクセラレータ)が怒りの一声?を発した

 

「どいつもコイツもォ、三下のくせしてよォ。」

 

「三下って……お前は言って……イルが、俺のホウが…強い。」

 

「まァ、良い。これから存分に楽しませてもらうからなァ、三下ァ!!」

 

一方通行(アクセラレータ)は考えに考え抜いて一つの結論をだし、実行に移した

 

一方通行(アクセラレータ)は足元に転がっていたバラスト(線路に敷いてある石)を蹴り始めた

 

すごい速さで、標的の上条に飛んで行った

 

「おわ、ととと。」

 

「(コイツァ良いや、対策ができるようになったじゃン俺。)ほうらよォ!!」

 

ガンガンガガン

 

さらにレールを太一と上条に飛ばした

 

~博麗神社~

 

「紫~、あの後太一の場所がつかめないってどういうことよー。」

 

「魔理沙とフランの居場所ならつかめるのにねえ。」

 

「この大きい四角い箱の近くにはいないの?」

 

「一応見てみるわ。」

 

~貨物駅~

 

一方通行(アクセラレータ)がコンテナの中身の小麦が舞っていた

 

「三下ァ、粉塵爆発って知ってるかァ?」

 

上条はそれに気づき早めに逃げたが、太一はわからないまま棒立ちしていた

 

「オラァ、よっ!」

 

一方通行(アクセラレータ)がコンテナを殴り飛ばし、別のコンテナに当てた

 

~博麗神社~

 

「居たわ。貨物駅のようね。」

 

「カモツエキって何よ紫?」

 

「!?」

 

「どうしたのよ紫、あと中に舞っているこの白い粉は何?」

 

「あれは小麦粉よ。そしてあそこに居る白い髪の毛の人間がやろうとしているのは粉塵爆発よ。」

 

「フンジンバクハツ?何それ?」

 

「ある一定の濃度の可燃性の粉塵が大気などの気体中に浮遊した状態で、火花などにより引火して爆発を起こす現象のことよ。」

 

「ふーん。説明されてもわからないわね。」

 

「破壊力は…博麗神社が簡単に吹き飛ぶくらいよ。」

 

「怖っ!?」

 

「そこまでは無いとしても、ダメージは大きいわ。」

 

~貨物駅~

 

粉塵爆発後…

 

1人の妖怪は意識を失いそうだった

 

妖怪の影響で1%~3%のみだが、ダメージの耐性が付いていたため頭から血が多く流れたりした以外は変わったことはなかった

 

「うぅ、イテッ。」

 

「お、お前!?」

 

「お前人間じゃねぇーんじゃねェかァ。」

 

「そう…かもな。俺、人間じゃ…ない……かもな。」

 

「おッもしれェ、殺し甲斐があるぜェ。」

 

「(あれ?意識が曖昧に…。)」ドサッ

 

「あァ、こいつ死んじまったんじゃねーかァ?」

 

「…」

 

「ま、良いかァ。次はオメーの番だァ、三下ァ!」

 

~???~

 

「(ここ、どこだ?真っ白い空間。久しぶりに来たような。)」

 

「(ここは、あなたの死後の世界ですよ。)」

 

「(お、お前は四k)」

 

「(年上の人や妖怪には敬語で話しなさい!)」

 

「(四季映姫か。)」

 

「(まあ、良いでしょう。あなたは気を失っているので死んではいません。じきに起きるでしょう。)」

 

「(そういえば一方通行(アクセラレータ)と上条はどうなってんだ?)」ゴン

 

「(敬語で発音してください。ツンツン頭の人が白髪頭の人を殴って終わりましたよ。)」

 

「(教えてくれてあんがとさん。それより、俺は幻想郷に帰れるのかな?)」

 

「(それは紫に聞かなければわかりません。ですが、能力を多少コントロールできたので1%は確率あるんじゃないですか。)」

 

「(1%ねぇ。)」

 

「(今あなたにできる善行は、頑張ったことを信じて前に進むことです。)」

 

「(前に進むねぇ。)」

 

「(そろそろ起きる時間ですよ。)」

 

「(起きる?)」

 

ガバッ

 

少年は勢いよく起き、どこにいるのかを顔を左右に振りながら確認した

 

病院だった

 

カーテンからは多少の光が漏れて少年の顔にまぶしくない光が当たった

 

左側をよく見ると、フランがベットに寄りかかって寝てた

 

そして、その直後にドアの開く音がした

 

入ってきたのは魔理沙、初春、佐天が入って来た

 

「あ、起きたんですね。」

 

「あー、今さっきな。で、俺が寝てた時間は?」

 

「4日だぜ。」

 

「魔理沙さん。そんな元気に言ったら不謹慎ですよ。」

 

「俺の辞書に不謹慎なんて無いから。」

 

「それより、太一君。話があるのですが。佐天さんと魔理沙さんは外へ出ててください。」

 

「良いわよ。」

 

「わかったぜ。」

 

ガチャ、バタン

 

魔理沙と佐天が廊下へ出ると話が始まった

 

「で、話ってのは?」

 

「あなたが張り紙の狼ですよね。」

 

「なんだ、そんなことか。でその証拠は?」

 

「証拠も何も、太一君の頭についているその耳を見ればわかります。」

 

「え、ま、まさか。」スッ

 

太一は両手で頭を触ってみた

 

すると、手にぴょこぴょこ動く物があった

 

「ゲッ、なんだこれ。」

 

「犬のような耳が付いていてその反応をするということはやはり、太一君は張り紙の狼ね。」

 

「(尻尾も生えてるじゃねえか。)」

 

「太一君を危険物所持等の疑いで拘束します。」

 

「…ハァ、拘束ゥ?一方通行(アクセラレータ)の相手の次はジャッジメントを敵にするのか。面倒だな。」

 

「じょじょじょ、冗談はよしてください。レベル0の太一君が相手しても敵わないじゃないですか。」

 

「あのな、この姿だと能力は使えるんだよ。使っても使わなくても負けたけどな。」

 

「ちなみにその能力は?」

 

「教えるかよ。」

 

「ま、良いでしょう。」

 

スッ

 

初春の顔の前に炎の剣が向けられた

 

太一が持っているわけではない

 

よく見てみると、寝ているはずのフランの手に握られていた

 

「まだ、拘束しようとするの?」

 

「フラン。これは俺の問題だ。」

 

「お兄ちゃんも1人で抱え込めようとしないでよ。」

 

シューン

 

突然スキマが開く音がした

 

3人は音のなった方を見た

 

すると、中からBB…紫が出てきたのであった

 

つづく

 





むちゃくちゃな終わり方かと思います。

次回は卒業テストの影響で来週の金曜日に投稿できるかはわかりません。

出る限り金曜日に投稿しますので、お読みください。

次回はクロスオーバー編最終回(多分)かな?

お楽しみに!

追記

クロスオーバーの次は…考えているんですが、すごいことになりそうで怖い

というか、粉塵爆発くらって1次的に気絶しない主人公の身体能力が怖い

以上

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