東方吸狼記   作:ケミカル08

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タイトル通りです。



とある世界の幻想住人「トラブル」

 

上条は寮に戻ったが、太一は何をしてたのかというと…

 

白髪男をバイクのヘルメットの形をしたケンプファーのメインカメラのようなプラスチック装甲、ケンプファーのようなプラスチック装甲をつけて探していたため、アンチスキルやジャッジメントに追われていた

 

「なんでこんな目に合わなきゃいけないんだよ。」

 

「そこにいる生徒に告ぐ。君はすでに包囲されているからおとなしく出てきなさい!」

 

「(さてと、あまり暴れたくは無いが、シュツルムの準備でもしておこう。)」

 

「ジャッジメントですの。銃刀法違反で拘束します。」

 

「チッ、またテメーかよ。」

 

「あら?抵抗しますの?」

 

「して欲しいならしてやるよ。」

 

太一はケンプファーを全速力で動かし、隠れていた裏路地を抜けた

 

だが、白井黒子はレベル4である

 

普通に逃げさせてはくれないことくらいわかっていた

 

案の定、太一の前にテレポートしてきた

 

「逃がさないですの。」

 

「これでもくらえ!」バシュッ

 

「そんな攻撃!効かないですの。」

 

「チッ、さすがにかわすか。」

 

「いい加減諦めてくださいます?あなたのような方と戦うのは面倒ですの。」

 

「それは却下するよ。ま、強行するなら本気を出すぜ。」

 

「良いですの。」ピッ

 

「(ん?電話か…誰にだよ。)」

 

「あ、もしもし。お姉さま、今どこにいるでしょうか?」

 

「あれ?こいつに姉なんていたっけ?ってか、嫌な予感が。」

 

「じゃあ、お願いしますの。」

 

「スッゲー嫌な予感がしたんだが、気のせいか?」

 

「気のせいじゃないと思いますの。あきらめて投降するですの。」

 

「それはできないんでね。」

 

「そうですか。なら力づくで。」

 

「なら逃げる。」

 

太一は全速力で逃げられる限り逃げた

 

黒子は仮にも人間なので、いつかは必ず疲れる

 

それを狙っていた

 

そして、とある公園に着いた

 

「まだ追ってくるのかよ。」

 

「前方不注意ですの。」

 

「はぁ、何言ってるんだ?お前は。」

 

「ねえ、超電磁砲って知ってる?」

 

「知ってるも何も、死ぬ前に何度もくらった……え!?」

 

「こういうことよ。」ドシュン

 

「ヤベッ、このままじゃ致命傷に……。」

 

ドーーーン

 

御坂と黒子と初春に佐天、魔理沙とフランはやっつけたかと思ったが

 

煙の中から人影が見えた

 

しかも尻尾に耳まで着いた人影が

 

「ふぅ、やれやれ。危うく死ぬところだった。」

 

「「「「「「え!?」」」」」」

 

「やっぱり、死ぬ前に受けたやつより火力が小さいな。」

 

「お前は何者だ!」

 

「何者か?何物でしょうね。強いて言うなら銀狼と言うべきでしょうか。」

 

「(やっぱ太一か。それにしてもあの超電磁砲をまともに受けたはずなのによく立っていられるぜ。)」

 

「(お兄ちゃん死ぬ前にあれよりすごいのを受けたのね。今度話をしてもらおうっと。)」

 

「魔理沙、マスター何とかっていうの撃って。」

 

「良いのか?」

 

「強硬手段ですの。許可しますわ。」

 

「なら、行くぜ《魔砲 マスタースパーク》」

 

ドゥゥゥゥゥン

 

太いレーザーがミニ八卦炉から飛び出て来た

 

太一は小太刀を振り回しながらどこぞやのピクシーみたいに素早く避けた

 

「今度はこっちの番だ《神刀 エクスカリバー「二刀流」》。」

 

太一は小太刀をしまうと、腰に生成させたエクスカリバーを2刀同時に抜いた

 

イメージするならインパルスガンダムのソードシルエットの剣と思ってください

 

そして、銀狼専用のスペルカードだ

 

「さてと、切れ具合は…、空気を切る程度か。」

 

「兎に角、あなたを拘束します。おとなしくしていただかないと、もう一回超電磁砲を撃ちますよ。」

 

「ああ、あのうちの知り合いの超電磁砲より威力の低い超電磁砲か、何発でも受けてやるぞ。全然痛くないし。」

 

「煽るだけ煽っているんじゃないわよ!」

 

「ふぅ…コワイコワイ。とりあえず休戦しないか?」

 

「休戦って…、誰のせいでこうなったとお思いですの!」

 

「お前らも同罪だろ、超電磁砲とテレポート野郎はな。」

 

「同罪の意味間違ってんじゃないの?」

 

「俺はある人物を探しているからあまり力を出したくないんだよ。」

 

「で、誰ですの?その人物は。」

 

「言いたくないんだが、まあ良いだろう。名前がわからないから特徴だけ言っておこう。」

 

太一はすべての特徴を言うと、黒子達が驚いていた

 

「ま、そういうわけだから《コピー 咲夜の時間》時よ止まれ!」

 

時が止まり、すぐさま自分の寮へと戻った

 

戻ってから時間を動かし、みんなの前では消えたかのように見せた

 

ある2人は種がわかっているが

 

最後の宿題を片づけようとしたとき、携帯電話が鳴った

 

相手は初春からだった

 

用件を聞いてみると、銀色の毛の狼みたいな人間を見てないかということだった

 

俺は見てないよと言ったが、向こうは本当にですか?と、聞いてきた

 

自分のことに嘘をついてるような罪悪感が湧いたが、そんなことは無視した

 

とりあえず、見てないよと強く言った

 

そして電話切り、宿題をやった

 

~その日の夜~

 

「はぁ、やっと宿題が全部片付いた。暇だし、陰陽玉の手入れでもするか。」

 

スュゥゥゥン

 

いきなり後ろからの妖力で寒気がした

 

というのも、ドアや窓に鍵がかかっているのに妖怪が1人入って来たからだ

 

「ったく、入るなら玄関から入れよ…ばb、紫。」

 

「今、なんて言いかけたのかしら?」

 

「それはそうと、なぜここに来たんだ?」

 

「あなたが目的を忘れてないか確認するためよ。」

 

「むしろ魔理沙とフランのほうが忘れてる気がするんだが。」

 

「まあ、忘れてないなら良いわよ。」

 

「あ、そういえば言いたいことがあったな。」

 

「何かしら?」

 

「お札を10束くらい補充したいんだが。」

 

「良いわよ。」

 

そういうと紫はスキマからお札を10束渡した

 

太一は礼の言葉を一言言い、受け取った

 

「じゃあ、もうすぐ終わらせるから。」

 

「失敗したら、私はあなたを殺すから。」

 

「失敗しても俺はそっちに無理やり戻ってやる。」

 

「面白いことを言うわね。」

 

「ふっ、ってことで帰ってくれないか?」

 

「良いわよ。用も済んだし。」

 

紫がスキマに入っていき、スキマが消える

 

それを見送ると、自分も役目を果たす日を決めようとした

 

日にちを決め、準備に取り掛かるのであった。

 

つづく

 





次の話は明日に投稿予定です。

お楽しみに!

追記:頭〇字Dをバスの中で読んで酔いました。

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