東方吸狼記   作:ケミカル08

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タイトルがこれしか思い浮かばない。


幻想郷からの訪問者

 

太一が喬子の家に戻ると、フランがソファーで横になって寝ていた。

 

太一はとりあえず、スペル効果を解除した。

 

「このスペルカード、防衛用に持っておいた方がいいな。」

 

「あれ?お兄ちゃん。いつ帰ってきたの?」

 

「(呼び方についてはもう諦めよう)いつってさっきだけど。」

 

「ねえねえ、この箱ってどうすると動くの?」

 

「(スルーかい)電源ボタンを押すとつくよ。」

 

「へぇー。この箱の名前は何?」

 

「テレビっていう物で、情報を教えてくれる物だよ。」

 

「ほかには何か無いの?」

 

「確かあいつの部屋にパソコンがあったはずだからちょっと持ってくるから待ってて。」

 

太一は立ち上がると同時に、ちょっとふらつきながら2階に続く階段を3段飛ばしで駆け上がって行った。

 

そして5分後に下に5段飛ばしで降りてきた。

 

「お待たせ。」

 

「遅いー。」

 

「ごめんごめん。パスワードを勘で打ったら顔を写せとか出たから写真でごまかしてたら遅くなった。」

 

「ならいいや。」

 

「(実は起動した後の画面がフランとレミリアが何かしているようなイラストだったから元に戻していた結果だよ。何をやっているんだよあいつは。)」

 

「何をやるの?」

 

「ゲームだよ。ゲーム。アマノジャクか紅魔郷くらいしか持ってないとか言っていたような。」

 

「あまのじゃく?こうま…きょう?」

 

「フランもやるか?俺はチルノか美鈴までしか行けないし第一に作者もEASYでこのレベル。」

 

「フランはいいや。」

 

結局、喬子が来るまでやってたとか。それで怒られたりとか。

 

「なんで人のパソコンを使うかな。」

 

「まあまあ、落ち着こうぜ。」

 

「そんなこと言ってもダメだから。」

 

「なんでさ。」

 

「とりあえずダメ。」

 

結果的にパソコン3日間使用禁止状態に

 

~幻想郷 人里~

 

「ここに新しい寺ができたそうではないか。」

 

「もはや博麗神社に行かなくてもいいわけだ。」

 

「でも、博麗神社に新しい神が来るとか来ないとか。」

 

「どうせ信仰がほしいからだろ。」

 

こういう会話が飛び交っていたとき…

 

「私は、妖怪と人間が共存して生きて行けるような世界を夢見ています。」

 

「なんで共存しようと思うのですか?」

 

「それは、お互いに助け合うことでお互いが仲良くなり、それでお互いが報われるのです。」

 

そういうことで、博麗神社に多少はあった信仰も妙蓮寺の方に行ってしまった。

 

余談 太一はまだ見習いレベルなので信仰がなくても全然平気。というか太陽神は信仰が減っても問題はないはず。余談終了

 

~博麗神社~

 

「はぁ、ついに誰も来なくなったか。」

 

「よう霊夢。相変わらずのガラガラさだな。」

 

「うるさいわよ。」

 

「そう怒るなよ。それより、お前に客が居るぜ。」

 

霊夢が魔理沙の指す方向を向くと、レミリアと咲夜が居た。

 

「霊夢、少しお願いがあるんだけど。」

 

「却下。」

 

「まだ何も言ってないでしょ。」

 

「どうせ、賽銭もくれないのなら却下よ。」

 

「そう言うと思って、依頼料を持ってきたわ。」

 

「なら、いいわよ。」

 

「それならいいのかよ。…そういえばフランは元気か?」

 

「それも含めて話すわ。」

 

レミリアは今まで起きたことなどをすべて話した。

 

霊夢たちも他のことをはした結果、2人は現代に居るということがわかった。

 

「なあ、その魔法陣ってこれか?」

 

魔理沙は魔法陣を地面に書いたが、咲夜が違うと言いだした。

 

魔理沙が書いたやつは、飛ばすことができるが、誰かの近くまでは確率でしか行けない。

 

咲夜が、思い出しながら書いていると、ちょうど動かない大図書館と小悪魔が博麗神社へ来た。

 

「レミィ、この本に乗ってたわよ。」

 

「本当なの?」

 

「ええ。でも、魔法陣の効果が違うのよ。」

 

「効果?」

 

「ええ。この魔法陣は現代に飛ばすが場所を指定できない。もう一つのこれは、指定はできるけど、場所指定はできない。おまけに幻想郷限定。」

 

「つまり、パチュリー様はこの2つの魔法陣をくっつけて魔法陣を作ったのではないかと考えております。」

 

「なるほどぜ。」

 

「できたわ…ってパチュリー様!?」

 

「何ができたのよ。」

 

「妹様が太一様に会いに行くときの魔法陣ですよ。」

 

その魔法陣の書いてある紙をパチュリーに渡すと、

 

パチュリーが驚いた。

 

何と、この魔法陣はさっき説明した魔法陣をフラン風にアレンジしていて、前からあったものではなかった。

 

「レミィ、これはすごいわよ。」

 

「どうしたのパチェ。」

 

「これは、フランのオリジナルよ。これをとりあえず使ってみるわ。」

 

「わかったわ。」

 

「で、誰が行くのよ。」

 

「それを考えていなかった。」

 

「しかもこの魔法陣はフランではなく太一を中心に半径20m以内で設計されているからレミィはダメよ。」

 

「なんでダメなのかしら?」

 

「太一は太陽がないと生きていけない吸血鬼と言えば良いかしら?」

 

「その一言に矛盾が生じたのは私だけか?」

 

「魔理沙だけじゃなくて私もよ。」

 

咲夜がそういうと、霊夢も「私も」と言いだした。

 

「ところで、その魔法陣はいつになったら完成するのかしら?」

 

「あと1分弱よ。」

 

フランが作った魔法陣だが、すぐに作れる代わりに魔力を大量に使い、2人までしか飛ばせないものだった。

 

「結局、レミリアと咲夜が行くことになったのね。」

 

「咲夜、傘の準備は?」

 

「問題ありません。」

 

「ならば行こうか。」

 

「はい、お嬢様。」

 

2人は魔法陣の上に乗り、現代へと飛んで行った。

 

「フフッ、楽しいことになってきたじゃない。」

 

~10分前 現代~

 

ザァザァ

 

「そういえば、今日はお兄ちゃん元気ないね。」

 

「吸血鬼だからだよ。」

 

「じゃあ、学校に行って来るから留守番よろしくね。テレビゲームは使ってもいいわよ。」

 

「パソコn「ダメだからね。」…ハイ。」

 

「行ってきまーす。」

 

「行ってら。」

 

「行ってらっしゃーい。」

 

5分後…

 

「暇ー。」

 

「そういうなよフラン。こっちも暇だから。」

 

「そういえば、テレビゲームがあるって言ってなかった?」

 

「どうせマリ〇カー〇8だろ。」

 

「やろうよ。」

 

「別に良いけど、めんどくさいんだよな。」

 

「うっ(涙目)。」

 

「わかったからその顔やめろ。」

 

「ありがとう。」

 

「(ロリコンっていわれたらどう責任取るんだよ)…。」

 

4分後、設定が完了したからゲームを始める。

 

10分後、ようやく1レースが終わったあたりで、インターホンが鳴っていることに気が付いた。

 

「誰だよ。(ガチャ)誰ですか?」

 

「十六夜咲夜ですが、ちょっと雨宿りさせたくれませんか?」

 

「別に良いが、迷惑をかけるなよ。」

 

「承知しております。」

 

「ドアを開けるからナイフはしまえよ。」

 

ガチャ

 

ドアが開く音と同時に太一が出てきた。

 

「失礼します。妹様はここに居ますか?」

 

「居るよ。でもさぁ、アポくらいとってくれ。こっちが困る。」

 

「(アポって。)なら、中へ入ってもいいでしょうか?」

 

「迷惑かけるなよ。人の物壊したりすることだけはやめろよ。」

 

「フランに対して言えば良いじゃない。」

 

「フランは物を壊さないからな。(ま、あの様子だと俺が居る時のみだろうけどな。)」

 

「そうですか。」

 

「とりあえず、上がりな。」

 

「お嬢様、行きますよ。」

 

「わかってるわよ。」

 

~リビング~

 

リビングではフランがおとなしくして待っていた。

 

「フラン。何か悪いことはしてないでしょうね。」

 

「してないよ…ってなんでお姉さまがここにいるのよ。」

 

「お前を連れ戻したいってさ。帰り方を用意してないのに。」

 

「「あ!?」」

 

「どうした?図星のパターンか?」

 

「ええ。そうよ。」

 

「というわけで、私たちをしばらく泊めてください。」

 

咲夜が丁寧に話て、太一はこう答えた

 

「あいつが帰ってきたらな。」

 

続く





次回は遅くなる見込みです。

理由は簡単自分が受験生であり、夏休みが終わると、テストが待ち構えているからです。

おまけに宿題などを片づけるので3日間は投稿できないと読んでいます。

夏休みが終わっても、ちまちま投稿するので見てください。

また、ここを直した方が良いよというコメントはあれば送ってください。

(絶対あると思っているが。)

次回もお楽しみに。

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