東方吸狼記   作:ケミカル08

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タイトルががが


現代に行く少年と翼

 

太一は人里のすぐ近くまで飛んできた。

 

他に、ルーミアやリグル、ミスティアや大妖精、チルノといった妖怪や妖精が追いかけてきた。

 

「まだ連いてくるのかよ。うっとおしい奴らだな。」

 

「人間を久しぶりに食べたいだけなのだー。」パシュシュシュ

 

ルーミアは言いたいことを言い、弾幕を撃ってきた。

 

「しょうがねえなー。ちょっとだけ付き合ってやるか。」

 

「何をやっても無駄なのだー《月符 ムーンライトレイ》」

 

ルーミアの放った弾幕をかわしていった。

 

「《無双残像「トラ◯ザム」》」

 

いきなり太一の体が光出した。

 

「なんなのよこれは。」

 

「《無双残像「◯イザー◯ステム」》」

 

「何がライザーシステムよ。ショットに比べたらそんなもの。」

 

太一が両方の手で、アロンダイトとレーヴァテインを持った。

 

そして、それをルーミアとミスティアに向けて直線になるように構え、マスタースパーク以上の太さの高エネルギービームを撃った。

 

ミスティアは回避できたが、ルーミアは当たってピチュった。

 

ミスティアは動かずに、その場でショットを撃ちまくった。

 

だが、太一もずっとその体制でいるわけにもいかず、ついに行動に出た。

 

「な!?」

 

何と先ほど撃ったエネルギーのビームを動かしたのだ。

 

流石にそれを見た村人たちや、映姫、小町、慧音、チルノに大妖精、リグルは驚きのあまり、驚いた。

 

ミスティアは腰を抜かして立ち尽くしていた。

 

「降参するわ。」

 

「断る。」

 

「で、ですよねー。」ピチューン

 

ルーミアが5分経ってから生き返り、その10分後にはミスティアも起きた。

 

トランザムライザーは博麗大結界にひどいくらいの傷をつけ、大事な部分までも溶かしていた。

 

~幻想郷のどこか~

 

「大変です。紫様。」

 

「どうしたのよ。」

 

「太一君の封印が解除されていました。」

 

「それは本当なのかしら?」

 

「もう一つありまして、誰の仕業かは不明ですが、博麗大結界を傷つけて大事な部分を溶かしたんです。」

 

「藍。直しに行くわよ。」

 

「はい。」

 

~博麗神社~

 

「おーい。霊夢ー。大変だぜ。」

 

「何よ魔理沙。」

 

「私が飛んでいた時、マスタースパークを超えるエネルギー砲を撃ってきた奴がいるんだぜ、しかも博麗大結界を溶かしていたんだぜ。」

 

霊夢は魔理沙の言っていることが意味不明だった。

 

第一に博麗大決壊はそう簡単には溶けないのである。

 

「魔理沙。あんたは何を言っているの?」

 

「いいからついてこい。」

 

霊夢は面倒くさいから断った。

 

その直後、背中に寒気が走った。

 

「行きましょうか。異変の可能性もあるのよ霊夢。」

 

後ろにいたのは紫だった。

 

霊夢は渋々と行く準備をして、決壊した結界を見に行った。

 

~人里~

 

今は寺子屋で映姫に事情聴取されている。

 

「あなたは私が居てもはいれるかわからない状態なのにどうしてここに来たんですか。」

 

「殺さないだろ村人たちは俺のことを。」

 

「そうとも言い切れません。」

 

「なら、こうするしかないな。《神剣 アロンダイト》」

 

太一は両手でアロンダイトを抜いた。

 

「何をする気ですか。」

 

「こうするのさ。《斬符 スキマ切り》」

 

太一の目の前にスキマを作り、そこに太一は飛び込んだ。

 

飛び込んだ後、スキマは消えてしまった。

 

「いいんですか?映姫様。」

 

「彼がやりたいことをやらせてあげましょう。」

 

「そうだな。」

 

映姫と小町と慧音は寺子屋の外で太陽の方向を向いた。

 

映姫は生きていてくださいと願った。

 

~決壊した博麗大結界~

 

「これね。」

 

「近くで見ると迫力あるぜ。」

 

「紫様。」

 

「ダメージはどれくらい?」

 

「約67%です。」

 

「?なんだこれ。」

 

魔理沙は現場周辺で奇妙なものを見つけた。

 

よく見てみると、溶けたスペルカードだった。

 

「霊夢、大変だぜ。」

 

「どうしたのよ。」

 

「そこに誰かのスペルカードが落ちていたんだぜ。」

 

魔理沙が霊夢に渡すと、霊夢が手掛かりになるということで、そのスペルカードを修復した。

 

「私の勘だけど、このスペルカードの持ち主が犯人ではなさそうね。」

 

「なんでだぜ?」魔理沙が疑問に思った。

 

「理由は簡単よ。このカードは朱雀のものよ。」

 

「なるほどだぜ。」

 

「でも、そいつの話を聞けば犯人の手掛かりをつかめそうね。」

 

霊夢と魔理沙はミスティアの居そうな人里に向かった。

 

~現代~

 

「太一君。今天国で何かやっているのかなぁ。」

 

「私は雨野宮喬子(あまのみや きょうこ)。太一君のガールフレンドです一応。」

 

またオリキャラです。ネタがないわけではないわけでもありません。

 

一応、能力は軽いのがあります。

 

「何を独り言話してるんだ?」

 

「何でもないわよ。」

 

ふぅ、友達の前でまた独り言をしゃべっちゃったわ。

 

「そういえばさー。太一君が死んでからなんか変わったよねー。」

 

「そうかな?」

 

「なんか寂しそうにしているけど。大丈夫?」

 

「だ、大丈夫です。」

 

「まあ、私がいるから悩み事があったら聞いてね。」

 

「うんわかった…わ?」

 

「(ここはどこだ?確か寺子屋でスキマ開いて飛び込んで落ちていったから、ここが現代であっているはず。)お、おーい現代人。ここどこか知らないか?」

 

「なんて言い方なの。ね、喬子。」

 

「・・君…。」

 

「?」

 

「太一君だよね?」

 

「俺か?」

 

「何言ってるのよ喬子。私たちの知っている太一君はもうこの世にいないんだよ。確かに私も太一君にそっくりだと思ったけど、さすがに違うわよ。人違いのはずだよ。」

 

「とりあえず、自己紹介しとこうか。私は雨野宮喬子。そしてこっちが宮野琳子(みやの りんこ)よ。」

 

「俺は、八神太一。一応この世界で1回死んだ者だ。」

 

喬子と琳子は驚いた。名前と姿が一致していたからだ。

 

「ねえ、本当に太一なの?」

 

「ってことはお前は……喬子か?」

 

「そうよ。」

 

「ああ、思い出した。」

 

こうして、とりあえず現代についた太一であった。

 

続く

 




オリキャラが増えました。

次回、特に考えていません。

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