転生とは、簡単に言うと記憶などが存在しない状態での復活という(多分)。
この物語は東方projectの世界に転生したとある少年の物語である。
少年「俺の名は八神太一(やがみ たいち)。どこからどう見ても普通の少年である。(自称)」
少年は今真っ白な世界にいる。無限に続く真っ白という世界に。少年は死ぬ前までの記憶しかなかった。
少年は最後に善行をしようとして死んだらしい。とある駅で、ベビーカーが線路に落ち、少年が子供を駅のホームにいた胡散臭い人に投げ渡し、特急にはねられたという。
少年「早く忘れておこう。こんな過去。」
??「なぜ立派な過去を投げ出そうとするんですか?」
少年「あんた誰?」
??「目上の人に対してその口の利き方は何ですか!」
少年「いやお前のような奴は知らないからな。」
??「おっと、自己紹介がまだでしたね。私は四季映姫・ヤマザナドゥ。閻魔です。」
少年「閻魔様なんているもんだな。」
四季「あなたの名前は?」
太一「八神太一。電車にはねられた嫌われ者だ。」
四季「なぜ自分を嫌われ者と思うのですか?」
太一「自分が持っている生まれつきからの能力のせいだ。」
四季「能力?」
太一「俺は自分が持っている能力のせいで嫌われたものだと思っている。」
四季「あなたの能力はいったい?」
太一「[すべての存在(スペルカード、能力、原子等を含む)を破壊、消滅、創造、再生させる程度
の能力]
四季「そんな能力を持つ者がいたのですか。」
太一「俺にも心残りがあるんだ。」
四季「どんなです?」
太一「数少ない友達2人と家族に値するようなことをしてくれた2人にサヨナラといえないことで
す。」
四季「あなたが生きたいというのなら、あなたは白です。」
太一「え?それってどういう。」
四季「簡単に言えば生き返るということです。」
太一「は?」
四季「今回は特別特典が3つあります。」
太一「なんだ?」
四季「1つ目にあなたを記憶ありで転生させます。」
太一「・・・・・・(いまだに理解できない)。」
四季「2つ目に新しい種族を2つ与えましょう。」
太一「どんなだ?」
四季「吸血鬼なんてどうでしょう。」
太一「よさそうだな。」
四季「2つ目は銀狼というのは。」
太一「銀狼?何それ?」
四季「簡単に言うと、彼らは仲間意識を持ちません(まあ、仲間が少数派ですからね)。」
太一「へー(少数派かな)。」
四季「それで、相当昔に絶滅した種族の末裔ということにしておきましょう(この人はもともと銀狼という種族がついている半人半獣ですがなかったことにしておきましょう)。」
太一「なるほどな。」
四季「最後に、太陽の神は知っているな。」
太一「はい。エジプトではラー、ギリシア神話ではへーリオスのことですね。」
四季「転生させる場所は幻想郷なんだが、そこにいる天照大御神様が、仕事が忙しくて太陽の制御が
面倒くさいと言っていたのであなたを太陽神の見習いにします。」
太一「俺に拒否権は?」
四季「ありません。」
太一「ですよね。」
四季「転生次第では眠ってた能力が解放されるでしょう。」
太一「フーン。」
四季「二つの種族は能力として変えられますが、一度人間に戻ってからもう一つの方になってくださ
いね。」
太一「わかった。」
四季「あなたの第2の人生楽しみなさいよ。」
太一「了解。」
四季「ここをくぐると幻想郷に着く。幻想郷は忘れ去られた者や物が流れつく場所だ。そっちの世界
で非常識なことが幻想郷では常識だ。」
太一「過度に驚くなってことかな?」
四季「まあ、そういううことです。」
こうして俺は幻想郷に転生することになった。
感想待ってるぜ。