バカと弱気な少年と強気な少女   作:HAZAMA

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ゼロス・ワイルダー

Dクラス代表で、ロイド達の兄貴分的存在。無類の女好きで見つけるとすぐナンパする。その度にしいなからシバかれるが懲りる様子はない。例え彼女(美春)がいたとしても。なのに結構モテるからFFF団の粛清対象に明久や雄二以上に高確率で入る。

得意科目:数学
苦手科目:化学
好きな物:女、自由
趣味・特技:ナンパ
将来の目標:特になし
印象に残ってる台詞:愛とは自由だよ(参照:バカとテストと召喚獣ぢゃの1巻の82ページ)

セレス・ワイルダー
ゼロスの妹だが兄の事が大好きなブラコン。普段はゼロスの後をついていってる。体があまり強くないため、運動が苦手。美春とは同じゼロスを想う仲である。

得意科目:古典、数学
苦手科目:保健体育
趣味・特技:兄を想う事
将来の目標:兄と結婚・・・らしい
自分に告白しに来る男子全員からの一言:お兄様以外の人と付き合う気はありません。
もしこの作品に自分がいて兄がいなかったら?:お兄様が出ないのでしたら出る気はありません。



リヒターはここで登場しますが登場のしかたが地味すぎる・・・。
それと、戦闘シーンの表現のしかたが変な感じかもしれませんが、そこはお許しください。他のバカテス二次小説を書いてる方々の文才が羨ましいです!


8話 戦闘シーンって人によって難しく感じるのは気のせいでしょうか?

『木下達が渡り廊下で交戦状態に入ったぞ!』

 

偵察に行った1人が報告に来た。現在前線にいるのは秀吉が隊長を務める先攻部隊で、そことFクラスの間にオレが隊長を務める中堅部隊がいる。明久達は回復試験を受けに行き、ここにはいない。それまでの間オレ達だけで何とか食い止めようという作戦だ。どれ、まずは前線部隊の様子を見てみるか。

 

『戦死者は補習!』

『うわっ、鉄人だ!鬼の補習だけは勘弁してくれ!あれは拷問だ!』

『何を言う。これは立派な教育だ。補習が終わるまでには「趣味は勉強、尊敬する人物は二宮金次郎」という理想的な生徒に仕立て上げてやるから覚悟しろ!』

『う、うわぁぁぁ!!!誰か、助けてくれー!!!』

 

こっち側の生徒だろうか、1人鉄人に補習室へ連れて行かれたようだ。

 

「島田。中堅部隊全員に報告してほしい事がある。」

「何?良い案が思いついたの?」

 

だがそのおかげで作戦が1つ決まった。それは

 

「総員退「意気地なし!」ぶへっ!」

 

言い切っていないのに女の子にグーで殴られた。かなり痛い。下手したらリフィル先生のチョーク投げ以上に痛い。せめて言い切ってからにしてほしかった。

 

「ウチ等の役割は傷ついた前線部隊の点数の補給の間に前線を保つ事でしょう!?その役割を担ったウチ等が逃げたら補給も出来ないでしょ!」

 

島田の言うことは最もである。オレ達はどう動くかで戦いを左右する部隊に属している。なのに補習が怖くて部下より真っ先に逃げるなんてこの部隊の隊長が果たして勤まるのだろうか。

 

「すまん島田。じゃあこう伝えてくれ。「総員突撃」と。」

「了解。それで良いのよ。と言う訳で、総員突撃!前線部隊を守るのよ!」

『『『おぉぉぉ!!!』』』

 

味方の士気は雄二の激励のおかげで最大まで上がっている。個人個人は弱くても数で押せば問題ない。・・・補習が怖いのは変わらないけど。

戦場に全力でダッシュすると、こっちに向かって走ってくる生徒が1人いた。

 

「おぉ、来てくれたんじゃな。ありがたい。」

 

秀吉だ。

 

「大丈夫か?」

「補習は免れたがもうほんの少ししか残っておらぬ。」

 

他の前線部隊にいた一部も戻ってきた。数が少ない=いない人は補習室へ連れて行かれたって事だろう。

 

『前線部隊が後退した!一気に攻めるぞ!』

「すまぬがワシ等が点数を回復してくるからそれまで頼んだぞい。」

「任せとけ!」

「・・・アンタがそれ言うと負けそうな気がするんだけど。」

 

失礼な!オレはス○イムよりかは強いぞ。

 

『あれは中堅部隊か?やっちまえ!』

 

おっと来たか。しかも連れてきたのは化学が担当のリヒター先生。化学は苦手だがそんな事言ってる暇はない。

 

「悪いがここを通すわけには行かねぇな。お前等の相手はオレ達だ!リヒター先生。こいつ等に化学の勝負を申し込みます!」

「・・・カッコイイと思った台詞を言った所で無駄な足掻きにしか見えんが、まあ良い。承認!」

 

毒を吐きながらもリヒター先生は召喚フィールドを出した。

 

「「「試験召喚(サモン)!」」」

 

Fクラス

ロイド・アーヴィング 29点

島田美波 58点

Fクラスモブ×15 平均44点

 

Dクラス

Dクラスモブ×10 平均110点

 

オレ達の喚び声に応え、足元に魔方陣が浮かんだ。そこからオレ達のデフォルメである「召喚獣」が出てきた。島田の武器はサーベルのようだ。オレは憧れていた二刀流だ。

 

『二刀流だと!?』

『無駄にかっけぇ!』

 

おいコラ。無駄にカッコイイとかいった奴後で覚えてろ。という怒りは抑えておいて自慢げに言う。

 

「そうだろそうだろ?オレの憧れなんだぜ。何てったって・・・」

 

そして大きく息を吸って

 

「剣が2本で2倍の強さだからな!」

 

・・・・・・あれ?皆の視線がかなり痛い。敵からだけでなく味方からも・・・。

 

『おい、あいつやって良いのか?』

『そりゃ敵だから・・・いや、ちょっと迷うな。』

『可哀想としか言えない・・・。』

 

同情の目を向けられるからかなり傷ついた。

 

「・・・ふっ。そんな事で二刀流に憧れてたのか?もしそれが本当なら全員二刀流にしているだろ。」

 

リヒター先生にまで鼻で笑われた!畜生!おかげでもう精神がボロボロだ!

 

「「ぷっ。」」

 

後ろからも笑う声が!誰だ!・・・て

 

「敵が目の前にいるのにそれはちょっと恥ずかしいですよ、ロイドさん。」

「相変わらずだね、ロイド。」

 

試験を受け終えたのか、プレセアと明久がいた。

 

「そんなロイドに代わって、吉井明久と」

「プレセア・コンバティール、化学の勝負を・・・申し込みます。」

「「試験召喚(サモン)!」」

 

そんなって言わないで!それ以上傷口に塩を塗りこまないで!

 

ロイド(精神的に可哀想なため)side out

 

明久side

 

Fクラス

吉井明久 125点

プレセア・コンバティール 662点

 

僕達の喚び声に応え、僕等の召喚獣が姿を現した。僕は如何にも弱そうな感じなのか木刀を、プレセアは背丈に似合わない大きさの斧を持っている。片手でだけど実際に力強いから僕は驚かない。

 

『Aクラス並だと!?Fクラスにはそんな奴がいたのか!』

『怯むな!数で押せば勝てる!』

 

そう言うと、今ここにいるDクラス全員が一斉に襲ってきた。僕も木刀を構えて応戦しようとするが

 

「明久さんが手を下すまでもありません。裂旋斧!」

『『『ぎゃぁ!!!』』』

 

僕に向かってくるのも一緒にプレセアの一撃で見事に全滅した。

 

Dクラス

モブ×10 0点

 

「戦死者は補習!!!」

 

そしてやられた皆は鉄人に背負って行かれた。あの人数を1人で担ぐ鉄人が凄すぎる。

この時にプレセアは決め台詞っぽく

 

「五分の力も要りませんでしたね。」

 

と言った。




”蒼龍”さんリクエストその3 マルタ達の「明久とエミルの声」

「そういえば思ったんだけどさ。エミルと明久って声似てない?」
「あぁ~。言われてみれば確かにそうだね。」
「声をやってる人が同じだからじゃないでしょうか?」
「(ウィキペディアを見て)あ、本当だ。これって凄い偶然なのかしら?」
「あの~、ここでそういう発言って少し危ないと思うのですが・・・。」
「大丈夫よ瑞希。この後書きでの会話は本文には全く関係ないし言いたい放題だし問題にならないわよ。」
「そうそう。で、話戻すけど原作のエミルは普通の時とラタトスクモードの時とで声の高さも変わるよね。」
「でしたら吉井君だってたまに変わりますよ?アニメでも本気で怒るといつももより低くなったりします。」
「エミルも怒る事はあるんだけど弱気だからあまりないんだよね。あ~あ。私の為に本気で怒るエミルとか見てみたいな~。」
「(そういえば小さい頃、明久さんが私の為に本気で怒鳴った事があったような・・・。)」
「どうしたんですかプレセアちゃん?」
「・・・いいえ。何でもないです。」

「「へっくし!」」
「なんだ2人とも。風邪か?」
「いや、誰かに噂されてるような気がして。」
「僕も。」

メタ発言しまくりですいません。

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