「ん?どうしたの?作者さん。」
「プロフィールとか書くキャラがいなくなったとか?まだ出す予定のキャラも書けば良いじゃないの?」
それは初登場の1つ後でする予定だから無理。だから前書きで何書こうか迷ってたんだ。何もないってのも虚しい気がして。
「確かにデクスとアリスやリヒターさん・・・あ、この作品では先生か。その人達も初登場の1つ後で書いてたよね。じゃあどうしようか・・・。」
「バカテストを書いたりしたらどうかしら?」
あぁ、それも良いかもね。問題はその問題文と正解答とバカ解答なんだが・・・。
「それは自分で頑張りなさい。思いつきで何とかなるでしょ?」
うむ・・・。
という訳で試しに書いてみました。
バカテスト 国語
以下の漢字の読みを答えなさい。
『菘』
マルタ・ルアルディ、姫路瑞希、藤林しいな、坂本雄二等の答え
『すずな』
教師のコメント:正解です。非常に難しい漢字ですが、貴方達には関係ありませんでしたね。
吉井明久、島田美波の答え
『まつ』
教師のコメント:くさかんむりを外せば確かにそう読みますが、残念ながら間違いです。
土屋康太の答え
『春の七草』
教師のコメント:合ってはいますが何の一種かまでは聞いていません。
『うおぉぉぉぉ!!!』
Dクラス代表が討死し、Fクラスの生徒は全員勝ち鬨をあげた。対するDクラス生徒は悲鳴をあげていた。当然ではあるが、まさか自分達より成績が下のFクラスに負けるなんて誰も予想しなかったからだろう。
「ごめんなさいお兄様。姫路さんがいる事に気づいていればこんな事にはなりませんでしたのに・・・。」
「私も、油断していました・・・。」
清水さんとセレスも膝を地面に着かせて泣いていた。しかしゼロスは2人を咎めない。
「良いんだよ2人共。俺さまを守ろうという気持ちがあっただけでも嬉しいんだぜ。だから泣くな。ほら、これで拭きな。レディに涙は似合わないぜ。」
「「お兄様・・・。」」
むしろ慰めている。何故か周りにバラが咲き、光り輝いてるような幻覚が見える。
「また始まっちゃったよ。2人・・・いや、この場合は3人だけの世界か。」
勝ったというのに、喜ぶどころか明久君や何とか精神的に復帰したロイド達はあの光景を見て呆れていた。明久君の話によると、ゼロスは時々「2(もしくは3)人だけの世界」に突入してしまい、その間は周りの事とか一切お構いなしになるそうだ。僕はこの光景を見て引き、マルタもため息をついて呆れている。
「あぁ~、戦後対談に行って良いか?Dクラス代表さん。」
戦争が終わり、Dクラス教室に来た雄二君が声をかけるが、
「無駄だよ雄二。ゼロスがこうなったら気が済むまでこのままなんだよ。」
『さ、立ちな。俺さまと追いかけっこしようぜ。お前達が追いかける役でオレさまが逃げる役だ。』
『望む所ですわ。絶対に捕まえてみせますから!』
『美春さんに同意見です!』
10分ぐらいが経過し、「3人だけの世界」がようやく終わった。その間に『異端者は死刑!!!』とFクラス生徒のほとんどが暴走しだすが、マルタとしいなによって止められた事は言うまでもない。
☆
「遅れちまったが戦後対談と行こうか。」
「誰のせいだと思ってんだ・・・?」
やっと始まった戦後対談。雄二君は怒りを爆発させたい気持ちを抑え、何とか耐えている。マルタかしいなが代表だったら間違いなくボコられてる所だっただろう。
「時間的に今日はちょっと無理だから設備交換は明日で良いよな?」
試験召喚戦争のルールの1つに、「戦争に勝ったクラスは設備を交換出来る。」とある。そのルールに則って行おうという事だ。全てが最低クラスのFクラスにとってはDクラス教室でもかなりマシになったと言えるだろう。しかし雄二君は
「いや、その必要はない。」
僕等の予想を見事に裏切る返事をした。
「どうしてなんだ?」
「Dクラスを奪う気は端からないからだ。」
「何でだよ。折角まともな設備が手に入ったんだから喜ぼうぜ?」
ロイドは頭に?の字を浮かべているのか、理解していないようだ。
「雄二が言ってた事忘れたの?ロイド。私達の目標はあくまでAクラス。ここじゃないわよ。」
雄二君の代わりにマルタが説明した。それでもロイドは未だ理解していないようだが、僕はDクラス戦前の時に言っていた雄二君の言葉を思い出した。
『Dクラス戦はその為の練習試合みたいなもんだ。』
練習試合じゃなければロイドの言うとおりもっと喜んでただろう。だが狙っているのはここではないからさっきのような発言をしたんだろう。
「俺さま達からすりゃありがたいが、当然条件があんだろ?」
雄二君のその意図を察したのか、どんな条件なのかとゼロスが尋ねてくる。敵をただで解放しては意味がないしね。
「勿論だ。大した事じゃない。オレが指示を出し次第、外のあれを壊して欲しい。」
雄二君が指を刺したのはこの教室の近くに置いてあるエアコンの室外機。これはDクラスの物ではない。スペースの関係上間借りしているBクラスのだ。
「Bクラスのか。・・・なるほど。次はあそこを狙うって訳ね。」
「あぁ。次の作戦に必要なんでな。」
「それなら御安い御用だ。事故って名目で壊しゃ厳重注意程度で済まされるし
「理解してくれて助かる。タイミングは後日話す。」
「了解。Aクラス戦も頑張れよ。」
「無理すんな。勝てる訳ないと思っちゃいねぇか?」
「どう思うかは自由だが、マルタちゃん達がいるんだ。勝てる要素なら十分揃ってんだろ?」
「確かにな。」
「んじゃ、俺さまはこれにて失礼するぜ。」
そう言うと、ゼロス達は帰っていった。
「という訳で今日はここまでだ。明日は点数の補給をするから今日は帰ってゆっくり休め!解散!」
その号令を聞き、全員が帰る仕度をしに雑談交じりでFクラスに戻る。その雑談の中に「ぶっ殺す」とか「処刑」という単語が聞こえたような気がしたが聞かない事にした方が良いと思い、スルーした。
☆
次の日の昼、事件は突然起きた。
「何よ・・・これ?」
「皆、何があったの・・・?」
僕等が来たその場所は死屍累々のカオスな空間と化していた。
プクリンさんリクエストスキットその1 「姉」
「良いよね~リフィル先生は。常識というものを理解しているし、飴と鞭をちゃんと使い分けてる(?)し。」
「2つ目のはともかく1つ目はまるで明久の姉さんが常識外れみたいじゃないかな?」
「実際そうなんだよ。僕の事を家族としてじゃなくて1人の異性として好きとかいうし不純異性交遊は禁止だけど不純同性交遊は認めるとか言うし今も「目覚めのチュウ」とか「(自分が)お嫁に行けなくなる程凄いチュウ」とかして迫ってくるし・・・。」
「・・・・・・凄いお姉さんだね。」
「おまけにパジャマがメイド服とかナース服とか女装を迫ろうとだってしたし・・・。そういう意味で考えると君のお姉さんみたいな人が良かったと思うよ・・・。」
「そ、そんな事ないよ。ボクの姉さんだって料理の腕が良いか下手な事に自覚を持ってれば苦労しないし・・・。」
「リフィル先生の欠点はそれと遺跡や発掘物に目がないだけなんだよ。姉さんの良い所といえば勉強が出来る、だけだから・・・。」
「・・・ボクの比じゃないくらい苦労してるんだね・・・。」
「・・・分かって貰えて嬉しいよ。」
「「はぁ・・・。」」