鎮守府の片隅で   作:ariel

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以前書き貯めていた物を少し修正して放出。これで貯金はゼロになりましたw。出張中はなかなか趣味に纏まった時間を使う事が難しいので、ここからどうしようか…。とりあえず少しずつ更新していこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。


第二〇話 足柄とつみれ汁

「なんで、私がまたふられるのよ~!!…ヒック」

 

「足柄…これで何連敗だ?もうそろそろ独身をつらぬく覚悟を決めた方がいいだろう。」

 

「那智…あまり足柄にきつい事を言っては駄目よ…。ほら足柄、少し落ち着きなさい。きっとあなたにも、そのうち良い事があるわ。」

 

「う…うぅ…そうよ!きっと私を選ばない男に見る目が無いだけだわ!…鳳翔さん、焼酎おかわり!…ヒック」

 

「足柄姉さん…そろそろ飲むの止めようよ…あまり飲みすぎるとまたお酒で失敗…あっ…ごめんなさい、ごめんなさい。何でもありません。」

 

はぁ…憂鬱です。うちの常連さんでもある妙高さん四姉妹ですが、いつもでしたらカウンターではなく四人がけの机で楽しく飲んでいます。ですが今日はカウンターの一角を占領して…約一名がとても荒れています。そして、その荒れている足柄さんの飲むペースが早い事早い事…。私の想像が正しければ…今回も、お見合いかデートで失敗したのでしょうね…。足柄さんがこんな風に荒れるのは、大体そんな出来事があった日ですから。

 

足柄さんは、見た目も美人ですし、料理も上手、そして殿方に対しても積極的な子です。そんなにお見合いやデートで失敗するとは思えないのですが…いえ、これまでの失敗談を聞いた限りでは、結婚願望が強すぎるのが原因なのでしょうか。あまりに積極的になりすぎて、相手に逃げられているという事でしょうね…。

 

「那智さん、今回は足柄さんどうしたのですか?私から見れば、足柄さんは素敵な人ですし、そんなにいつもお見合いなどで失敗するとは思えないのですが…。」

 

「あ~、鳳翔さん…。まぁ、あんなに飢えた狼のように男に猛烈とアタックを繰り返した挙句、その男を束縛しようとしたら…逃げられるに決まっているだろう。足柄はもう少し自重してだな…。」

 

「何言っているのよ、那智姉さん!私が折角、あの男のために肉じゃがを毎日のように作って持っていったのに、あの男、昨日は私を部屋に入れてくれなかったのよ。浮気をしているんじゃないか…って疑うのは当然でしょ。ちょっと20.3cm砲を向けただけなのに、もう来ないでくれって言われて…うぅぅ…鳳翔さん、焼酎おかわり!…ヒック」

 

…はぁ…。それは災難でしたね…相手の殿方の方が…。更に話を那智さんから聞いていくと、どうやら足柄さんは連日のようにその方の所に通い続けたそうです。たしかに好きな殿方の所に毎日行きたいという気持ちは分かりますが、うちの人も同じですが、殿方は基本的に自由を好むもの。あまり通い続けていますと、時々自由な時間が欲しくなる…という気持ちも、よく分かります。それに毎回肉じゃがでは…。

 

「鳳翔さん!折角私、肉じゃがを毎回のように作って持っていったのよ!ほら、男の人が女の人に作ってもらいたい料理のナンバー1よ!ここまで私が尽くしているというのに、なんで避けられなければいけない訳??おかしいでしょ!!…ヒック。」

 

「足柄…鳳翔さんに絡んでも仕方ないでしょ。それに、確かにあなたの作る肉じゃがは美味しいと私も思うわ…でもね?連日のように、コッテリした料理を持ってこられては相手の方も…」

 

…全くその通りです。妙高さんが言うとおり、いくら美味しい料理でも、コッテリした味の料理ばかりを毎日持って来られれば相手に嫌がられます。それに、うちの人も私が作る肉じゃがはたしかに好きですが、時にはもう少しあっさりした料理も食べたいと思うでしょう。…そうですね…例えば…。

 

「足柄さん、うちの人もそうなのですが、時にはもっとあっさりした味の物を作ってあげた方が良いですよ。肉じゃがは確かに美味しいですけど…あれは結構こってりした味付けになりますから。それに殿方が喜ぶ料理というのは、何もそういう料理ばかりではないのですよ…。良かったら、私がちょっと一品作ってみましょうか?」

 

「分かったわよ~ヒック。そんなに言うなら…鳳翔さん…見せてもらおうじゃないのぉ~…ヒック。」

 

「足柄…お前という奴は…鳳翔さんに料理の事で絡んでどうするんだ…。折角の機会なんだから、もっと謙虚に教えを請うた方が、いいと思うんだがな~。」

 

那智さんもそうですし、一緒に居る妙高さんや羽黒さんも少し心配そうに私と足柄さんを見ていますが、私は別に足柄さんの態度に腹は立てていません。足柄さんの今の心境では、自分の努力が否定されたと感じている事は、私もよく理解していますから…。それでは、足柄さんのために、肉じゃがとはちょっと違うタイプの、殿方が喜ぶような料理を作ってみましょうか。冷蔵室に鰯が残っていましたから、これを使ってつみれ汁を作ってみます。

 

鰯のつみれ汁の場合、鰯のつみれだけをおすましに入れた非常にシンプルな物や、様々な野菜の具材を加えた少し賑やかな物もあります。勿論シンプルな味と言えば、つみれだけを入れた物ですが、こちらはつみれしか入っていない分、味付けに細心の注意が必要になり非常にやっかいです。ですから、今回足柄さんに見せるのは、野菜の具が入ったタイプのつみれ汁の方が良さそうですね。

 

まずは、鰯を三枚におろしてから、皮を取って包丁でしっかり叩きます。皮を取るのは少し面倒な作業なのですが、これをそのままの状態で叩きますと、つみれ汁を食べたときに食感に違和感が出ます。ですから、ここは丁寧に皮を取除かなければいけませんので、皮から身をこそぎ落とす様な感じで皮を取除きます。次はこそぎ落とした鰯の身を叩く番ですね。しっかりした形のつみれを作るため、そして食べている時に残った小骨を感じさせないためにもしっかり叩いておきましょう。

 

後はつみれに味を付けなければいけません。今回は先に少し茹でる事でつみれに火を通して、お汁に絡めるだけなので、味が中には染み込みません。ですからつみれその物にも少し味を付けておかなくてはいけないのです。今回はシンプルな味にする予定ですから、叩いた鰯に塩を少量混ぜて、おろし生姜にお酒そして卵白を入れて練ります。私は鰯が好きですが、人によっては鰯の臭みが苦手な人も多いようですから、生姜を使って上手に臭みを取除かなければいけません。鶏肉のつみれですと、紫蘇の葉などを混ぜるだけでも香りが良くなるのですが、流石に鰯のつみれの場合は紫蘇では少し香りが弱いので生姜を使うしかないのです。また卵白を加える事で、より柔らかいつみれを目指します。ここまで準備出来れば、これを形にして火を通すだけですね。

 

お湯を沸かして…ここに出来上がった鰯の身を、スプーンを使って適当な大きさにして丸めてから、どんどん投入していきます。あまり大きいつみれですと、火が通りにくいですから、食べやすい大きさにして火を通しましょうか。大体これで大丈夫ですね。後は野菜を含めて汁を作って、火を通したつみれを組み合わせれば完成です。

 

余っている野菜で使えそうな物は…人参、牛蒡としめじがありますね。本当は大根も欲しい所ですけど、今日は生憎余っている大根がありません。とりあえずこの三種類の野菜を入れたつみれ汁を作りましょう、まずは人参の皮をむいて適当な厚さで半月切りにします。牛蒡の方は火が通りやすいように薄めに斜め切りして、しばらく水にさらします。しめじは石づきをほぐすだけで大丈夫ですね。

 

それでは、すまし汁を作りましょうか。まずは昆布と鰹節で出汁をとって…ここに塩と薄口醤油を使って味を整えていきます。今回はおすましのような汁を作る予定なので、あまり醤油を入れ過ぎないように気をつけて味を整えなくてはいけません。それと、いくら生姜を鰯のつみれに使っているとはいえ、鰯は香りと味の癖が強いので、出汁はいつもより濃い目の物を使います。これは出汁が弱すぎますと、すまし汁に鰯の癖が移りやすいですから、すまし汁の味が負けてしまうためです。ですから、汁の味をぼかさないためにも、通常よりも濃い目の出汁を使わなくてはいけないのです。

 

これくらいの味なら大丈夫でしょうか…。それではここに、少し火の通りにくい人参と牛蒡を入れてアクをしっかり取りながら柔らかくなるまで煮ます。ある程度火が通ったら、ここにしめじを入れて…最後に既に火が通っている鰯のつみれを混ぜて完成です。つみれを別で煮なければいけないため、少し手間がかかりますが、鰯の臭みをすまし汁に極力混ぜないためには、仕方がないのです。後は最後の香り付けに、ゆずの皮を少しだけ吸い口にして…完成です。

 

「足柄さん、鰯のつみれ汁です…どうぞ。それと妙高さん達の分もありますから、どうぞおあがりください。」

 

 

 

重巡洋艦 足柄

 

 

なんで私のような『いい女』から、男はどんどん逃げていくのよ!今回だって、毎日のように通って夕食を届けてあげたりして、あれだけ尽くしたのに…どうしてよ!妙高姉さんはともかく、あの羽黒にだって彼氏が居るのよ!?なんで、私だけ…。まぁ…あまりガツガツするな…という妙高姉さんや鳳翔さんの忠告は分かるけど…。でもね?肉じゃがや煮物ばっかりじゃ駄目って、何よそれ?婚活雑誌では、肉じゃがを嫌いな男は居ないって書いてあるじゃない。鳳翔さんが、今日は男の人が好きそうな違う料理を見せてあげる、なんて言っているけど、一体何を作るつもりかしら…。

 

う~ん…鰯のすり身をお団子のようにして入れたお汁?つみれ汁ね…。鰯は匂いが強いから、嫌がる人も多いと思うんだけど。それに野菜は入っているけど、おすまし仕立てのお汁だから、鰯の匂いが消えないんじゃないかしら。まぁ、あの鳳翔さんが変な物を出すとは思えないから、問題ないのだと思うけど。それに、私が作った肉じゃがよりも更に年寄りっぽい料理の気がするのよね…本当にこんな料理で喜ぶ男は居るのかしら。まぁいいわ、とりあえずこの鰯のつみれから食べてみようかな…パクッ。

 

はぁ…鰯は匂いと小骨がね…って、あれ?なんで匂わないの?…そうか…生姜も一緒につみれに入れているから、鰯なのに全然匂わないのね。小骨もしっかり叩いているから全然気にならないし、つみれが凄く柔らかくて滑らかで美味しいわ。汁気がつみれの内部に染み込んでいないのに、こんなに美味しいなんて…。どうやってこんな食感や味を作っているのかしら…。鰯自体は凄く味が美味しいお魚だから…癖のある匂いがなければ凄く美味しいのよね。…本当、この味…食べていると落ち着いてくる気がするわ。たしかに鳳翔さん達が言っていたように、私焦りすぎていたのかしら…。

 

野菜も鰯のつみれを邪魔しないように少しだけ入っているのがいいわね。人参もそうだけど牛蒡の歯ごたえ…いいわね。しめじも口に入れると香りが広がって、鰯に負けていないから美味しいわね。汁がすまし仕立てだから…つみれもそうだけど野菜の甘さが凄く感じられて、本当にいいわ。それに、吸い口に使っている柚子の皮が本当にいい香りを出しているわね…。普通は鰯のような匂いに癖がある魚のすまし汁は、どうしても味が濁るんだけど、このすまし汁はそんなの全然ないし…やっぱり鳳翔さん凄いわ…。提督を一発で落としただけの事はあるわね…。

 

これだけシンプルな味で美味しさを出すのは凄く料理の腕が必要だと思うけど…私にも出来るかしら。たしかに、こういう料理がきちんと出来てこそ男が寄ってくるという事よね。雑誌にも書いてあったように、いい男を掴むためには、まずは胃袋を掴めって言うくらいだから、私ももっと女を磨かないと行けないという事ね…。そして…

 

 

 

鳳翔

 

 

不気味です…凄く不気味です。足柄さんは、私が出した鰯のつみれ汁を口にすると、何か無言で頷いています。手は止まっていませんから、気に入ってくれたのだと思いますが…一体何を頷いているのでしょうか。

 

「鳳翔さん!」

 

「は…はぃ!」

 

「ありがとう。これは素晴らしい料理でした。私も、もっともっと腕を磨かなければいけないという事がよく分かりました。たしかに肉じゃがのような物ばかりでは、いい男を捕まえる事は難しそうですから、もっと頑張って、今度こそいい男をしっかり捕まえたいと思います。」

 

…いや、足柄さん…根本的に間違っていると思うのですが…。まずはもっと余裕を持って、そんなにガツガツしなければ自然と素敵な方が現れると思うのです。あまりガツガツ行きますと、いくら料理のレパートリーが増えて上手になっても、また同じ結果になってしまう気がするのです。しかし、私の口からそのような事を言っても、既に結婚している私が言っては足柄さんも反発するでしょうし…。

 

「足柄…だからお前は駄目なんだ。もっと私みたいにドッシリ構えていれば、自然と男の方から近づいて来る。お前はもっと落ち着いてだな…。」

 

「何言ってるのよ、那智姉さん!だから、那智姉さんには男が寄り付かないのよ。大体この間だって、折角の合コンで男を全部酔い潰したのは姉さんじゃない!私はそんなの絶対に嫌なのよ!」

 

「なっ…失礼な。私だってその気になれば、男の一人や二人くらい…って、妙高姉さん、そこで笑うか!?」

 

流石は姉妹ですね。私では言いづらい事をズバリ言ってくれました。もっとも、それを言ったのが那智さんではあまり説得力がないのが残念なところなのですが。とはいえ、ようやく足柄さんに元気が出てきたようで、いつもの四姉妹に戻ってくれたようですね。末っ子の羽黒さんも少しホッとしたような表情ですし、まずは良かったという事でしょうか。あっ、そういえばあの人も先日、良い相手を見つける事は難しい事だ…と言っていましたね。

 

「そうそう皆さん。そういえばあの人が先日言っていたのですが、なんでもあの人、弟さんの見合い相手を探しているみたいですが、良い相手がなかなか居ないみたいですよ。どこでもそうなのでしょうが、良い相手を見つけるのは大変なようですね?だから、那智さんも足柄さんも焦らずにじっくり探せば…」

 

キラッ…

 

あら?足柄さんと那智さんの目が光ったような…。妙高さんと羽黒さんは困ったように顔を見合わせていますし…。私何か変な事言ったでしょうか?あの人の弟さんも海軍士官ですが、なかなか出会いがなくて未だ独身のようで、あの人も少し困っていたようですから…どこでも良い相手を見つける事は大変なので、足柄さんも焦らないように…と言っただけなのですが。

 

「ほ…鳳翔さん!そのお話詳しく聞きたいわ!!提督の弟さんって、たしか提督と同じで海軍さんですよね?勤務先はどこ?階級は?良物件の匂いが…新たな戦場が…私を呼んでいるわ!」

 

!良物件って…足柄さん何を言っているのですか…。

 

「足柄!落ち着け。そうやってガツガツしているから駄目だとさっきから言われていただろう。ところで鳳翔さん、話は変わるが、提督の弟というのは今何歳なのだ?それと写真があれば是非見たいのだが…いや、純粋に興味本位で聞いているだけで他意はない…たぶん。」

 

あっ…まさか…いつもであれば止める筈の那智さんまで…。流石にそれはない…と断言出来ないところがツライです。ですがいずれにせよ、足柄さんや那智さんの希望をかなえる訳には行きません。私としても、足柄さん達に『義姉さん』と呼ばれる未来は回避したいですから。…私の不用意な発言によって足柄さん達が急に元気になってしまいましたし、二人とも目が全然笑っていません…どうやって誤魔化しましょうか。…お酒で酔っ払わせて、今日の記憶を曖昧にさせるしかなさそうですね。仕方ありません…秘蔵のあれを出しましょう。

 

「まぁまぁ、お二人とも…。ちょっと話は変わりますが、今日はあの幻の焼酎『魔王』がありますよ。どうですか?折角なのでこれ開けませんか?」

 

 

翌日、二日酔いに苦しむ二人の重巡洋艦娘を多くの艦娘達が見かけたようです。幸いな事に長女の妙高さんと末っ子の羽黒さんは良識を持ち合わせていたようで、私の発言について二人に改めて伝えなかったようなので、それ以来その話題が私のお店で繰り返される事はなかったのですが…本当に口は災いの元ですね。私も気をつけなければいけません。

 




足柄さんはともかく(おぃw)、那智さんも特定の男性とは付き合っていないという設定にしました。とはいえ、那智さんのような女性の場合、結構簡単に相手は見つかる気がしないでもないですが(結婚はともかく)。ほら、那智さんですと、一緒にいてもめんどくさくないようには見えませんかねw?

こういう話の場合、肉じゃがや煮物は確かに定番料理ですが、実際に相手の料理の腕を見るのであれば、味のごまかしが効かない、つみれ汁のような物の方が分かりやすい気が…w。うちの家内は、今でもそうですが昔から料理は結構好きなので、私自身は助かっています(出張中の今は苦労していますがw)。結婚してからほぼ毎日食事があるとなると…やはり料理が上手で味がある程度分かる人が相手でないと、色々と大変なんですよね^^;。

さて、いわしのつみれ汁ですが、これは色々なレシピがあると思います。今回は野菜を色々入れたタイプですまし仕立てのつみれ汁ですが、つみれだけを入れるレシピもあるようですね。個人的には、鰯のつみれは好きなので気にならないのですが、こういう少し匂いなどがきつい魚ですと、生姜を上手に使わないと全てが台無しになるんですよね…。逆に言えば、それさえ何とかしてしまえば、鰯は美味しいと思うのです。最近は鰯まで高級魚になってしまっていますが…少し前までは安い魚の代名詞でしたから、鰯のつみれって結構家庭料理でも定番料理だったと思います。飲み屋でも時々見かけますが、こればかりは美味しい飲み屋でないと怖くて注文出来ませんw。

すまし仕立てのつみれ汁って、いざ作るとかなり難しい料理だな…と個人的には思います。味や香りに癖が少しある具材を入れたタイプのおすましは、どうしても味が濁りやすい(なかなか適当な日本語の表現がないので、この表現を使っていますが…、余分な味や香りが混じりやすい…ようなイメージでこの言葉を使っています。)ので、これを上手に料理するって、結構難しいんですよね…。

焼酎の魔王…これは非常に危険な焼酎です。凄く軽い飲み口で最初の香りが非常にフルーティーなため、どんどん飲めてしまうんですよね。個人的には薩摩焼酎では三岳などが好きですが、この魔王は別格です。値段的には森伊蔵の方が高い(定価にそれ程差はないと思いますが、プレミアつくと凄い値段ですよね…)と思いますが、森伊蔵は少し濃厚な味や香りのため、個人的には魔王の方がいいな…と思っています。とはいえ、こんな高い酒…本州では接待の時くらいしか飲めないんですけどねw。少し昔になりますが、鹿児島で魔王と森伊蔵、そして村尾の3Mを0.5合ずつで2000円か3000円くらいで飲ませてくれるお店(味見セットのような感覚です)があったのですが…今でもその値段で飲ませてくれるのでしょうか…。

今回も読んでいただきありがとうございました。



今回の材料

鰯   3尾くらい
人参  半分くらい
牛蒡  少し
しめじ 適当に
柚子  皮だけ少し
卵白  一個分あれば大丈夫
生姜  つみれに混ぜる程度
鰹と昆布出汁  500-600mLくらいかな…
薄口しょう油  
酒       
塩       


相変わらず適当なレシピだけど…自分で作る時は本当に適当にやっているので、詳しい量は分からないんですよねw

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