IS 漆黒の雷龍   作:レインスカイ

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Q.虚さんまでバニーガールになっちゃってましたけど、この事って弾君は知っているんでしょうか?
P.N.『スケヴェ大魔王』さんより

A.知らないですよ。
弾君が虚さんと出会ったのは、ホワイトデーよりも、もう少しだけ後になりますので。
ただし、一夏君には口止めを頼んでいる設定なので、知られる事も無いはずです。
個人的には黒歴史になっているようなので、一夏君も触れないようにしています。


煌翼冥天 ~ 氷狗 ~

Ichika View

 

クラスどころか学年をも超えた専用機所有者同士でのトーナメント。

それを生徒会室にて知ったが…訓練も多くなってくるだろう。

授業はもちろんだが、放課後は訓練に費やしたほうがいいかもしれない。

学園に所属する専用機所有者は、全員が顔見知りになっている。

会話は…そういえば二年生のサファイア先輩とはしていなかったな。

どうにもマイペースっぽいところは見えるんだが。

 

「まあ、今は気にしても仕方ないか」

 

今日の夕食は以前にも作ってみた料理に挑戦している。

CBFの数日前だったか、料理雑誌で見かけた『ミネストローネ』に挑戦している。

好みの野菜をざく切りにして、大蒜を粗微塵切りに。

熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、刻んだ大蒜を入れて軽く炒める。

 

「…少し大蒜が多かったかな?」

 

匂いがすこしばかり強く感じられた。

まあ、これはこれでいい香りだけどさ、明日大蒜臭くなったら嫌だから口臭スプレーとか匂い消しとか使っておこうかな。

 

大蒜に色がついてきたからそこに玉葱を放り込む。

 

玉葱を刻んでいて涙腺が刺激されることはあるが、繊維内の組織を傷つけないように刻んでやれば玉葱に泣かされる事も無い。

最近、第3調理実習室にて調理実習が行われたが、玉葱に泣かされている女子生徒が多く居たりする。

玉葱を刻む際の注意点を教えてみたら何故か知らんが、暗雲を漂わせている人も多く居たりしたが、理由は知らない。

 

玉葱に火が通り、透けてきたら、ほかの野菜も流し込む。

今回入れたのは、ニンジン、グリーンピース、じゃが芋、ブロッコリーだ。

野菜を入れたら、これまたよく炒めてやる。

ニンジンの赤、グリーンピースやブロッコリーの緑に、じゃが芋の淡い黄色と、みてくれとしても彩りが中々にいい。

 

全体に火が通ったら、ホールトマトをつぶしながら入れ、炒める。

トマトの香りが一気に広がる、うん…いい薫りだ…。

おっと、火をつけているんだから手元を留守にしていたらいけないな。

 

続けて、水とブイヨン、ローレルを順番に入れてやる。

それから野菜が柔らかくなるまで今度は煮てやる。

そして塩と胡椒にて味を整えてやり、パルメザン・チーズを入れてやれば

 

「よし、完成だ」

 

トマトを使った野菜スープ『ミネストローネ』の完成だった。

 

次に作るときにはキャベツやズッキーニとかも入れてみるとしよう。

そういえばベーコンをつかったパターンもあるとかどうとか呼んだ記憶もあるな、それも試してみようかな。

 

「おい、そこ、覗いてないで入ってきたらどうだ?」

 

先程からドアの隙間から視線がいくつも突き刺さってきているのを感じ取っていた。

視線の主は…まあ、やはりというか、いつもの面々だ。

先程まで寮の娯楽室で女子会を開いていたらしいけど、そこに最近さらに一人追加されている。

 

「簪、マドカ、メルク、鈴、楯無さんに…クロエ、それとラウラもか」

 

「あらあら、バレバレだったみたいね」

 

そりゃあな、あれだけ視線がいくつも重なっていたら誰だって気づくだろうさ。

よほど鈍くなければな。

 

「いい香りがしたから、ついついつられて…」

 

簪も苦笑いしながらそう答える。

そしてほかの面々も同じ理由だろう。

だがまあ、一人は違うだろうけどな。

 

「あ、兄上ぇ…た、助けてぇ…」

 

クロエにぬいぐるみのごとく抱かれているラウラは何があったのか知らんが疲労困憊だ。

 

 

「ひとまず全員着席してくれ、今日の夕飯を目当てにしてきたんだろうから、お望み通り奢りにするよ」

 

食堂の開く時間まではまだ暇があったのだが…その間、簪もこの部屋を留守にしていた。

機体のメンテだとか女子会を開いては俺も道連れにしようとするが、俺は断っていたりする。

さすがに居心地が悪いからな。

夕食は部屋で二人一緒にするときもあれば食堂を使ったりする際もある。

今日は換気をするためにもドアを中途半端にあけていたから芋づる式に全員が集まったんだろう。

 

簪が押入れから小さいが円テーブルを取出し、それを手伝うように鈴がクッションを引っ張り出してくる。

メルクが食器棚からスープ用の皿を取出し、マドカは人数分のスプーンを取り出してくる。

勝手知ったる人の部屋、どいつもこいつも準備が早い。

そしてクロエは料理を持ってきてスープを皿に注いでいく。

楯無さんは…誰よりも早くにクッションの上に座っていたりする。

年上なんだから、もう少し威厳というものがあっても…いや、何も言うまい、後が面倒くさい、後片付けでもしてもらおうか。

ラウラは…再起するまでまだ時間がかかりそうだから簪のベッドに寝させておこう。

 

「さあラウラ、夕食の時間ですよ♡」

 

「や、やめ…嫌だぁ…」

 

そしてクロエに引きずられて膝の上に座らされている。

…同情するよ、本当に…。

 

そして全員が着席したのを確認するや否や

 

「このスープ、なんて料理なんだろ?」

 

そんなマドカの疑問を解決させたのはメルクだ。

 

「『ミネストローネ』ですよ。

トマトを使った野菜のスープで、イタリアの家庭料理ですよ」

 

「兄貴ってどこまで料理のレパートリー増やせば満足なのよ…?」

 

「料理人になろうとしていた時期もあったからな…鈴も知ってるだろう?」

 

それで中学の頃、家庭科担当の教諭の自信をへし折ってしまったのは苦い記憶だったりする。

あの時には…フォルシュマークを作ったんだっけか。

クラスの皆も驚いてたよな…、ついでに鈴も。

休日に更識家にて作って見せたら、専属料理人の数人が再起不能になってたっけか。

まあ、師範や奥方も満足してくれていたからいいけどさ。

さて、次は何を作ろうか…?

そうだな…食堂の施設を借りてパンでも焼いてみようかな。

おいクロエ、ラウラが憔悴してるからもそこまでにしといてやれ。

 

なお、女子会直前までラウラはクロエの手によって着せ替え人形にされていたらしい。

 

クロエがゴシック調の服を着ているのに、ラウラがスモックを着ているのはそういう理由か。

にしてもスモックって…幼稚園児じゃねぇだろうに…。

 

「姉として、妹のファッションをコーディネートしてあげたかったんです」

 

「だからと言ってやり過ぎたんじゃねぇのか?

ラウラを見ろ、クタクタになってるだろ」

 

当のラウラはといえば

 

「嫌だぁ…もう脱がさないでぇ…。

猫ランジェリーは…嫌だぁ…」

 

何つー衣装を使ってんだよ。

皆も絶句してるぞ…。

 

「クロエ…、自重しろって言わなかったか?」

 

「これでも少しは自重しているんですけど…?」

 

どこがだ。

 

まあ、そんな話はさておき。

 

「にしても、なんで揃いに揃ってこの部屋に来たんだ?

食堂ならまだ空いてると思うんだが」

 

「最近、食堂の料理の味が変わったのよね。

そのせいか、以前と比べて『美味しい』って思えなくなっちゃったのよ」

 

楯無さんのその言葉に最近の食堂の料理の味を思い出してみる。

…確かに急に味付けが変わったよな。

思い返してみれば学園祭の少し前からだったと思うが。

 

「私も気になったから軽く調べたけど、学園祭を境に急にシェフが何人も辞表を提出したらしいのよ。

それと、CBFが終わってからも同じことがあったとか」

 

おいおい、厨房が穏やかじゃいられなくなったってか?

 

「急に何人も辞めたから、手が回らなくなったんでしょうか?」

 

「学園祭とCBF、お兄様は何か心当たりありませんか?」

 

「俺?そんなことを言われてもだな…」

 

・学園祭にて料理のメニューを決めるために被覆室と調理実習室を占拠して模擬店紛い。

 

・学園祭当日は学園生徒、教職員、用務員、来賓のほとんどが『食事処 織斑』にウェルカム状態。

 

・CBF当日の為に、学園生徒の弁当を作ろうと思ったが人手が足りなかった為、厨房のシェフの手を借り、その条件として料理勝負をして完封試合を繰り返した。

 

「………いや、心当たりは無いな」

 

「兄さん、今の沈黙は何?」

 

「いや、なんでもない、本当に何でもないんだ」

 

「一夏、目が泳いでる」

 

気のせいだ、簪。

頼むからその視線をやめてくれ。

気のせいったら気のせいだ。

気のせいってことにしておいてくれ。

 

「今度のトーナメントが終わったら各自、何が食べたい?

一応この場で聞いとく」

 

さすがにこの期に及んで「原因は俺です」とは言えない。

なので疑われないように、早速この場にいる全員を食事で事前買収する事にした。

「手遅れです」などとは誰にも言わせない、断じて。

満場一致でオムライスに決定したけどさ。

 

 

 

 

 

 

後日放課後、敵情視察とまではいかないが、普段関わることもない先輩の訓練内容を見物することにした。

見物するのは…そうだな、まずは3年のケイシー先輩にするか。

 

「ん、と…使用しているのは第2アリーナか」

 

壊れたり、修復中だったり、凍りついたりと、今年はいろいろな理由があって、アリーナがいくつも使い物にならなくなっている。

…第8アリーナに関しては俺は何も知らないけど。

そして今日も今日とて第3アリーナからはおっかない砲撃音がこだましてきている。

大方、岸原さんがトリガーハッピーを繰り返しているのだろう。

 

「あのさぁ、この程度で痛がってたら最後まで持たないよ?」

 

スピーカーを使っているわけでもないのにそんな 声が聞こえたのは気のせいだ。

気のせいったら気のせいだ。

 

 

 

続けて入ったのは第4アリーナ。

観客席に入っただけで少しだけ寒気がした。

 

「…サファイア先輩も訓練に同行してるみたいだな」

 

あの二人、学年こそ違うが、よく一緒に居る。

今度のイベントは専用機同士での個人トーナメントだが…お互いに手の内晒しているかのようだ。

いや、互いにブレードを幾度もぶつけ合っているのを見る限り、互いの手を知り尽くしていると言った感じに向けられる。

フォルテ・サファイア先輩の機体は、ギリシャ製第三世代機『コールド・ブラッド(冷血)』。

搭乗者を覆う装甲が少ない代わりに、非固定浮遊装甲(アンロック・ユニット)が左右に浮いている。

それらは、まるで氷のようだ。

サファイア先輩は、氷で作られたかのようなブレードを握り、ダリル・ケイシー先輩の大型ブレードと渡り合っている。

だがいかんせん、パワーアシストがあっても所詮は非力そうな腕力もあいまって、押されているかのようだ。

 

ケイシー先輩の機体は、アメリカ製第三世代機『ヘル・ハウンドVer2.8』との事。

搭乗者の胸部や腕部も装甲に覆われ、まさしく鎧。

そして最大の特徴といえば、左右の装甲に取り付けられている、猛犬をかたどっているかのような装甲だろう。

あれはどんな能力を秘めているのかは俺もまだ知らない、というか見た覚えもない。

念には念を入れて、警戒をしておいたほうがいいだろう。

彼女の手には大型のバトル・ブレードが握られている。

性格なのか、機体の性能なのかは知らんが、力任せの一方的な状態だ。

 

「おらおらおらおら!どうしたフォルテェ!

もっと強く打ち込んで来い!」

 

機体性能じゃない、性格だな。

それも結構荒っぽい。

相手にすると面倒そうだなぁ…。

 

「まだまだいくっス!」

 

こっちはこっちで難儀しているなぁ…。

サファイア先輩はブレードで対応しているが、氷を生成し、強い斬撃を受け止めたり、受け流したり。

回避をしようにも機動力で劣っているかのようだ。

 

「だが、氷…ナノマシン制御は簪並、か…」

 

近接戦闘はともかくとして範囲攻撃には警戒すべき、か。

現にヘル・ハウンドの両肩に搭載されている猛犬型の装甲が凍てついている。

 

「へぇ…器用なことをするもんだ…」

 

あの装甲は伊達ではないのだろう。

それを真っ先に封じたようだ。

やはり警戒すべき何かがそこには在る、か…。

でも、それだけじゃない…

 

『ああ、そうだな…』

 

「嫌な匂いがする…」

 

CBFの本番でもそうだった。

鼻の奥をえぐってくるかのようなこの香水は…

 

「コロン、か…!」

 

一時にはセシリアも使っていたが、俺がこの匂いを苦手としているのを知った途端に使わなくなった。

どうにもこの匂いは好きにはなれない、それどころか頭痛がしてくる…!

 

『…偵察はここまでだな、とっとと退いておけ』

 

「ああ、そうだな」

 

痛む頭を軽く振りながら俺は出口へ向かう。

…背後に鋭い視線を感じる。

CBFの時もそうだったが…こんな憎悪や殺意を向けられる事、したっけか?

心当たりは無いでも無いが、ケイシー先輩とは接触点なんて、CBF本番時のスタート直前だった気がするんだが?

 

「おい、そこの男、何の用だ?」

 

バトルブレードの切っ先をこっちに向けてきてるよ、この人。

しかもファーストネームやラストネーム飛び越して『男』だとさ。

この学園に在籍している男性なんて酷く数が限られている。

未だに姿を見たことのない用務員と、そして俺だ。

しかもアリーナに来るのならもはや答えは一択しか無い。

なのにこの呼称だ。

…あー、風潮に乗せられてる輩ってコレだから面倒くさいよな…。

 

「いえ、訓練の様子見ですよ。

先輩方の訓練内容から学べるものもあると思いましてね」

 

それ相応の言い訳程度は予め用意してある。

なにぶん、この二人の本気の戦い方とやらを見た経験がないんでね。

 

「試合前から人のやり方を盗み見ようとはいい度胸してるじゃねぇか」

 

「コソコソとしてるよりかは遥かにマシでしょう?

情報戦というのも一つの戦術だと承知してましてね、悪手とは思いませんよ?」

 

「はん、日本のクソ餓鬼は見かけ倒しの言葉しか用意出来ないみてぇだな!?」

 

いよいよバトルブレードを構えて突っ込んでくる。

だが、こちらは構える必要は無い、電磁シールドによってフィールドと観客席は隔てられている。

そもそも生身の人間相手にISの兵装で攻撃しようものならどうなるのか、それをこの人は判らない訳ではあるまい。

 

「出し抜かれ続けるよりかは良好だと思いますがね」

 

「ブッ殺す!」

 

そんな安い挑発に乗る俺ではない。

とはいえ、この人の性格はおおよそ理解が出来た。

一つ、風潮に乗せられたありきたりな人格

二つ、怒りの沸点が異様に低い

三つ、戦闘法はパワーファイター型

 

とまあ、こんな所だろう。

試合じゃあたりたくねぇなぁ…。

 

「とまあ前座は置いといて、俺はこれにて退席させていただきますよ。

この匂いの中にいるのは俺の精神衛生上、好ましくないので」

 

「…?

ケイシー先輩が使ってるコロンが、すか?」

 

ほほう…ケイシー先輩はコロンご愛用か。

ますます試合じゃあたりたくねぇなぁ。

 

「俺はこの匂いが嫌いなんですよ、頭痛がしてくるくらいにね」

 

「そんなに匂いは強くないっすけどねぇ…?」

 

この人、この匂いに慣れてるんだなぁ…嗅覚麻痺してんじゃね?

 

「ところで、…織斑君はなんで刀なんて持ち歩いてるんすか?」

 

サファイア先輩は妙なところに興味を持つ御仁だな…。

まあ、いいけども。

 

「…護身具ですよ」

 

嘘ではない、断じて。

 

「IS持ってるのに護身具、すか?」

 

「使わざるを得ない状況にもなる可能性とえ否定はできないでしょう?

生身でやりあう時には俺はこちらの方が向いているんですよ、ご存じでしょう?」

 

「まあ、そりゃあ」

 

つい最近の件もあり、ナイフは新調した。

刀は二年前に鍛えてもらったものを相変わらず使い続けているが。

んで、それを嘲るかのように見下ろしてくる御仁もいるわけだ。

 

「ま、使いようによっては化けますけどね。

銃器のエキスパートであるIS搭乗者相手に、コイツらで挑んで一矢報いてやりましてね。

右腕を斬り落として(・・・・・・)やりましたよ」

 

こっちは嘘だ。

切り落としたのではなく、銃の暴発で右手が吹き飛んだだけだったのだから。

そして俺の嘘を信じたのか信じられなかったのか…おうおう、ケイシー先輩の目がどんどん吊り上っていく。

他人を挑発する事は出来ても、他人からの挑発には載せられやすいタイプか。

ホントに試合じゃぶつかりたくねなぁ…、面倒だよこの人。

 

ってーわけでトーナメント表はどこかで克ちあったりしないように期待しておこう。

 

「…っと、そろそろ退席させてもらいますね、購買では今日は鯛を売ってるそうなので、遅れるわけにはいかないんですよ」

 

ちなみに明日の弁当のメニューは鯛を入れた混ぜご飯の予定だ。

 

「…所帯じみてるっすね…」

 

自覚してますとも。

 

「料理が趣味なんですよ、俺の知人は舌が肥えてる人が多くなりましてね。

手抜きだとかは簡単にはできないんですよ」

 

「肥えてるのは舌だけじゃねぇんじゃねぇのか?」

 

はっはー、逐一余計な一言を言わないと気が済まないタイプでもあるのかこの御仁は?

だったら俺も挑発してやろうかねぇ?

 

「メタボ推進国家じゃ味わえない料理を作ってますからねぇ?」

 

「死にてぇのかテメェ…!?」

 

流石に聞き捨てならねぇなぁ?

ちょっとタメ口きかせてもらおうか。

 

「その言葉、簡単に使うべきじゃねぇだろ。

命は喪われたらそれまでだ、そんな言葉、もう二度と使うな」

 

まあ、俺は例外中の例外として二度も死んだ身だがな。

 

さてと、不快な匂いと不快な視線と悪臭からとっとと離れるとしようか。

 




一人よりも二人と

二人よりも皆と

たとえ手の内が晒されたとしても

今は皆と一緒に

次回
IS 漆黒の雷龍
『煌翼冥天 ~ 剣聖 ~』

誠に残念だ

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