ツェツィさんのご飯、おいしいなりぃ
ガツガツ食べまくっていたら、微笑ましい目で見られていることに気づいてめっちゃ恥ずかしかったわ!
なぜか少し興奮した様子でツェツィさんが話を切り出してきた
「自己紹介遅れちゃったけど、私はツェツィーリア・ヘルモルトっていうの、ツェツィでいいわよ!」
おっぱいスゴイですね
実は怪力という設定を思い出したが、はたきが武器って危なくね?っとイマサラナガラに思うんだ‥
「わ、私はトトゥーリア・ヘルモルトです! トトリって呼んでね!」
相変わらず言いづらそうなお名前だ
でも1回覚えたら頭に何故かはなれないね!
2人の自己紹介が終わったので自分もっと思ったが、名前どうしよっか
「えとオr、私は・・・「あぁ、ボクはグイード、適当に呼んでくれて構わないよ」あ」
「あ、居たんだ、気が付かなかった…」
うん俺もマジで気が付かなかったわ
女の子の体で俺っていうのもどうかと思うし、これからは私で通そう!
「私はキャロ・ル・ルシエって言います! キャロって呼んでください! あとあの、ココに流れ着いた時、丸いのが付いた手袋なかったですか?」
そう、デバイス
アレが有れば、戦力が一気に上がる
「ん~、釣り上げた時はもうつけてなかったからねぇ、あるとしたら海の中の何処かかもしれないね、すまない、力になれなくて」
「そうですかー…」
うーむ、諦めるしか無いかー
まぁ、魔法が使えないってこともないだろうし、ジーノだって魔法剣のようなの使ってたし、後で魔力が在るかどうか確かめてみよう!
「大切なモノだったの…?」
「えぇっと…」
言うべきかな?
でも魔法の使い方もわかってないし、とりあえず適当にはぐらかしとこう
「アレがないと、家に帰れないというか、魔法の道具的なやつだったので」
「魔法つかえるんだ? いいなぁ私は魔力投げたりするくらいしかできないからなぁ」
「いえ、手袋が殆どやってくれてたので、自力では使えるかどうか不安で…」
「そっかー、じゃあ特訓だね!」
「ふぇ?」
私の腕をガシっと掴んで部屋に連れて行こうとするトトリさん
「まずは魔力を感じ取るんだよ!錬金術でも基本中の基本なんだから!」
「ちょっとトトリちゃん!何かするなら外でやりなさい!それとキャロちゃんも困ってるでしょう、私と着替えっこしましょう?」
「あ、そういえばそうだね、って、キャロちゃんは私とお勉強するんだから、お姉ちゃんは片付けしててよー」
「うー…後で絶対リボンつけるんだからね…」
ツェツィさんと着替えっこ…
なんて胸躍る単語なんだ!
おっと、また鼻から愛があふれてしまうとこだったぜ、ふぅ…
その後トトリの部屋で、魔力を開放することとなった
魔力を感じるため、瞑想を開始するぜ!
「私が魔力に目覚めた時ロロナ先生の魔力を流してもらって結構あっさり出来たから危険はないと思うんだけどなぁ…えぃ!」
「ひょわ!?」
後ろからドンと押されたような感覚がした後、全身が熱くなり、蒸気が体中から吹き上がり始めたのだ
コレにはさすがの俺も 念の外法方式かよ!? っと苦笑い…どころの騒ぎじゃないほど吹き出してんですが!
「こ、コレ大丈夫なの? なんかやばそうなんだけど!?」
「吹き出さないようにコントロールするんだよ! えっと、なんて言ってたっけ…そう、纏うかんじで!」
それ、まるっきり念じゃないですか!?
「えっと、心を沈めて自然体に…できた」
そしてこの日、俺は悟った
錬金術は念能力だったんだと
制約
1:魔力を一定以上持っており、杖に魔力を一定量流しながらかき混ぜる事ができる
2:錬金術が書かれた本を持ち、錬金術の師匠が隣で教えること
信じられるか?
これ、錬金術の本の最初のページに書かれてたんだぜ?
ロロナさんがいっぱい試したけどダメだったのは1の次点でかなりの人数が周(杖に魔力?を通す)なんてすぐに使えなかったからだと推測する
通りでジーノのただの凍っただけの剣がダメージが上がると思ったぜ
実際は周で剣を強化してたんだな!
「じゃあこの杖もって、釜をぐーるぐるしてみて、材料は私が入れていくから!」
魔法を教わったと思ったら実は念で、なぜか錬金術を教わっていたでござる
トトリさん、マジ頭のなか錬金術でお花畑ナリィ
「量はこのくらい、大体あってればいいよ」
大体でいいんだ…
目の前で素材を鍋に落としていく
もちろん体は真横にあるわけで、いい匂いが…
「集中して!素材が完成するのを思い浮かべながらぐーるぐるだよ!」
「は、はいぃ!」
危ない危ない、錬金術は爆発するからな…
しばらくかき混ぜると、カッと光って釜の底になにかできていた
「やった!成功だよ! コレでキャロちゃんも錬金術士だね! あ、そうなると新しい釜用意しないと! …アァァァァァ!そういえばパメラ屋で本買ったから、お金がなかったんだった…」
「トトリちゃん、どうしたの!? キャロちゃんが着せ替えっこしたいって聞こえたんだけど!」
ガシッと後ろから抱きかかえられた
おぉぅ…ツェツィさんすごい弾力だわぁ…
頭の上部が重いけど幸せすぎてヤバイ
「だ、ダメだよ! キャロはもう錬金術士になったんだから!」
ま、前からだと!?
トトリより自分は頭1つぶん小さいから、ちょうど胸(板)が顔面に
「むぐぅ…」
トトリさんの胸板、とっても暖かいなりぃ
「あ、そうだ、お姉ちゃん、新しい釜がほしいんだけど…買って♪」
スーハースーハー…ヤバイ、なんかヤバイ
幸せで頭がおかしくなりそうだ
「イヤよ! そんなことしたらキャロちゃんまで釜をかき混ぜ続けちゃうんでしょう! 遊ぶ時間が減るじゃない!キャロちゃんもどう思うでしょう!?」
なんだか柔くて、いい匂いがするんだ…
「ダーメーデスー!もう錬金術士になっちゃったんだから、釜はかき混ぜるの!」
「むぐぅ…(ビクンビクン)」
気がゆるくなり、股から温水が溢れだし、水たまりを形成しはじめてしまったことで2人は気がついた
「え、キャロちゃん!? 大変!急いで着替えをいっぱい持ってこなくちゃ!」
「うぇえ!? ちゃんと息はしてるけど鼻血がまたでてる、持病だって言ってたし、タブン大丈夫、だよね…? そういえば血って何かの材料になるんだっけ?とりあえず瓶に集めとこう!」
キャロになって初めて、絶頂に達したなんてことは、墓まで持って行こうと考えながら、ビクビクと痙攣する体から意識を手放した