ゲーマー兄妹はVRMMORPGを始めたそうです。 作:EDFストーム1
ノゲノラ発売したから早く上げたかったけど時間が全くなくてね....
今回は遊んでたんじゃなくて受験勉強が理由で全くパソコンどころかゲームに触れてない。
Fate/goやシャナ封絶バトル、艦これ夏イベもほとんどできませんでした orz
でもなんとお気に入り1500突破!!! とってもうれしいです♪
これからもゲーマー兄妹はVRMMORPGを始めたそうです。をよろしくお願いします!
さてここで問題。
作者は夏休みの間、一体何時間塾にいたでしょーか?
正解者は更新遅れた理由がすぐわかります。答えはあとがきで
それでは第二十八話です、どうぞ!
「よ、ようやくあの山から出られましたのね....」
「やっとあの恥ずかしい眉毛ともおさらばできたよ....」
「そんなこと言ってる暇があったらさっさと次の奴狩りに行くぞ」
「骨付き肉....大量ゲットのチャンス」
「夜中にモンスター狩りラッシュとか俺達くらいだろ、こんな無茶するの」
三日間の成果もあってテトやひ弱なステフになんとか岩を砕かせて、無事にエクストラスキル”体術”を取得した5人。今は修行していた山からウルバスに引き返している最中、丁度中間地点といったところだ。
しかしただ普通にウルバスに帰るだけならこの5人のステータスならあっという間に着く。どうしてここまで時間が掛かっているかと言うと体術の点検も兼ねて道中のモンスターを片っ端から討伐しているからであった。
このウルバスから西の平原エリアはとても大きいキバをもつ象型のモンスターが生息している。だが性格はおとなしく、こちらから攻撃しない限りはいたって害はないモンスター。わかりやすいようにいうなればモンハンのポポを想像するのがいかもしれない。攻撃も単調。簡単に避けれるため安全、大きいので攻撃も当てやすく、HPは多いのでいろいろ体術スキルをチェック出来るというまさに練習相手にうってつけというわけだ。さらにと言わんばかりにこのモンスターがドロップするアイテムはかなり便利なものが多く、キバは武器に、皮は防具、肉は食材とまさに狩られる為のモンスターと言ってもいい。
しかしこのエリアは第二層。βテスト時にもこのモンスターはいたので当然βテスター達が書いたガイドブックにも掲載されているので昼間はこのエリアはいい稼ぎ場になっている。だが今空達が狩りをしているのは真夜中。いくら弱いからといっても真夜中では視界も狭まるし、あの大きなキバの攻撃を喰らったらひとたまりもない。なので安全のためプレイヤー達は夜に狩りへは出ずに昼には狩りへ、夜には街で活動している。よってモンスターが狩り尽くされている昼とは違い、わんさかモンスターがいる狩り放題なわけだ。
「空〜、本当にこんなペースでこのままウルバスを目指すんですの〜」
「僕達ひ弱組はヘトヘトで疲労死しそうなんですが〜」
ステフとテトは三日間それも寝る時間も削る空の鬼指導のせいで肉体的にも精神的でもういっぱいいっぱい。さらに追い打ちをかけるかのような実践練習といつ倒れてもおかしくない状態なのだ。
「本当はもっと稼いでおきたかったんだそろそろ潮時か....こっからは最短距離でウルバスに行くぞ。ステフとテトは戦闘になったら俺かキリトの後ろについてろ」
「ステフ、テト....だらしない」
「こんだけタフなモンスターに覚えたばっかの体術スキルだけでかれこれ100体は倒してるんだ。むしろ平然としてるお前らが普通じゃないんだ....ふっ!」
「そー言いつつ会話しながらもモンスターを倒してるキリトさんも十分普通じゃありませんわ〜」
「俺だってもう息上がり初めてるよ、さすがに体術縛りは疲労感はんぱないな」
そんな会話をしながら平原での戦闘を終え、無事にウルバスまで大量に手に入れたアイテムを抱えて帰ってくる事が出来た。さっそく素材で新しい武具を作りに行こうとする空と白にステフとテトが猛反発してその日はそのまま宿屋で就寝することになった。
日は変わって次の日
「さ〜て、今日こそは武具の補強だ!ここから一番近い村だとマロメに道具屋はあるが品揃えが酷すぎるんでこのまま進んで更に先きの村の道具屋で武具の補給だ。ちゃんと武具作れるだけの素材は集めたし、さっさと作って迷宮区攻略しに行くぞ」
「にぃ...白、武器の強化したい」
「あ、俺も武器の強化はしときたいな」
「あなた達は....昨日あんだけ戦って疲労感とかはないのですの?」
「あはは、ゲームの中だから寝ただけで疲労全回復だからね♪現実だったらとんだブラック企業だね」
テト、ステフの武具ははじまりの街で販売されている装備のままなので、新しい武具を購入する必要があるが空とキリトのアニールブレード、白のボーンダガーは売っている武器よりも強力なためここで武器の購入はせずに武器のステータスを上げる強化をすることにした。が
『ふ・・・ふざっ、ふざけんなよ!!』
絶叫が響き渡り俺達は足を止めた。
「なっ、なんですの!?」
「ほっとけ、どうせなんかしらのもめごとかなにかだろ」
『も、戻せ!元に戻せよ!プラス4だったんだぞ・・・そ、そこまで戻せよ!』
「「は?」」
再び響く叫び声、やはり空が言う通りプレイヤー同士のもめごとのようだ。
だがここで一つ空と白が疑問に思う。
「待て、どういう事だ....なぁ、ちょっと見に行かないか」
「ど、どうしたんですのいきなり?」
「おかしいんだ。プラス4と戻せ、それとこの叫び具合からするとこのもめごとの原因は武器の強化に失敗した態度だ。それもかなりの大失敗って感じの。そして聞こえて来たのは東から。
なぁキリト、β版のときウルバス東広場に鍛冶屋なんてあったか?」
ここでキリトも空が言いたい事が解ったようだ
「いや...ウルバスに鍛冶屋はなかったはずだ、ガイドブックにも書いてない。β版のときに東広場にあったのはたしか商人プレイヤー達が店だしてた所だ」
「鍛冶屋があるの北広場....武器強化の話題なんて....東広場じゃ....出ない」
「で、でもβ版と街の作りが変わった可能性だってありますわよ?」
「それならそれでここで武器強化するだけだ。もしかしたら違うもんが見れるかもしれないけどな。とりあえず東広場に行ってみようぜ」
東広場に来てまず最初に目に入ったのは人ごみ、そして顔を真っ赤にして喚き続けているプレイヤー。あの怒っているプレイヤーの防具からして最前線で戦っているプレイヤーなのだろうと思うが中の上というところだろうか。
「なんだよ4連続大失敗って!プラス0になるとかあり得ねーだろ、これならNPCにやらせたほうがマシじゃねーか!責任取れよクソ鍛冶屋!」
ーという穏やかじゃない罵倒が地味な茶色い革エプロンを装備した小柄な男性プレイヤーに続く。おそらくあの小柄な男性プレイヤーが鍛冶士なのだろう。
広場の一角に灰色の絨毯を広げ、その上に椅子や鉄床を陳列棚を所狭しと並べている。あの絨毯は[ベンダース・カーペット]という決して安くないアイテムで、町中の路上で広げるとそこを簡易的なプレイヤーショップにできるという、駆け出し商人プレイヤーには必須の代物だ。
そしてこの騒動。おそらく地面に剣を叩き付けながら怒っている男は、その剣の強化を、無言でうなだれている鍛冶屋に依頼したのだろう。一般的には、同レベルならNPCよりもプレイヤーの鍛冶屋の方が成功率が高い。もちろん熟練度が上がっていないとNPCよりも成功率は低いが、それはある程度なら見かけで判断出来る。生産系スキルによういる道具、鍛冶屋なら[ブラックスミス・ハンマー]系は熟練度数値で装備の可、不可がかなり細かく設定されているからだ。いま、消沈中の鍛冶屋の鉄床に載っているのは[アイアン・ハンマー]で、この街でNPC鍛冶屋が使う[ブロンズ・ハンマー]よりも要求スキル数値が大きい。
だから男もこの鍛冶士に愛剣を託したのだろうが結果は見ての通り大失敗。NPC鍛冶士よりは成功率がいいとはいえ相当な熟練度を持っていない限り、武器の強化成功率は100%にはならない。100%でないならばたとえどんなに確率が低かろうと発生してしまのがゲームの特徴でもある。4回連続失敗なんてことだってありえないことではないのだ。
だが、あの鍛冶屋の男性の目。
心理戦最強、獣人種の第六感を見抜いた空だけはわかっていた。
この騒動はまだ何かあるということを。
艦これ夏イベ断念してめっちゃ嘆いてるストーム1です....本当辛い....
さて、では前書きの問題の答えの発表です。
正解は〜〜14時間!!....本当アホみたいに毎日が過ぎてきました(/-;)
起きて飯食って塾行って帰って来て飯食って風呂は行ってもう2時くらい....
受験勉強ってこんな辛いとは思っとらんかったぞ。
休みが今日だけだったのでなんとか今日は上げました!
さっさと受験終わってのんびり過ごしたい物です。
次回もいつになるかわかりませんが失踪はしないんで気長にお待ちくださいm(_ _)m
それではまた次回お会いしましょう!