FLEET COLLECTION ~艦CORE~   作:ARK-39

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はじめに、#14後半ですがあまりにも手こずっているために筆者は物語を先に進ませることにしました。お詫び申し上げます。#14後半は近い内に投稿したいとは思っています。
今回は#15へ進むに当たって、#14における作戦の成否が著されています。ネタバレは嫌だという人は戻っても構いません。
更に今回は台詞のみと言う特殊な構成となっています。登場人物の差別化も行っていませんのでかなりややこしいこととなっています。ご注意を。










長い前書きとなりました。
それでは本編を再開します。


Tea brake
Time


「・・・以上で、今回の作戦にて地上エリア88区画を再奪還。

 これによって地上の戦線も4区画の前進に成功です。」

「・・・どうだ、貴公の意見は。」

<<ん、想定の範囲内ではあるよ?でも、予想外、だね。

  はっきり言おうか、"良すぎる"。>>

「・・・やはりか・・・。」

<<もっと此方に被害が出る筈だったが、何故(なにゆえ)、だ。>>

<<やはり、あの社長か。>>

<<有澤か・・・。適当に放しておきたかったが好き勝手に過ぎたか。

  しかし地上を実質的に独占している状況では此方に分が悪いぞ。>>

「・・・彼等は放っておいても敵と戦う行為に変わりはない。

 むしろ、彼等が好き勝手にやってくれた方が気が楽というものだ。」

<<そう言えばキミのご息女も善戦だった様だね。

  "船"は壊れたようだけど・・・全く、よくやるよ。>>

<<当然だ。良いのだぞ?もっと誉めても。>>

<<いやいやいや。>>

<<さて、聞いた話だが、艦隊が一つ緊急で加わっていたそうだな。>>

<<名は<レイヴン>と言ったか。

  まだ新人だが・・・ほう。>>

<<先のアスピナの方にも確認できるか・・・。>>

<<・・・。>>

「確か、君が見出した提督だったな。

 成程なかなかだが、どういう了見だ。」

<<”たまたま”だ。新入りらしく気張っているにすぎんだろう。>>

<<しかし、これはもしかするかもしれませんな。>>

<<・・・”素質”かい?

  どうかな、これだけじゃ、まだ判らないね。>>

「しかし、最近不穏な話も聞くようになった。」

<<”我々に楯突くもの”か。と言っても、よくある話ではないのか?>>

<<左様、しかし、”故に”、だ。>>

<<?>>

「もし、ではある。

 今までの輩とは”違う”かもしれないのだ。」

<<例えば、”何時か亡んだ処の亡霊”とかな。

  ・・・どうだ?>>

<<下らんな。”ファルス”に付き合う気はない。>>

<<世に考え過ぎは無いのだぞ、小僧。>>

「まぁ兎に角、警戒を怠らない事に尽きる、というのが現状では精一杯だ。」

<<ならば、先ずは<レイヴン>の次の進路を聞こう。

  そこで見えてくるかもしれん。>>

「・・・<レイヴン>の航路を挙げろ。」

「ハイ、次の進路は・・・。

 鎮守府<呉>のようです。」

<<・・・!>>

<<フン・・・。>>

<<・・・"有り"、かもしれませんな・・・。>>

「よし、<呉>に<レイヴン>艦隊より早く到着できる艦隊に任務を」

<<私の方で持て余している提督がいる。確か<レイヴン>に興味を持っていた。>>

<<!ほう、貴様が直々に動くか。>>

<<秩序を乱すものは総てを壊す。それを防ぐのが我々の責務だ。

  亀裂は直さなければならない。必ずそれを壊すからだ。>>

「ではこの件は君の方に任せるとしよう。」

「それでは、今回はこれで以上となります。

 お疲れ様でした。」




読んでくださって有難うございました。

-補足、というより蛇足-

今回には登場人物が8~10人程います。
それぞれどんな人なのか分かりましたでしょうか。
・・・すごく分かりやすい人もちらほら居ましたが・・・。

蛇足にまで付き合っていただき、有難うございました。
私の作品を読み続けてくださるのであれば、応援、アドバイス等いただけますと有難い限りです。

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