FLEET COLLECTION ~艦CORE~ 作:ARK-39
もう「一話が短い」タグが「騙して悪いが」状態です。
それでは本編を再開します。
山城は、ようやく自分に装備された武装の意味を実感していた。
((敵の足が速いから機動力と火力の両立のために!))
<アルゼブラ・イクバール>のハンドガンは総弾数、火力の総合点で他社製品より優秀である。
尤も、その性能には真の意味が存在するが今回は割愛しよう。
また一機、ハンドガンで牽制ついでに足を止め、自慢の主砲でとどめを刺す。
「山城さん、後は任せてください!」
「分かったわ。」
<カスケード・レインジ>の旗艦・吹雪が「ハンドレールガン」を構える。
それに合わせて山城はOB(「オーバードブースト」の略称)で一気に戦線を離脱する。
「いっけぇ!」
凄まじい轟音と衝撃と光の帯を纏った一撃が敵の七割を薙ぎ払う。
「やりましたぁ!」
撃った本人は喜んでいる。
「・・・やっぱり不幸だわ・・・。」
しかしそれまでちまちまと敵の数を減らしていた山城にとっては不愉快極まりない。
「山城、こっちの方が数が足りないわ、加勢して。」
「はい姉さまぁっ!」
だがそれも、”姉”である<ゲルニカ>の旗艦・扶桑からの一声ですべて吹き飛んでしまうのが山城である。
艦娘には”姉妹艦”と呼べる同系艦種がおり、それぞれ仲がいい。一部では若干病的な程であるが、一緒に出撃させると戦闘時の士気高揚などの効果もある。
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<<いよいよだ、行けるな<フラジール>。>>
「ハイ、もとよりその為の<フラジール>です。
1対1での戦闘では、敗率はほとんどありません。」
<<ふん、そいつは良かった。>>
「では作戦、実行します。」
((島風、出撃しまーす!))
カタパルトから打ち出されてすぐに島風がOBの体制に入る。
島風程のOB出力であれば、真下に吹かせば一時的であるがVOBごと空中に待機できる。
そして、
<<「VOB」出力開始、点火体制。>>
VOBの各所バーニアスラスターに火が入る。
<<「VOB」点火。>>
次の瞬間、島風はその場から消えた。
((!!!))
時速1300kmまで1,9秒の加速は島風の意識を削げさせるが、彼女にもスピード狂としての意地がある。
((ッ!・・・これ・・・スゴ・・・ッ!))
その加速は時速3000kmを過ぎてまだ終わらない。
「島風、そろそろ最高速度です。」
((・・・ふふっ・・・!))
「?・・・どうしました島風?」
((はっやーい!これっ!スッゴくっ!))
「はっやぁーいっ!」
そして島風はこの速さに夢中になっていた。
「・・・良い傾向です。」
それを感じ取ったCUBEは、自分の口癖をひとつ、呟いていた。
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<<島風が出撃しました。
約18秒後に戦闘領域へ到達しますので、接近の際の衝撃波に注意してください。>>
明石からの通信が入る。
見た目上では戦況は有利に働いている。だが、あくまで今回の作戦は資源採掘拠点の奪回であるため、要である<フラジール>の島風に期待しなくてはならない。
「邪魔よっ!」
旗艦の叢雲がまた敵を撃破する。今のは軽巡クラスか。
彼女は初陣から旗艦を勤めているため、「AMS」との接続精度が上がっている。精度の向上は戦闘時における思考のタイムラグの短縮等、結果的には戦闘力の強化に繋がるものである。
「Oh!ムラクモがかなりナイスな動きデース!私達も負けてられないネ!」
艦隊名<ノブレス・オブリージュ>、ローゼンタール「ジェンドリン」の長である提督レオハルトの旗艦・金剛がそう言って敵陣に強襲する。
レオハルトは現役提督の中でも一番の古参であるが、その動きに衰えは見られない。
「ヒエー!お姉様の邪魔はさせませーん!」
金剛の後を追うのはジェラルド=「ジェンドリン」提督率いる艦隊<ノブリス・オブリージュ>の旗艦・比叡だった。
現在叢雲は金剛達のグループで戦っている。
金剛が上空へ「翔ぶ」。彼女の背中には「羽根」が生えていた。水上で援護する比叡にもまた同様の「羽根」が生えている。金剛はその「羽根」を敵陣に向け、砲撃の体勢に入る。
<<我が名に懸けて!>>
「Burrrrrning Loooooooooove!!!!!!!!!!」
放たれたのは強力なレーザーであり、水柱をたてて敵を焼き払う!
金剛に生えていた「羽根」、それは高出力のレーザーキャノンだった。
その見た目から付けられた愛称は「破壊天使砲」、確かに撃ち終えて上空から「降臨する」金剛の姿はその「羽根」も相まって天使かもしれない。
それを見て比叡とジェラルドは、
「さっすがはお姉様!くーっ!素敵ですッ!」
<<お兄様の砲撃を浴びれるとは、敵ながらふらやましいよ。>>
と、中々に残念である。
金剛と比叡は姉妹艦であり、レオハルトとジェラルドも兄弟のため、兄弟姉妹艦揃って仲が良いのだが、兄と姉、弟と妹が各々似た方向性を醸し出している。
特にジェラルドよ、それで良いのか?
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((これなら本当に誰も追い付けないねっ。))
VOBが最高速に到達する頃には、島風にも大分余裕が生まれていた。
今回の島風のアセンブルにおけるVOBの最高速度は実に時速4300kmに達するが、もう彼女は問題としていなかった。
((・・・見えた!))
いよいよ戦闘領域へ突入する。
敵資源採掘拠点要塞の搬入口目掛けて島風が飛ぶ!
しかし敵とてそう易々と侵入はさせてくれない。陽動はしていたが、島風に気がついたいくつかの敵深海棲艦は彼女に砲火を浴びせようとする。
だが、その攻撃はことごとく空を切るだけとなる。
((銃弾なんかより、ずっとはやい!!))
搬入口が目前まで迫る。縦6,8m横13,4mは問題にならないのだが、此処に来て別の問題が発生する。
「・・・!」
先に気付いたのはCUBEだ。
((うっ!うそっ!あれっ!))
島風も、搬入口の異変を察知する。
((レーザーフェンス!!))
そう、搬入口内部にはレーザー式のフェンスが張り巡らされていた。
間違いなく侵入者対策だが、偵察時には無かった機構だ。
普段ではあまり脅威には感じないそれも、時速4300kmで激突すればたちまちバラバラになってしまう。
更に隔壁が降りようとしており、対策を考えている時間はない。
「島風、この程度の障害ではプランに変更はありません。」
((トーゼンだよっ!))
<<「VOB」パージします。>>
VOBを切り離して、島風は搬入口へ全速力で突入して行く!
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「さて、どこまで耐えられますかね・・・!」
CUBEが全身、特に頭に力を入れる。
意識を集中させ、島風との接続精度を極限まで引き上げる。
間違いなく諸刃の剣である。CUBEの額に青筋が浮かび上がる。
<<メインシステム、戦闘モードへ移行します。>>
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「AMS」はそのシステム上、艦娘との接続精度が向上すれば提督にもリスクが増えてくる。
例として艦娘が被弾すれば提督にも被弾の感覚がフィードバックされる。この時提督は実際に被弾しているわけではないために、感覚だけの被弾によって脳が一種のパニック状態となる。
更に、より慎重な制御が要求される時もまた、精神的ダメージの発生を回避できない。
現在では技術の発達によってある程度は緩和する事が可能となったものの、かつて艦娘を本格的に投入する事となった通称「リンクス戦争」では、提督の前身となった「リンクス」はもろにダメージを負ってしまう結果となり、投入された26名のリンクス及び艦娘は戦時中に約半数を損失、その残りも戦後には廃人同然となってしまう者が後を絶たず、実質の生き残りは片手で収まってしまう。
その中でも、艦隊<ノブレス・オブリージュ>の提督レオハルト・ジェンドリンは「リンクス」の生き残りでありながら「提督」としても未だに現役である唯一の人間である。
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搬入口へ突入した直後、閉鎖しようとしていた隔壁が衝撃波と切り離したVOBの直撃で入り口ごと爆発する。
幸いにレーザーフェンスの密度は薄い。だが時速4300kmで縦6,8m横13,4mの中を上下左右に機動を修正しなくてはならず、加えてこの搬入口はかなり入り組んでおり、この状況はCUBEの精神を徐々に蝕んでゆく。
((オゥッ!!!))
間一髪・・・!今のはなんとか避けた。が、次は・・・!
((提督、これ以上は・・・!))
流石に島風も提督の状態に気付く。
「確かに、これはプランD、所謂ピンチです。」
((・・・!じゃっ、))
「ここを切り抜けたら、島風の好きにしてください。」
((!))
「だからそこまでは私に任せてください。その為の<フラジール>ですから!」
そう言われては、島風も言葉が続かなかった。
「もうすぐゴールです、後は・・・!」
レーザーフェンスの終点で、CUBEに限界が訪れる。
((!?、どうしたのっ、))
「AMSから、光が逆流する・・・!」
「!!!提督っ」
「ギャアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!」
断末魔の後、彼からのAMS接続が切断される。
「提督っ!!!」
だが、感傷に浸っている時間は、無い。
侵入者に気付いた内部の敵が続々と集まってくる。
「提督・・・。島風、砲雷撃戦入ります!!」
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島風が内部に突入して数十秒、外部の敵が大分減ってきたところで明石から通信が入る。
<<提督、<フラジール>のAMSが切断されました。>>
レイヴンに緊張が走る。AMSの切断は、通常であれは操舵艦娘の轟沈か提督の死亡を意味する。
そう、養成所で教えられてきたからだ。
直後、オッツダルヴァから通信が入る。
<<あのオペレータから報告は来ているはずだ、追加の任務をやる。
内容は、敵資源採掘拠点要塞中枢より<フラジール>の旗艦・島風の援護だ。>>
<<島風はまだ健在で任務を遂行している。
だが、恐らく現状では帰還が困難となるはずだ。
そこで、貴様の艦隊から1隻中枢に侵入し、島風の援護と帰還時の護衛を行ってもらう。
島風は、カラードも注目しているアスピナの最高傑作だ。
彼女の損失は5年先までの艦娘技術の停滞と等価とまで言われている。
貴様が此処で島風を救出すれば、カラードと企業連中からの評価は上がる。
生憎現在動ける艦隊は貴様しかいない。
だが、貴様にとっては悪い話ではないはずだ。>>
レイヴンは、あまり悩むことなくその任務を受諾する。
<<任務の受諾を確認しました。では1隻、艦娘を選んでください。>>
明石が受諾の確認と、艦娘の選択を指示する。レイヴンは即座に叢雲を選ぶ。
((ま、当然よ。))
すると響が脳に直接呼び掛ける。
((じゃ、私はそっちに行って叢雲の穴を埋めるよ。))
響はこういうところで何かと気が利く。
・・・ただ、戦闘中もスキットルで酒を持ち歩くのはどうかと・・・
((酒が怖ければ戦は出来ないよ。))
・・・そうか、この状態では思考は筒抜けだ。
((さて、行くわよ!))
そして叢雲がOBを吹かして内部へ突入する。
搬入口のレーザーフェンスはどうやら島風の衝撃波で機能不全に陥っているようだ。
島風とCUBEには失礼だが、レイヴンはかなり楽に進行出来る。
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「おっそーい!」
島風が14体目の敵を撃破する。これで全部のようだ。
要塞内部の戦力は駆逐・軽巡クラスばかりで、彼女の敵ではなかった。
「このまま中枢に侵入して、ソッコーで終わらせるよ!」
((でも連装砲ちゃんが居ないから火力が心配だし、提督も・・・、))
そう思いながら島風が中枢へ侵入する。
直後・・・!
「オゥッ!!っほ、砲撃!」
島風は周りを見渡したが、反応がない。
しかし!
「!ッ、また!?」
再度砲火が島風を襲う。
これを避けた島風は、砲撃地点から逆探知、予測機動を割り出して攻撃する!
「guaaaaaaa!!!!」
「!、やっぱり・・・!」
見事にヒットさせると、その場所から深海棲艦が現れる。
敵深海棲艦には軍艦種(駆逐、巡洋、戦艦、空母)以上の、今回の様な拠点等を統括したりする"鬼"や"姫"といった種族が存在する事が、「リンクス戦争」で確証されている。
今回はどうやら鬼級といったところか。
「ステルスなんて姑息なもの使っているって事は・・・」
「uu!シズメェ!」
敵の攻撃を島風は余裕をもって回避する。
当然だ、相手が見えていなくても当たらなかった攻撃が、相手どころか自分に向けられた砲口までよく見える状態の攻撃が彼女に当たる筈がない。
「にひひっ、あなたって、遅いのねっ!」
「ヴァアアアアアアッ!!!」
逆に、敵は島風の攻撃で段々消耗してゆく。
「あなたじゃ私は倒せないよっ。」
「ガァッ!!」
「だってあなたには足りないものがあるんだもん。」
「グゥッ!!」
「そう!足りていない!足りていないよッッ!!」
島風が一旦距離を取る。
その隙に敵鬼級はこの区画ごと破壊すると言わんばかりの濃密な弾幕を展開する。
しかしその中に島風が突っ込みながら敵に向かって叫ぶ!
「あなたに足りないものッ」
島風が弾幕を避ける!
「それはッ」
まだ避ける!
「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さァッ」
自分の放つ弾幕をことごとく避けるその姿に敵は恐怖を覚えたかもしれない。
だが残念なことに、深海棲艦に感情があるのかはまだ研究されていない。
「そしてなによりもォォォオオオオッ!!」
だが、このとき島風を目の前にした敵の表情は正しく「恐怖」であった。
島風はレーザーマシンガンを放ち、追加ブースターを敵に向けてパージする。
実はこの追加ブースター、パージの際に敵に向かって行き爆発する機構を持っており、瞬間的な破壊力は「破壊天使砲」に匹敵する。
「速さが足りない!」
「GyAAAAAAaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!」
島風の決め台詞と共に、敵が爆発四散する。
作戦は成功した。島風はすぐさま帰還の準備をしようとする。
だが、主を失った要塞は主を殺めた彼女を還そうとはしない。
深海棲艦の拠点は主である鬼や姫級が倒れると、その均衡が保てなくなるらしく倒壊する。
この時艦娘ごと巻き込まれる「心中」状態となり、倒壊後では艦娘も生きては戻れない。
「まずいよ、このままじゃ命まで速くなっちゃう!」
既にこの場所も内壁が剥離し始めている。
その時・・・!
「まったく!少し服が汚れたじゃない!」
「あなたはっ!」
隔壁を豪快に破壊して目の前に現れたのは艦隊<レイヴン>の旗艦・叢雲だった。
「さて、倒壊が始まっているわ。脱出するわよ。」
「おっそーいー!」
「って!アンタが搬入口をカッ飛んでメチャクチャにしたからよ!
第一人に助けられたときは」
「ありがとねっ。」
「・・・まァいいわ、付いてらっしゃい。」
「速くお願いね!」
「人にものを!ってそうも言ってられないわね。
分かったわ。なるべく速く行くわよ!」
「やたっ!」
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<<島風、叢雲の脱出を確認しました。作戦は成功です。>>
明石からの通信で、ようやくレイヴンも緊張を解くことが出来た。
各艦のモードを<通常モード>に変更すると、通信が入る。
<<今回は私としたことが無茶をしすぎてしまったようです。>>
通信はCUBEからだ。生きていたのか。
<<その上で島風の救出、ありがとうございました。>>
面と感謝されたことが余りなかったレイヴンは、少し戸惑うが、
<<お陰でテストのデータが抽出出来ます。いい傾向です。>>
戸惑うことは、やめるにした。
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初の大規模作戦を終えて、レイヴンは一旦<横須賀>へ戻ることにした。
今回の長文を読んでくださって有難うございました。
本来文字数1800弱を目標に進める予定がどんどん増えて今では4000弱が目安になっていたところで今回6500を越えてしまいました。
次回は其程文字数も多くならないでしょう、ネタ回です。
それは置いといて、
-補足、というより蛇足-今回も長いでしょう。
今回、6500文字を越えるだけあってネタ満載です。
そこで、書けるものを挙げます。大まかに三つ程。
序盤、山城の不幸が発揮するシーンの吹雪。
艦隊名がカスケード・レインジの時点でこのネタは外してはいけないでしょう。
「ACLR」のOPより伝説のフロムマジック「ハンドレールガン」です。
一応、この世界のハンドレールガンはOP並の威力を本当に実現している設定ですが、現在レイヴンの艦隊で採用する予定はありません。
そして、なぜ「林檎少年」と被るにも関わらず吹雪を選んだのか。というところですが、
理由1:「主人公」なので何かのACのOP再現をしておきたい。
理由2:そしたらニコニコ動画のとある動画で吹雪が「那珂ちゃんのテーマ」の産みの親によって作られた自分のキャラソンをバックに豪快にぶっぱなしているのを見て非常にシンパシーを感じてしまった為。
1は兎も角、2の方は実際に観てみる事をおすすめします。動画名は出しませんが、辿り着けると思います。
なんてったってよ、LRの最初のビルのとこからそのキャラソン動画再生するとよ、丁度サビに入るところでカスケがぶっぱなすんだぜ・・・、似合わねぇ筈ねぇのよ・・・。
・・・少なくとも筆者はそう感じました。
次に、先に金剛の破壊天使砲。
AC4のpvからです。
金剛は英国製で、ローゼンタールはドイツ系企業の筈であり、ドイツ艦娘も実装されているのですが、このネタは何故か金剛にしか合う気がしません。
理由:ニコニコ動画で「呉鎮」のシリーズを観てしまったから。
後、ドイツ艦娘ですが、本編内のある設定上「艦娘」としては登場できません。
最後に今回の主役島風のネタ祭り。
VOBはACfaのOPから、
レーザーフェンス搬入口潜り抜けは空のACのトンネルミッションとマクロス「愛おぼ」から。
そして敵鬼級相手のやり取りは「スクライド」よりストレイト・クーガー兄貴の名言です。
VOBは彼女に付けないで誰に付けるといえる程の逸品なので迷いなく最速になって貰いました。
因みにもっと最速を目指す場合、何も装備していない島風が時速4900km(約マッハ4)出せる、という設定があります。
搬入口潜り抜けも定番のひとつだと思います。実はそこまでスピードを出す必要など全くなかったりする訳ですが、トンネルとか入ると無性に飛ばしたくなるあれと同じです。
一応、VOBの加速によって止まられなくする設定も考えてありますが、読者の皆さんの「フロム脳」がそれを補完出来る事を信じて書きません。
最後、兄貴の名言。
速さに生きるヒトである以上、この台詞とは離れることが出来ないと思います。
因みに筆者は、島風の提督が勤まるであろう人間は
「CUBE」/「アーマドコアフォーアンサー」
「ストレイト・クーガー」/「スクライド」
「シャーロット・E・イェーガー」/「ストライクウィッチーズ」
が即座に思い付きました。
これ以外にもネタはありますので気付いたときはクスッとするなり読者の自由です。
蛇足にまで付き合っていただき、有難うございました。
私の作品を読み続けてくださるのであれば、応援、アドバイス等いただけますと有難い限りです。