遊戯王 デュエリストのお兄さん 蒼銀の導き 作:ひろやん(すぴ出身)
話の展開を急ぐのでさっくりいくと…
青き眼の盾の使い方を知るために向かった龍の霊廟は
そして私は魔法都市エンデュミオンに来ていた。龍の霊廟で戦力の強化がさほど出来なかったので青き眼の祭司の勧めで戦力の強化のためにやってきたのだ。
話だけ聞くと真紅眼谷は
「酷いな、これは…。ソウを連れてこなくて良かった」
美しい景観だったであろう町並みは廃墟の集まりとかしていた。街の住人は優秀な魔法使い、錬金術師なのでおそらく都市を襲撃したペンデュラムに連れ去られてしまったのだろう。こうなると戦えるの青き眼の一族と真紅眼谷だけになる。
この戦い最終的にはどちらも滅んでしまうのだろう。おそらくここは過去の世界だ。それも千年アイテム誕生前の。そして青き眼の一族の最後の生き残りがファラオの記憶編に登場したキサラなのだろう。
私は未だに黒く塗りつぶされて姿が見えない蒼銀のカードを取り出して眺めた。もしこの推論が正しければ蒼銀の正体は…。やめよう、今はここでの役目を果たして帰る事だけを考えたほうがいい。
そう思って青き眼の一族の所へ戻ろうとしたら近くで物音が聞こえた。行って見ると地下室の入り口らしき所から顔を出した少女と目が合った。まだ生存者が居たのか。
少女は私と目が合いうと地下に逃げて行って。
「待って、私は敵ではない」
下手に追いかけると怖がられるので入り口の所で止まり、地下に向かって叫んだ。
「分かっています。お兄さんは人間ですから。でも、あの、その…、私、人前に出るのが苦手なんです!」
そう返事が帰ってきたので私は入り口から彼女と話をする事にした。
「あの、ありがとうございます。私はノエル。シャイニート・マジシャンの魔術師名を与えられた錬金術師です」
少女は地下から答えてそう名乗った。
ノエルから詳しい話を聞くとノエルは引きこもりらしい。エンディミオンが襲撃された時、友達が訪ねて来たのでそして地下の居留守用退避シェルター(何だそれ?)に隠れていてそのまま一日が過ぎ外に出てみたら街は壊滅していたらしい。
シェルター内に水と食料も常備して有ったので今までシェルター内に隠れていたのだが、水と食料が無くなったのでシュルターの外に出てきた所を私と鉢合わせたのだった。どうやらエンディミオンが襲撃されたのはだいぶ前の事のようだ。
「あの、お兄さんと出会えてよかったです。それで私のほかにどれだけの人が無事なのかは分かりますか?」
「残念ながら助かったのはノエルだけだと思う。今無事なのは青き眼の一族の所をと真紅眼谷だけで青き眼の一族の所には逃げてきた人は愚かエンディミオン壊滅の情報も届いては居なかった」
私がそう言うとノエルは取り乱した。
「そんな!じゃあミアちゃんは?アルケミック・マジシャンの魔術師名をもつミアちゃんなら逃げ切れると思っていたのに…。こんなんならあの時居留守を使うんじゃなかった!家に入れていれば一緒に隠れていられたのに…」
どうやら友達が行方不明になってしまった様だ。街1つ壊滅したんだ、家族や友人…、大切な人を失ってしまって当然か。
「行くあてが無いのなら私と一緒に青き眼の一族の所に来るかい」
私がそう言うと暫くして少女は地下からでてきた。そして小さな声で『よろしくお願いします』と言ったのだった。
*****
一方その頃、4大征竜を奪った覇王黒竜は不機嫌を隠さないでいた。奪った4大征竜が禁止カードの封印によって自らを封じてしまっていたからだ。
覇王黒竜は部下の4体のオッドアイズ・ドラゴンに4大征竜の属性エネルギーを抽出し、魔術師を使って自身の強化を命じた。
そして、
一体は焔征竜-ブラスターの火の力と貴竜の魔術師をチューナーに使いオッドアイズ・メテオバースト・ドラゴンに
一体は巌征竜-レドックスの地の力と竜脈、刻剣の魔術師を生贄にささげオッドアイズ・グラビティ・ドラゴンに
一体は嵐征竜-テンペストの風の力と賎竜の魔術師と融合してオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンに
一体は瀑征竜-タイダルの水の力と竜穴の魔術師とエクシーズしてオッドアイズ・アブソリュート・ドラゴンに進化した。
そしてもう一体、弟のオッドアイズ・ファントム・ドラゴンを加えてオッドアイズ5人集を組織すると星読み、時読みの魔術師から
その光景を見ていた光属性のオッドアイズは残された魔術師の少女を連れて逃げ出すのだった。
ごめんなさい征竜は禁止カードになったので出てこないです。