咲-Saki-消えゆく京-   作:神狼K

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どうも遅れました、今回料理の知識がでます、ではご覧ください!


星は京に降り注ぐ…

翌朝になってまた俺は目覚めた、昨日は楽しかったな、今日は麻雀の練習でもするかな、なんか少しずつ麻雀がしたくなってきた、やっぱり俺は麻雀に魅了された人の一人なんだな、と思う、インターハイはいよいよ準決勝か……淡や照さんは大丈夫なんだろうか、確かに照さん達は強いけどやっぱり大きな大会では何が起こるか分からない、テレビでもつけるか……

ピッ

『大将戦終了!!』

 

「終わったのか、もう少し早めにつければよかったな」

 

『なんと!初出場の阿知賀が一位通過!白糸台は二位通過だぁ!いやぁすこやんまさか王者白糸台が二位になるとは思わなかったね』

『うーん、でも阿知賀のほうもギリギリって感じがするしやっぱり副将戦の失点と大将の大星さんの能力が通じなかった動揺が二位になった要因かな、宮永さんの大量得点や中鋒戦の役満もあったわけだから。』

 

『なるほどね、決勝のリベンジに期待です!』

二位通過か俺は決勝に進出してて嬉しく思うんだけどやっぱり王者だから一位じゃなかったら多少の批判はあるみたいだな、……隣の部屋に行こうかな。

 

青年移動中……

 

コンコン

 

「失礼します、……あれ?淡だけか」

 

「…………」

 

淡はうつむいている俺は心配になり声を掛ける

 

「淡、決勝進出おめでとう、試合みたぞ凄いじゃないかダブルリーチ」

 

「……っ、でも、私は、あんなに高校100年生とか、言っておきながら、一位になれなくて、悔しくて。」

 

泣いてるのか、言葉は途切れ途切れだった、そんな淡に俺は

 

「なにいってるんだ」

ペチン

 

「いた…」

 

「お前は一生懸命頑張ったんだ、それにさ王者にはこんな言い方失礼かもしれないが全力を尽くしたらそれでいいじゃないか、お前を責める事なんてなにもない」

 

「それにもしこのままじゃ嫌なら特訓だ!頼りないかもしれないけど俺も付き合うから」

なでなで

 

「京太郎は優しいね、私嬉しい!」

 

「よーし!じゃあ早速麻雀しに行こう!京太郎の特訓にも付き合ってあげる!」

 

「ははは!よろしく頼むな!淡」

 

「この高校100年生大星淡に任せなさい!」

 

誇らしく胸を張りながら淡は頼もしく言う

 

「じゃあ行くか淡」

 

「うん!」

 

 

物陰に照さんがいたことには気がつかなかった

 

 

side照

 

「淡…よかった元気になって、私もそろそろ行こうかな………でも」

 

『今の京太郎は精神がかなり不安定な状況下にある、くれぐれも麻雀をやる時には注意してくれ』

 

千冬さんがそういっていた、でも京君は死なせない私が守るからそれにもう私には京君のいない未来は考えられない、……いこう京君や皆のところに……

 

 

sideいろんな目線

 

俺と淡は二人ではさすがに練習できないので照さん達の帰りを待っていた、

 

「そろそろテルー達が帰ってくるはずだよ」

「おう、そうかよし!照さんがきたら沢山練習して本当に強くなってやるぞ!」

「少しは前向きな思考になってきたじゃん」

 

そうして俺達が話ているとガチャとドアが開く音がして照さん達が帰ってきた、照さん達は突然来ていた俺にも快く練習に付き合ってくれたんだ、それで俺達は練習を始めた

 

「うーん、これですか」

 

「うん、うまく避けたね」

俺は少しずつではあるが強くなっているそうだ、強くなっている実感は湧かないが照さんや菫さん、淡や誠子や尭深さんにまで褒めてもらえたから間違いないんだろう

 

「ポン」

 

誠子さんが今ので3副露になった、

 

「ツモ」

 

「誠子、凄いですね!」

キラキラ

 

「う//そうか?ありがとう」

 

なんだか照れてる様子、可愛いなぁ、っといつもの悪い癖だ、さて集中集中っと

「京君それロンだよ」

 

「わぁ、やられましたぁ」

「えっと、ツモ三色、赤1、ドラ2満貫です」

 

「うん、その調子だよ京君!」

 

「は、はい!」

 

照さん達との麻雀はとても楽しかった、全力でなくても本気でやってくれたんだ、たまに(:−:)な展開にもなったが楽しかったから乗り越えられた、咲達との麻雀とは違うんだ、咲達とのはひたすら打ちのめされるつらいものでしかなかった、点棒を払うのと焼き鳥になる作業しかなかったんだ、だけど照さん達との麻雀は楽しかったよ、……………早くみんなに会いたい、それで今度こそ見返すんだ、強くなったぞ、もう足手まといじゃないから仲間に入れて、一人にしないでくれよな……

 

「京君?どうかしたの?」

「え?いや、なんでもないです!、それよりもっとやりましょう!」

 

「うん、わかったよ京君」

二時間後

 

「今日は終わりにしようか」

 

「ありがとうございました、良い勉強になりました」

 

「ああ、……そういえば君は元々はどこの高校だったんだ?」

 

菫は知りたかった、京太郎の事を

 

「……清澄です」

 

「清澄?ああ、今準決勝を一位通過したあの高校か」

「須賀君は病気で来たって事だったよね」

 

「はい」

 

ちなみに尭深をはじめ照以外に白糸台勢の中には余命を受けた事は京太郎は話ていなかった……心配を掛けないために

 

「……あ!そうだ、せっかくですから今からなにか料理を作りますよ、俺、こう見えて料理得意なんですよ!」

 

「えっ、そうだったの!?」

 

「…意外」

 

誠子と尭深は驚く、

 

「では座って待っていてください、20〜30分で完成させますので」

 

「うん、わかったよ、何か手伝えるかな?」

 

「それじゃあ箸、スプーンとフォーク、ナイフを持っていって貰えますか?………あっ、いえやっぱりナイフはいいです、危ないので」

 

「心配してくれたの?」

 

「はい、そうです」

 

「即答かぁ///」

 

「じゃあ照さん待っていてください」

 

「う、うん//、わかったよ」

 

というわけで

 

「いざ参らん、白糸台の食卓」

 

まずはトマトの冷スープだな、次にトマトの味噌炒め、次に酢豚だな、よっしラストはマカロンでメニューは決まりだな、さて作りますか

 

調理中………

 

「できました、まずはトマトの冷スープからどうぞ」

「いただきます」

 

「う、美味い!」

 

「トマトにはビタミンAになるβ-カロチンをやや多く含んでいて。これは、抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られているんだが、その他にも髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれてるんだ。」

「へぇー、詳しいね」

 

「皆は女の子だから、ほら髪は女の命っていうだろ、だからそれを作ったんだ」

「あ、ありがとう、私達のために」

 

「次はナスの味噌炒め。」

「モグモグ、?、甘い?」

「ああ、野菜は新鮮なものを使ってるからな、スーパーの野菜とはまるで違うだろ?」

 

「新鮮って凄いな」

 

「ナスには紫紺色のナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種、アントシアン系の色素で、強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強く、。また、コレステロールの吸収を抑える作用もあるんだ、さらにナスには体を冷やす効果があり熱中症予防にも効果的なんだ」

 

「うわぁ、京太郎の優しさが見に染みるよぉ」

 

「よし、次に肉料理だな、酢豚だ」

 

「む、パイナップルが入っているが?」

 

「はい、パイナップルには肉を短時間で柔らかくする効果があるんです」

 

「本当だ、柔らかくて美味しい」

 

「酢とは古くから利用されている人類最古の調味料なんだ。酢酸やクエン酸をはじめ、アミノ酸などの有機酸が豊富に含まれており、疲労回復や生活習慣病予防に効果的で健康と美容に良いとされ、古くから多くの人々に親しまれてきたんだ。」

 

「なるほど、酢をたくさんとれば肌がツルツルになるんだ!」

 

「そういうことだ。次がデザートだ」

「スイカだ」

 

「最後はシンプルだな」

 

「はい、冷えてますので塩はお好みでどうぞ」

 

「モグモグ、美味い」

 

「お茶に合う」

 

「お茶ってタカミン、冗談だよね」

 

「合う」

 

「いやいや「合う」」

 

「合うの」

 

そんなこんなで食事は終わった、小説を見てる皆さんも熱中症には気をつけてください、

 

 

「ふぅ、今日はありがとね、京太郎」

 

淡と俺は今ホテルの屋上にいる、目的は……

 

キラン☆ミ

 

「あ、流れ星だ」

 

「願い事が叶うって言うよね」

 

「そうだな、次来たら願い事でもするか。」

 

「うん!」

 

☆〃『やぁ』

 

「また来たな」

 

「京太郎は何を願ったの?」

 

「そうだな、これからも皆で仲良くいれますようにって願ったんだ」

 

「皆……か、うんそうだね!いつまでも一緒にいようね!」

 

「いつまでもはむずかしいな」

 

「細かいことはいいんだよ!」

 

「はは、そうだな、淡は?」

 

「……京太郎の病気がなおりますようにって」

 

「淡……」

 

「ふふ、なんだか照れるね」

ニコッ

 

「……っ//」

 

その時の淡の笑顔はとてもキレイだった……

 

「…えっと、じゃあ戻ろうか……」

 

「待て」

 

「わぁ!?」

 

俺たちはいわゆる壁ドン状態になった

 

壁淡京

 

「きょう…たろ?」

 

「……なんで俺のために?」

 

「それ…は///」

 

「なんで俺のために願い事をしたんだ?」

 

「えっと……あの///」

 

「……っ、悪いつい気になってな、いやなら言う必要はないぜ///」

 

「じゃあな!」

 

「……バカ」

 

淡の声は夜空に消えていった………

 

 

 

清澄宿舎

 

「京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん」

 

「なんで、お姉ちゃんと一緒にいるの?何で?ナンデ?」

 

咲は京太郎以上に不安定になっていた

 

「京ちゃん……会いたい………会って謝りたい…………」

 

「京ちゃん……あぁ、京ちゃん、私の大好きな京ちゃん、………なんでお姉ちゃんは私の存在を否定したり京ちゃんを私から奪うの!?私悪い事した!?ねえ?ねえ!?、……まぁいいや、今日は寝よう、京ちゃん………お休み」ツー

咲の目から涙がこぼれる…

 

『淡の好感度が上がりました』

 

『咲は堕ちかけています』

『京太郎の寿命が少し伸びました』

 

『京太郎の死まであと3ヶ月』

 

 


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