魔法先生ネギま~とある妹の転生物語~   作:竜華零

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第27話「3日目・連戦・後編」

Side アリア

 

「にと~れんげき、ざーんがーんけーん!」

「・・・散りなさい、『千本桜』!」

 

 

無数の桜色の花弁が、月詠さんの斬撃を受け止めます!

マズイです、時間がないというのに見事なまでに足止めを喰らっています。

大技で沈めますか・・・でもこの後のことを考えれば、魔力は残しておきたい。

 

 

「あははははははっ!」

 

 

笑いながら瞬動で突っ込んでくる月詠さんに、『千本桜』の花弁の刃を集中させます。

しかし月詠さんはそれをかわし、時には弾いて、こちらへ・・・って、そんなバカな!?

 

 

「にと~れんげき、ざ~んく~せ~ん!!」

 

 

その弾幕をかいくぐる形で、気でできた二つの刃が飛んできました。

化物ですねこの人!

 

 

「たのしいなぁ~、ほんまにたのしいわぁ~。アリアはんとならいつまでもころしあいたいわ~」

「勘弁してください!」

 

 

かわして、撃ち合い、切り合いながらの会話です。

ヤンデレ、ノーサンキューです。

 

 

その時、突如としてネギ兄様達が向かった方角から光の柱が立ち上りました。

・・・何?

 

 

「んふふ~どうやらはじまったみたいどすなぁ~。センパイらは、まにあわんかったんやろか~」

「・・・時間が、無い」

 

 

原作と違い3人で向かわせましたが、意味を為しませんでしたか。

もう、猶予がありません。

『千本桜』を解除します。

 

 

「おろ?」

「・・・申し訳ありませんが、時間が押していますので、決めさせていただきます」

 

 

そう言って作るのは、私では抱えることも難しそうな巨大な刀、『斬月』です。

 

 

「・・・卍解」

 

 

ブ○ーチの方では刀の中に人格がありましたが、私の刀にはそういったものはありません。

能力はそのままに、純粋に私の込める魔力量によって威力と形状を変えるのです。

 

 

「・・・『天鎖斬月』」

 

 

両手で『斬月』を持ち、魔力を込めます。

すると、ごっ・・・と周囲に風が巻き起こり、刀が輝きます。

そして次の瞬間、巨大な刀の姿は消え・・・刀身の全てが漆黒の刀が私の手の中に。

その刃からは、言いようもないプレッシャーを放っています。

 

 

「・・・ぐ」

 

 

卍解は、結構、魔力を使いますね・・・。

 

 

「あ、ああ、ああぁあああぁぁあああぁ~~~」

 

 

月詠さんが、興奮したような声をあげました。

 

 

「ええわぁ~。これや、これ、このゾクゾクするかんじ・・・たまらんわぁ~」

 

 

顔を真っ赤にしてもじもじして、いやらしい人ですね。

生徒の教育に、大変悪そうです。

 

 

「・・・運がよければ、腕一本くらいで済むかもしれませんね」

「うふ?」

 

 

私の言葉に、にたぁ、と笑顔を浮かべる月詠さん。

そのまま身体中からドス黒い気を噴出させて、突撃してきました。

 

 

「にとーれんげき、ざーんてーつせーん!!」

 

 

私は魔力を収束させた『斬月』を振りかぶり、ためらうことなく、振り下ろしました。

 

 

「・・・『月牙天衝』っ!!」

 

 

漆黒の閃光が視界を覆い尽くし、月詠さんを飲み込みました。

今さらですが、やりすぎた感があるかもしれません。

魔力で構成された黒い斬撃は、目の前の地形を軽く変えていました。

 

 

「・・・・・・やりすぎましたかね」

 

 

前髪を軽く払いながら、そんなことを呟いてみます。

ふと見てみると、「うきゅ~」とか言いながら月詠さんが伸びていました。

なぜか傷が大したことがありません・・・身体を真っ二つにするつもりで斬ったんですけど。

見たところ刀が二本とも見当たりませんので・・・なんとかガードするなりしたのでしょう。

・・・急がないと。

 

 

私は『ラッツェルの糸』の切れない糸で、月詠さんを適当に拘束、木の上に吊るしておきます。

さらに靴の裏に仕込んである魔法具、『飛翔する翼』を発動。

 

 

「・・・アイキャン・フライ!」

 

 

発動キーを宣言、『飛翔する翼』は別に飛べるようになるわけではありません。

魔力で空中に足場を築き、そこを駆けるための魔法具です。

魔力の消費率が低いので、便利です。

いちいち森の中を進んでいられません、空からなら数分で行ける。

 

 

さらに、『闘(ファイト)』を利用した瞬動で、走ります。

 

 

・・・今、行きます。

刹那さん!

 

 

 

 

 

Side 瀬流彦

 

「先生、近衛さんの家にいるのど・・・宮崎さんと連絡が取れないです」

「もう寝てるのかもしれないよ? それより、もうすぐ消灯時間だよ? 早く部屋に戻りなさい」

 

 

まさか本山で騒動があったなんて言えないから、適当なことを言って3-Aの綾瀬君達を部屋に戻らせる。

 

 

学園長からの命令でもあるしアリア君の頼みもあるから、僕はここから動けない。

結界も維持しなければならないし、たまにアリア君が仕掛けていったらしい罠にかかる人間がいるから、それを捕まえることもしなくちゃいけない。

何より生徒が外に出るのを防ぐのが、意外と疲れる作業だった。

特に、3-Aの生徒。

 

 

「あれは・・・?」

 

 

その3-Aの生徒がいる階に行くと、絡繰君と、エヴァンジェリン・・・なんで廊下で正座?

 

 

「・・・マスター」

「い、いや、違うんだ。私は別に邪魔をしようとか、無理矢理カードを使って呼び戻そうとか、そんなことを考えていたわけじゃないんだ」

「では、このカードは私がお預かりしても問題ありませんね」

「そ、それは・・・ダメだ」

「・・・・・・マスター?」

 

 

・・・見なかったことにしよう。

ガンドルフィーニ先生達が目の仇にしている彼女が、従者のロボットに説教されてるなんて誰も信じてくれないだろうし・・・。

 

 

「あわわわ・・・」

 

 

ロビーに行くと柱の陰で・・・相坂君だったかな。

彼女が、困ったような声を上げていた。

 

 

「どうかした?」

「ひゃわっ・・・・・・あ、瀬流彦先生。そのう・・・」

 

 

相坂さんの視線の追ってみると、そこには新田先生とアリア君が置いて行ったらしい身代わりがいた。

それにしてもよくできてるなぁ、東洋魔術の式神とは違うみたいだし。

今度聞いてみよう。

 

 

とにかくそのアリア君(偽)が、新田先生と一緒にいた。

 

 

カッ、カッ、カッ・・・と、新田先生が歩く。

トコ、トコ、トコ・・・と、アリア君(偽)が、その後をついて歩く。

 

 

新田先生が止まると、アリア君(偽)も止まる。

新田先生は咳払いをして、アリア君(偽)の方を見るけど・・・アリア君(偽)は、不思議そうに首を傾げる。

そして、にこり、と笑って新田先生を見上げる。

それを見て新田先生はまた咳払いをして、歩きだす。

アリア君(偽)も、またそれについて歩く・・・。

 

 

どこの親子だと、突っ込みたくなるような光景だった。

 

 

 

 

 

Side 明日菜

 

「ラス・テル・マ・ステル・マギステル 闇を切り裂く、一条の光、我が手に宿りて、敵を喰らえ、『白き雷』!!」

「甘いわっ!!」

 

 

ネギの白い雷が黒い犬みたいなものとぶつかり合って、どっちも消える。

さっきから、ずっとこんな調子。

 

 

ネギが攻撃すればそれは決まらないし、逆もそんな感じ。

何度か加勢に入ろうとすると、ネギは意地になって止めてくるし・・・。

 

 

でも湖の方には、なんか大きな光る鬼みたいなのが見えるようになったし、時間が無いのはわかる。

刹那さんとアリア先生は今、どうなってるんだろう。

 

 

「ま、マズイぜ姐さん。兄貴の魔力も、そろそろ限界だ」

「ど、どうするのよ」

「正直、打つ手がねぇ・・・兄貴が一刻も早く、あの狗神使いを倒してさえくれれば・・・・・・あれは?」

「え?」

 

 

カモが突然空に何かを見つけたみたいで、私も上を見る。

白い何かがものすごいスピードで、通り過ぎて行った。

 

 

あれは・・・?

 

 

 

 

 

Side フェイト

 

もうかれこれ5回ほど、同じようなことを繰り返しただろうか。

フェイントも交えた攻撃で、桜咲刹那を翻弄する。

回避のスピードが予想よりも速かったけれど、それでもまだ遅い。

刀を弾いて足を払い、バランスを崩したところへ魔力で強化した拳を胴体に叩きこむ。

 

 

「がっ・・・!」

 

 

一瞬遅れて桜咲刹那の身体が、十数メートル吹き飛ぶ。

何度か床にバウンドして、最後には橋の床部分を壊しながら止まった。

 

 

「ぐ・・・うっ・・・」

 

 

なんとか立ち上がろうとしてるみたいだけど、さすがに限界だろう。

なまじ魔法が効かないものだから、肉弾戦で10分以上、痛めつけていることになるからね。

そしてやはり立ち上がれずにいる彼女に、今度は僕から近付いて行く。

 

 

「・・・体力も気力も限界だね。よく頑張ったよ、桜咲刹那」

「・・・はあっ!」

 

 

僕が近付くのを待っていたのか、刀を振り上げてくる。

でも、もはや魔力も気もこもっていないそれは僕には通じない。

しかも右腕を痛めたのか、左腕一本の力では。

 

 

「なっ・・・!」

 

 

刃をかわして、彼女の腕を掴み、引く。

そして片手で彼女の頭を掴み。

 

 

床に、叩きつけた。

 

 

 

 

 

Side 刹那

 

力が、入らない。

刀はまだ、取り落とすようなことはしていないが・・・振るう力が入らない。

 

 

「殺しはしない・・・けど、自ら向かってきたということは、相応の傷を負う覚悟はあるということだよね?」

 

 

私の傷など、どうでもいい。

ただ、お嬢様が・・・お嬢様を、救うまでは。まだ。

 

 

「う・・・」

 

 

フェイトが私の襟元を掴み、持ち上げる。

身長差のせいか、完全に持ち上げられるわけではないが・・・。

どちらにせよ、状況は最悪だ。

 

 

だが、まだ諦めない。

諦められるはずが、なかった。

 

 

左腕には、まだ、アリア先生の数珠と指輪がある。

あれほど、自分に助力してくれたアリア先生。

だからこそ、「失敗した」などということが、許されるはずがない。

だから。

 

 

 

 

 

Side フェイト

 

正直、ここまで来て心が折れないというのは賞賛に値するよ。

でも、力が足りないね。

 

 

自分の主張を押し通す力。我を通す力が。

自分を誇示できる力がなければ、何も得ることはできない。

 

 

「ぐ・・・」

 

 

涙すら浮かべて僕を睨み据えた所で、何も変わらない。

 

 

「・・・終わりだね」

 

 

右手で彼女の体を引き寄せながら、左手を振りかぶる。

終わ・・・。

 

 

 

 

左の手の平を、誰かに掴まれた。

 

 

 

 

小さな、女性の手だ。

最初は千草さんか、あるいは戻ってきた月詠さんが掴んだのかとも思った。

だけど、すぐにその考えを振り払う。

現実的に考えて、あり得ない。

なら、誰が?

決まっている。

 

 

彼女だ。

 

 

「せん、せ・・・」

 

 

桜咲刹那の視線の先。

僕のすぐ左側に、彼女はいた。

 

 

長い、そして雪のように白い髪が月明かりに照らされて、輝いているようだ。

左右で色の違う瞳は、薄く、赤色に輝いて見える。

その大きな瞳に、僕は一瞬、身体の動きを止めてしまった。

その彼女はなぜか、照れたように頬を染めて。

 

 

 

「男の子と手を繋ぐのって、私、初めてです」

 

 

 

そんな彼女の言葉に、僕は。

僕は、防御姿勢も取れずに、殴られるしかなかった。

 

 

 

 

 

Side 刹那

 

さきほど私がされたように、アリア先生に殴られたフェイトは十数メートルの距離を吹き飛ばされた。

 

 

「・・・お待たせしました。刹那さん」

 

 

支えを失って崩れ落ちた私に、アリア先生は微笑みかけてくれる。

怪我もしていないし、服の乱れや汚れもない。

ただ最初に比べて、やはり疲れがあるように見える。

 

 

「せ、んせ・・・」

「ああ・・・酷い怪我。こちらが先ですね。えっと・・・早く治る方が、いいですよね」

 

 

先生は奇妙な指輪を取り出すと、それを指にはめて「ブック」と唱えた。

すると、ぼむんっ、と音を立てて大きな本が出てきた。

こ、これは・・・。

 

 

「・・・ゲイン、『大天使の息吹』」

 

 

本から取り出した妙なカードを手に、何かを呟くと・・・そのカードから綺麗な翼を持った女性が出てきた。

し、召喚術か・・・?

 

 

『妾に何を望む』

「この子の怪我を・・・というか、悪い所があれば、全部、治してください」

『・・・承知した』

 

 

その女性が私に息吹のような物を吹きかけると、わ、わ・・・。

 

 

「か、身体が・・・」

「どこか痛い所とか、ありますか」

「い、いえ。なんというか、今までにないくらい絶好調というか・・・」

「それは良かった。けど、無理はしないでくださいね。怪我が治っただけで、気や魔力は回復しませんので」

 

 

・・・確かに、そちらの力は戻っていない。

不意に、頭に何かが乗せられた感触。

 

 

「良く、頑張りましたね」

「あ・・・」

 

 

さわさわ、と、頭を撫でられた。

・・・この気持ちを、何と呼んだらいいのだろう。

自分が危機の時に何度も助けてくれた人のことを、何と呼べばいいのだろう。

そしてその人に労われた時、どんな顔をすればいいのかわからない。

 

 

「あ、あの!」

「・・・はい?」

 

 

私から離れようとしたアリア先生に、思わず声をかけてしまう。

何を言いたいかも、わからないのに。

 

 

アリア先生が、きょとんとした顔で私を見ている。

い、いけない、何か言わないと・・・。

 

 

「あ、あの、その・・・」

「・・・いいですよ。ゆっくりで」

「あ、はい・・・」

 

 

にこり、と、穏やかに微笑むアリア先生。

その心遣いが申し訳ないくらい、有難い。

 

 

「え、と・・・こ、このちゃんのために、頑張ってくれて、ありがとうございます・・・」

「このちゃん?」

「あ、う・・・木乃香お嬢様のことです・・・」

 

 

いけない、思わず昔の呼び方を・・・。

アリア先生は、少し何かを考えるようなそぶりを見せた後、やはりまた、微笑んで。

 

 

「ちょっと、違いますね」

「ち、違う・・・とは?」

 

 

ばさっ・・・と、どこから取り出したのか、アリア先生は未だ膝をついている私に大きな黒いコートを羽織らせてくれた。

 

 

「刹那さんのためですよ」

「え・・・」

「もちろん、木乃香さんのためでもありますが・・・」

 

 

私の、ため?

 

 

「でも、一番は、刹那さんのために、今、私は頑張っています」

「・・・・・・・・・」

「・・・では、少し休んでいてくださいね」

 

 

そう言って、アリア先生は私に背を向けた。

その背中からは、さっきまで感じていた穏やかさとは別のものを感じる。

アリア先生も、消耗しているはずなのに・・・。

 

 

無意識に、肩にかけられたコートを、握りしめた。

 

 

 

 

 

Side アリア

 

魔法使いの世界の勢力バランスなど、私にとってはどうでもいいことです。

どうせ、学園長あたりは私に期待している所があるのでしょうが、彼らのために命を張るほど、私はできた人間ではありません。

 

 

それよりも、頑張った生徒にご褒美をあげるために戦う方がよほど命の懸けがいがあるというもの。

 

 

「・・・話は、終わったのかい?」

「ええ、わざわざ待っていただけるとは・・・お礼にアリアポイントを3点、さしあげます」

「なんだい、それは」

「私の好感度です。10点貯まる度にイベントが発生します」

 

 

などと他愛もないことを話しながら、フェイトさんと向き合います。

さて、いざ向き合うと何を話せば良いものやら。

 

 

「お待たせ、してしまいましたか?」

「仕事なら、仕方がないさ。お互いにね」

「・・・そこは、今来たところさ、とか、言うべきところでしょうに」

「キミを困らせてみたくてね」

「減点しますよ?」

「・・・それは怖い」

 

 

彼の顔を見ると、胸がざわつく。

彼の瞳を見ると、心が疼く。

 

 

「だいたい、なんですかその格好。いつもと同じじゃないですか」

「この服しか持ってきていなくてね。逆に、キミは随分と服装が変わった」

「・・・ご感想は?」

「・・・・・・似合ってる、と、思うよ」

「2点です。あと5点でイベントですよ」

「努力しよう」

 

 

彼が欲しいと、魂が叫んでいるのを感じます。

この懐かしさと、切なさと、気を抜けば、泣き叫んでしまいそうな苦しさ。

この感情はいったい、何なのでしょうね。

 

 

「・・・そういえば」

「なんだい?」

 

 

ふと、あることに気付きます。

 

 

「自己紹介が、まだでしたね」

「自己紹介?」

「ええ、お互いの名前は知っているのに、名乗りあったことが無いというのもおかしなものでしょう?」

 

 

そんな当たり前のことに気が付かないとは、慌てていたのでしょうか。

恥ずかしいです。

 

 

そ・・・とスカートの裾をつまんで、軽く頭を下げます。

 

 

「アリア・スプリングフィールドです。アリアとお呼びください。すぐに、忘れられない名前になります」

「・・・アリア」

「・・・貴方の、お名前は?」

 

 

にこり、と笑って問いかけると、フェイトさんは少し逡巡した後、胸に手を当てて。

 

 

「・・・フェイト・アーウェルンクス。他にも名前はあるけど・・・そっちは嫌いなんだ」

「いつか、教えていただきますね」

「どうかな・・・・・・あと一応、機密事項だから漏らさないでいてくれると嬉しい」

「ええ、ええ・・・大丈夫ですよ。誰にも言いません」

 

 

誰にも教えてなんて、やるものですか。

その名前は、私の心にだけ刻まれていれば良い。

・・・それでは。

 

 

一旦、眼を閉じます。

そして次に開いた時、私の視界はまるで別のものになっていました。

 

 

全ての物の構成が、視える。

全ての魔法の構成が、グラフで、数字で、視えます。

 

 

全ての視界で、フェイトさんが見える。

それだけで、心が躍る。

私は思わず、求めるように、両手を差し出して、言いました。

 

 

「Shall we dance?(私と一緒に、踊りませんか?)」

「・・・I would love to.(・・・喜んで)」

 

 

受け入れてもらえるというのは、こんなにも。

こんなにも幸せなことなのですね、シンシア姉様。

 

 

 

 

 

 

 

アリアは、幸せな気分です。

 




アリア:
アリア・スプリングフィールドです。
ようやく待ち合わせ場所に到着しました。
フェイトさんが待ちくたびれて帰ってしまわないかと、実は不安でいっぱいでした。


さて、続いて今回の魔法具は。
「飛翔する翼」:提供は霊華@アカガミ様です。
「大天使の息吹」と「バインダー」:
元ネタは「ハンターハンター」、提供は司書様です。
なお、設定として「カード化限度枚数」制を追加しました。
わかりやすく言うと、「大天使の息吹」はあと2回しか使えません。


アリア:
次回は、私とフェイトさんの舞踏会です。
いったい、どんなデートになるのでしょうか?
邪魔が入らないことを祈ります。

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