魔法先生ネギま~とある妹の転生物語~   作:竜華零

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第26話「3日目・連戦」

Side 学園長

 

「な、なんということじゃ・・・!」

 

 

マズいことになった。

関西呪術協会本部が何者かに襲撃され、しかも婿殿までもが不覚をとったとの連絡がネギ君から入ったのじゃ。

何かの間違いじゃと思いたいが、ネギ君が嘘を吐くはずもない。

今すぐ、何らかの手を打たねばならん、のじゃが。

 

 

「い、今すぐに京都へ急行できる人材がおらん・・・」

 

 

タカミチ君は、海外へ出張中じゃし。

まさか、わし自ら乗り込むわけにもいかん。

他の魔法先生では、京都まで瞬時に移動できるほどの者がおらん。

・・・打つ手が、なかった。

 

 

「・・・あの子達に、任せるしか・・・」

 

 

助けてくれるじゃろうか。

 

 

エヴァンジェリンは仕事と言う形で依頼すればもしかしたら、じゃな。

アリア君は・・・どうじゃろう。

生徒は守ってくれるかも知れんが、それ以上は期待できんじゃろう・・・。

 

 

(「また、そんなことに生徒を巻き込むのですね」)

 

 

あの時のアリア君の、何とも言えない表情が思い出される。

アリア君は最初から京都への修学旅行は反対しておった。

 

 

英雄の子を使者に立てるという今回の方法が、一番良い判断だったという考えは捨てる気はない。

 

 

しかし彼女の助力を期待していなかったかと聞かれれば、していたと言わざるを得ない。

・・・今のわしには祈ることしかできん、歯がゆいことじゃ。

 

 

 

 

 

Side ネギ

 

「ど、どいてよ小太郎君! 僕はキミと戦っている暇なんてないんだ!!」

「嫌や! つれないこと言うなやネギ!」

 

 

空を飛んで木乃香さんのところへ向っていたら、途中で小太郎君に会った。

ここを通りたければ、倒して通れって・・・。

 

 

「兄貴、これ以上は自分への契約執行は使うなよ、未完成だから体への負担がやべぇ」

「う、うん・・・」

 

 

でも契約執行しないと、小太郎君の動きについていけない。

 

 

「ちょっとあんた! なんであいつらの味方してるわけ!? あいつら、木乃香を攫ってひどいことしようとしてるのよ!?」

「はっ! 千草の姉ちゃんが何をしようと知らへんわ!」

 

 

明日菜さんの言葉に、小太郎君が叫ぶ。

 

 

「俺は、ネギ! お前と戦いたいんや! 同い年くらいで、同じくらいの強さ! 初めてやで!」

「た、戦いなんて意味ないよ・・・試合だったら、後で」

「ざけんなや! 俺にはわかるでネギ。お前は今やないと全力で戦わん。俺は全力のお前と戦りたいんや。今ここで、この場所で!」

 

 

びしぃっ、と、僕を指さす小太郎君。

どうしてそんなに戦いたがるのか、僕にはわからない。

 

 

「ここを通るには、俺を倒すしかない。そして俺は、譲らんで!!」

「ぐっ・・・」

「挑発に乗らないでくださいネギ先生! 時間がないんです!」

 

 

焦ったような刹那さんの声、時間がないのはわかってる。

だけど・・・。

 

 

「全力で俺を倒せば間に合うかもしれんで!? 来いや、ネギ! 男やろ!!!」

「・・・・・・・・・わかった」

「ちょっ、ネギ!?」

「ネギ先生!」

「兄貴!?」

 

 

大丈夫、一分で終わらせる。

 

 

 

 

 

Side 刹那

 

「ちょ、ネギ! 時間ないのよ!?」

 

 

そう、時間がない。

先ほどから湖の中央に立ち上っている光の柱が、事態の切迫を告げている。

お嬢様の魔力を使って、天ヶ崎千草が何かの儀式をしている。

 

 

もう数分もしないうちに、その儀式は終わるだろう。

こんなところで、足止めを喰らうわけにはいかない。

 

 

後方ではアリア先生が今も、私達を先に行かせるために戦ってくれているはずなのだ。

もし間に合わなかったら、会わせる顔がない。

 

 

「・・・明日菜さん、私は先に行きます」

「え、ちょ・・・私も・・・」

「明日菜さんはここにいてください」

「でも・・・」

「ネギ先生が万一負けたら、誰がネギ先生を助けるんですか!」

 

 

焦っているのだろう、自分の口調が荒くなっていることに気付く。

・・・少し呼吸を落ちつけて、努めて冷静に言葉を紡いだ。

 

 

「・・・ネギ先生の決着がつき次第、来てください」

 

 

だが正直、すぐに決着がつくとは思えない。

見たところ、あの小太郎という少年とネギ先生の実力は互角だ。

 

 

「す、すまねぇ、刹那の姉さん。兄貴の頑固と子供っぽさが、悪い方向に出ちまったみたいだ」

「・・・いえ、今まででも十分に力を貸していただきましたから」

「わ、私達もすぐに行くから・・・」

「はい・・・では!」

 

 

明日菜さん達の声を背中に受けながら、瞬動で一気に駆け出す。

時間が、ない。

 

 

「・・・待っていてください、お嬢様!」

 

 

弱気になりそうな心。

右手に持った夕凪を、強く握る。

お嬢様を守るために、手にした刀。

すると不思議と、まだ戦える。そんな気持ちになる。

 

 

そして、左手。

左手にはまだ、アリア先生からもらった魔法具がある。

拳を握りこむと、指輪の感触を感じることが出来る。

私を助けるために、くれた魔法具。

すると不思議と、まだ走れる。そんな気持ちになる。

 

 

今、行きます。

取り戻しに!

 

 

「お嬢様!!」

 

 

 

 

 

Side アリア

 

「・・・『ハンマーコネクト』!」

 

 

発動キーを宣言すると同時に、私の右手に巨大な黄金のハンマーが出現します。

魔法具『風火輪』で空を飛びながら、柄の部分をくるりと回して、両手で掴みます。

 

 

「魔法具、『金色の破壊槌(ゴルディオンハンマー)』、行きます!」

「来いやぁ、嬢ちゃん!」

 

 

肩に担ぐようにハンマーを構え、全力で下降します。

標的は、真下の一つ目巨人!

 

 

「『ハンマーヘル』ッ!」

「ぬぅおっ!?」

 

 

巨人の棍棒をかわし、初撃を叩きこみます。

露出するのは巨人をこの地に留めている、召喚契約のコア。

 

 

「『ハンマーヘブン』ッ!」

 

 

続いてコアから魔力を奪いつつ、『金色の破壊槌(ゴルディオンハンマー)』を振りかぶります。

金色に輝く私の身体に、巨人が一つしかない目を細めます。

 

 

「『ひ・か・り・に、なあぁれええぇぇぇぇっっ!!!』」

「ぐぅおおおおおぉぉぉぉ・・・」

 

 

直撃しました!

巨人は綺麗な光の粒子になって、空に上っていきました。

これで11戦、11勝。

 

 

「さぁ、次はだ、れ!」

 

 

突然背後から切りつけられて、言葉の途中で回避行動をとります。

頭上を鋭利な刃物が通り過ぎるのを感じます。

両足に装着された車輪、空中飛行用魔法具『風火輪』を破棄、地面に着地します。

ハンマーも破棄、続いて両手に銀色のトンファーを創造します。

魔法具、『浮き雲』。発動キーは。

 

 

「『噛み殺す』っ!」

「やってみぃ! 某は他の奴とはちと出来が違うぞ!?」

 

 

相手は黒い翼の・・・烏族!

 

 

ぎぃんぎぃんぎぃんぎぃんぎぃんぎぃんぎぃんっ!

 

 

斬撃が速すぎる。

『闘(ファイト)』の加護がある私でも、凌ぐのがやっと。

でも。

 

 

ぎぃんぎぃんぎぃんぎぃんぎぃん、がぎぃっ!

 

 

「なんと!?」

「申し上げたはずですがね。『噛み殺す』、と!」

 

 

『浮き雲』の力は周囲の魔力を噛み砕き、かつその魔力を取り込むというもの。

それは魔力で強化された相手の武器であろうとも、です。

刀を砕かれた烏族は翼をはためかせ、空へと後退・・・させません!

拳を握りこみ右手のトンファーを破棄、そのまま拳を叩き込みます!

 

 

「形意拳・馬蹄崩拳!!」

 

 

中国拳法の一種、形意拳の中段突きを放ち、烏族の胸を撃ち抜きます。

形意拳は、原作でクーフェイさんがたまに使用している実在の拳法です。

 

 

「ぬぐっ・・・面妖な武器を、ぬかったわぁぁ・・・」

「・・・12戦、12勝」

 

 

左手のトンファーも消して、ぱっぱっ、と身だしなみを整えます。

黒い服は女性を美しく見せると言いますが、土埃で汚れやすいのです。

 

 

「・・・あとは、貴方達2人だけですね」

「みたいやな」

 

 

目の前にはボス格と思われる大鬼と、その肩に乗っている狐面の女性。

 

 

「わざわざ一対一で戦えるようにするとは・・・意外と、紳士的なのですね」

「そのほうが楽しめそうやったしな」

 

 

まぁ、私としてはあのまま集団で来ていただいた方が時間がかからず助かったのですけれど。

大鬼が棍棒を持つ手に、力を込めるのが見えました。

 

 

「いくでぇ、嬢ちゃん!」

「来るのなら、お相手しましょう」

 

 

振り下ろされる棍棒、バックステップで一旦交わし、地面に叩きつけられたそれに、ひらり、と乗ります。

右手に魔法具『祢々切丸』を創造。

鍔の無い長脇差、妖怪のみを切り裂く斬魔の刀です。

一瞬、交差する大鬼と私の視線。

切ります!

 

 

「・・・嬢ちゃん、飛べえぇぇっ!!」

「は?」

 

 

その時、大鬼が慌てたように棍棒を振り上げて私を空中へ放り投げました。

攻撃にしては、様子がおかし・・・。

 

 

「げはあぁ!?」

 

 

眼下を見れば、大鬼が下半身を失っていました。

大鬼が私を見て、さらに叫ぶ。

 

 

「じ、嬢ちゃん、後ろやぁ!!」

「・・・!」

 

 

瞬間、ぞわり・・・と、冷水に入れられたかのような感覚が身体を駆け抜けました。

左眼で、後ろを見ます。

そこには。

 

 

「・・・あは♪」

 

 

二刀小太刀の、少女。

空中で、背後を取られた。

しかも、相手はすでに刀を振り下ろしています。

・・・間に合わない!

 

 

「・・・・・・え?」

 

 

一撃を覚悟した瞬間、狐面を付けた女性型の鬼が私を突き飛ばしていました。

くるりと空中で体勢を整えて、着地します。

 

 

「あ~ん、じゃまですぅ~」

 

 

上を見れば、胴を切り裂かれる鬼の姿。

彼女は煙になって、元いた場所に還されました。

 

 

「じ、嬢ちゃん。ケガぁないか・・・」

 

 

未だ実体を保っていた大鬼が煙になって消えつつも、私の身を案じてくれました。

貴方・・・。

 

 

「ひ、久しぶりに愉快やったわ。できればもっと遊びたかったんやが・・・」

「・・・・・・お礼は、言いません」

「なんや、つれへんなぁ。ま、今度会ったら、酒でも飲もう、や・・・」

「・・・茶の湯ならば」

 

 

煙になって、消える大鬼。

・・・私、身体は未成年なのでお酒はしばらくは無理です。

 

 

「えへへ・・・アリアはん、し~あい~ましょ?」

 

 

月詠さんが可愛らしい笑みを浮かべて、刀の切っ先をこちらへと向けてきます。

この場合の「しあい」は「試合」ではなく「死合」ですね、わかります。

 

 

「おろ? もしかしてアリアはん、おこっとります?」

「・・・いいえ、別に何も感じてはいませんよ」

 

 

妖怪しか切れない『祢々切丸』を、右手で握り潰すように破棄します。

・・・ええ、別に怒っているわけではありません。

戦場でしかも初対面の敵を助けるとか「バカなの? 死ぬの?」と、言いたいくらいです。

ただ。

 

 

「個人的に、貴女のやり口が気に入らないだけです」

「・・・・・・うふ」

 

 

『殲滅眼(イーノ・ドゥーエ)』を全力展開しながら、月詠さんを睨む。

月詠さんの顔が、にたぁ、と歪みました。

 

・・・時間がないと言うのに、面倒な人です。

 

 

 

 

 

Side フェイト

 

彼女の魔力を感じる。

まだ少し遠いけど近くに来ている、それがわかる。

 

 

「・・・まだかい?」

「もう少しや!」

 

 

閉じていた目を開けると、千草さんがまだ儀式を続けていた。

別に、千草さんに言ったわけじゃないんだけど・・・。

祭壇には近衛のお姫様が横たわっていて、千草さんの儀式のための魔力を供給し続けている。

それにしても大した魔力量だね、極東一というのも本当かもしれない。

 

 

「・・・・・・ん?」

 

 

岸の方から、誰かがこちらに駆けてくるのが見えた。

あれは、桜咲刹那。

 

 

「はああぁぁぁ―――――っ!!」

 

 

刀を構えて、こちらへ突っ込んでくる。

意外だな、来るのは彼女か、さもなくばネギ・スプリングフィールドだと思っていたから。

 

 

「ちっ・・・しぶとい娘やな」

「あなたは、儀式を続けて」

 

 

使い魔召喚の札を取り出して、赤い悪魔を召喚する。

 

 

「ルビカンテ、あの子を止めて」

 

 

頷き一つ返して、僕の使い魔が桜咲刹那に向かって行った。

これで。

 

 

「斬魔剣ッ!!」

「なっ・・・・・・?」

 

 

ルビカンテが、一太刀で身体を真っ二つにされて消えた。

・・・バカな、彼女程度の力でルビカンテが・・・。

 

 

桜咲刹那はそのまま足を止めることなく、こちらへ駆けてくる。

来るか、なら相手をしよう。

どんっ、と地を駆け一気に桜咲刹那に肉薄し、右拳を放つ。

 

 

「はぁっ!」

 

 

でも彼女はそれを、上に跳んでかわす。

まただ、かわせないはずの攻撃をどうしてかはわからないけど、紙一重でかわされる。

でも、空中では・・・。

 

 

「神鳴流決戦奥義・・・・・・」

「・・・・・・!」

「真・雷光剣ッ!!」

 

 

雷属性の付加された刀が、振り下ろされる!

雷と衝撃波が僕の足下の橋を破壊し、煙をまき散らす。

広域殲滅用の技。

だけど、僕の障壁を抜けるほどのダメージはない。

むしろこの破壊の余波で僕の視界を奪い、その隙にお姫様を助ける腹積もりなんだろうけど・・・。

 

 

甘いよ。

 

 

煙の中でも、キミの位置を掴むくらい容易にできる。

ほどなく煙が不自然な動きをしている部分を見つけ、そこに向かって拳を放つ。

魔法でもいいけど・・・また反射されても、面倒だしね。

 

 

「はずれです~♪」

 

 

でもそこにいたのは、桜咲刹那ではなかった。

彼女の姿に酷似している、小さなそれは。

 

 

「・・・式、神?」

「その通り」

 

 

まるで地を這うように、桜咲刹那が、真下に。

 

 

「神鳴流秘剣・百花繚乱!!」

 

 

桜の花弁と共に放たれたそれは、障壁ごと僕を橋から吹き飛ばした。

これは、油断、したかな。

 

 

 

 

 

Side 刹那

 

背中に掴まらせていた式神を囮に煙に紛れた奇襲は、上手くいった。

倒せたとは思えないが、時間は稼げたはずだ。

 

 

私一人で彼らを倒せるなどと、自惚れるつもりはない。

ならば、一撃離脱。

お嬢様を奪還し、即座に撤退する!

 

 

「・・・いない!?」

 

 

祭壇に到着したが、お嬢様の姿がない。

天ヶ崎千草の姿も。

そんな、さっきまで確かにここに。

 

 

 

その時、大地が揺れた。

 

 

 

凄まじい轟音と共に、湖の中央にあった岩から巨大な光の柱が立ち上る。

・・・あれは。

 

 

 

その鬼は、何よりも大きかった。

 

 

 

身の丈は、50メートル以上はあるだろう。

2つの顔に、4つの腕を持ったそれは光り輝いている・・・そしてそれ以上に、その鬼から発せられる気は感じただけで気を失ってしまいそうなほどだ。

私もお嬢様のことがなければ、意識を投げ出してしまっていたかもしれない。

 

 

「ふふふ・・・一足遅かったようですなぁ。儀式は、たった今、終わりましたえ」

「天ヶ崎・・・千草」

 

 

鬼の肩のあたりに、天ヶ崎千草が浮いていた。

お嬢様も、傍らに捕らわれている。

 

 

「二面四手の巨躯の大鬼『リョウメンスクナノカミ』。1600年前に打ち倒された飛騨の大鬼神や。喚び出しは、なんとか成功やな」

 

 

天ヶ崎千草の言葉を聞きながら、私は必死で状況打開のための方策を考え続ける。

どうする、どうすればいい。

私一人で、あんな巨大な鬼に対抗できるわけがない。

だがそこにお嬢様が捕らわれている限り、撤退の選択は無い。

 

 

「木乃香お嬢様の魔力で、こいつは完全に私の制御下や。この力があれば・・・東の西洋魔法使いに、ひと泡吹かせてやれますわ。ようやく・・・ようやく、仇もとれる」

 

 

仇?

・・・いや、今はお嬢様のことだけを考えるんだ。

早くしないと・・・。

 

 

「・・・・・・認識を改めるよ。桜咲刹那」

「・・・っ!」

 

 

後ろを振り向けばあの白髪の少年、フェイトが戻ってきていた。

 

 

「キミは十分に、僕の敵足り得る。善戦・・・と、言ってもいいと思うよ」

「く・・・」

「でも、残念だったね」

 

 

手詰まり。

そんな言葉が、私の脳裏に浮かんだ。

 

 

マズイ・・・最悪だ。

 




アリア:
3日目の夜が長いです。
アリア・スプリングフィールドです。
今回はスクナ復活編ですね。
都合により、前後編に分かれてしまいましたが。


アリア:
私が今話で使用した魔法具は、以下の通りです。

『金色の破壊鎚』:元ネタは「勇者王ガオガイガー」。提供はだつう様です。
『風火輪』:元ネタは「封神演義」。提供は水色様。
『浮き雲』:元ネタは「リボーン」。提供は霊華@アカガミ様。
『祢々切丸』:元ネタは「ぬらりひょんの孫」。提供者はゾハル様です。
魔法具案、ありがとうございます。

それでは、後半でまたお会いしましょう。

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