気のせいです。
あ、しまった・・・と思った時には目前には光の槍を持ったモヒカン・・・堕天使共が迫っていた。
なんで、肩パッド付けてるし、袖が破れた服、指の部分が空いた革グローブを着てるくせに武器は火炎放射器とかチェーンじゃねぇの?と思った。
これ・・・俺が可笑しいのか?
「・・・ドライグ」
(応!相棒!)
俺の体が光り、衝撃波が出て、堕天使共をその衝撃波が襲った。
「ひでぶ!?」
「アイエー!?」
「アババババババババ」
衝撃波の余波で何人かの堕天使が爆発四散したが、残ってる奴等もいた・・・。
「え、これは・・・」
「ホォーワァッツ!?ハップン!?」(略すと何が起きた?)
「め、目がぁー!目がぁー!?」
正直に言うと堕天使達は目の前の光景が信じられずに居た。
ただの人間に・・・ハイハイを卒業したてであろう人間の餓鬼に。
ましてや堕天使から見ればモンキーのような人間に堕天使が殺される・・・とは思っていなかったからである。
しかし!
堕天使の中には聡い者は居た・・・。
━━━━こいつ神器持ってるんじゃねーの?━━━━
と
こんな簡単な任務で同胞を殺されて・・・上に何て報告をすれば良いのだろうか!?しかし、ここで神器を持ち帰れば・・・この失態を取り消しに・・・いや!寧ろ、堕天使としての位が上がるのではないか!・・・と。
衝撃波のせいで砂煙が上がり人間の餓鬼を見る事が出来なかったが、砂が晴れれば餓鬼の神器を抜き取り、殺してやろうとと生き残った堕天使達は考えていた・・・。
砂が晴れると其処には・・・
白い体の赤髪の鬼が居た。
堕天使達は当初の目的を忘れて、目の前の存在に恐怖していた。少人数が失禁!
目の前の白い鬼は俺たちで倒せるのか・・・と。
また姫島朱乃も恐怖していた。
無理もない、彼女の目の前で異形の者たちがヒャッハーし、光の槍で自分の母親を殺害された現場を目撃し、自分の命さえも奪おうとしていたのだから・・・、そんな折に何日かに一回は遊ぶである友達、兵藤一誠がこの場に居たのであるから・・・。
「い、いっせー君逃げてぇぇぇぇぇぇ!」
彼女が叫ぶと、一誠は光に包まれて彼女は衝撃波に揉まれて数mは転がった・・・。
そうして見上げると彼が居た場所には白い鬼が居た。
(そういえば初めてお前を顕現?使ったけど、こんなのになんのか?)
(アイエー!?ナンデェー!?籠手じゃなくて全身鎧で覆われているのぉー!?アイエー!?)
(ドライグうるせーぞ!っうか今自分がどんな状態か分からんわ・・・)
(ほれ・・・)
ドライグがそういうと自分の姿を確認する事が出来た・・・。
そうして俺は再び叫んだ・・・今日一番の大声で
「ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?なんでぇ!?なんでぇ!?神化してんのぉ!?」
白い鬼から発せられた言葉により、堕天使達は何とか動く事が出来た。
堕天使達は困惑してる今の白鬼なら倒せるのではないかと・・・そう思い堕天使達は攻撃を開始した。
「「「「イヤァー!!」」」」
各々が持つ光の槍を白鬼にめがけて放つ。
爆発四散!!
堕天使達はやったぜ!俺、結婚するんだ!ステーキを食べるんだ!と口々に言っているが南無阿弥陀仏、白い鬼は無傷で居た。
今度こそ堕天使達は失禁をした!!
こんな奴に勝てる訳がない・・・と。
(おい?!相棒!前!!前!インド人を右に!!)
こいつ一体何を言ってるんだ?と思い視線を前に向けるとたくさんの槍が・・・モヒカンが放った槍が俺目掛けて飛んできたでゴザル・・・。
カン!カン!・・・ガキンッ!
何というか・・・当たったけど子供にパンチされた位の痛さだった・・・だんだんと俺の体は人界魔境化してるなーと思いつつ目前のモヒカン共に視線を向けつつ
(あー、死ぬかと思ったわ・・・ドライグ・・・あいつらぶち○しても良い?)
(イイともー)
こいつ、俗世に染まってんなー・・・と思いつつ、お許しを頂いた訳なんでェ・・・
こっからは先は一方通行だァー!!
戦闘シーンは?
え?
いるかい?こんなモブに。
っというか真覇光拳放ったら全員ヘブンしてました。
雑魚過ぎるだろ・・・と思いつつ、この光景を見られた者には死・・・あるのみ・・・冗談だけどね、とりあえず記憶だけ奪おうと思い朱乃に近づくと・・・モヒカンじゃないおっさんが飛んできた。
「朱乃から離れろォォォォォォォォォォォ!!」
とライダーキックを放ったおっさんの脚を取ってぶん投げた。
朱乃は
「い、いっせー君?」
と困惑気味にを疑問を投げかけると
「そうだよ?」
俺がそういうと彼女は安堵して気絶した・・・。
まぁ良いか、このまま記憶消しちゃいましょー。秘孔をブスリ♂とな!
「き・・・貴様ァ、朱乃から離れろ・・・」
こいつ、しつこいな・・・・もしかしてバラキエルか?根性あんなーと思いつつウザかったから・・・
眼光を放ったら
失・禁・し・た・わ!
これ・・・笑う所なのか?おいちゃん、どうしたらようござんしょ?
そういえばヤルダバオト神化が眼光放ったら相手は動けない!そして死ぬ!だったもんな・・・めんどくさいからこっちの要件だけ告げて立ち去りましょう。スピードワゴンの如く。
んじゃ、ちょい悪な声出して・・・脅しつつ・・・
ドライグ頼んだよ?
(えっ)
「「この娘には何もしとらん。俺の素顔を知っているからその部分の記憶を消した。お前の妻に至っては俺が来る前から死んでいたわ。ナムサン!っうーか重役出勤しといてお前何様だよ?お前の娘助けたのに俺に襲って来るとか・・・」」
「ぐ・・・!?」
おっさん堪えてるなぁ・・・と思いつつ、トドメ・・・イっちゃいましょうか・・・。
「「殺すぞ?」」
とオマケに修羅の殺気も付けて、俺は姫島宅から帰宅した・・・。
後にバラキエルの報告によりアザゼル・・・ひいては堕天使勢に白鬼の乱と名付けられる事件になったとか。
いやぁー、シリアスの文才ねーな・・・俺・・・今日の更新はこれで終わりです・・・。
後なんで最初から神化してるの?と言われるかと思いますが、それは・・・初めて使ったからです。
どちらかというと本来の形が神化状態で弱体化?している状態が普通のヤルダバオト形態です。
この弱体化している~とかのくだりはいずれ本編でやると思うので・・・それまではオタッシャでー