「「「「結婚おめでとう、いっせー。━━━━さん。」」」」
俺こと兵藤一誠は・・・いや、俺と━━━は皆から祝福されていた。
高校の時から付き合っていた彼女と結婚をしたのだ。
皆から祝福されるのも無理はないと思う・・・。
見てみろよ、元浜とか匙とかは血涙を流してまるで自分の事のように喜んで・・・いるのか?あれは・・・。
まぁ、野郎の事はどうでも良いや。
俺は俺の隣で泣いている最愛の人に・・・キスを行った・・・。
彼女は驚いた顔をしていたが、この場にいる人に見せつける様に・・・更にキスを激しくした。
会場が・・・野次を飛ばしてきたが・・・俺達はキスを続け、周りを呆れさせる程のラブラブっぷりを見せつけた・・・。
ホントウニコレデイイノダロウカ?
ワタシハナニカアヤマチヲオカシテイナイカ?
オサナイワタシハマダアナタノコトヲシラナカッタ・・・・。
彼女との出会いは高校の時であった。
俺はどうやら神器持ちだったらしい・・・そんな物を持っていると知らずに暮らしていたのだがある日『ソレ』を狙いに来た堕天使に殺さそうになった所を彼女に助けて貰い、そんな彼女に恋をした・・・。
吊り橋効果って奴かもしれないが、その女性は出る所は出て、引っ込む所は引っ込んでるんだぜ?
そりゃ、俺じゃなくてもそうなるでしょ?
俺と彼女はそれから数々の苦難を乗り越えて・・・両思いになった。
本当に赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を持っていて・・・良かったと思った・・・。
俺と彼女は結婚をし、彼女との間に子が生まれた。
俺達の自慢の息子と娘だ。
息子と娘と彼女と過ごす日々は本当に楽しくて、あっという間に・・・過ぎ去った・・・。
彼女は俺とは違い普通の人間では無かったので・・・彼女を置いて先に逝くのが・・・心残りであった・・・。
ああ、これが死ぬと言う事なのか・・・。
「ごめんね・・・━━━━、先に逝く事を許しておくれ。向こうで待っているよ・・・。」
そんな俺の最後の言葉を聞いた彼女は・・・笑いながら・・・私が逝くまで浮気はダメよ?と茶目っ気たっぷりな返事をしてくれて・・・俺は本当に愛されているな・・・と家族が見守る中・・・逝った・・・。
side out
そこは辺り一面真っ白であったが・・・一つのテーブルと二つの椅子と何処までも・・・いや、天へと続いていそうな螺旋階段が有った・・・。
ここが死後の世界って奴なのだろうか?思っていたよりも随分・・・何というか・・・違うかった・・・。
そんな時・・・人の気配を感じ、俺はそっちの方に目を向けると・・・。
「」
「ふごふご・・・ふごふご・・・ふご!」
まごうことなき変態が居た。
目元には蝶蝶の仮面、口にはギャグボール、両手・両足は縛られていた・・・しかもM字開脚で有った・・・パンツ履いてないから象さんが居た。可愛らしい象さんがいた・・・。
此処は・・・地獄かな?
俺のSAN値は・・・マイナスを振り切っていた・・・アクセル=サンの絶望がお前のゴールだ・・・を思い出した・・・。
お・ま・た・せ。
最近忙しくてな・・・というか今現在も忙しい・・・が、明日も頑張って書きます。
とりま、明日でどうしてこうなったかという解決編を書こうかと思いまする・・・はい。
では。