どうも、兵藤一誠です。
俺達は・・・試合開始予告のアナウンスを聞き、試合会場へと向かい・・・到着した。
ディオドラ・アスタロトと対決する為に。
とりあえず、俺は・・・ディオドラ・アスタロトとその眷属に挨拶を行った。
「ドーモ、ディオドラ・アスタロト=サン。赤龍帝です。早速ですが、試合を行いましょうか。」
と、俺が告げると
ディオドラは
「ドーモ、赤龍帝=サン。試合の前に・・・一つお願い事があるのですが、宜しいでしょうか?」
ん?お願い?なんだろ・・・と、ディオドラに続きを促すと
「僕が君に勝ったらアーシアを僕にくれないか?」
「」
えっ
こいつ・・・俺に勝つ気なの?テラワロスwwwwwなんだけどwwwwww
っうか此処に居ない人間を商品にするとか・・・流石、悪魔・・・頭が可笑しいわ!?
「え?いや、流石に・・・っというか此処に本人居ないし、本人の了承無しでそんな決めるとか・・・頭・・・大丈夫?」
俺は右手で自分の頭を指差しながら・・・ディオドラを馬鹿にした。
しかし、そんな俺の様子を見てもディオドラは・・・
「ふふふ、そんな余裕をかましていられるのも今のうちですよ?それに・・・彼女なら・・・ほら?」
と、多数の魔法陣が現れた!!
その魔法陣の中からは・・・多数のモヒカンと何かイケメン悪魔とアーシアが現れた。
「あれ・・・?此処は?・・・モヒカン?そして赤龍帝さん?どうして、私はこんな所に・・・?」
何というかモヒカンの姿を見て彼女は泣きそうになっていたが・・・
「」
え?モヒカン!?
と、アーシアが魔法陣で連れてこられた事より、髪の毛が大変になってる人達が気になる俺が居た。
side out
ゼウスは勝手にいっせーをエントリーをした為に試合が始まるギリギリに関係者席に到着した。
「あら?貴方遅かったわね?・・・というか坊や凄く怒ってたわよ?」
と、彼の妻であるヘラに告げられて・・・失禁しそうになった。
「え?いや・・・だって・・・」
しどろもどろになる夫の姿を見たヘラは
「情けないわね・・・貴方本当に私の夫かしら?」
と、煽られた。
「ちゃ、ちゃいまんねん!?今回の事は悪魔側からの提案でオリュンポスと悪魔でレクリエーションしようぜ?って頼まれたんだぜ?」
ゼウスはヘラに対して告げるがそれを聞かされたヘラは
「で、本当の所は?」
「頼まれた時にお金とか積まれました☆テヘペ━━━━あべし!?」
ヘラは全力でビンタをし、ゼウスを壁に叩きつけた。
「後で、そのお金の半分は坊やに渡してあげなさいよ?結婚資金として。」
「アッハイ。けど・・・もう始まりは告げられたのに・・・あいつら何を喋っているんだ?」
と、ゼウスはいっせーとその対戦者相手を見ながらヘラに聞いた。
ヘラがさぁ?世間話なんじゃない?と答えようとすると・・・試合会場が結界に包まれて、いっせーの周りに多数の魔法陣が・・・モヒカン達が現れた!?
side out
俺は魔法陣で現れた連中を一望し・・・
「おい、てめぇ・・・これはどう言う事だ?」
と、俺は怒気を孕めてディオドラに質問をした。
すると、ディオドラはさも当然の如くに
「君を殺す為に連れてきたに決まっているじゃないか?」
と、まるでピクニックに行くよという風に告げた。
俺はそんな言葉を聞いて
「おもしれぇ・・・やってみろよ!!行くぜ!ドライグ!!」
((・・・ああ。))
ん?何か声に違和感が・・・気のせい?
って事でヤルダバオト行っきますー!!
俺はディオドラ達を打倒するべくヤルダバオトを纏った。
side out
「ゼウス様、ヘラ様・・・ご無事ですか?」
と、サーゼクスの妻である・・・女王、グレイフィアに安否の心配をされた。
「いや、大丈夫だが・・・これは何だ?」
と、ゼウスは多数のモヒカン達と会場に張られた結界についての質問をした。
すると、彼女は
「そ、それは・・・」
返答に窮する彼女だったが・・・
「元魔王であるシャルバ・ベルゼブブとその手下が・・・いや、現在この会場は禍の団の強襲を受けています。」
と、サーゼクスが続きを答えた。
「ふ~ん、禍の団って確か・・・以前坊やにコテンパンにやられた白龍皇のホモビオンが居た組織でしょ?一分も持たないんじゃないの?」
と、ヘラが告げると・・・
皆が・・・赤龍帝の・・・この場の皆の安否の心配をするのを辞めた。
「それに・・・ほら?坊やもヤルダバオトになって・・・えっ」
ヘラの言葉が途中でキレてこの場に居た他の3人は不思議に思い・・・会場の方へ━━━━ヤルダバオトへと視線を向けると・・・
其処には、真っ赤に燃えた太陽の様な輝きを放つ鎧を着込んだ人物は居なく・・・・・・・・
其処には見た者を恐怖に陥れる冥い冥い・・・不気味に輝く冥いヤルダバオトが居た。
side out
かつて・・・シャルバ・ベルゼブブだったモノは歓喜した。
目の前で自分達の最大の障害で有ったヤルダバオトが10年という歳月を得たサマエルの毒に犯されて・・・鎧が・・・が黒色に変色し、力を感じられなくなった。
それにサマエルから送られてくるヤルダバオトの情報が・・・力の源、いや、神器であるドラゴンの反応も風前の灯であり、自分たちが創った合成サマエルがドライグを喰らいつつ・・・より強力な・・・朱冥龍サマエルへと進化を果たそうとしているのが感じられたからである。
機は熟した・・・私達は再びこの世を闇に染める・・・・。
そうして私達は身体を・・・腕を触手に変えて・・・・
「さて・・・貴様はもう要らない。死ね。」
と、目の前に居た・・・自分の駒であるディオドラの首を刎ねた。