ハイスクールD×D 混沌の息子   作:みやま

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我が心 明鏡止水 されどこの掌は烈火の如く

ライザー・フェニックスは冥界の名門フェニックス家の三男であり、不死鳥を司る悪魔である。

レーティングゲームでの公式戦でも何度も勝利を築き上げて来た・・・自分の体の特性を不死性を駆使し、これまでレーティングゲームに勝利したに過ぎないのにも関わらず・・・。

 

 

彼はエスデスに貫かれ、切り裂かれた体が癒え・・・未だ自分はリタイア宣言をしていない。

自分は未だ負けでは無いと・・・。

 

それなのに、自分の眷属・・・妹・・・レイヴェル・フェニックスが・・・フェニックス家の者が劣等種である人間に頭を下げあまつさえ、こちらの負けだと・・・。

 

 

彼は激怒した・・・!

 

お前は俺のハーレムメンバーで、俺の女だ!何故勝手な事を行うのか・・・!?

 

 

彼は・・・この場で最も愚行な行いを━━━━兵藤一誠の━━━━神の怒りを・・・買った。

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの・・・本当すんません、だから許して下さい・・・なんでもしますから!!」

 

俺は乙女達の暴力による流出・・・Dies iraeを回避する為に、二度目の魔法の言葉を発するも・・・。

 

 

「死よ、死の幕引きこそ唯一の救い・・・」

 

白音さんが・・・

 

「フリンなんだよ、いけないんだからね」

 

黒歌さんが・・・

 

・・これ・・・あかん奴やで?

特に前者・・・幕引きの一撃・・・すごく・・・一撃必殺技です・・・。

 

 

俺はエスデスの方に目を向けると・・・

 

 

 

世界が・・・凍った・・・。

 

「摩訶鉢特摩」

 

「」

 

あ、あかん・・・必ず殺す技と書いて・・・必殺技、エスデスは俺に必殺技を放っていた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま、僕ちん凍らないんですけどね。デュフフ、チートでサーセンwww」

 

するとエスデスは

 

「やはり・・・か。これでもお前を止めれないとなると・・・もっと凄い奥義を・・・」

 

最後の放はブツブツ言っててあんまり聞こえないけど・・・怖すぎだろ!!失禁すっぞ!?良いのか!?

 

 

俺達がコントを繰り広げているとレイヴェル・フェニックスが

 

「赤龍帝様、此度の件について・・・後日菓子折りを持ってお伺いします。」

 

冥界の菓子って・・・事は・・・禁断の果実!?食べるとインベスになるのかな・・・それとも、ドライグの腰にぶっ挿せば・・・ロックオープン!極ドライグ!大・大・大・大・大将軍!って事になるのか・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありだな!

 

 

(相棒ー!!)

 

 

俺が阿呆みたいな事を考えているとホストが・・・ライザーが・・・立ち上がり、魔力を集積し・・妹を巻き込む程の炎を・・・俺達に向かって放っていた。

 

黒歌達は・・・鳥を・・・これから起こる不可避の惨劇に・・・手を合掌していた・・・。

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「劣等種の人間がぁー!死ねぇー!!」

 

 

 

 

彼の・・・妹を巻き込む程の炎を見たゼウス達は驚きはしたが・・・

 

 

「あー、あいつ・・・何回死ぬかな?」

 

ゼウスの言葉を聞いて、周りに居た上級悪魔達は、彼の炎であの人間は死にます、爆発炎上、オダブツ!人間を見下し嘲笑っていた。

 

 

しかし、サーゼクスとグレイフィアは冥界の者が人間を・・・ゼウスに縁のある者を殺してしまい、ギリシャとの戦争が始まると・・・思っていた・・・。

 

 

「コウモリよ、此度の一件はあの鳥に何かしらのペナルティを課す事にするが構わんだろうな?」

 

突然、冥府の王が現れ・・・何人かの悪魔が失禁したが、サーゼクスは

 

「アッハイ」

 

彼は勝ち組魔族であった為、和を・・・重んじた。

 

「言質は取れたな、ゼウスに聖闘士よ?」

 

「応よ!ちゃんと聞いたし、レコーダーに撮ったぜ!」

 

ドヤ顔でゼウスが。

 

 

 

「「で、いつまで遊んでいるんだ?赤龍帝・・・混沌の息子(ヤルダバオト)よ。」」

 

言質が取れたからであろうか、神の台詞が重なった。

そして、神々は凄い悪鬼スマイルを浮かべていた━━━━

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイヴェルは兄の炎に包まれて、自分は怪我を負い、直ぐに回復するが・・・神器を持っているが人間が・・・赤龍帝が無事かどうか・・・。

 

寧ろ、兄の愚行のお陰でこのままでは・・・冥界に多大な・・・そう、多大な損失をしてしまうのでは?と考えたが・・・いつまで経っても体が炎に包まれなくて・・・困惑していると・・・誰かに抱かれているのを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

「人間如きが!この俺に!ライザー様に勝てる訳ねぇーだろうが!」

 

このライザーノリノリである・・・さてと・・・何で自分の妹を巻き込みこんな事をしたのか・・・返答次第では・・・

 

 

 

 

俺は特典能力である声帯模写を・・・世戸 さおり=サン声で

 

「ライザー様、何故妹君を巻き込んで・・・人間を殺したのですか?」

 

するとライザーは

 

「グレイフィア様?俺の妹であるレイヴェルはフェニックスの者です、あの程度の炎では死にません。寧ろ劣等種である人間に頭を下げるなど・・・度し難い、故に・・・罰を与える意味を込めて奴と共に炎で包みました。」

 

 

 

 

 

 

奴は簡単にゲロった。

メイドがコロシアム内部にいるわけねーだろ・・・上級悪魔が観覧する所にいるだろ・・・スピーカーから聞こえて来たか?お前が火遁のジツぶっぱした所から聞こえて来ただろーが・・・阿呆鳥が。

 

 

俺は声を戻して

 

「って事で・・・あいつ、ぶっ殺すけど宜しいかな?お嬢様」

 

「アッハイ」

 

俺の腕の中でレイヴェルがびっくりしながら言った・・・あ!俺・・・今ヤルダバオトになってんもんな?ちかたないね。籠手じゃなくて鎧だもんな。

俺はお前の親父だ!コーホーって言われる位びっくりするよな!!

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライザーは驚愕した。

 

自分が放った最大級の炎は人間如きでは消し炭になっている程の威力だったのに・・・炎が晴れるとレイヴェルを腕に抱いた鎧を・・・神器を纏った奴が居たからである。

 

「貴様・・・何故生きている!?それにその姿は何だ!?」

 

「あ?ドライグの禁手化・・・いや、亜種禁手化で名を混沌の息子(ヤルダバオト)って言うけど・・・後、さっきのメイド声は俺の仕業。俺、お前の返事で・・・プッツンしてるけど・・・簡単に死ぬなよ?」

 

俺の答えを聞いて不死鳥はまたげきおこしたが、構わず俺は

 

「おい、お前・・・不死鳥の涙あんだろ?それ飲めよ。それ位待ってやるぞ?」

 

不死鳥の涙とはFFで言う所のエリクサー、つまりは全回復・・・。

 

するとライザーは不死鳥の涙を飲み・・・再び炎を・・・

 

「やはり劣等種!後悔して!死ねぇい!」

 

と、鳥はドヤ顔で言ったが・・・俺は既に奴の背後に居た。

 

「俺は不死鳥の涙を呑むまでしか待たんと言ったよな?阿呆鳥が。」

 

ライザーは再び驚愕し・・・いつの間にか自分の背後を取った存在に恐怖し!失禁した!?

 

 

「お前・・・初登場時から炎出してるけど、炎好きなの?なら、それで倒してあげんよ!私の拳は凶暴です・・・。」

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーゼクスとグレイフィアは煙が晴れるとそこにいた存在を見た瞬間・・・失禁しそうになったが、何故こんな事が起きたのか困惑していると

 

「コウモリよ、今あそこにいる者は不死鳥の者よな?奴は我らの同胞を殺そうとし、尚且我が冥界を守護する特殊警察イェーガーズの隊長であるエスデスさえも・・・ゲームが始まる前に殺そうとした・・・彼の罰はオリュンポスに不死鳥の涙を輸出させるという事で良いな?文句は言わせんぞ?言質は取れているし・・・今、不死鳥と対峙しているあやつなんだがな、あやつは「やられたらやり返す!倍返しだ!!」がモットーで約束を反故にすれば・・・」

 

サーゼクスは息を飲み・・・続きの言葉を待った。

 

「冥界滅ぶぞ?」

 

サーゼクス達はコイツ、何言っているんだ?と冥界の王が何を言っているんだ?と困惑していると今度はゼウスが

 

「いや、まじまじ。・・・超越者とか呼ばれてる四大魔王が束になっても・・・いや、そこに俺とハーデス・・・オーディン等を加えても勝てんよ?」

 

 

ファッ!?

 

 

サーゼクス達は和を重んじた。

 

「「「構いません」」」

 

と。

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

俺はとりあえず不死鳥()を蹴り続けた。

 

しかも、蹴っては骨折して・・・変形した箇所から元に戻って行く姿を見て・・・若干ブルーになった。

凄いきもかった。

 

っうか・・・ライザー意識ある?何かぐったりしてるよ?俺は譲渡の力を使い、魔力をあげた。

 

するとなんという事でしょう、不死鳥は甦た。

 

 

「リ、リタイアするから・・・許してくれ!!」

 

こいつ何言ってんの?ゲーム始まる前から攻撃仕掛けといて・・・あ、俺が挑発したからか?でも関係無いよね?

 

 

「なんでもするから、許して下さい!!」

 

魔法の言葉が出た。

魔法の言葉が出た瞬間ライザーの眷属達はドン引きだった。特にレイヴェルからはゴミでも見るような目で見られていた・・・。

 

m9(^Д^)9m

 

 

「あ、じゃぁ・・・これに耐えたら許してあげる。」

 

俺はそう言うと・・・右手に倍加のジツを・・・分子振動を起こし、擬似炎神の伊吹(アグニッシュワッタス)を発動させた。

 

 

そうして、俺はあの聖句を唱えた━━━━!

 

 

 

 

 

「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!爆熱!ゴッドフィンガー!!」

 

 

 

 

 

ライザーを右手で掴むとライザーが爆発炎上した・・・!!ナムサン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っという事で今回のオチをば。

ライザー死すべし、慈悲は無い・・・のつもりだったんだけど、擬似ゴッドフィンガーでは神の国への引導を渡せなかった。シャイニングフィンガーじゃないと駄目なのか?解せぬ。

ゼウスの爺とハーデスの爺ちゃんはお前のお陰でウハウハ出来るとか言ってた・・・何の事なんだろうか・・・。

後、聖闘士と狩猟犬がゼウスの爺とハーデスの爺ちゃんと帰る時に俺に素敵な置き土産という名のキスをして、帰っていた・・・この後俺は失禁した。お猫様こわひ。後、キスされた時にレイヴェルが若干不機嫌な顔をしていたが・・・なんなんだろうか?

 

 

あ、後・・・本当にどうでも良いけど・・・不死鳥とゴキブリ・・・失礼噛みました、グレモリー=サンとの婚約が破棄されたらしい。その事についてまた後日部室へ来て欲しいとか言われた・・・ブラック企業かな?

 

 

 

 

 

 

「「そういえばいっせー/お兄様・・・デートはいつするのですか?」」

 

 

「今度・・・放課後でーオナシャス」




って事でいかがでしたか?不死鳥編はこれで終わりで・・・次回は聖剣だっけ?

もう、あれだよね・・・聖闘士出たし、俺もエクスカリバー使えんぞ!?右手シャキーン、エクスカリバー(小宇宙を圧縮させた)で良いかな?(白目

って事でオサラバ

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