か・・・帰って良いかな・・・?
目の前に現れた拳王様に「魔法少女になりたい!」ドン!とか言われたんだぜ?職務放棄しても半沢さんに土下座しなくても良いよね?これ。
俺が人生をベリーハードモードだな~と痛感していると駒王学園のイケメン事、木場 祐斗=サンが現れた!
というかタイミング的に見て・・・こいつ俺のケツ・・・追いかけてたな?巫山戯んなつーの!!っか俺要らないじゃん?やっぱり帰って良い?と俺のオリジナルの方に目を向けると皆が堕天掌の構えをとっていた。凄い良い笑顔で。
余談ではあるが堕天掌って言うのは蒼天の拳で張太炎がケンシロウに向けて放った・・・相手の死を予告する構えである。
え?俺、死ぬの?
(大丈夫・・・お前が死んでもいくらでも代わりはいるもの・・・)
ファッ!?
流石、オリジナルの俺、ド外道である。寧ろ逆の立場だったら俺も同じ事をしてるわ!!
と嫌な汗をかきつつ拳王とイケメン=サンの会話を聞いていると、貴方は漢なので少女というのは・・・だから変わりになんでもします!許して下さい、とか言ってる。
・・・こいつ確か本編だと┌(┌^o^)┐臭かったよな?・・・本気で俺のケツを?
・・・俺のケツがキュッってなった。
すると拳王様が一緒にアニメ見てください、ユウジョウ!ユウジョウ!とか言ってやがった。
それならなんとか出来るな・・・って思い・・・二人して拳王の城(家)に入り・・・アニメを・・・魔王様が部下に対してナンディー!?私の言う通りにナラナイノォー!?とか言って奥義をぶっぱする魔王の話を・・・ストライカーズを見た。
アニメ鑑賞を終えると満足した拳王様に大義で有ったとか言われた・・・こいつ・・・魔法使いにならずに、世紀末覇者になれば良いんじゃね?
と、本日のお役目を終えた・・・俺と木場が居た・・・
って思うじゃん?俺もそう思っていました・・・もう一件行って来てね☆とか言われたわ!!
流石、悪魔・・・人間に対して慈悲はないのか・・・。許さん!G(グレゴリー)め!
「なぁ、ここがそうだよな?木場。」
と俺はイケメンに聞いた。
「そうだよ、兵藤君。ここが2件目の家だよ。」
とイケメンが答える。
しかし、俺は・・・俺のスキルである直感EXが・・・そして俺の嗅覚が血の匂いを嗅ぎ取っていた。
全細胞が・・・ビンビン・・・メンドくさい事が起きるから逃げろ!と言っている・・・アホ毛があれば神砂嵐が起きている、そんな気がする。
そう考えていると目的地である家の呼び鈴を鳴らそうとするイケメンと俺の脳内に語りかけてくるオリジナルが大丈夫だ、問題無いとか言ってくる・・・、笑いながら。
これ、絶対何かあるよな?薬の取引現場とかじゃねーの?あ、遊園地じゃないな・・・此処。
と、呼び鈴を鳴らすも何の反応が無かったのか・・・イケメンがドアを開けていた。
するとそこには・・・・オー!ナムアミダブツ!
玄関には血痕がいっぱいあった。
息を呑むイケメン!
その時の俺はというとダクソのやりすぎで、血痕の所で必死に○ボタンを押していた・・・。