「はっ、はっ、はっ……」
美樹さやかは上条恭介のいる病室に向けて走っていた。今日見つけた新しいCDを彼に届けるためだ。彼女は以前彼に自分ができない音楽を聞かせられるのは苦痛だったと言っていたが、今の彼は自分の願いで手が治り、再び音楽ができるようになったのだ。
(恭介、なんて言ってくれるかな?)
そう思って彼の病室に入ったが、彼はいなかった。そこはまるで最初から誰もいなかったように整然としていた。
「あ、あれ……?」
「あら、上条さんなら今日退院したわよ?」
「え……?」
後ろに看護婦がいることに気付かなかったさやかはいきなりの事実に驚愕する。
「リハビリの経過も順調そうだったから、予定が前倒しになってね」
「そ、そうなんですか……」
恭介が退院したことは喜ばしいことだが、もうここで恭介と一緒にCDを聞くことができないことにさやかはなぜか一抹の寂しさを覚えるのだった。
病院から出たさやかは今度は恭介の家へ向かった。彼は裕福な家庭にいるため、その住まいも他とは違う豪邸になっている。そのため、その場所を間違うなんてことはない。インターホンを押そうとしたところで、家からバイオリンの音色が聞こえてきた。
「恭介……退院したばっかりなのに、もう練習してるんだ……」
それを聞いてさやかは恭介に会うのはやめておこうと思った。
(このCDは恭介が学校に来たときに渡すことにしよう……)
そう考えて踵を返したときだった。
「会いもしないで帰るのかい? 今日一日追いかけまわしていたんじゃないの?」
「あ、あんたは……佐倉杏子!?」
二日前に闘って敗北した魔法少女、佐倉杏子が今自分の目の前にいた。
「ど、どうしてあんたが!? あんたは裕一と会っていたんじゃ……?」
「……ふん。あいつのことは今はどうでもいいさ」
そう言って杏子は話をそらす。そのときの彼女の表情は能面のようで、彼女の感情はさやかには読み取れなかった。
「それよりこの家の坊やなんだろ? あんたがキュゥべえと契約した理由って。まったく……たった一度の奇跡のチャンスをくっだらねーことにつぶしやがって……」
「っ!! お前なんかに何が分かる!!」
「分かってねえのはそっちだばか。魔法ってのはねえ、徹頭徹尾自分だけの望みを叶えるためのもんなんだよ。他人のために使ったところでロクなことにはならないのさ。巴マミはそんなことも教えてくれなかったのかい?」
「マミさんがそんなこと言うわけないでしょ!!」
杏子の言葉にさやかは力強く反論する。巴マミはいつだってこの町の人達のために闘ってきた。普通に暮らすこともできず、誰からも理解されず、孤独に耐えながら、それでも闘い続けたのだ。それこそが美樹さやかの見てきた巴マミの姿なのだ。そんな彼女が他人のために魔法を使うことが愚かであるなどと言うはずがない。今の杏子の言葉に頷くことはマミへの最大の侮辱になるとさやかは考えていた。
さやかの反論に杏子はつまらなそうにして鼻を鳴らす。しかし、すぐにあやしげな笑みへと変わる。
「惚れた男をものにするなら、もっと冴えた手があるじゃない。せっかく手に入れた魔法でさぁ……」
「な、なに?」
杏子の不気味な気配にさやかがたじろぐ。その姿を見た杏子は愉快そうに口端をつり上げる。
「今すぐ乗り込んで行って、坊やの手も足も二度と使えないぐらいにつぶしてやりな……!」
「っ!!?」
「あんたなしでは何もできない体にしてやるんだよ。そうすれば今度こそ坊やはあんたのもんだ。身も心もぜーんぶねぇ……」
「……っ!!!」
「気が引けるってんなら、あたしが代わりに引き受けてもいいんだよ? 同じ魔法少女のよしみだ。お安い御用さ……」
「……あんたは……あんたはやっぱりそんなやつだったんだ……」
さやかは目の前の少女のことをもはや信じることはできなかった。彼女はマミを侮辱しただけではなく、自分の願いも汚い足で踏みにじっているのだ。それだけではない。
「マミさんは、裕一は……」
「あん?」
「あんたのことを信じていたのに……裕一はあたし達にあんたのことを信じて欲しいって、あんなに一生懸命だったのに……!」
「……っ!!」
「お前は、二人の信頼を裏切ったんだ!! あんただけは絶対に許さない!!」
自分の友達である裕一があれだけ信じていた相手がこんな最低な人間だったことを知ったさやかは、彼の信頼も裏切った彼女がどうしても許せなかった。
対して杏子の方も、さやかから裕一が信じていたという話を聞いた瞬間はらわたが煮えくりかえる思いだった。信じていたと言うが、それを最後に裏切ったのは結局彼自身だったのだから。むしろ今の話を聞いてさらに怒りが増した気分だった。
「……本当にうぜーやつだな、お前は……」
二人は今までにないほどに互いを睨みあっていた。そして二人は宣言する。
「美樹さやか……あたしはお前らのことは認めない。特に、他人のために願いを叶えたあんたのことは絶対に認めない」
「それはあたしの台詞だよ佐倉杏子……二人を裏切り、あたしの願いを穢したあんたのことは絶対に認めない」
「場所を変えようか。ここじゃ人目につきそうだ……」
睨むのを止めて、杏子は再びあやしげな笑みを浮かべて、さやかにそう提案したのだった。
少し時間は遡る。鹿目まどかは友人である中沢と仁美と共にお馴染のファーストフード店にいた。その中にいつものメンバーの半分が欠けていた。
「それにしても洲道のやつ、今日も学校を休むなんてな」
「また、お風邪をひいたのでしょうか……心配ですわ……」
「だ、大丈夫だよ! 洲道君ならきっとすぐに元気になるよ!」
事情を知っているが、それを説明できないまどかはそう答えるしかなかった。
「まあ、確かにあいつならすぐに戻ってくるだろ……それから美樹のやつ、もうすぐ退院なのに今日も上条の見舞いに行くとはな」
「無理もないですわ。さやかさんは私達の中で一番上条君のことを心配していたんですもの……」
さやかはまたCD屋で珍しいCDを見つけたので恭介の見舞いに行くとのことらしい。
「でも、そうですよね。もうすぐ上条君は退院するんですよね……」
「仁美ちゃん……?」
仁美の様子が少し変わったことにまどかは困惑したが、その変化はすぐになくなったため、気のせいだったと思い直した。
「しかし最近洲道も美樹もすぐに帰ってしまうよな? それに三年の先輩とも一緒にいるみたいだし」
「え!? そ、そうだね……」
中沢の疑問にまどかは過剰に反応してしまった。その反応によって二人に気付かれてしまった。
「まどかさん、何かご存じなんですの?」
「え、えっと、それは……」
今の二人に事情を話すことはまどかにはできなかった。自分も仁美達と同じ立場だというのに、自分は事情を知ってしまっている。友達や先輩は今も闘っているというのに、自分は何もできることがない。
(私は一体何をやっているんだろう……さやかちゃん達が闘っているのに私はここにいていいのかな……)
何度もそう考えて自己嫌悪に陥るという負のスパイラルにまどかは落ちてしまいそうだった。そんなときだった。
「鹿目。言えないなら無理はしないでいいからな」
「え……中沢君?」
「俺はあいつらとそれなりにつき合ってきたけど、あいつらは悪意を持って俺達に隠し事をするようなやつじゃないことくらいは分かっているつもりだ」
「もちろんだよ! 洲道君達はそんな人じゃないよ!」
「それなら俺達に話せないのは言えない事情があるからなんだろ?」
「う、うん……」
「それなら言える時が来るまで待つことにするさ。もしかしたらずっと言えないかもしれないけど、それならそれでいいさ」
「どうして、そう言えるの……?」
「だってさ、たとえ言えない秘密があったとして……」
そこで一呼吸を入れて中沢は再び口を開く。
「俺達の関係が変わるわけでもないからな」
「あ……」
「さっきも言ったように、俺は悪意を持って隠しているわけじゃないってことは分かってる。言えない事情があるなら、無理に聞くのもかわいそうだしな。それで、いつか向こうから助けを求めてきたら助けてやる。友達って、そういうものじゃないか?」
「私達に、できることってあるのかな……?」
「洲道達の事情がどういうものか分からないから具体的には言えないけど、あいつらの弱音でも聞いてやることだけでも力にはなると俺は思うぜ」
「そうですわね。さやかさん達の方から話してくれるまで私達は待ちます。いつか力になれたらいいのですが……」
「中沢君、仁美ちゃん……」
中沢と仁美の言葉にまどかは救われる思いがした。自分にもできることはあることを認識できたし、なにより彼らにこんな理解者がいることにまどかは感激していた。
「ありがとう、二人とも……今の言葉、さやかちゃん達にも伝えておくね……!」
「ええ、ありがとうございます、まどかさん」
「あ、洲道にはハンバーガーセットで手を打ってやるって言っておいてくれ」
「ふふっ、洲道君、『タダじゃないのかよ!?』って泣いちゃうよ?」
「まあ、洲道だしな」
「男の子ですしね」
「もう、二人ったら……」
まどかは苦笑していたが、心は先ほどとは違い、穏やかになっていた。この二人のおかげで彼女は確かに救われたのだから。
「じゃあ、また明日ね」
「ああ、またな、鹿目」
「ごきげんよう、鹿目さん」
まどかは二人と別れた後、一度さやか達のもとへ向かうことにした。先ほどの二人の言葉を早くさやか達に聞かせてあげたかったのだ。
「あれ? あの子は……」
その途中でまどかはある人物の後ろ姿を見かけた。少し迷ったが、彼女は声をかけることにした。
「ほむらちゃん!」
「!? ま、まど……鹿目まどか」
「まどか、でいいよ、ほむらちゃん」
慌ててフルネームで言い直すほむらにまどかは名前で呼ぶように提案してみた。他の皆はほむらを危険視しているが、まどかだけはどうしてもそう思うことができなかったのだ。できることならほむらも、そして杏子も仲良くなっていってほしい、とまどかは願っていた。
「……ちょうどよかったわ、まどか。あなたに巴マミ達に伝えてほしいことがあるの」
「え、な、何かな?」
「もうすぐ、この町にはワルプルギスの夜がやってくるの」
「え……!?」
「……その様子だと、ワルプルギスの夜のことは知っているみたいね」
ワルプルギスの夜。最強最悪と言われる魔女。そして自分の友達と因縁がある魔女。ソレがこの町にやってくることにまどかは慌てふためいていた。
「ど、どうしてそんなことが分かるの!?」
「……今までのデータでほぼ間違いなくアイツはやってくるの」
「そんな……洲道君、なんて言うかな……」
「……なぜそこで洲道裕一が出てくるの?」
「そ、それは……ごめんなさい、彼のプライバシーに関わるから、私からは言えないよ……」
「……そう」
自分の迂闊な発言をまどかは後悔した。ほむらのことは信用したいが、だからと言って友達のプライバシ―に関わることをなんでも話すのは違うだろう、とまどかは判断していた。
「ほむらちゃん、聞いてもいいかな……?」
「……何かしら?」
「どうして……洲道君のことをそんなに嫌っているの?」
「…………」
「前に言ってたよね、彼のことが一番信用できないって。でも私はそうは思えないの。今も彼は自分やマミさん達のために動いているの。ほむらちゃんが疑う理由なんてないはずだよ?」
まどかはできることなら、ほむらにマミ達と共に協力してほしかった。今も裕一は杏子を説得するために行動しているはずだ。ならば自分はここで目の前の彼女のことを説得したかったのだ。それが今自分にできることだと思っていたし、なにより今のほむらを一人で闘わせるのはよくないとまどかは考えていた。
「洲道裕一は……本来いるはずがないイレギュラーよ。私が言えた義理じゃないけれど……」
「ど、どういうこと?」
「とにかくあの男の素性がはっきりしない限り、信用するのは危険なのよ」
「どうしても、駄目なの……?」
「……ごめんなさい。もう少しだけ、考えさせてほしいの」
「……分かったよ。ほむらちゃんのこと、信じてるね」
「ありがとう……」
ほむらの言っている疑問はよく分からなかったが、今は待つことにした。いつか皆が分かりあえる時が来ると、この時のまどかはそう思っていた。
「!? この気配は……」
「ほむらちゃん……?」
突然ほむらが何かの気配を察知したかと思ったら、走り出してしまった。
「ま、待って、ほむらちゃん!!」
まどかも嫌な胸騒ぎがして、ほむらの後を追いかけることにした。
「ここなら遠慮はいらないよねぇ? いっちょ派手にいこうじゃない?」
杏子とさやかは今歩道橋の上にいた。彼女達の周りには誰の姿もなく、周囲に被害を及ぼすことはない。
「そのまえに答えなさいよ……裕一はどうしたの? あんたはあいつに会っていたんでしょ?」
闘いの前にさやかは裕一の安否を確認したかった。もし彼に危害を及ぼしていたら、今度こそ絶対に彼女を許すことはなくなるだろう。さやかの問いに杏子は苦虫を噛み潰した表情をして答えた。
「……あいつならあたしとの勝負の約束を反故にして逃げてっちまったよ。もう、顔も見たくないね」
「え、裕一が……?」
その言葉に一瞬戸惑ったが、さやかはすぐに思い直すことにした。杏子のことを信じて欲しいとあんなに必死だった彼が安易に逃げ出すはずがないと考えていたからだ。
「……そんなはずはないね。あたしの知っている裕一は少なくともそんな臆病者じゃないよ。どうせあんたが裕一のことを怒らせたんでしょ?」
「お前に何が分かる……」
「少なくともあんたよりは付き合いが長いからね。あいつのことは少しは理解できると思うよ、あんたよりはね」
杏子の表情がだんだんと険しくなってくる。さやかは先ほどのおかえしとばかりに、杏子を責め立てることにした。
「裕一があんたに失望しちゃうほどあんたはどうしようもないやつだったんだね。はあ……裕一がかわいそうだよ」
「うるさい……」
「そして裕一に見限られたあんたは、腹いせとばかりに今度はあたしに突っかかって来た。どんだけ子供なのよ、あんた」
「うるさい! お前にあたしの何が、何が……!!」
「あんたのことなんて分かりたくもないわよ!!」
そう言って二人は同時に変身した。瞬間二人の武器がぶつかり合い、互いに距離を離す。さやかは即座に数本の剣を出現させ、杏子へと射出する。裕一とマミとの修行によってさやかは近接だけではなく、遠距離で敵を攻撃する術を身につけていた。以前とは違う闘い方に杏子は一瞬驚いたが、すぐに槍を多節棍にして全てを弾く。
「はっ!! こんななまくらの一撃が当たるかよ!!」
「っ!!」
さやかはそこから近接戦闘に切り替えることにした。このまま剣を打ち出しても全て弾かれてしまい、魔力の無駄使いになると考えたためである。
真正面から突っ込んでくるさやかに対して杏子は槍を巧みに操り上下左右いたる方向から攻めていった。さやかは何とかその槍の動きについていって槍をかわしていたり剣で軌道をそらしていたが、このままかわし続けても遅くない内にあの鎖にからめとられて自分は身動きが取れなくなってしまうだろう。そうなったらアウトだ。
(裕一もマミさんも、もっと敵を攻撃する技を教えてくれればよかったのに!)
彼らが彼女に教えていたのは、敵の攻撃をかわしたり倒れた時の受け身の取り方など、闘いで生き残るための技術をメインにしたものだった。いくら回復力に優れているといっても、それをあてにして攻撃をくらい続けていれば簡単に命を落としてしまう。死んだら全てが終わりなのだ。もともと自分達はチームを組んでいたため、今まではそれでよかったが、今はさやか一人だ。守るだけでは勝てないのだ。それにさやかは友達の想いや自分の願いを穢した目の前の魔法少女はなんとしても自分の手で倒したかったのだ。
(一か八か、槍をかわした瞬間に相手に突っ込むしかない!)
いずれにしろここで行動に移さねば自分はやられてしまうのだ。それなら確率の高い方へと彼女は賭けたかった。
槍が前方に迫ってきたところでさやかはスレスレでかわして、そこから杏子のところへ突進していった。すぐにでも槍が戻ってきて自分を狙うかもしれないと考えたが、同じ方向で走っている以上、深くは刺さらないだろうと予測していた。そして今の杏子は分解した槍の一部しか持っていない。このまま剣で打ち上げればこの前の裕一と同じように弾き飛ばせる。このときさやかはそう思っていた。
しかし、その思いは杏子の足もとから生えてきた新たな槍の出現と共に消え失せてしまった。それに驚きつつもなんとかそれをかわしたが、代償として大きく態勢を崩してしまった。そこを見逃さずに杏子は鋭い蹴りをさやかのわき腹に叩き込んだ。
「がっ!?」
その一撃によって空中に吹き飛ばされたさやかは次の瞬間、最初の槍の鎖によってからめとられてしまった。もはや身動きを取ることはかなわなかった。
「げほっ、ごほっ! ま、まさか槍が二本あるなんて……」
「当たり前だろ。お前が何本も出せるくせに、あたしが一本のわけがねえだろ」
地に倒れ伏しているさやかを杏子は冷ややかな視線で見下ろしていた。
「あたしを挑発することで隙を作るつもりでいたのか? だったら残念だったな……たとえ上手くいったとしても、お前ごときに遅れはとらないんだよ」
「っ!!」
「これで分かったか? あたしはお前のような間違った願いでなった魔法少女に負けるわけはないんだよ」
「間違った願い、ですって……!!」
「お前もそれにいつか気付くだろうよ。最初は少し痛めつけてやるだけにしようと思ってたんだけどね……」
杏子はさやかを縛っていた鎖をさらに締め上げた。
「うあっ!?」
「今のあたしは最悪に機嫌が悪いんだ。あいつやお前がいらつくことばかりしてくれたからねぇ……あんたを思いっきり痛めつけて憂さを晴らさせてもらうよ」
「ふん……男に振られて八つ当たりなんてだっさいやつ」
「へえ……その減らず口は本当にあいつそっくりだなぁ!!」
杏子は縛られて動けないさやかに槍を振りおろそうとしたが、それは突如放たれた銃弾によって弾かれてしまった。
「っ!? ……ふん、ようやくお出ましってことかい」
乱入者の姿を見て杏子は不敵に笑う。自分は今までこの再会を待っていたのかもしれない。
「佐倉さん……」
「久しぶりだな、マミ……」
かつてコンビを組んでいた魔法少女、巴マミが悲しげな瞳で佐倉杏子を見つめていた……
杏子さんがどんどん嫌な人になってる……どうか見捨てないでやって下さい。
それにしても、なんで闘う場所を歩道橋の上にしたんでしょうね? どう考えても人目につくと思うんですが……魔法少女は普通の人に見えないならその場で闘ってもよさそうですし。うーむ、謎だ。