うちのポケモンがなんかおかしいんだが   作:右肘に違和感

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67話 育て屋終

やぁこんにちわ、タツヤだ。多分。

 

簡単に時系列の説明をしよう。

結論から言えば昨日の時点でカズさんとコクランさんはポケセンには訪れなかった。

来るとしたら今日であろうと思われる。

 

 

 

「つーわけで、今日でこの二人とはお別れなんっすよね」

「ほぉ、そーなんか」

「気付けば大分長く一緒に居ましたねぇ」

「まさか進化するとは思わなかったけどね」

「ッシャオラァ」

「メッサツ」

 

朝に食堂で、皆を連れて軽めの食事を取りながら、プリキュア達と会話する。

そしてふと、ゴウキが進化した際と同じ問題が残っている事に気付く。

 

「そういやコクランさんにゃ、ハカイオウの事どう説明すりゃいいかなぁ」

「説明なんて要らんとちゃうー? 預けた側としては強くなってくれて万々歳やんか」

「そんなもんっすかねぇ」

「まあ、多少は驚くと思うけど問題ないと思うわよ?」

「ふむ、そんなもんなのかな」

 

 

俺だったら預けたピカチュウがゴリチュウになってたら嫌なんだけどな。

他の人と思考がずれてきてしまってるんだろーか。

 

 

カチャッ。

 

 

「失礼致します、こちらの食堂にタツヤ殿という方は───」

「お、コクランさん。どうもっす」

「おぉタツヤ殿、一週間振りでございますな。ご健勝で御座いましたでしょうか?」

「あぁ、はい。なんか昨日レベル上がってました」

「ほほう! そうでございますか! まさかLv81程度であるナゲキのレベルが上がるとは───」

「あ、いや……そっちじゃなく俺本人っす。なんかLv15からLv22になりまして」

「      」

 

コクランさんがいきなり思考停止に陥ってしまう。

速攻で頭クラッシュさせてごめんなさい。でもマジなんです。

まあついでに言えば、ハカイオウも修行中に82になってたはずだけど。

 

「うちらも最初、あんなんやったんやなー」

「そうですね~」

「私は最初っから突っ込んでばっかだったわ……」

「まあ、タツヤ殿ですし日常茶飯事なのでしょうね。

 ワタクシが預けさせて頂きましたナゲキの成長は、如何で御座いましょうか」

『うわ一瞬で復活した。』

 

コクランさんはモノの数秒で人に復活を遂げた。さすが出来る男は違うな……

 

「えーっとですね、ナゲキ……なんですけども」

「えぇ」

「その、元ナゲキに───」

 

 

ガチャリッ。

 

 

「おいーっす。こっちにタツヤ君いねえかー? 受付の人が飯に行ってるっつって───」

「お、カズさんだ」

「おやカズ殿。お早う御座います。」

「おう、タツヤ君! コクランさんもお久しぶりっす!!」

 

食堂にカズさんまで乱入してきた。

これで今回シオンで承った育て屋関連の重要人物は全て揃った事になる。

 

「よかったらコクランさんもカズさんも飯どうすか?

 さ、どうぞどうぞ座ってください。別に食べてもドレディアさんの飯が減るだけですので」

「ア゛ァ゛ッ!?」

「客の前で恥掻かせたりせんよね? ん?」

「……ァーィ」

 

最近この子も返事が器用になって来た気がするなー。多分今のもドレデ『ィ』『ア』を旨く使ったんだろう。

 

「うーむ、確かにあの食事を食べれるのは有難いですが……

 ドレディア嬢……ご同伴に預かっても、よろしいのでしょうか?」

「ディァー」

「……彼女は、なんと仰っているのでしょうか?」

「どうぞって言うてはりますよ。ええんちゃいますか?」

 

これに関してはおべっかでも空気読めでもなく、本当にそう言っている。

不満たらったらに言わなくなった辺りにとても成長を感じます。

以前なんて飯の件で罰を与えたら瞬時にしかめっ面だったのに。

 

「では……お食事に参加させて頂ける御礼に、こちらをどうぞ。

 少々甘い味付けの御菓子となってしまいますが……お受け取り下さい」

「ディッ?! ディァッ?! ディ~ア~♪」

 

手渡しでお菓子を受け取ったドレディアさんの顔が瞬時にほっこりとなる。

最近描写こそされてないが、飯に関する執着は今もなお凄いものがある。

 

「んー……んじゃ俺も先輩に習って、ドレディアちゃんにこれあげるかね」

 

そういって取り出したのは菓子パンだった。

あんパンとは渋いトコを突いてんな、カズさん。

 

「タツヤ君達いなかったらこれで飯済ませる予定だったけど

 食わせてもらえんなら、もういらねーしな。ドレディアちゃん貰ってくれや!」

「ァァァアアアァァァァ~~~~~~~♪」

 

 

歌いだしたwwwww

 

 

「お二人ともすみません。ご好意、この草の子に代わって感謝をお伝え致します」

「いやいや、なになに。タツヤ殿の作る料理は、この御菓子ですら超越するほど凄いものですぞ?」

「あーやっぱそうなんすか? その御菓子高そうですけど……

 俺の舌は間違ってなかったらしいな、誇ってしまえタツヤ君ッ!

「は、ハァ……」

「いや、タツヤ君、あなたの作るご飯冗談抜きでやばいわよ?

 私もう自分で作った食事食べてもなんか色あせてる気がするもん」

「お前は真面目に作っとけや、ガールスカウト。」

「そのぐらいってことよ♪」

 

この人も突っ込まなくなってきたなー。つまんねえ。

一人旅に出るかな、そろそろ。

 

 

 

 

そんなこんなでみんなで楽しく朝のお食事会を終わらせた。

 

もちろん食している間にも、コクランさんとハカイオウはちゃんと会っているわけだが

説明は飯の後に俺から来るだろうと思ったのか、食事中には質問はなかった。

 

「ああいう風に、食事中って状況に気配りを出来るのが大人の条件なわけですよ」

「ほうほう……参考になるわ。いや、やっぱかっけぇよなコクランさん」

 

カズさんとその事でヒソヒソ話をしながら、楽しく朝ごはんを頂いた。

 

 

 

 

「な、なるほど……進化、ですか。

 ダゲキやナゲキがメインで活動している本場のイッシュ地方でも

 そのような話は聞いた事がないのですが……」

『誰でもそうだと思います。

 ついでに言えば原因は確実にタツヤ()だと思います。』

 

失礼な四人である。お前等そんな事ばかり言ってんならもう飯作ってやんないぞ。

 

「だが……まあ納得出来るモノもあります。

 なんせ二、三日一緒だっただけのライチュウが無敗になる内容ですからな……」

 

あ、そっち方面で納得しちゃうんだ。

俺としては、もうちょっと突っ込んでほしいんだが。

 

「それに関しても、先にお試しで使わせてもらった俺が証明しますよ。

 ダゲキも、いや……ゴウキも冗談抜きのレベルになってましたし」

「メッサツ……!」

「ほほぅ……それは楽しみですぞ」

 

 

いや、まあ強くなっては居るだろうな。

元のスペックがLv80位とか、凄まじいわけだし。

 

 

「んでもって、一応俺のコンセプトは『強いだけじゃ駄目』ってのを

 前面に出してるんで、強さ以外にも鍛えさせてもらってます」

『ほー……』

「修行中は戦う事があっても指示らしい指示は飛ばしてませんでしたからね。

 その分自分で考える力が育ってくれてんじゃないかなと思います」

「あぁ……だからか。あの時のゴウキのぶち折り回避は」

「ぶ、ぶち折り回避?」

「まあまあコクランさん、そこら辺はとりあえず今重要でもありませんから。

 ついでに学力テストなんぞというのまでしてみたんですが」

「学力……テスト?」

「そんなもんまでしてたのかタツヤ君……ん?」

 

学力テストの件を話した所、そこでとある違和感に気付いたのか

カズさんが声を上げて俺に質問を飛ばしてくる。

 

「───……結果はどうだったんだ?」

「アカネさんが全ポケモンも混ざった上でドベ(最下位)でした」

「ちょっwwwwwwwアカネちゃんwwwwwww」

「……う、む、ぐ、く、ぅ     ぐっ……」

 

カズさんが盛大に突っ込む中、コクランさんがものっそい笑いを堪えている。

もうやめてッ! コクランさんの残りのHPは1よッ!

 

そして言われたアカネさんは即座にずどーんと気を落とし、部屋の隅っこでディフェンスをやり始めた。

 

「んで、二人の内容としては上々です。

 全員参加の中の平均を余裕で超えた点数取ってましたから」

『ホホウ』

「解答用紙はこちらになります、お二人ともどうぞ」

『オォッスッ?!』

 

二人が【やめて?!】と言ってくるがそんなもんは知らんwww

そうして解答用紙に描かれた答えを順々に見て行く二人。

 

「おいタツヤ君wwwwwこの子らの中じゃ君は伝説ポケモンらしいぞwww」

「そもそもポケモンじゃねえっつーの俺は!

 そいつらわかんねえとこの問題、珍回答しか書いてないだけだぃ!!」

「…………。」

 

 

ゴゴゴ

     ゴゴゴ

           ゴゴゴ

 

 

あれ? なんかコクランさんから黒いオーラが……

 

「ナゲキ……いや、ハカイオウ……」

「オ、オッス……!」

「なんなのですか、この回答はッ……!

 よりにもよって、お嬢様の名前をここに入れますかッ……!」

「ォッス……」

 

うわぁー、そういやカトレアってコクランさんの主じゃねえか……今更気付いたわ。

なんか別のカトレア思い浮かべてた。

 

「まぁまぁコクランさん……落ち着いてくださいな。所詮ただのテストですから……」

「いいえっ!!  黙る事など出来ませんぞっ!!

 ハカイオウッッ!! そこに直れッッ!!」

「ッ!!」

 

言われて即座に直立不動になるハカイオウ。

うっわーさすがのブレーン代理。威圧感が半端ねぇわ。

 

「お嬢様は伝説のポケモンなどで留まるような御方ではありませんッッ!!

 ゆくゆくはセレビィ、果てはマナフィやビクティニ以上の

 高尚な存在になっていく方ですッ!!! それを伝説如きで留めるとは……

 貴様ァっ!! お嬢様の従者の手持ちの自覚があるのかァっ!!!」

『そこなのっ?!?!』

 

なんかコクランさんが変な方向性に突っ走りだした!

おいやめろ!! 誰か止めろ!! 

 

「まずそもそもがお嬢様のお名前をこのような用紙に気軽に書く事が間違っているのだッッ!!

 貴様はお嬢様のお名前の『価値』を何と心得て今まで私についてきたのだッ!?」

 

やばい、なんかもう別ベクトルに突っ走りすぎてる。

ならば俺の必殺・暴論で止めてしまおう。

 

「はーいそこまでー。そこまでー」

「な、何故止めるのですかタツヤ殿ッ?! 話はまだ───」

「コクランさんは見解が狭すぎですっ! この場合はむしろ褒めて遣わすべきでしょうッ!!」

「なっ───」

「いいですか……元々ポケモンってのは人間の友として非常に親しまれています。

 しかしながら親しまれている程度で殆どのポケモンが留まっている中

 自分の主人に『更なる主人』が存在しているという概念を理解している上で

 自分達の上に立つ、伝説のポケモン並に偉いと判断して、

 この用紙のここにカトレアさんの名前を入れたその判断基準を、むしろ褒め称えるべきです!!」

 

一気に畳み掛けてみた。

あまりの早口にとなりのカズ(トトロ)さんがぽかーんとしている。

やばい、今ネコバス呼ばないで。

 

「ふむ……なるほど、そういう方向で考えれば

 私の手持ちの中でも、この用紙に名前を書くに至らない子すら居る可能性もあるわけですか……

 ふーむ、なるほどなるほど……」

 

ちょっとどきどきしつつ見守っていると、どうやら一定範囲で納得したようだ。

 

「よし……ハカイオウ、先程はすまなかった。

 さすが、控えとは言え私の手持ちのポケモンだな!

 帰ったら存分に褒美を与えよう、期待して良いぞ」

「オ、オッス!!」

 

どうやら俺の暴論で、コクランさんはこの件に関して考えがまるっと代わってしまったらしい。

やばい俺暴論弁護士になれるんちゃうか。

 

ハカイオウもちらっとだけ俺を見て

【師範、ありがとうございます!】と意思を飛ばしていた。

なに気にするな。あのままだといつ説教終わったかわかんねーし。

 

 

 

 

さて時間は飛んで訓練場。

俺が持ち込んだ私物の回収ってのもあるんだが……コクランさんに

 

「是非、私もタツヤ殿の手持ちのメンバーで、ハカイオウの試用運転をさせて欲しい」

 

と申し出られてしまった。

カズさんに許可していた手前うなずくしかなく、全員で訓練場へ行く事になった。

三人娘のプリキュア☆達は「暇だし。」の鶴の声だった。

 

 

「では、ハカイオウ……この一週間でどれだけ腕を上げたのか

 私に見せてもらいますよっ!!」

「ッシャオラァアアアァア!!!」

 

 

あっちはあっちで気合が入っているが、こちらは何で行こうか……

 

「ッディァ?! ディァ?!」

『─────!! ッ!! ──!!』

「ミュゥ! ミュゥ!」

「ホ~ァ~☆」

 

 

ドレディアさんは、【私にやらせろッ! 私に任せろッッ!!】と意気込み

ダグ共は、【姐御ばかりずるいぞっ!! 我らも最近良い所がないのだ!! 譲れッッ!!】と

ミュウもミュウで、【リベンジしたいよっ!! させてよっ!!】と復讐に燃え

ミロカロスは蚊帳の外だった。鳴きながら頭を摺り寄せて俺に甘えてくる。

そういえばお前しばらく出番なかったもんな。

 

 

 

んー……気合が入っているこいつらでもいいっちゃいいんだけど……。

 

 

 

よし。

 

 

 

 

「ムウマージ。お前暇つぶしに頑張ってきてみろ」

「△▲ー?」

 

どうせ暇つぶしでタワーから人里に降りてきているのだろうし

捕まえたわけでもないがムウマージに任せてしまえばいいやと判断。

 

「ア゛ァ゛ッ?! ディーアーッ! ディァーッッ!!」

「ミュッーーー!! ミュッーーーーッッ!」

『─────;; ;; ;;』

「ええーい、黙れ」

 

味方から大ブーイングを喰らうも俺には こうかが ないみたいだ……

 

「△▲☆★~♡」

 

俺の提案にムウマージは快く了承をして

乗っかっていた俺の頭から少し下にズレて、俺に頬擦りをしてきた。やばいこいつ可愛い。

 

そして俺からふよりと離れて、ハカイオウ&コクランさんの前へと軽やかに躍り出た。

厳密には俺の手持ちではないんだけども、戦えば大して変わらんべ。

 

「ムウマージー、頑張れよー」

「ギャゴーンッ!!」

「△▲☆★~♪」

 

同じゴーストタイプのポケモンだからなのか、もっさんのゲンガーが俺と一緒に声援を送る。

逆に俺の手持ち全員はミロカロスを除いて全員隅っこでいじけ始めた。こいつらめんどくせぇな……

 

 

 

 

「ん……そういえば」

「 ? 何、どしたのタツヤ君」

「いや、気付いたらムウマージってタワーからいつの間にか混ざってたから

 ステとか見た事なかったなーって思いまして」

 

その事に気付き、昨日投げ捨てた後に回収したポケズLv4を取り出し

ムウマージの情報を閲覧するためにデータの解析を頼んだ。

 

どうやらレベルが上がった際に野生でも人のポケモンでも詳細を確認出来るようになったらしい。

さすがのご都合主義、もといスーパーメカである。

 

 

√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√

 

No.429

ムウマージ♂ Lv999程度

 

タイプ1:ゴースト

タイプ2:ゴースト

タイプ3:とてもゴースト

 

せいかく:ふめい

とくせい1:アストラルゲート (PP無限)

とくせい2:ふゆう        (浮いてますねぇ。)

 

親:レンカ

 

こうげき:━━━

ぼうぎょ:━━━━━━

とくこう:━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とくぼう:とくこうと同じぐらいデス。 byポケズ

すばやさ:━━━━━━━━━━━━━

 

現努力値

必要なし

 

わざ1:じゅうはざん(ギガスレイヴ)              金色の魔王から無理やり力を借りて酷使。

わざ2:メガフレア               辺り一帯を対象ごと荒野にする。

わざ3:かくばくはつ              原子力の分子振動を用いて極大爆発。

わざ4:エターナルフォースブリザード    相手は死ぬ。というか周りも全員死ぬ。

 

√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√√

 

 

 

「       」

「△☆★~? △▲☆★~♡」

 

ポケズの内容を確認して固まっている俺に振り向き

ムウマージは手をふりふりしたりと、とてもかわいらしい仕草をこちらに振りまき

改めてハカイオウに向き直って気合を入れている。

 

やッべー可愛いわぁー、可愛いモノに罪は無いよなー。

うん、罪は無いなー。罪はー ────

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういう問題じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーッッッ!!!」

 

 

 

俺はウインディの神速を超える速さでムウマージを瞬時に回収する。

ギャロップの240kmなんて話にならない程加速した俺の懐に、なんとか発動する前のムウマージ。

そのまま修行場から一目散に逃げ出した。

 

 

 

後ろから なにごとだー だの、 どうしたんだー だのと聞こえてきたが

こちらはもうそれどころじゃない。可愛さのせいで世界が滅亡する。

 

なんだ、もうなんだこれ、なんなのこれ。たすけて。

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~おまけ~~~

 

☆タツヤが気付かなかった場合☆

 

 

「よし、じゃあ頼むぞムウマージ。

 適当になんかやって倒してくれー」

「ふ、仮にもフロンティアブレーン代理を務めていませんよ。

 さぁ行くのですぞハカイオウ! 貴方の力を見せるのです!」

「ッシャァー!!」

 

 

気合を入れて前に出てくるハカイオウ。

さて、こちらのムウマージは何をするのかな?

 

「それではタツヤvsコクランさん、ファイトー!」

 

審判役のもっさんが開始の合図をし、こちらのムウマージは少し体を縮めて

手を二つ合わせるように動く。そしてその手のひらの中に光が集まりだし……

そしてその光はまるで世界の闇を振り払うかの様な極光───

 

 

 

 

「────え?」

 

 

 

か く ば く は つ

 

 

 

199X年、ポケモンが生息する世界は、核の炎に包まれたッッ!!

全ての海はかくばくはつの火力で干上がり、生物は全て死滅した様に思えた……

 

 

 

だがッッ!! 人類は一人だけ絶滅していなかった!!

 

 

その名はッッ! ケンシr……レンカッッ!!

 

 

しかし雌が一人残ったところで種族の繁栄は不可能ッッ!!

 

 

レンカが倒れた時、地球から生物は消え去った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ~ うちのポケモンがなんかおかしいんだが ~

 

 

                BAD END 1  人類滅亡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       fin






スレイヤーズは俺が初めて読んだ小説でした。

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