ゼロの人造人間使い魔   作:筆名 弘

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皆様、あけましておめでとうございます。

2015年最初となる第四十三話をお送りします。




 第四十三話

 

 

 ルイズは、目の前の光景が信じられなかった。

 

 自身の使い魔である長身異形の亜人セルが、地面に倒れ伏している。それだけでも、五ヶ月間の使い魔との生活で、一度も見たことのない情景だった。

 その上、ひと目で人外と判る特異な容貌、ルイズにしてみれば、もはや見慣れてしまい、まるで気にならないセルの顔面の右半分が無くなっていた。

 

 気付いた時には、ルイズは絶叫していた。形振り構わず、セルに走り寄る。

 

 「いやあ!! いやよ!! セル、セル!!」

 

 

 イザベラも、同様であった。

 

 使い魔との付き合いは、一ヶ月ほどだが、彼女にとってセルは、自身に素晴らしく、新しい世界を与えてくれた掛け替えのない存在だった。

 そんなセルの逞しい腹部が三分の二ほど、大きく抉られた様に消失していた。

 

 「うそだ!! うそだ!! わたしの、わたしのセルが!!」

 

 

 双方の使い魔の傷の程度は、誰が見ても致命傷だった。

 だったのだが。

 

 

 ムクリ

 

 

 ルイズのセルが、何事も無かったかのように起き上がった。そして、顔面の右半分が無い状態で、全くいつもどおりの調子でルイズに言った。

 

 「ルイズ、ベッドのそばにいろ、と言った筈だぞ」

 

 「!!」

 

 

 ムクリ

 

 

 イザベラのセルも、同じように起き上がる。胴体の半分以上を喪っているため、まともに動ける訳がないのだが、全く普通の動き方だった。

 

 「イザベラ、城の消失については謝罪しよう」

 

 「!!」

 

 

 バタタッ

 

 

 二人の主は、同時に失神した。

 

 「ふむ、とりあえずは、ここまでか」

 

 「初の接触も、思っていたほどの反応はなかったな」

 

 それぞれの主を慎重に抱き上げた二体のセルは、わずかに言葉を交わすと、「気」の開放と同じように全身に気力を漲らせる。

 

 「「ぶるあぁ!!」」

 

 

 ズリュッ! 

 

 ギュバッ!

 

 

 セルたちの致命傷は、一瞬の内に再生してしまった。

 ルイズのセルが、その場を大きく飛び退き、周囲で唯一形を保っていたオルレアン夫人が眠るベットの天蓋に飛び乗る。

 

 「ギーシュの言葉通りだな。目的を達成した以上、ここに留まる理由はない。全員ベッドにつかまれ」

 

 「え!? ぼくの言ったこと、き、聞こえていたのかい!?」

 

 「せ、セルくん! き、傷は大丈夫なのか!?」

 

 「問題ない」

 

 

 ギュルルル

 

 

 セルは、自身の尾を大きく伸長させると、ベッドを囲み、学院組全員の身体に触れるようにした。

 タバサが、もう一体のセルに抱きかかえられているイザベラを見つめる。意識を失っている従姉に、声をかけようと口を開きかけた、その時。

 

 

 ヴンッ!!

 

 

 ルイズのセル一行は、瞬間移動を発動し、その場から天蓋付きベッドごと消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……う~ん、セル、わたしの、わたしだけのセル……」

 

 うなされている主の身体を揺すり、覚醒を促すセル。ほどなく、目覚めるイザベラ。

 

 「はっ! せ、セル!?」

 

 「目覚めたか、イザベラ」

 

 主をゆっくりと地面へと下ろすセル。イザベラは、滂沱の涙を流しながら、セルの身体にしがみつく。

 

 「せ、セル! お、おまえ、大丈夫なのか!? お、お腹にあ、穴が、穴が!……え? 穴が、ない?」

 

 必死にセルの胴体を両手で押さえ、出血を止めようとするが、イザベラの両手は血に染まることはなく、ただセルのわき腹を押しているだけだった。

 

 「わたしの肉体は、無限に再生可能なのだ。完全に消滅させない限りはな」

 

 「……」

 

 セルの言葉を受け、呆然とした表情で、使い魔を見上げるイザベラ。言葉の意味を理解すると、俯きながら身体を震わせた。

 

 「こ、このブサイクっ!! 出来損ないっ!! 役立たずっ!! そ、そうなら、そうとさっさといいやがれっ!!!」

 

 ガバッと顔を上げたイザベラが、罵詈雑言を浴びせながら、両拳をセルに叩き込む。本来であれば、鋼鉄板を素手で殴りつけるようなものだが、バリヤーで保護されたイザベラの手は、全く痛むことはなかった。

 

 「次からは、そうしよう、我が主よ」

 

 すまし顔で言ってのけるセルに、さらに数分間、制裁を加え続けたイザベラは、ようやく気が晴れてきたのか、息を整えながら、使い魔に聞いた。

 

 「はあ、はあ、はあ、つ、次もあったら許さないからな!……そ、それで、エレーヌたちは?」

 

 「瞬間移動で、撤収したようだ。今ならば、追えなくもないが、どうする?」

 

 「……」

 

 使い魔の問いにイザベラは、すぐには答えなかった。懐からハンカチを取り出し、涙をふきながら考えを巡らせる。

 

 (あいつらは、エレーヌを助けるためにわざわざトリステインから、ここまで来たのか……あのペタンコが、トリステインの英雄「蒼光のルイズ」だったなんてな。まあ、セルの同類が使い魔なら、英雄になるくらい余裕だろうけど)

 

 イザベラは、タバサの身柄の行方を心配していた。タバサ、いやエレーヌは、ガリア王家から廃されたとはいえ、諸国に傑物として知られ、未だに国内でも潜在的な崇拝者が多いオルレアン公の遺児である。国内の王弟派はもちろん、トリステインにとっても、何かしらの利用価値があると判断されれば、どんな陰謀に利用されるかわからない。

 

 (でも、あいつらは、そんな小難しい理屈で動いているようには見えなかった。エレーヌだけじゃなくて、ジャンヌ叔母さまも一緒に連れて行ったみたいだし……)

 

 エレーヌの母、旧オルレアン公夫人ジャンヌ・アデライード・オルレアンは、その美貌と気高い精神を以って、オルレアン領では、絶大な尊敬を集めていたが、彼女自身の出自は、必ずしも王弟の配偶者としてふさわしい家格を備えてはいなかった。

 

 (多分、あいつらなら、エレーヌを守ってくれる。なら、わたしがするべきことは……)

 

 イザベラは、ハンカチを放り捨てると、セルに命じた。

 

 「追う必要はないよ……その代わり、お父様に会う!」

 

 決然とした表情で、父王ジョゼフが住まう首都リュティス郊外ヴェルサルテイル宮殿の方角を見つめるイザベラ。

 

 これまで、イザベラは、意識的に父王を避けて生きてきた。すべてを与えてくれる代わりに、家族としては、何一つ与えてくれなかった父。イザベラは、王家の血の絆など、そういったものだと理解する振りをして向き合おうとはしなかった。エレーヌたち、オルレアン家の暖かな営みを見れば、その理解が過ちだと、すぐに判った筈なのに。

 

 だが、今ならば、向き合えるかもしれない。父の真意を知ることが出来るかもしれない。自分一人では、とても無理だが。

 

 「セル、わたしについてきてくれるか? も、もしかしたらお父様の、いやジョゼフ一世の逆鱗に触れるかもしれないけど……」

 

 真っ直ぐなイザベラの問いに静かに跪くセル。いつもと変わらぬ声色で答える。

 

 「イザベラが望む限り、わたしはきみのそばに居る。ガリア王の逆鱗? ふん、我が主に害なすならば、ヴェルサルテイル宮殿は首都リュティスもろとも灰燼に帰すだろう」

 

 「ばかっ! いずれ、このわたしのものになるんだから、あんまり無茶するなよ、セル!」

 

 使い魔の答えに、笑顔で応じるイザベラだった。

 

 そして、少女と亜人は、瞬間移動によってその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドサッ

 

 

 「ぐっ、がっ、がはっ!」

 

 無人の荒野と化したアーハンブラ城の跡地に、一人のメイジと一体の亜人が降り立った。

 

 メイジは、全身に傷を帯びており、右腕を失っていた。適切な処置を施さなければ、その命数は遠からず尽きることは、間違いなかった。そんなメイジを片手で引っ掴んでいた亜人は、二メイルを超える長身と人外の風貌、昆虫のような外骨格を備えていた。

 

 傷ついたメイジは、ワルドだった。

 

 イザベラのセルの念動力によって制圧されていたワルドは、セルが城主用寝室に飛び込む際に壁面に叩き付けられ、意識を失った。わずかな後、意識を取り戻したワルドは、重なる咆哮とともに襲い掛かってきた轟音と閃光によってさらに吹き飛ばされた。本来であれば、そのまま跡形も無く消滅するはずだったが、そんなワルドを救ったのは、もう一体の亜人セルだった。

 

 本体であるルイズのセル、ガリア方面を担当している分身体イザベラのセル、そして密かにアーハンブラ城を監視していた三体目のセルは、以前はアルビオン大陸を中心に活動していた。

 「レコン・キスタ」主力艦隊を消滅させ、王都ハヴィランドにて「レコン・キスタ」首魁クロムウェルから「アンドバリ」の指輪を奪取、さらに港湾都市ロサイスでは、逃亡者部隊に最後のトドメをさした。ある意味、四体のセルの中で、最も精力的に活動している個体だった。

 

 「……この男ならば、第三の目撃者として適当だろう」

 

 二人の主の初接触は、想定していたほどの激震の反応は起こさなかったが、次の展開を開くための端緒としては十分だった。それをさらに発展させるためには、「アーハンブラ城の消滅」という事実を当事者以外が語る必要があった。

 

 (この男は、タバサを直接護衛していた。おそらく、ガリア王にも、ある程度近い立場にあるだろう。せいぜい、自身の主にトリステインの脅威を吹聴してもらおう)

 

 

 シュルッ

 

 

 ワルドを治療するため、自身の尾を蠢かせるセル。その先端を突き刺そうとしたその時、朦朧とした意識のままワルドが、ある単語を呟いた。

 

 「う、うう……る、ルイズ……」

 

 (! この男……本体の主を知っているのか?)

 

 ワルドが無意識に口にした名前から、さらに考えを巡らせる亜人セル。その特異な容貌に似つかわしい邪悪な笑みとともに言った。

 

 「ふっふっふっ、この男、使い方次第では、一石二鳥の成果を導けるな」

 

 

 ズン! ズギュン! ズギュン! ズギュン!

 

 

 セルは、尾を突き刺し、生体エキスをワルドに注入した。意識は完全に回復しなかったものの、ワルドの右腕は再生し、全身の傷も消える。治療後は、この場に捨て置くつもりだったが、尾を突き刺したまま、ワルドの身体を持ち上げたセルは、飛翔した。

 

 分身体一の働き者であるこのセルは、浮遊大陸アルビオンで、ある人物と落ち合う手筈となっていた。

 

 「さて、「土くれ」はどのような情報をもたらしてくれるかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――ネフテス国首都アディール評議会本部「ガスパ」中枢棟四十二階第七執務室。

 

 エルフたちを統括する評議員の中でも、十二名しか選ばれない上席評議員の一人であるビダーシャルの執務室で、二人のエルフが部屋の主の帰参を待ち構えていた。

 

 一人は、線の細い雰囲気を纏った若い男のエルフだった。執務室に備え付けられていた応接用のディヴァンに両手両足を組みながら、まるでハンモックで昼寝するかのように横たわる、もう一人の少女のエルフにたしなめるように声をかけた。

 

 「おい、ルクシャナ! もうすぐビダーシャル様がお戻りになるんだぞ! なんだ、そのだらしない格好は!? まるで「蛮人」じゃないか!」

 

 自らを、世界を管理するために選ばれた高貴なる種族であると定義するエルフたちは、サハラの西方に住まう人間種を、野蛮で無知で危険な蛮族であるとみなしていた。

 だが、ルクシャナと呼ばれた少女は、気にする様子もなく、ひょうひょうと答えた。

 

 「アリィーったら、あなたまで、評議会のよぼよぼ連中みたいなことを言うの? この方が、全然楽なのよ。身体も伸ばせるし、ね」

 

 そう言って、ルクシャナは大きく伸びをした。その拍子に彼女の裾の短い衣服がめくれ上がり、艶かしい下半身が露わになる。その有様をバッチリ視界に収めてしまったアリィーは、顔を真っ赤にしてしまう。

 

 「し、神聖な執務室で、な、なんてあられもない姿を! ムニィラ様が知ったら、何と仰られるか!」

 

 「ここは、叔父さまの執務室よ? 母さまは、サハラが滅んだって、寄り付いたりしないわよ」

 

 「いや、そういうことじゃなくて……」

 

 アリィーの言葉が終わる前に部屋の扉が開き、ビダーシャルが姿を見せた。

 

 「二人とも、待たせたな」

 

 「叔父さま!」

 

 「び、ビダーシャル様」

 

 ディヴァンから起き上がったルクシャナが抱き着くような勢いで、ビダーシャルを質問攻めにした。

 

 「叔父さま、評議はどうなったの!? それとさっきの精霊流の乱れって蛮人世界と関係あるの!? もしかして、叔父さまが見たって言う悪魔の力なの!?」

 

 「当然、おまえたちも感じたのだな」

 

 「肌がひりつく様な感覚がまだ残っています。あんなのは、生まれて初めてです」

 

 「……わたしもだよ」

 

 苦笑を浮かべたビダーシャルが、年若い二人のエルフに緊急評議の内容を掻い摘んで語り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 聞き終えたアリィーは、息を呑んだ。

 

 「で、では、ついにテュリューク統領は、「聖戦」の発動をご決断されたのですか!?」

 

 「息巻き過ぎよ、アリィー。「聖戦」の発動には、正式な大評議会の招集が必要だし、サハラが攻撃されたわけじゃないのよ」

 

 先ほどとは違い、やや神妙な顔つきのルクシャナが、アリィーに注意した。

 

 「ルクシャナの言うとおりだ。今回の評議で決定されたのは、あくまで全軍の再編成と艦隊の設立、そして、そのための事前準備だけだ。実際の戦時体制への移行や、蛮族域への侵攻については、さらなる評議を必要とするだろう」

 

 「それに、宣戦布告もなしに攻め込むなんて、高貴なる種族がすることじゃないわ。そうでしょ、アリィー」

 

 「そ、そうは言っても、下手に手をこまねいていたら、悪魔が、あの「シャイターンの門」を開放して、「災厄」を甦らせてしまうかも……」

 

 「……」

 

 ルクシャナとアリィーの会話を他所にビダーシャルは、自身の思考に沈んでいた。

 

 (そう、サハラには、「シャイターンの門」がある。かつて、世界を滅ぼしかけた「災厄」を封印した忌むべき地。だが、四回、いや五回に及ぶ精霊流の反応と、ここ最近の門の活動には、特別な関連を見出すことが出来ない。あるいは、それは安堵すべき事なのかもしれない。しかし、この言い知れぬ悪寒は何なのだ? わたしたちは……なにか、取り返しのつかない思い違いをしているとでもいうのか?)

 

 「……叔父さま?」

 

 ルクシャナの声に、我に返るビダーシャル。

 

 「ああ、なんでもない。二人とも、わざわざ尋ねて来てくれたのにすまないが、すぐにテュリューク大兄とエスマーイル評議員と会わなければならない。ムニィラには、後でわたしからとりなしておくよ」

 

 「え、ビダーシャル様……」

 

 「え~せっかく、また叔父さまに浮遊大陸で見た悪魔の話を聞こうと思ったのに……」

 

 この日、ルクシャナとアリィーが、ビダーシャルの執務室を訪ねたのは、彼女たちの正式な婚約調印の立会人を依頼するためであった。

 

 「この埋め合わせは、必ず、するから。それと、さきほどの話は、評議会からの発表が出るまでは、他言無用だ。それから、ルクシャナ……」

 

 ビダーシャルは、姪の肩に両手を置きながら、真剣な声で言った。

 

 「くれぐれも、軽挙妄動はしてくれるなよ。嫁入り前の君の身体に傷でもつこうものなら、わたしがムニィラに殺されてしまう」

 

 「はい、叔父さま」

 

 「いい返事だ。では、アリィー、後は頼む」

 

 「いってらっしゃいませ、ビダーシャル様」

 

 愛すべき姪と優秀な部下の見送りを受けて、ビダーシャルは、自身の執務室を辞した。

 

 

 

 「……さ~てっと、いろいろ準備しなきゃ、ね」

 

 アリィーは、自身の婚約者が放った言葉が聞き間違いであることを「大いなる意志」に祈った。

 

 「一応、聞いておくが、一体何の話だい、ルクシャナ?」

 

 「決まってるじゃない! これが、最後のチャンスかもしれないんだから!」

 

 満面の笑みを浮かべて振り返ったルクシャナの言葉に、アリィーは天を仰いだ。

 

 「まさか、とは思うけど、蛮人世界にいってみたい、なんて言う訳じゃ……」

 

 「さっすが、アリィーね! わたしのこと、なんでも判っちゃうのね!」

 

 「ビダーシャル様は、軽挙妄動するなと言ったよね?」

 

 「もちろんよ! ずっと温めてきた計画なんだから! 軽挙じゃないわ、断じて!」

 

 「……ルクシャナ、ぼくは!」

 

 アリィーが、何かを言う前にルクシャナが、彼の身体に抱きつくと、上目遣いで、甘い声を囁いた。

 

 「ねえ、アリィー、お願い……」

 

 

 ズギュュュンッ!!

 

 

 (ぐはっ!! な、なんて、愛らしい……い、いや、思い出せ、アリィー! このおねだりに何度煮え湯を飲まされた!? おまえは、誇り高きファーリスだろう!? 誘惑に打ち勝て! 「大いなる意志」よ、ぼくに力を!!)

 

 アリィーの祈りに「大いなる意志」が応えたことは、未だかつて、無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第四十三話をお送りしました。

今年は、毎週土曜日に更新していきたいと考えております。

今年も、ご感想、ご批評のほど、よろしくお願いいたします。

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