Angel beats! 蒼紅の決意   作:零っち

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いつもより少し長めになっています。


「だから皆お前についていこうって思うんだ」

「ん…」

 

じんわりと閉じている瞼に明かりを感じ、意識が覚醒していく。

なんとなく、久しぶりの感覚だ。

 

「今、何時…」

 

自分で起きたということはおそらくまだ早朝。

出来ることなら二度寝という幸せを感じたい。

 

しかし、俺の目覚まし時計は残酷な現実を指していた。

 

―――11時51分――――

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

ありえない時間帯を指す時計をがっしり掴んで思わず絶叫してしまう。

 

「な、なんで…」

 

こんな時間に、と言おうとした所で思い出す。

 

ここ最近、遊佐が毎日起こしに来ていたからもう目覚ましいらないか、と思って昨日止めといたんだった…

 

「あいつ!なんでこんなタイミングで起こしに来るのやめるんだよ!?」

 

今日はしかもゆりに集まるよう言われてたのに!

ていうかもう時間とっくに過ぎてるし!

 

「くそっ」

 

いろんな不満を抱えたままおそらく自己ベストの記録で部屋を跡にした。

 

 

 

「遅かったですね。いけませんよ、寝坊は」

 

急いで校長室に向かったがもぬけの殻。なら次はとこれまた急いで屋上にやって来た俺に向かってしれっとそんな事を口にしやがった。

 

「あのなぁ…今まで散々不法侵入して起こしに来てたくせに、なんでよりによって今日起こしにこないんだよ!?」

 

起きてから今まで溜め込んでいた不満を全て口にする。

 

「いえ、それはなんとなく、そろそろ起こしてくれるし目覚ましかけなくていいかな~、考えてるだろうなと思いまして」

 

「思いまして、じゃねえよ!」

 

最悪だ…悪意100%じゃねえかよ…。

 

「そんな逆ギレされましても…」

 

「よくもまあぬけぬけと…!」

 

「だって、そうじゃないですか?起こしてもらえるなんて甘えているからそうなったのでは?」

 

うっ…確かにそうかもしれない…。

 

「私は柴崎さんがたるまないようにこうしてあえて今日は待っていたんです」

 

「そうだったのか遊佐…。悪かった、面白がってやってたわけじゃなかったのんだな」

 

「いえ、とても面白かったです」

 

「やっぱり悪意100%かよ!」

 

さっきまでの台詞台無しだよ!

 

「ったく、最悪だ…。校長室にゆりたちいねえし」

 

「ああ、ギルドに行きましたからね」

 

「え?そうなのか?」

 

ギルドって確かあのチャーがいるって所だよな。

 

「はい。音無さんがノリノリで銃の練習をするので弾薬が足りなくなりまして」

 

音無よ、なぜそんなにノリノリでいられるんだ…。

 

「柴崎さんは練習なさってないみたいですが?」

 

「ああ、通信士になったんだしそんなに修羅場には遭わないだろ?」

 

「…まあ、いいですけど」

 

何か言葉を発しようとして、一度止めてからそう言う遊佐。

 

何かまずいこと言ったかな?

 

「…少し遅いですね」

 

「え、なにが?」

 

「ゆりっぺさんたちですよ。ただギルドに行くだけにしては少しかかりすぎです。

ギルドについたらこちらに連絡がとれますし」

 

確か集合時間が10時半。そして今は12時半前。

 

「…なにか嫌な予感がしますね」

 

「嫌な予感って?」

 

「わかりません」

 

フルフル首を振る遊佐。

 

しかし、人の心を読めるくらい勘の鋭い遊佐が嫌な予感がするってことは、本当になにかあったのかもしれないな。

 

「少し、見てきてくれませんか?」

 

「俺がか?」

 

「それ以外に誰がいるんですか?」

 

…そうですよね。

 

「元々柴崎さんは行くはずだったんですから、遅れてでも行くべきなのでは?」

 

「…わかったよ」

 

全て正論なので反論できず渋々頷く。

 

「体育館に入口があるので。あ、それと、地下に入るとインカムの電波が届かなくなるので、ギルドに着いたら連絡下さいね」

 

「おう。わかった」

 

言って振り返り走りだそうとする俺に遊佐が声を掛けてくる。

 

「柴崎さん、最後にこれを」

 

投げられたものをなんなくキャッチし、何か確認すると…例のゼリーだった。

 

…お前好きだなこれ…。

 

「10秒チャージです」

 

サムズアップする遊佐。

 

「サンキュ」

 

 

 

遊佐からもらった10秒チャージで腹ごしらえを済ませ、体育館に入ると、舞台の下の長椅子がしまってあるはずの場所に入口があった。

 

 

 

「ぷはぁっ、きっつ…」

 

水面から顔を出して一言呟く。なかなか長い距離泳いだな…。

 

入口を見つけ、入っていくと、しばらくはただただ道が続くだけだったのだが、所々にハンマーや鉄球があった。

おそらくなにかの罠だろう。

 

そのあともなにか機械的な道(そこに4等分にされた五段が落ちていた…)があったり、なにやら天井が落ちていたり、床がおちていたりした。

 

「これのせいで皆遅かったんだな…」

 

しかしゆりたちが見つからない。

 

「もう少し進んでみるか」

 

 

 

しばらく進むと、地面に座り込んでいるゆりと音無が見えた。

 

「おーい、ゆり!音無!」

 

「柴崎くん…」

 

声を張り上げて手を振るがなんだかゆりにいつもの元気が無いようだった。

 

「ゆり、どうしたんだ?」

 

「…ここに来たんなら見たでしょ?あたしたち以外みんな死んだのよ」

 

確かに罠らしきものがたくさんあったが、まさか生き残ったのが2人だけとは…。

 

「いやでもまた生き返るんだろ?」

 

「だから何?此処じゃなかったら皆死んでるのよ!…リーダー失格よ…」

 

精一杯の励ましのつもりだったけど、逆効果だったみたいだ。

 

「…なあ、なんであんたがリーダーなんだ?」

 

音無が気を利かせて話題をかえようとする。

 

「別に…最初に神に抗った、それだけ」

 

きっと、本当はもっとあるんだろう。

まだ短い期間だが、ゆりの持つ独特のカリスマ性はハッキリと伝わっている。

 

「…あたしには妹弟が居たのよ」

 

ポツリと唐突に話し出すゆり。

 

「あなたたちにない記憶の話よ」

 

記憶…。

激しく巡る生活で忘れかけていたが、俺は記憶喪失だった。

 

 

 

 

―あたしはそこそこ裕福な家庭に育った。

4人姉弟の長女で、なんの変鉄もない幸せな日々が続いていたわ。

 

そんなある日、両親が2人で用事があるって出ていったの。ゆりが居れば大丈夫よね?って言ってね。あたしも大丈夫だと思ってた。

 

けど、留守番をしていると、急に玄関の扉が開けられたの。両親かと思って見てみると、知らない男たちが入ってきていた。

しかもそいつらは銃まで持ってたわ。

強盗だ、って思って妹達を連れて逃げようとしたわ。

…けど、逃げられなかった。

 

捕まえられたあたしたちは銃を突きつけられた。妹達の怯える顔は今でも鮮明に覚えてる。

 

そして、奴等はあたしに向かってこう言うの。この家で一番高い物を持ってこい。お姉ちゃんならわかるよね、って。

そして、持って来れなかったら10分に1人ずつ殺していくから、ってね。

 

あたしは必死に探した。家中を走り回って手当たり次第に高そうな物を持っていった。

でも、その度に奴等はざんね~ん、ハズレ~。

 

そうしてる間に最初の10分が経った。

するとね、はい時間切れ~1人目~って言う奴等のまるでゲームでもしてる様な声が聴こえた。そして、銃声、妹達の叫び声。

 

探さなきゃ、早くしないと皆が殺される…そう思ってさらに探し続けた。

 

結局、警察が来たのが30分後。

…妹弟が全員殺されてからだった―――

 

 

 

壮絶な過去を語り終えたゆり。その目には、うっすらと涙が浮かんでいた。

 

「別にミジンコになったって構わないわ。私は、 本当に神がいるのなら、立ち向かいたいだけよ。 だって…理不尽すぎるじゃない…!

悪い事なんて何もしていないのに…。あの日までは、立派なお姉ちゃんでいられた自信もあったの に…。 大事なものを30分で奪われた。そんな理不尽ってないじゃない…!そんな人生なんて……許せないじゃない……!」

 

30分、たったそれだけの時間で今まで守り続けた妹弟を奪われた。そんな事が現実に降りかかったゆり。

自分を責めるように身体に爪をたてている。

 

「ゆりは、強いんだな」

 

え?と驚いたような声を出すゆり。

 

「俺なら、そんな辛い過去があったら辛くて消えたいって思うのに、お前は抗うんだな」

 

音無の言葉に同調する。

 

「どんなに辛くて受け入れられない現実でも、お前はそれを飲み込んだ上で抗う。…だから皆お前についていこうって思うんだ。

絶対、最初に抗ったからなんて理由じゃない」

 

「そんな、大したことじゃないわよ…」

 

言いつつ、顔を伏せるのはもしかしたら照れているのかもしれない。

 

「1ついいか?ゆりはなんで死んだんだ?」

 

確かに、今の話だとゆりは死んでいない。…なら、もしかして自殺…?

 

「自殺じゃないわよ!」

 

「え!なんでわかったんだ!?」

 

やっぱり女子は皆心が読めるのか!?

 

「大体わかるわよ、今の質問されたらね。

でもね、第一に自殺した奴が抗おうなんて思うわけないでしょ!」

 

もう行くわよ!と強引に話を切り上げて先に進むゆり。

それを見て、音無と目を合わせて、微笑んでから後をおう。

 

足を進ませながら考えた。

岩沢も、ゆりのように辛い過去を背負っているのだろうか、と。

 

 

 

「ゆりっぺ!」

 

「無事だったか!」

 

最下層と思わしき場所にたどり着くと、さらに下に降りる梯子があった。

そこを降りると作業着を身につけた男たちがわらわらと声を掛けてくる。

 

「ここがギルドか…」

 

辺りを見回すとものすごい大がかりな機械が並んでいた。

 

つい見入っていると、ドオン、とものすごい爆発音が響き渡る。

 

「またかかった!」

 

かかった?

 

「どうするゆりっぺ!」

 

「天使がもうすぐ来ちまうよ!」

 

天使が来てるのか、ここに…。

 

「…爆破するわ」

 

「正気かゆりっぺ!?」

 

爆破って、ここをか?!

 

「大事なのは場所や機械じゃない!記憶よ。あなたたちそれを忘れたの?!」

 

ゆりの言葉に黙りこむギルドのメンバーたち。

 

「全くだ。元は土くれから精製してたものを、今じゃこんな機械に頼ってレプリカを大量生産する事に慣れきってしまった」

 

奥から現れた人物は、チャーだった。

 

「チャーさん…」

 

「本来あたしたちは形ないものに記憶で命を吹き込んでいただけのはずなのにね」

 

薄く笑うゆり。

 

「ならオールドギルドに向かおう。あそこには何もないが土くれだけは困らんほどにある」

 

「ならここは…」

 

「爆破だ」

 

そんなあっさりと…。

 

「持っていくべきものは記憶と、職人としてのプライドそれだけだ!違うかお前ら!」

 

チャーの言葉にギルドの面々がおう!と答え、爆破の準備を始める。

 

「チームワーク見せろ!急いで爆破の準備をしろ!」

 

「あたしたちは天使の足止めよ!」

 

言って、ゆりが先導をとり、梯子を登っていく。

 

 

 

梯子を登りきると目の前に白髪をした小さな少女。

一度遠目に見ただけだが、ハッキリと覚えている。

 

「天使…」

 

一言洩らした俺の方に顔を向ける天使。

 

「あたしは天使じゃないわ」

 

「え?」

 

いや、でも確かにあの時皆と戦ってたはず…。

 

「騙されちゃ駄目よ柴崎くん!」

 

言いながらナイフを取り出して天使に切りかかるゆり。

 

「ガードスキル・ハンドソニック」

 

天使がボソッと呟くと同時に腕から剣が生えてきた。

 

「な、なんだ…あれ…」

 

「これが動かぬ証拠でしょ!」

 

俺に話しかけながら天使と近接戦闘を行っているゆり。

 

「す、すげえ…動きが早くて援護出来ねえよ」

 

横をみると、銃を構える音無。

 

…確かに早い。でも…

 

「見える」

 

「そ、そうか!お前の眼ならあの2人の動きについていける!」

 

懐から一応いつも身に付けている拳銃を取り出して構える。

 

素早く攻守が入れ替わる2人。

だが、なんとか天使に照準を合わせる、が…

 

「…どうしたんだ、柴崎?」

 

照準を合わせても撃たない俺をおかしく思い、声を掛ける音無。

 

…わかってる、けど、当たる気がしねえんだよ…!

 

銃を受け取ってから今まで弾を撃つといつ基本的な練習すらしていない俺。そんな奴が素早く動く敵に当たるわけがない。

 

「く、くそっ」

 

もし思いきって撃った弾がゆりに当たってしまったら…。

 

そんな事を考えている内に2人の勝負に転機が訪れた。

 

ゆりが天使の動きに合わせ、ナイフを突き出す。

 

完璧なタイミング、避けられるはずがない。

そう思った瞬間、天使の口が動いた。

 

「ガードスキル・ディレイ」

 

まさに瞬間移動というべき速さでゆりの背後をとった。

 

危ない、ゆりがやられる。

 

その瞬間、俺は引き金を引いていた。

 

バン、というどこかの映画で聴いたことがある音、そして自分の手に感じる確かな反動。

 

しかしその弾は天使の鼻先を掠めただけで、命中しなかった。

 

「くっ!」

 

それでもなんとかゆりが避ける為の時間は稼げたようだ。

 

「ゆりっぺ!そこをどけー!」

 

声のする方向を見ると、とてつもないサイズの大砲、それに乗る男たちがいた。

 

「やるじゃないあなたたち!」

 

巻き添えを食らわないように端に避難する俺たち。

 

「いっけえぇぇぇ!」

 

ドーン、と爆風を巻き起こしたのはまさかの大砲そのものの方だった。

 

「自爆かよ!」

 

「いやー、やっぱり記憶にないもん適当作ったら駄目だな」

 

「適当に作ってんじゃないわよ!」

 

ゆりの見事な回し蹴りが男の顎に炸裂した。

 

「ゆりっぺ、これで時間を稼げ!」

 

どこからか現れたチャーが手榴弾を大量に投げてくる。

 

「ありがと!」

 

その手榴弾のピンを抜き、天使に向かって投げつける。

 

ドンドンと大量の爆発音が響き、足止めに成功する。

 

「爆破の準備が出来たぞ、どうするゆりっぺ?」

 

「爆破よ」

 

「総員、爆破だ!」

 

チャーの号令でギルドのメンバーがスイッチを押す。

 

もう何度も聴いた爆発音がまた鳴り響く。

 

そして、その爆破で天使のいる場所の地面が崩れ、落下していった。

 

 

 

「ここがオールドギルド、か」

 

ギルドと違って本当に土くれしかない。

 

「さあ、総員準備に取りかかれ!」

 

チャーがそう言うと、ギルドのメンバーがせわしなく動き始める。

おそらくこれから此処を拠点にするために色々と準備があるのだろう。

 

「さて、ゆりっぺ。確か、弾薬だったな。少し待ってろ」

 

ほら、と大量の弾薬を持ってくるチャー。

 

「これからは少し造るペースが遅くなる。慎重にな」

 

「ええ、本当にありがとう、チャー。」

 

「それと、柴崎、だっけか?」

 

「俺?」

 

もう出番がないだろうと思っていたところにまさかの名指しだった。

 

「ゆりに頼まれてな、特注だ」

 

そう言って取り出したのは所謂スナイパーライフルと呼ばれる武器だった。

 

「かなり長い距離でも届くように造っておいた」

 

「あ、ありがとう…」

 

ライフルを受け取ってから思い出す。さっきの戦闘での失態。

 

「…なにか守りたいものがあるなら、練習を怠るな。いつか、それで守り通せ。いいな?」

 

「…わかった」

 

二度と同じことを繰り返さないように。そして、いつか、岩沢に危険が及んだ時、守り通せるように。そう自分に言い聞かせてライフルを握りしめる。

 

 

 

日向たち罠に掛かった面々がオールドギルドに来るまで待ち、地上に戻った時には夕方だった。

 

やっと緊張感から解放され、遊佐の所に戻ると

 

「ギルドに着いたら連絡下さいと言っておいたはずですが…?」

 

と無表情なのに怒っているのがひしひしと伝わるという高等テクニックを使う遊佐にこっぴどく叱られた。

 

「まあ、無事でなによりです」

 

最後にはそんな珍しい台詞も聞けたのでよしとする。

 

 

 

「ギルドですか、それは大変でしたね~」

 

言いつつクスクス笑う千里。なかなか良い性格してやがる。

 

「ホントだよ。天使には会うし、終わったら遊佐に叱られるし」

 

あははは、と更に笑う千里。

 

「いや、でも僕も行ったことありますよ。ギルド」

 

「へぇ、その時はどうだったんだ?」

 

「それが僕1人はぐれてしまいまして」

 

はは、と笑って誤魔化そうとしている。

 

「そしたらですね、変な場所を見つけまして」

 

変な場所?とおうむ返しで問い返す俺にはい、と頷き、話を続ける。

 

「第2コンピューター室とか書いてある小さな建物がありました」

 

この学校は地下にまで教室を作るにか?

 

「で、中には何があったんだ?」

 

「それが、見てないんですよ…怖くて」

 

また笑って誤魔化そうとする千里にズッコケる俺。

 

「おいおい、気になるだろうが」

 

「そうなんですけど、お化けとか出たら嫌じゃないですか~」

 

「お化けってお前…」

 

俺たちがお化けみたいなもんだろうがよ。

 

「あー、でも、もしかしたらラスボスとかがいるのかもしれませんね」

 

「お化けの次はラスボスか…」

 

けらけら笑ってラーメンのスープの飲み干した千里。

 

「では、今日はこのへんで」

 

「ああ、またな」

 

1人になって思い出す。

ゆりの過去。現実に起こり得る悲劇を詰め込んだような出来事。

それを聞いた時に思った、岩沢の過去。

 

…今日はもう帰って寝よう。岩沢に会うのはなんだか少し気まずい。

 

 

 

 

それでもこの時に既に心の底では解っていた。

 

―次会った時に、過去を訊いてしまうであろうことは

 

 

 

 

 

 




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