ハイスクールD×D〜転生したら騎士(笑)になってました〜   作:ガスキン

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前回の後書きはフリではないですよ?


第三十四話 下着と水着でどうして恥ずかしさが違うんですかね

青い空、白い雲、そして腹が立つくらいギラギラに輝く太陽の下、俺は学園から家に向かって歩いていた。いやー、にしても、暑いってレベルじゃないよ。こりゃ下手したら熱中症で倒れるな。

 

こういう日は家で大人しくしておくのが一番なのだが、今日に限って言えばそうではない。何故なら、俺はこれから学園のプールで思いっきり涼むのだから!

 

先日、支取さんからオカルト部にプール掃除の命令が下った。で、自分達が最初にプールに入る事を条件にリアスが快諾。それから必死こいてプールを掃除し、ようやく遊べる当日となったのだ。

 

みんな今日という日を楽しみにしていた。ウチの女の子達なんか、姫島さんとゼノヴィアさんも誘ってみんなで新しい水着を買いに行ってしまうほどだった。しかも、今回は黒歌も参加する。外に出る時はいつも猫モードだったので、たまには人の姿で楽しんでもいいんじゃないかと提案したら呆気無く了承された。まあ、すでにみんなにも紹介してるし、今回は事情を知っている子達しかいないからな。

 

そういうわけで、今頃みんなは冷たいプールで思い思いに楽しんでいるだろう。ならお前は何で家に帰ってるのかって? ははは、忘れたんですよ、水着をね・・・。

 

兵藤君達と一緒に着替える直前に気付いた。タオルとかその他諸々は完璧だったのに、肝心の物を忘れるとかアホ過ぎだろ、俺。まあ、今さらなに言ったって意味は無い。さっさと目的の物を持って学園に戻ろう。

 

そうやって歩く速度を速めた俺の前に、突然彼女が現れた。

 

「あら・・・、騎士様じゃない」

 

あっ! やせいのろしゅつきょうがあらわれた! ・・・なんて言ってる場合じゃないな。何でヴァーリさんがここにいるんだ?

 

「ふふ、やはり私とあなたは運命という首輪と鎖で繋がっているのね」

 

「・・・そこは普通、糸じゃないのか?」

 

「それで、急いでいるみたいだけど、どうかしたの?」

 

見事にスルーされました。なんというか、マイペースな子だよなぁ。・・・まあ、そうじゃないと露出強なんて我が道を爆進出来るはずもないか。それはそれとして、聞かれても困る事でも無いし、話すか。

 

事情を説明すると、ヴァーリさんは興味深そうな感じで俺に擦り寄って来た。

 

「面白そう。ねえ、私もお邪魔していいかしら」

 

ええっと・・・俺一人じゃ判断出来ないな。というか、そんなに近付かないで。胸元バックリのタンクトップにホットパンツとか流石ですね。しかも見た感じブラしてないし。おかげで柔らかいマシュマロの感触がダイレクトに腕に伝わって来ます。ヤバいです。相手が露出強とはいえ、これはマズイです。

 

「すまないが、この場でイエスとは言えないな。みんなにも了解を得ないと」

 

「わかったわ。それじゃ、行きましょ」

 

俺の腕を取り、歩きだそうとするヴァーリさんを慌てて引き止める。

 

「ま、待ってくれ。とりあえずさっき言った通り、まずは俺の水着を取りに行かせてくれ」

 

「あ、そうだったわね。ごめんなさい。あなたと裸の付き合いが出来ると思ったらいてもたってもいられなくて」

 

裸じゃないし付き合わないよというツッコミを喉元で押さえ、俺はヴァーリさんを連れて改めて自宅へ向かって歩き始めた。

 

「そういえば、アルビオンはどうしたんだ? さっきから黙ったままだが」

 

あの時は兵藤さん家のドライグ君と仲良く話してたのに、今はずっとだんまりだ。

 

「え? ああ・・・気にしないでいいわ。彼、ちょっと今トラウマと戦ってる最中だから」

 

それって大変じゃん。というか、ドラゴンにもトラウマってあるんだなぁ。

 

「わかった。それともう一つ聞きたいんだが」

 

「何?」

 

「仮にキミもプールに入れたとして、水着はどうするんだ?」

 

「あんな布、邪魔にしかならないと思わない?」

 

俺の指摘に、ヴァーリさんは真顔で即答した。よし、買いに行こうか! お金なら俺が出すから安心しなさい! とりあえず、彼女のワガママボディは刺激が強すぎるから、なるべく体全体が隠れる感じの水着でいこうかな。

 

これが、ヴァーリさん露出強脱却の第一歩になる事を願いつつ、俺は一直線に自宅を目指すのだった。

 

SIDE OUT

 

 

イッセーSIDE

 

「ふ・・・ふふふ・・・ふはははははは!!!」

 

今日という日をどれだけ待ち望んだ事だろう! 震えるぞハート! 萌え・・・燃え尽きるほどヒート! 今の俺のテンションならライザーどころかコカビエルすらも敵ではないわ!

 

「ふふ、元気だね、イッセー君」

 

木場の方へ向いた瞬間、若干テンションが落ちた。お前・・・ブーメランとか何考えてんだよ。妙に似合ってるのが余計ムカつくし怖い。

 

「お前、なるべく俺の視界に入るなよ」

 

「何でだい? むしろイッセー君にはぜひ見てもらいたいと思ってるんだけどな」

 

おい、それは冗談だろうな。だとしたら笑えねえし、本気だったら俺はマジでお前から逃げるぞ。うう、先輩。早く戻って来てください。このままじゃ、学園で松田と元浜が流しやがったアッー! な噂が現実に・・・!

 

「そ、それにしても、部長達遅いな~~!」

 

何とか話を逸らす。誰でもいい、この空気を変える為にも来てくれ。

 

「女の子は色々準備が大変だからね。まあ、おかげでイッセー君と二人でいれるからいいけどね。ここに神崎先輩もいれば完璧なんだけど、まさか水着を忘れるなんて、先輩にもおっちょこちょいな所があるんだね。そうは思わないかい、イッセー君」

 

「マジで誰か来てぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

その時、俺の涙混じりの叫びが届いたのか、一人の女の子が姿を現した。

 

「わわ、お二人とも早いですね」

 

声の主はアーシア。その体をピンク色のセパレート水着に包んでいる。いい! 露出具合はワンピースより高く、ビキニよりは低いが、彼女によく似合っている。なんか「幼馴染のお兄さんを振り向かせようと背伸びしちゃった少女」って感じで萌えるぜ!

 

「よく似合ってると思うよ、アーシアさん」

 

しまった! 木場に先を越された! 俺も何か言わないと!

 

「うんうん、俺もそう思うぞ、アーシア!」

 

「あ、ありがとうございます。ちょっと恥ずかしいですけど、これくらい冒険しないと駄目だって部長さんが・・・」

 

はにかむアーシア。ちくしょう、やっぱり可愛いな。冒険って言ってるけど、やっぱり神崎先輩に見てもらうためなんだろうなぁ。羨まし過ぎるぜ先輩! マジであなたのモテ加減の十分の一でも俺にくれれば、今頃俺だって彼女が出来て、俺の好みの水着を着せてあんな事やこんな事を・・・。

 

「お待たせしました」

 

次に現れたのは小猫ちゃん。こちらもセパレート型の水着だ。ただしアーシアのとは若干の違いが見受けられる。彼女のは上がタンクトップ型だから所謂タンキニだな。

 

「・・・イッセー先輩。目がやらしいです」

 

「し、しまっ・・・じゃない! ち、違うよ小猫ちゃん! 俺はただ可愛いなと思っただけで、エロい目線を送っていたわけじゃ!」

 

健康的な色気に思わず目を奪われただけなんです! ほら、その証拠に息子もちょっとしか反応してないでしょ!

 

「あらあら、イッセー君は相変わらずですわね」

 

その声は朱乃さん!? い、いやだから違うんで―――。

 

「イエアッ!?」

 

弁解しようと振り向いた俺を待ち受けていたのは、白い極小マイクロビキニを装着した朱乃さんの破壊力抜群なお姿だった。奇声と共に固まりながらも、俺は彼女の姿を目に焼き付ける。

 

ヤバい。マジでヤバい。どれくらいヤバいっていうとマジでヤバい。布面積で下乳余裕でした。ああ、前の二人には無いブレストバレーが俺の目を引き付けて離さない。あそこに顔を埋められたら、俺は死んでも構わない。そう思わせてしまうくらいの威力だ。

 

「うわ~~。凄いです~~」

 

「・・・化物め」

 

アーシアと小猫ちゃんの目が朱乃さんのお胸様に集中する。やっぱり同性でもそうなっちゃうのね。

 

「ふふ、ありがとうございます」

 

「すまない、待たせた」

 

ゼノヴィアもやって来た。うん、朱乃さんの後でも霞まないご立派なスタイルとビキニがとっても魅力的ですね。

 

「こういう物には今まで興味が一切湧かなかったものだから、ちゃんと着こなせているか不安なのだが、どうだろう?」

 

「いえいえ、すっごくお似合いですぜ!」

 

俺の全力の褒め言葉に、ゼノヴィアは気を良くしたのか僅かに笑みをこぼした。

 

「そうか。ならば、神崎先輩にも評価してもらいたいのだが・・・彼はどこだ?」

 

「ああ、先輩なら・・・」

 

「お待たせ」

 

木場の声を遮り、我らが部長がやって来た。待ってました! さあ部長! 今こそその最終兵器を俺の前に披露してください!

 

果たして朱乃さんを越える事が出来るのか!? そんな期待を抱きつつ、俺は振り返る。刹那、俺の鼻から勢いよく血が噴き出し始めた。

 

「イッセー君!?」

 

ば、馬鹿な・・・モノキニだと!? しかもO型!? そんな、まさか・・・。エロDVDでしか見る事がないと思っていた至高の装備を部長が!? ああ、谷間どころか可愛らしいおへそまで丸見えじゃないですか!

 

「あらあら、攻めたわね、リアス」

 

あの朱乃さんまでもがちょっと顔を赤らめている。てか誰かティッシュか何か持ってね?

 

「どこかの鈍感騎士様を振り向かせるにはこれくらいでも足りないかもしれないわ。・・・ただでさえ、この前のヴァーリなんて女まで出て来たんだもの。これまで以上に積極的に攻めないと勝てないわ」

 

大丈夫です! 今の部長に勝てるヤツなんかいませんよ! ポッチと乳輪までくっきり浮かび上がっててもうたまりません! さすがグラビアとかエロDVDでしか見ない水着だ! これってもう泳ぐ為の物じゃないよね!

 

「イ、 イッセーさん! 大丈夫ですか!?」

 

アーシアが神器で鼻血を止めてくれた。ゴメンね、神器をこんな事に使わせちゃって。けど、これが男の性ってヤツさ。

 

「あの、部長。姉様は・・・?」

 

「ああ、黒歌なら」

 

「にゃっはっはっはぁ! 真打登場にゃ!」

 

「ぶはぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」

 

回復してもらったばかりだというのに、俺は先程よりもさらに激しく鼻血を吹き出した。ジャーン! ジャーン! という銅鑼の音と共に俺の脳内で誰かが叫んだ。

 

『ス、スリングショットだ! スリングショットが出たぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』

 

『に、逃げろ! いや、やっぱり逃げるな! しっかり目に焼き付けろぉぉぉぉぉぉ!!!

 

縦長の紫色の布が首、胸、ヘソの横を通って、下腹部まで綺麗に別れたまま伸び、横に繋がる部分は首と腰の所しかない。正にスリングショット(パチンコ)の名に相応しい。部長のモノキニを上回る、エロ水着=これといっても過言では無い最終兵器を越える究極兵器がついに、ついに俺の前にぃぃぃぃぃぃぃ!!!

 

「ああ・・・時が見える・・・」

 

「目が逝ってる!? し、しっかりするんだイッセー君!」

 

「だ、大丈夫だ、木場。こんなお宝を前に、この俺がくたばるわけねえだろ」

 

しかしまずい。フラフラする。鼻血出し過ぎて貧血かもしれない。駄目だ! 俺は倒れるわけにはいかねえ!

 

「はわわわわわ!?!?!?」

 

「ね、姉様!? 何ですかその水着は!?」

 

「にゃ? これはスリングショットって言って・・・」

 

「名前を聞いているんじゃないです! 私が聞きたいのは、どうしてそんな水着を選んだのかって事です!」

 

「えー。だって普通の水着じゃご主人様の記憶に残らないじゃにゃい。その点、これならインパクトバッチリにゃ」

 

「だ、だからって、そんなほとんど丸見えな格好・・・」

 

「心配しなくても“処理”は完璧にゃ」

 

「誰も聞いてません!」

 

「・・・ほほう。確かに」

 

「イッセー先輩!」

 

「すんまっせん!」

 

小猫ちゃんの鋭すぎる目に即土下座する俺。だ、だけどさ、そんな事言われたら男ならつい見ちゃうぜ?

 

「はあ・・・。私もさっき見た時は目を疑ったわよ。それはエロティックというよりただのINRANにしか見えないわよ」

 

部長のツッコミに、お姉さんがキュピーンと目を光らせた。

 

「ほっほーう。この私をINRANとな? 確かに私自身自覚してはいるけど、リアスにだけは言われたくないにゃ~~」

 

あ、自覚してるんですね。

 

「どういう意味よ?」

 

「この前、リアスの部屋の前を通った時、中から艶めかしい喘ぎ声でご主人様の名前を連呼するのを聞い・・・」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! ちょ、ちょっとぉ! いきなり何デタラメぬかしてるのよあなたはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

部長の絶叫がプール全体へ響き渡る。それでもお姉さんの追撃は止まらない。

 

「さーて。あの時リアスは一体何をしていたのかにゃ~?」

 

「そ、そそそそそそんなの! き、ききききき決まってるじゃない! 運動よ! う・ん・ど・う!」

 

「ご主人様の名前を呼びながら?」

 

「そ、そうよ! リョーマの顔を想像しながらやるとはかどるのよ!」

 

「ご主人様を想像しながらヤルとはかどる運動ねぇ・・・」

 

ぶ、部長・・・。その運動ってまさかオn・・・!

 

「それ以上は駄目だ、イッセー君」

 

ピンクを通り過ぎて真っ赤な妄想の世界へダイブしようとした俺を、木場がかつてない真剣な表情で引き戻す。

 

「な、なんだよ、木場」

 

「いいかい。ここの人達はBLには寛容だけど、そっちのネタには厳しいんだ。表現をぼかすのはまだいい。だけど、直接的に表してしまうと、この物語が終わってしまう恐れがあるんだ」

 

「ホモはよくてエロは駄目ってどんな連中だよ!」

 

「それは禁則事項さ。だから、キミもそれだけは常に心がけてくれると助かる」

 

それだけ言って、木場は俺から離れた。なんだよその意味深なセリフは。言い様も無い恐怖が過る中、部長とお姉さんの言い争いはより激しくなっていた。

 

「そ、それを言うなら黒歌だって! お風呂場でシャワーを使ってあんな・・・!」

 

「にゃにゃ!? 何で知ってるにゃ!? まさか覗いてたのにゃ!? INRANに加えて覗き趣味まで持つなんて、とんだエロキングにゃ!」

 

「誰がエロキングよ! 扉をしっかり閉めて無かったあなたが悪いでしょうが!」

 

「にゃにお~!」

 

「何よ!」

 

うおっ! ヒートアップして近付き過ぎたせいで、二人の胸が密着してムニムニ形を変えている! ああ、そんなに押しつけあったら・・・。ッ! 見えたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

「マズイな。この状況を止められるのは先輩しか・・・」

 

「呼んだか?」

 

「ッ!? せ、先輩!?」

 

木場の驚き声のつられて振り返ると、そこには先輩と・・・え、あの時のエロエロお姉さんまでいるじゃん! 何だその組み合わせ!

 

「はあい、赤龍帝君。中々面白い展開になってるじゃない」

 

これを面白いと言いますかあなたは!?

 

「とりあえず、状況を説明してくれ」

 

「あ、じゃあ僕から」

 

木場が先輩へ説明する。それを聞いた先輩が部長とお姉さんの間に割って入り、騒ぎは一応終結した。そうなると、次の話題は必然的には彼女の事になった。

 

「・・・で、どうしてあなたがリョーマと一緒にここに来たの?」

 

「簡単よ。私もお仲間に加えてもらおうと思っただけよ」

 

「俺だけでは判断出来なかったからな。みんなに意見をもらおうと思って連れて来た」

 

はあ、なるほど。そういう事なら大歓迎ですよ、先輩。美人が増えるのは良い事ですから。

 

「何が目的なの?」

 

部長だけは彼女を疑っているようだ。まあ、部長の立場からしたらそうだよな。

 

「だから言ってるじゃない。私にもプールを楽しませて欲しいだけよ。それ以外に変な事は考えてないわ」

 

見つめ合う両者。やがて、部長が諦めたような表情で溜息を吐いた。

 

「・・・しょうがないわね。いいわ。あなたの参加を認めます。ただし、変な真似をしたその時は・・・」

 

「わかってるわ。その時は騎士様が私を滅茶苦茶にするんでしょ? そう・・・エロ同人誌みたいに!」

 

「「なわけないだろ(でしょ)!!!」」

 

先輩と部長のツッコミが見事に合わさった。あ、そういえば先輩のツッコミって初めて聞いた気がする。

 

「ふふ、冗談よ。さあ、お許しも出た事だし、早速着替えないとね」

 

そう言うと、エロエロお姉さんはその場で服を脱ぎ出した。すわ!? まさかの生着替え鑑賞のチャンス!? と思ったら、中に既に着てました。そりゃそうですよね。

 

ちなみに、着ていたのは黒いビキニ。・・・普通だ。この人ならもっとヤバいヤツなのかと思ってたけど。

 

ふと先輩の方を見る。エロエロお姉さんを見つめるその顔からは、疲れと共にどこか達成感が感じられた。そこで、俺は察した。

 

「先輩。もしかしてあの水着・・・」

 

「ああ・・・。三十分以上説得してなんとかアレで納得してくれた。彼女自身が選んでいたのは、その・・・ただのヒモみたいなヤツだったからな」

 

俺としてはそっちの方がよかったけど。奮闘した先輩の前で言うわけにもいかないので、俺は曖昧に頷いた。

 

「それじゃ、お先に!」

 

言うや否や、プールへダイブするエロエロお姉さん。

 

「ちょ、私達より先に入るなんてどういうつもり!」

 

「ふふ、出遅れてしまいましたわね」

 

「僕達も行きましょうか」

 

「み、みなさん! 準備体操はしっかりやらないといけませんよ!」

 

みんなが一斉にプールへ飛び込む。俺と先輩は互いに頷き合った。

 

「行こうか」

 

「はい!」

 

よっしゃあ! 今日は思いっきり楽しんでやるぜ!

 

結局、俺達は陽が傾く頃までプールではしゃぎ続けるのだった。




すみません。私は健全な物しか書けないので、今回は原作と違ってこんな普通な感じになってしまいました。ええ、普通ですとも。まさか変な想像した方はいないでしょう。・・・ね?

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