神を喰らいし者と影   作:無為の極

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第130話 いざ極東支部へ

「極致化技術開発局ブラッド隊の方々ですね。お待ちしておりました。支部長の榊が挨拶をしたいとの事ですので、こちらへどうぞ」

 

 フライアが着いた事が事前に連絡されていたのか、入り口では秘書の女性が凛とした佇まいで出迎えをしていた。笑顔こそ穏やかだが、常に戦いの場に居る様な雰囲気が目の前の秘書からも感じさせられる。この世界の中でも一二を争うほどの激戦区でもある極東支部に到着した事を否が応でも意識させられていた。

 

 ブラッド隊の名前はここ極東でも感応種討伐の専門部隊として認知されているのか、支部内を移動する際には色々な所から視線が突き刺さる様にも感じる。物珍しいからなのか、それとも値踏みしているからなのか、その正体はまだ分からない。こんな視線に慣れていないのか、ロミオとナナはどこか居心地が悪そうな感覚があった。

 

 

「ロミオ先輩、なんだか視線が刺さるみたいなんだけど、大丈夫かな?」

 

「別に怖がる必要性はないだろ。もっと堂々としてれば大丈夫だろ」

 

 秘書の女性を先頭にジュリウスと北斗が歩き、その後ろをシエルとギルが歩く。最後尾の二人の会話が聞こえたのか、突如として秘書の女性が振り向いていた。

 

 

「多分珍しいんでしょうね。ここは人の出入りも多いので、直に慣れますから」

 

 笑顔で言われればそれ以上の事は何も言えず、そのやり取りを聞いていたのかギルは少しだけ呆れていた。

 

 

「あのなぁ、どこの支部でも同じ様な反応をされるのは当然だろ。別に取って食われる訳じゃねぇんだから、少しは北斗を見習って落ち着けよ」

 

「は~い。了解しました」

 

 そんな他愛無い事を言いながら支部長室の前へと到着する。扉を開ければ支部長と思われる人物が書類を片手に椅子に座っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「極致化技術開発局所属ブラッド隊ジュリウス・ヴィスコンティ以下隊員各位到着しました」

 

 淀みない挨拶そのままに毎回の事ながらよくも噛まずに言えるなどと、またもやどこか他人事の様に考えながらも、ここの支部長がどんな人物像なのか何気に北斗は眺めていた。

 

 

「ようこそ極東支部へ!私がここの支部長のペイラー榊だ。エミールとアリサが世話になったそうだね。できれば直接会いたいと思っていたんだ」

 

 支部長にありがちな重厚感がある様な雰囲気が微塵も無く、見た限り支部長と言うよりもどこか学者の様な雰囲気を漂わせながらの挨拶に、ジュリウスとシエル以外は親近感を覚えていた。

 フライアの局長がグレムである事を考えれば、恐らくはどんな支部長もまともに見えるのかもしれない。ギルは表情にこそ出さないが、ナナとロミオは若干の安堵の表情を浮かべていた。

 

 

「あれでしょ!マルドゥーク!撃退したのこいつですよ」

 

 あの白い大型の感応種は正式にフェンリル内でマルドゥークの名称で統一されていた。今はまだ極東支部の周辺でしか観測されていないが、ここで観測されたものは即時全支部へと通達される。万が一の事を考えればその措置は当然の事だった。

 ここ極東に来るまでに名称が決定していた。そんな事を知らなかったのか、北斗はポカンとしながらもロミオの話す内容で初めてあのアラガミの名前を確認していた。

 

 

「そうか。あれは君がやってくれたのか。改めて礼を言うよ。さて。君達にはここの取り巻く状況を説明した方が良いだろうね。本来ならばすぐにでも任務の入ってほしい所なんだが、何も知らないままではちょっと厳しいだろうからね」

 

 まさか着任早々に任務に駆り出されるなんて事は微塵にも考えてなかったのか、ロミオは少し驚いていたが、そもそもここは激戦区でもある以上、遊ばせる様な余剰戦力はどこにもない。本来ならば早々に予測できる事ではあるが、他の支部へと異動した事が無い人間には理解する事は出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と言う訳だ。暫くはここに常駐する事は既に聞いているから、その間はここが君達の家だと思って寛いでくれれば幸いだ。あと君達の当面の居住スペースに関しては、そこに居る弥生君から聞いてくれると助かるよ」

 

 榊の紹介で先ほど案内してくれた人物が紹介され、これで一旦は落ち着こうかと思われた時だった。突如として若い男性が部屋の中へと入ってきた。

 

 

「榊博士。歓迎会の件ですが準備とスケジュールの確認を聞いてきまし……あれ?ひょっとしてブラッドの人達ですか?」

 

「コウタ君。来客中はノックしないとダメでしょ?もうそろそろ理解しないとダメじゃないかしら?」

 

 突如として入ってきた男性が笑顔で秘書から窘められている。腕輪を見れば神機使いである事は理解出来ていたが、まさか来客中に言われるなんて思ってもなかったのか、突如として焦り出していた。

 

 

「…弥生さんすみません。以後気を付けます」

 

「分かればいいのよコウタ君」

 

 見た目そのままに妖艶な雰囲気が出ているが、窘める姿はどこか肉親の様な雰囲気が漂う。挨拶も程々に本当の兄弟にしては似ていないなどと、今はどうでも良い様な雰囲気が先ほどまでのシリアスな空気をものの見事にぶち壊していた。

 

 

「それと…俺。いや、自分が極東支部第1部隊所属の藤木コウタです。これからヨロシクね!」

 

「ブラッド隊隊長のジュリウス・ヴィスコンティです。こちらこそ宜しくお願いします」

 

 自己紹介の際に、まさかこんな若さで第1部隊長だと思わなかったのか、ギルが少しだけ驚きを見せていた。他の人間とは違い、唯一第2世代からのコンバートでブラッドに入隊していた事から、他の支部の事情に関してはある程度知っているつもりだった。

 

 第1部隊はどの支部でも精鋭とも言える部隊。そんな中でも世界有数の激戦区でもある極東であれば、そのイメージはさらに顕著だった。本来ならばもう少し規律に厳しい様なイメージがあったが、この自己紹介からもそんなイメージを抱く事が難しいとまで思っていた。

 

 

「ごめんなさいね。この後案内しますので、少しお時間頂けますか」

 

「お気遣い感謝します。では榊支部長、また後ほど」

 

 ここで漸く挨拶が終わろうとしたときだった。先ほどの歓迎会の言葉に反応したナナがコウタへと確認する。

 

 

「ねぇねぇコウタさん、歓迎会って私達のですか?どんなごちそうが出るんですか?」

 

 以前にも聞いたアリサの言葉が思い出されたのか、ナナの目が輝いている様にも見える。このメンバーの中で恐らくは食に一番関心があるのはナナで間違いない。しかし、この反応がブラッドの全てだと思われる訳にも行かず、取敢えずと言った具合でロミオがフォローを入れていた。

 

 

「ナナ、いきなりそれはちょっと図々しくないか?」

 

「え~。ロミオ先輩は気にならないんですか?アリサさんだって言ってたじゃないですか」

 

「まぁ、そりゃぁ関心はあるけど、こんな所で言わなくてもさ…」

 

 そんな会話の流れなのか、コウタが以前にアリサからブラッドの話を聞いた事を思い出したのか、改めて口を開いた。

 

 

「アリサから聞いた通りだよ。ここのメシは旨いから期待してても大丈夫だぞ」

 

「やった~」

 

「騒がしい部下で申し訳ありません」

 

「気になさらなくて結構ですよ。ここは割と若い人材が多いですし、早く馴染んでももらうにはそれが一番ですから」

 

 ジュリウスが謝ろうとするも弥生がそれを制す。こんな事はここ極東では日常茶飯事。そんな事よりも早々に馴染んでくれた方が良いだろうと、榊は会話を聞きながら終始笑顔のままだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は北斗じゃないか!久方ぶりだな?どうだいここは?フライアと違って優雅さは無いが趣はあるだろう!ここは土と油の匂いはするが、それは決して不快ではない、むしろ人々の生きようとする生命力までもが感じられるだろう!」

 

 一旦は自室の確認を終え、まずはロビーへと出向くと、そこには依然フライアに来ていたエミールと、その隣には一人の少女が佇んでいた。

 北斗はあまり接点が無い様な記憶しかないが、これもまた交流だとばかりに、会話へと参加する。相変わらず暑苦しい話し方に変わりないが、それでも数少ない顔見知りである以上、このまま無碍に立ち去る選択肢は無かった。

 

 

「久しぶりですね……シュトラスブルグさん。え~っと、何日…ぶり…でした?」

 

 濃いキャラクターだと言う認識が強すぎるのか、北斗の脳内で当時のエピソードと名前を一致させようとする。まさか忘れたとまでは行かないが、どこか記憶が一致しないままに会話は進んでいた。

 

 

「ちょっとエミール。少しは黙りなさいよ。私も自己紹介位させなさいよ。」

 

 このままでは終わる可能性は無いと判断したのか、未だ話の途中でもあるエミールの会話を切ったのは隣にいた少女だった。見た目の年齢からすればゴッドイーターになるには早すぎるのでは無いのだろうか。そんなイメージがある程の幼さが残っていた。

 

 

「わたしの名は…」

 

「そう!彼女の名はエリナ!我が盟友エリック・デア=フォーゲルヴァイデの妹、即ちこのエミールフォンシュトラスブルグの妹だと思ってくれてくれれば良い!」

 

 エリナと名乗る少女の自己紹介の部分に突如として言葉を被せられた事に腹を立てたのか、突如としてエミールとエリナの言い争いがロビーに響く。既にこのやり取りは極東支部では定番である事から、他の人間もまるで何も無かったかの様に振舞っていた。

 

 

「あの、ブラッドは本部でもエリートの部隊なんですよね?私負けませんから!」

 

 見覚えが無い人間から宣戦布告の様な発言が出た所で、何かをどう勝ち負けを競えばいいのだろうか。返事をする前にエリナと名乗った少女は既に居なくなっている。

 言われたまま去られると、今度はどう対処すれば良いのだろうか?そんな考えが北斗の胸中を横切っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある程度の状況が掴め、ここは一旦落ち着く為に自室へ戻ろうとしたときだった。どこかで見た記憶があった様な一人の女性とその横にメガネをかけた女性がその場で立ち話をしていた。確か、自分の部屋の隣だとは思っていたが、そのまま無視する訳にも行かず、簡単な挨拶だけして自室に入ろうとした時だった。

 

 

「あなたは…確かフライアに居た人ですよね?」

 

「フライアからは来ましたけど、どちら様でした?」

 

 北斗の記憶を探るも、相手の様子からは顔見知りである事に違いないが、記憶が定かではないのか顔と名前が一致しない。このまま知らないなりに会話を合わせる位は出来るが、万が一何らかの出来事があってから知らないと発覚するよりも今の内に確認した方が遥かにマシだと、改めて確認する事にしていた。

 

 

「は?あなた知らないの?」

 

 本人に聞いたはずが、なぜか隣に居た女性が驚きの声を挙げている。知らない事の一体何が問題なんだろうか?それほどまでに驚く様な事なんだろうか?自分には全く無関係な話なのに何故こうまで驚くのだろうか、今の北斗には疑問しか湧かなかった。

 

 

「ええ、まぁそうですね。以前フライアでお会いしました?」

 

「ちょっとあなた、本当に知らないんですか?」

 

 あまりにもくどい物言いに内心苛立ちはあるものの、記憶に無いのであれば知らないのと同義になる以上、ここは少しだけ大人の対応をしてやり過ごすのが一番だと北斗は判断していた。

 

 

「以前お会いしていると言うのであれば、申し訳ありませんが自分の記憶には残っておりませんので、恐れ入りますが改めて教えて頂けますか?」

 

 馬鹿正直すぎたかと思っていたが、どうやら本当に知らないと判断したのか、メガネをかけた女性は大きくため息を吐き、隣の女性は笑顔で立っていた。

 

 

「では改めて私の名前は……」

 

「あ~ユノさんだ!!」

 

 自己紹介をする寸前に暇を持て余したのか、ナナとロミオがエレベーターから降りた瞬間の出来事だった。第一声はやはりロミオだった。突如として聞こえた声に反応したのか、ユノと呼ばれた女性は声の主へと視線が動く。

 どこかでこんなやり取りが有った様な気がするなどと場違いな考えをしながらも、北斗はこの場に居る事しか出来なかった。

 

 

「まさかこんな所でユノさんに会えるなんて。そうか!確か極東支部を拠点にしてたんでしたよね。俺の名前はロミオって言います。ずっとファンだったんです!」

 

「ええ……はい。ありがとうございます」

 

 勢いよくこちらに来たかと思えば突如としてその女性の手を握り、どこか憧れの眼差しで見ている様にも思えていた。

 ロミオはユノに会えた事で有頂天になっているのか、周りの状況が判断出来ていない。このままどうなるのだろうかと他人事の様に見ていた時だった。

 

 

「はいはい。握手会に関してはマネージャーの私を通してくださいね。で、ロミオさんでしたっけ?あなた方はここでは見かけませんが、どちらの方なんですか?」

 

 若干厳しい口調ではあるが、こんな状況をそのまま放置する訳には行かなかった。ファンの言葉は横に置いても、今のロミオの状況は決して良い物ではない。まずはロミオを引き剥がす所からスタートしていた。

 この時点で未だ誰だったのか記憶には一切無いと同時に、先ほど自己紹介をされる直前だった事もあってか、いまだにこの人が誰なのか北斗は理解してなかった。

 

 

「申し訳ありません。我々はフェンリル極致化技術開発局ブラッド隊所属の者です。部下が失礼しました」

 

 ロミオの流れをぶった切るかの様に、どこか他人の様で有無をも言わない様な挨拶を北斗は選択していた。万が一上層部の人間であれば失点は個人では無く部隊そのもの、ひいてはフライア全体にまで被害が拡大する恐れがあるからと判断した結果だった。

 突然の物言いに後ろに居るナナが何故か笑いを噛み殺しているのか両肩がかなり揺れていた。

 

 

「プッ。あっははははは~おなか痛い。北斗の話し方が変すぎるよ~」

 

「ナナ、それはこの場では流石にどうかと思うんだけど?」

 

「だって、一度抱き起してるのに名前覚えてないし、変に畏まってるしどこから突っ込んで良いのか分からないんだよ~」

 

 このナナの一言が今までの考えを一瞬にして台無しにしていた。ナナを見ながらも横目で見れば、ユノと呼ばれた女性は苦笑いをし、その隣にいたメガネの女性はどこか苛立ちを隠しきれていないのか口の端が引き攣っている。

 

 

「あ~すみません。記憶に無いのは間違い無いので、改めて自己紹介と行きたい所なんですが、自分の名前は饗庭北斗。で、この笑ってるのが…」

 

「…香月ナナです。ヨロシク…ふふっ。だめ、お腹痛い。助けて北斗」

 

「俺、いや、僕はロミオ・レオーニです。今日から暫くはここに駐留する事になりましたので。こいつには俺からしっかりと説明しておきますので」

 

 先程の様なうやうやしい雰囲気は既に無く、同じ様な年齢の友人の様にも感じていた。このままここで話していてもキリがないからと、今後の予定でもある歓迎会で改めて話す事でこの場は終了する事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわ~やっぱり極東支部は凄いな」

 

 歓迎会には帰投直後のゴッドイーターや待機中のゴッドイーターも相まって、それなりの人数が参加する事になっていた。当初感じた視線は既に感じる事は無く、今は一時の団欒の様な雰囲気でさえもがラウンジの内部に漂っていた。

 

 

「ナナは料理に関心があるの?」

 

「そりゃそうだよ。だってアリサさんだけじゃなくて、コウタさんもそんな事言ってたし、置いてある料理はどれも一級品だよ!」

 

 目の前の料理に興奮したのか、北斗に力説をする。北斗自身はナナほど食に対しての関心が薄いからなのか、どこか他人事の様な雰囲気で周囲を見ていた。

 コウタからの音頭と共に、ジュリウスの挨拶が続き、最後にはユノがピアノの弾き語りで歌を披露すると言う豪華な流れから歓迎会が始まっていた。

 

 

「北斗。どうかしたんですか?」

 

 何となく輪の中に入り辛い空気を察知したのか、シエルが話かけてくる。この雰囲気にどこか気まずさがあったのか、グラスを片手に少しだけ離れた所へと移動していた。

 

 

「いや。特に何もないんだけど、何となく入りにくいと言うか居心地が悪いと言うか…」

 

「それは考えすぎですよ。みなさんの顔を見てれば楽しそうですし、事実ここの食事だってひょっとしたらフライアよりも上かもしれませんね」

 

 シエルの言葉に先ほど食べた食事の内容が思い出されていた。簡単なオードブルとメインとなりそうな物を幾つか口にしたが、シエルの言う様に確かにフライアよりもレベルが上だとは直ぐに分かった。

 これは食材のレベルだけではなく、恐らくは調理した人間の腕前も大きく違うのだろう。そんな事を考えながら皿に乗ったカナッペを口に運んでいた。

 

 

「そう言えば、先ほどの顛末をナナさんから聞きましたが、せめてもう少し覚える位の努力をしてはいかがです?部隊の人間の名前や作戦の内容はすぐに覚えるんですから、それ位の事は可能だと思いますが?」

 

「ひょっとして聞いたの?」

 

「聞いたのではなく、聞かされたと言った方が正解ですね」

 

 半分呆れた様なシエルの一言で全てを北斗は理解していた。北斗自身、決して記憶能力が悪い訳では無い。ただ自分には無関係な物に関して覚える気が無いだけだった。

 確かに今となってはフライアに居た事だけは理解したが、一瞬の出来事に対してまで記憶する必要性を感じなかったのが一番の原因でもあった。

 

 

「北斗も副隊長である以上、今後は色々な人達との関係性が増えると思います。今からそれだと今後は同じ様なケースがあった際にはブラッドに対する評価が地に落ちる可能性がありますので、今後はしっかりと覚えておいて下さい」

 

「そうだな。今後は努力するさ」

 

 その一言に満足したのか、シエルは笑みを浮かべそのまま北斗の隣で談笑しながらこの一時を過ごしていた。

 

 

 


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