神を喰らいし者と影   作:無為の極

125 / 278
極東編となります。
フライア編は全員が揃いはじめてから考えたいです(つまりはノープランとも言う)


番外編6 一時の憩い

「は~漸く終わった」

 

「なんだリッカ?もう歳か?」

 

 新型兵装の実戦配備は完了し、漸く軌道に乗る事が技術班でも確立されていた。今回の新型兵装に関してはリッカとナオヤが主体となって進めてきたが、エリナとエミールの実戦結果から有効なデータを抽出し、後は他の機体にもコンバートするだけとなっていた事で漸くゴールが見え始めていた。

 

 

「あのねぇ。私はまだ若いから。ちょっと一息ついただけだよ」

 

「冗談だ。俺もやってるから知ってるけど、これで一応のメドが立ったから、後は何とかなるだろ」

 

 ここ数日に関しては、早朝から深夜までひたすら端末とマニピュレーターとの睨めっこの日々が続き、流石にリッカとしてもナオヤしか居ないここでは遠慮する事はしなかった。もちろん、メインはリッカだが、サブのナオヤもやるべき事が多く、当初は時間がかなりかかると予想されていた。しかし、とあるミッションに出た際に抽出出来たデータはこれまでの停滞気味だったチューニングに対し、大幅な成果を示す事が出来ていた。その結果として当初の予定よりも大幅に前倒しする事が可能となっていた。

 

 

「そうだね…あとは一旦帰ってゆっくりと寝たいな。でも、ご飯の事があるから…」

 

 何かブツブツと呟いているが、敢えて聞かないフリをしてナオヤは自分のやるべきことをサッサと済ます。今回の内容は明らかにストレスをため込む原因となっているのは誰の目にも明らかだった。これ以上ここにいたら、今度は何を言われるのか分からない。今は一刻も早い退散をするのが得策だった。

 

 

「はい。ああ…今日は帰るけど…ええっ?でも、俺が決める訳には行かないんだけど……了解」

 

 まるで図ったかの様なタイミングでナオヤの端末に連絡が入る。何かを話しているが、その終わり方に違和感があった。

 リッカは今の状況で他人の事に構う余力はなかったが、目の前のナオヤの様子がどうもおかしい。事実通信を切ったあとのナオヤの表情は微妙だった。

 

 

「何かあったの?」

 

「…実は弥生さんが、リッカを連れてきて欲しいって言ってるんだけど、今日はもう疲れてるから無理だって言ったんだけどな。悪いんだけど、屋敷に来れないか?」

 

「別に構わないけどさ、何か用事があるんだよね?」

 

「だろうな」

 

 以前の様に屋敷には偶に行く事はあるが、最近は仕事が多忙となる事も多く、足を運ぶ事が少なくなっていた。そんな中での今回の呼び出しに関しては、言われたナオヤも意味が分からないと言った表情を隠す事もなく、そのままリッカへと伝えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃい。急に呼び出してごめんなさいね」

 

 食事が出て温泉に入れるならば、リッカとしても断る理由はどこにも無い。そのまま屋敷へと足を運べばそこにはアリサとヒバリにカノンとエリナが居た。確かここに来る際にヒバリはロビーに居たような気がするが、その際には何も言われる事がなく、何も気にしないまま来ただけだった。

 

 

「今日は一体何の用事なんです?」

 

「実は、今日来てもらったのは、ここでちょっとした来客の予定があるんだけど、その際に幾つかお願いしたい事があったのよ」

 

 ここ来ている時点で、特に断るつもりは何も無いのと同時に、普段から弥生には何かと公私に渡ってお世話になっている関係上、拒否する事は無かった。

 

 

「あの、弥生さん。来客ってここにですか?」

 

 アリサの質問はここに居た全員の代弁だった。突然ここに来てほしいと言われ、その結果として来客があるだけでは中身が分からない。かと言って、ここでの食事や温泉に関してはここに居るメンバーの中でエリナ以外は全員知っているのと、今回に至たっては珍しく正規の食事まで用意されているからと言われていた。

 

 

「そうよ。来客と言っても来るのはユノさんとサツキさんなんだけど、今後の事で打ち合わせがあるのと、折角だから皆の慰労も兼ねたらどうかと思ってね」

 

 秘書でもある弥生はヒバリ以上に業務の内容を把握している。ミッションに関してはヒバリの職域だが、支部全体となれば弥生が知っていてもおかしくはない。当初は誰もがそう考えていた。しかし、余りにも話の内容が良すぎた。

 

 

「あ、あの。私も来て良かったんでしょうか?」

 

「カノンちゃん。遠慮はいらないんだから、気にしないで。そう言えばエリナちゃんはここは初めてなのよね?」

 

 話には聞いていたが、エリナに関しては実際にここへ足を運んだ事は一度もなかった。偶にミッションの帰還の際にコウタから話を聞くことはあっても、どんな場所なのか想像することも出来ず、また新兵でもある自分が呼ばれる可能性が無いからと、当時は聞き流していた。しかし、既にここ来ている以上、何も出来ない。突然呼ばれた経緯と、意味が理解出来なかったと同時に、物珍しさからキョロキョロとしていた。

 

 

「え、あ、はい。ここは初めて来ました」

 

「要件はさっき言った通りなんけど、少しだけ協力してほしいの。時間はかからないから大丈夫よ」

 

 未だ語られる事がないまま話だけは進んでいく。本来ならば確認したい所だが、弥生は確認する事なく話だけを進めていた。今までにもこんなやり取りは何度かあったが、反論した所で尤もな事を言われてそのまま進む事が多かったのか、今では誰も反論する事は無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、これって?」

 

 エリナが一番最初に疑問に思ったのは無理もなかった。一度身体を清めた際に、用意されたのはここでは当たり前の浴衣ではなく着物だった。既に周りを見れば皆が着付けをしているが、エリナは着物を着た事が一度もなく、どうすれば良いのかただ見ている事しか出来なかった。

 

 

「エリナは初めてですよね。私が手伝いますから」

 

 アリサが手伝う事で次々と着物を着せられていく。アリサの手慣れた手つきに関心しながらも、未だに目的が見えない。これから一体何が起こるのかエリナの理解の範疇を超えていた。

 

 

「着付けは終わったかしら?うん。エリナちゃんも良く似合ってるわ」

 

 着付けが終わる頃に弥生も同じく着物姿でやってきた。着物を着た時点で何となく予想はついていたが、行った先の部屋ではやはりと言うか、同じく着物を着たユノが座っていた。

 

 

「皆さん、私の為にすみません。今回は広報の一環でここに来させていただいたんです」

 

 ユノから語られた言葉に一同はやっぱりかと言った表情をしているが、エリナだけは未だ理解が出来ないのか反応していない。これからここで何が起きるのだろうか?3時間位前までは確か戦場に居たはずが、今はここで着物を着て佇んでいする。展開の早さに思考が追い付いていなかった。

 

 

「アリサさん、今回はすみませんね。今回は極東の広報なんですけど、フェンリル向けの広報なので、ここにさせてもらう事になったんですよ」

 

 サツキの取って付けた様な説明で漸く今回の趣旨が理解出来ていた。ネモス・ディアナの1件以降、ユノの認知度は徐々に高くなり今回はクレイドルが推進しているサテライト計画への出資も込みでの撮影が成される事になっていた。

 アリサは今回の件に関しては自分が主体となっている計画が目的の一つである以上、その言葉を出されると何も言えない。

 

 クレイドルとサテライトの話を出された事で拒否権は既に無く、その結果としてヒバリが巻き添えになり、折角だからの名目とばかりにカノンとリッカとエリナまでもが加えられていた。

 

 

「時間も惜しいので、さっさと撮影に入りますから。さぁ、準備の程宜しくお願いしますね」

 

 サツキの合図と共に突如として撮影が始まりを見せる事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか、こんな所でも一仕事するとは思わなかったよ」

 

「私、大丈夫でしたでしょうか?」

 

 撮影は思いの外順調に進んだ事もあり、約1時間程で終了していた。今回は極東の()()()を演出する事が最優先となり、その結果として着物姿での幾つかのシーンが撮影されていた。

 当初は普段の一面をと思っていたが、せっかくだからとあらゆるシチュエーションでそれなりに撮影がされ、ここで漸く終了となっていた。この時点でこれがどうなるのかは誰も予想していないが、サツキだけは完成形が既に見えたのか人知れず黒い笑みを浮かべていた。

 

 

「お疲れ様でした。この後は食事を用意してますから、先に温泉に入られたらどうですか?」

 

 弥生によく似た女性が次の段取りを進めるべく全員に次の行動へと促す。一旦着付けされた着物は既に片づけられ、今度は用意された浴衣を着る事となっていた。

 

 

「う~ん。生き返るよ」

 

「リッカさん少しババ臭いですよ」

 

「それは言わないで。ここ数日はいろいろと忙しかったんだから」

 

 リッカの伸びにヒバリが突っ込むが、ここ数日の事を考えれば無理も無かった。整備不良による動作不能はあってはならない以上、細心の注意が必要となっていた。

 そこに新たな兵装が加わればその労力は単純に倍ににはならない。いくら一定以上の水準がクリアされたからと言ってそのレベルで満足する訳には行かなかった。僅かな可能性があればそれに合わせて調整を続ける。それが戦場へ出向くゴッドイーターの生存率を高める要因となれば、それは当然の結果。だからこそ整備士は自分の責任と使命感を持って整備に臨んでいた。

 

 食事の準備の間にやる事が無いからなのか、全員が一旦温泉へと足を運ぶ。既に手慣れた手つきでどこに何があるのか知っている事もあり、まるでちょっとした女子会気分になりつつあった。

 

 

「でも、ここに来たのは久しぶりですね。最後に来たのはいつでした?」

 

「どうだったかな?カノンちゃん覚えている?」

 

「確か最後に来たのは半年前位じゃなかったですかね」

 

 緊張感が緩んできたのは温泉の効果なのか、それともこの空気なのか。割とここに来る事が多いアリサでも、ここの露天風呂にはあまり来ない。仮に来ても内風呂が多く、ここはゲスト用になる事が多かった。

 

 

「でも、アリサさんは普段はここに来てるんですよね?」

 

「ここは…あまり来ないですよ。ここは基本ゲスト用って聞いてますから」

 

 ヒバリからの質問に何も考える事無くアリサも答える。普通に聞けばその言葉通りだが、先ほどの撮影でテンションが高くなったのか、リッカの言葉がアリサを襲った。

 

 

「って事は、ここではアリサはゲスト扱いじゃないんだ?」

 

「それってどう言う事なんですか?ぜひ詳しく聞きたいですね」

 

 リッカの言葉にヒバリが悪乗りする。ここではアリサに分が悪いのか、この手の話には常に弄られる事が多く、助けを求める為にカノンを見るも、やはりカノンも詳しく聞きたかったのか興味の目を向けていた。

 

 

「いや、あのですね…」

 

「あの、アリサ先輩は既にここの人なんですか?」

 

 エリナの何気ないツッコミがアリサの退路を塞ぐ。どう考えてもこの場にアリサが来ているのを全員が知っている以上、回避は不可能だった。

 

 

「エイジさんが居ない時の休暇にはアナグラに居ない事も多いですから、ここに来てると考えるのは当然だと思いますよ」

 

「ええっ!じゃあ、アリサさんはここで何してるんですか?」

 

「カノンさんまでそんな事言わなくても…」

 

 どうやらこの会話から回避するのは不可能なのかもしれない。細かい事はさて置き、共通のIDで開錠できる事を知っているヒバリからすれば、核心はつかなくても事情は知られている。

 

 他のメンバーにここでの事を色々と聞かれると困るのはアリサである事は間違いない。この先につながる道が蜘蛛の糸の様な細い道程。ここから足を踏み外せばどうなるのかは想像もしたくなかった。

 

 

「最近のアリサは前よりもスタイルが良くなったみたいだし、やっぱり何かしてるんじゃないの?恋人に毎日胸でも揉まれてるとか?」

 

「毎日そんな事はしてませんから」

 

「毎日は無くてもそんな状況にはなってるんだよね?」

 

「いや…それは…」

 

 

 話の展開が徐々におかしくなっている。既に会話に参加しきれていないのか、それとも何かを想像しているのかエリナは顔が赤くなって無反応となっている。先程の会話から何故こんな展開になっているのだろうか。これが温泉効果なのか。

 ここで話の軌道を変えない事には何か取り返しのつかない事になる可能性が高くなる。アリサはこのまま指をくわえている訳にはいかなかった。

 

 

「最近はエイジも欧州に派兵してますから。今はそんな事はありません」

 

「アリサさん。それはいくらなんでも…」

 

 カノンの言葉に気が付くのが遅れたのか、自爆とも取れる発言をした内容は泥船へと一直線だった。

 

 

「ちょっと聞きましたヒバリさん?」

 

「ええ。どうやらアリサさん達はラブラブらしいですね。ここはひとつ詳細を聞いて裏付けを取らないと…」

 

「ここにはエリナもいますから、これ以上の事は流石にちょっと…」

 

 アリサの一言で思い出されたかの様にエリナを見れば、のぼせたのか羞恥なのか、全身が真っ赤に染めあがっている。エリナには刺激が強すぎたのか、それ以上の事は止めて一旦出る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ユノさんは、今日はここなんですか?」

 

 どれほど入っていたのか食事の準備は完了し、既にユノとサツキも浴衣へと着替えていた。食事は来賓用だった事もあり、いつも以上に豪勢な食事が出されている。

 いつもならばエイジが作るが、今は居ないのと同時に、今回の報酬の代わりとここの専属の料理人が用意していた。

 

 

「時間も遅いですから、今日はここで泊まらせて頂こうかと思います。皆さんもですか?」

 

 この後にどんな予定があるのかはそれぞれが把握しているが、細かい部分まではお互いに知っている訳ではない。改めてユノから言われた様に、どうしようかと思った時に弥生から今後の予定が告げられていた。

 

 

「ここの皆さんは今晩はここですよ。全員がローテーションを組んでますから」

 

 全員の予定が空いたのではなく、開けた結果が今日だったのだろう。ヒバリでさえも細かな予定に関しては何も知らされていない。そこに秘書でもある弥生から言われた言葉で、今回の件も任務の一つでは無いのだろうかと思われていた。

 

 

「それと、皆さんには一つお願いがあります。温泉出た後に小瓶を渡したと思うんですが、これの使用感を教えて下さいね。アリサさんには引き続きお願いします」

 

 弥生からの話はついでの様にも聞こえていたが、どうやら新商品の開発モニターも兼ねていたようだった。以前にエイジから椿油が提供されて以来、何だかんだと利用していたが、ここにきて更に追加で加えられていた。

 アリサは既に使っているのか、確かに湯上りに身体につけていた事が思い出されていた。

 

 

 

 

 

「ねぇアリサ、今度のこれは何?」

 

「これはローズウォーターだって聞いてます。最近になって生花も安定して生産が可能になったらしく、これは何でも美肌と女性ホルモンに作用するとか言ってましたよ」

 

 食事が進むと同時に、先ほどの小瓶の話が出てきていた。弥生からは用途はアリサに聞いてと言った後、何か用事があったのかこの場にはおらず、今は女性陣だけが食事を楽しんでいた。

 

 

「へ~。やっぱり、アリサのスタイルはそうなんだ。まさかここで育まれていたとは思って無かったよ」

 

「育むって……ここでは特別な事はしてませんから」

 

 このまま話が進めば、また温泉での一コマが再現される可能性が俄然高くなる。このままでは何が飛び出すか分からないとばかりに、ここで一旦流れを切るべく、アリサは方向転換を図る事にした。

 

 

「そう言えば、ユノさんはここは初めてなんですか?」

 

「いえ。以前にも一度来た事はあったんですが、今回の様なケースは初めてなんです。まさか、こんな施設がここにあったなんてサツキったら何も教えてくれなかったんです」

 

「その件なら、一度ここに来た際に色々と説明を受けてましてね。まさかここが何の支援もないまま運営されてるなんて思ってもいませんでしたよ」

 

 サツキの言葉にユノは初めて聞いたのかビックリした感情がそのまま顔に出ていた。今までユノと直接接した事があったのはアリサ位だったが、それでもこんな表情は見た事がなく、アリサだけではなく他のメンバーもその表情に親近感を持っていた。

 

 

「サツキ、その話は本当なの?」

 

「あれ、知らなかった?そっか。調印は母屋ではしたけど、ここの施設に関しては何も言わなかったんだっけ」

 

 屋敷に足を運んだ事に間違い無いが、詳細についてはユノは何も居知らされていない。歌についての説明はあったが、それ以外は事実上の部外者だった。調印の話は父親の那智を通じて知っていたが、まさか完全に独立していたとは思ってもいなかった。

 冷静に考えれば、ここにフェンリルのマークが付いた物は何一つ見た記憶が無い。あまりの衝撃に箸が止まっているが、その様子はユノだけではなくエリナも同じだった。

 

 

「あ、あのアリサさん。ここってフェンリルの管轄じゃないんですか?」

 

「ここは無明さんが独自にやってる施設だから、フェンリルは関係ないんです。私も初めて聞いた時は驚きましたけど」

 

 一番最初に聞いた際にはアリサも驚いていた。今では当たり前だが、リッカやヒバリ、カノンもそれぞれ当時の話を思い出していた。だからこそ、独自で運営していたネモス・ディアナの事は何も知らない他のメンバーよりも割と冷静に聞くことが出来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 食事の時間は楽しく過ごすと同時に、場所が特殊だったからなのか、ユノとも他のメンバーは早くに打ち解ける事が出来ていた。

 食事が終わった後も、飲み物を用意された事もあってか、既にそれぞれが思い思いに話に花が咲いている様に見える。

 最初は驚いたが、今では楽しい女友達に遠目で見ていたサツキは少しばかり安心したと同時に、これは使えると何かを用意している。これが何を意味しているのかは今のところサツキだけだった。

 

 これを機にユノのステージを今よりも更に一段上へと押し上げる事が出来れば、今後の活動は何かとやりやすくなるだろう。明日以降は編集作業が大変だと一人黒い笑みを浮かべると同時に、今回の件は事後報告で構わないだろうと、一人胸の中に押しとどめていた。

 

 

 




アリサは何故か実に弄りやすいです。
次は他の人で考えたいものです。



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。