次ももしかしたら遅くなるかもです。
申し訳ない!
人というものは酷い。
何が酷いって周りが悪だと言えば悪で善と言えば善だということだ。
とある蝙蝠なんぞ笑えはしないと思う。
で、急にこんな事を言ってる理由は、
「テメェ……」
町で不良に絡まれたから過剰かな?と思いつつも反撃したら周りからも非難めいた目線で見られたから。
「そこまでやる理由はあったのかよ!」
「じゃあ君は何処までなら許せたの?気絶?骨折?即死?」
「気絶で済ませりゃよかっただろ!ここまで!ここまでやる理由はなんだよ!」
というよりどうしてこうなったんだっけ?
確か簪さんと一緒に特撮の映画見に行く(のほほんさんも)事になって向かって、その後少し見たいものができたって僕だけ別れたんだっけか。
まぁその理由はこいつら石コロなんだけどね?
だって簪さんを狙ってたみたいだし。
性質が悪いのは一般人っぽい格好してることかな。
だからこそ非難めいた視線なんてあるんだし。
「じゃあ報復が来ないって確信できるの?」
「は?」
で今時珍しい好青年に対して言われてるから返してるワケだけど。
面倒だな。
「ここで気絶させて終わらせたとしよう。あぁそれでその場は解決かもね?でもそいつらが僕を覚えてたら?僕の家族を知ってたら?恨んでしまっていたら?」
「……」
「報復っていうのはね。怖いんだよ?簡単に返してくれちゃうし簡単に返せちゃう。だからこそその芽を摘むんだよ……雑草のごとく」
復讐なんてくだらないって言えるのはそんな現場にであった事のない正常なヤツの反応だよ。
家族を失って、その原因が目の前にいたら冷静でいられるはずがない。
その原因を理解したら結果を出しに行きたくなるだろう?
だからこそ殺すし殺されるんだ。
「だからそこの不良君達には少し以上に痛い目に遭ってもらった……僕の顔を思い浮かべるのを嫌がるほどにね」
恐怖を押し付けただけなんだけれど……まぁこれも森羅万象のちょっとした応用だね。
なんでもってワケじゃないけどできるんだからこれくらいできるさ。
周りに人がいないところに誘導したはずなのに何故この子はいたんだろうね?
「それより君はそこにいて大丈夫なの?一応僕と応答するということは狙われる可能性があるわけだけれど?」
「なんでだよ」
「そりゃ一応対面しちゃってるからね?僕を殺したいほど恨んでしまってるなら手段なんて選ばないだろう?」
だから復讐者っていうのは質が悪い。
失うものが自身だけになると手段を選ばなくなる。
だから自身を失わせるんだけれど。
それが一番復讐されない、報復されない手段だから。
まぁ報復はワンチャン別の人がしたくなるかもだから周りの人皆殺しにしないといけないけど。
「でもよ……こんな目に遭うからこそ復讐するんじゃねぇか?気絶だけだったらまだ…」
ほんと甘い。
一夏そっくり。
だからこそ僕が甘さを捨てていかないといけないんだけど。
「じゃあ聞くけど彼ら……まともに見える?これからさき何も悪い事をしないような善人に見える?」
「そりゃ見えない……けど」
「だろう?だったら無理だ。だったら却下だ。だからこそ根絶する必要がある……何をするかわからない存在ほど恐怖するものはないからね」
これ以上は無駄だね。
「でも君がそう思うならそうすればいい……それで後悔するのは君だから。じゃあね僕と会わない事を祈ってなよ」
「まっ」
予想以上にイラついてたのかな?
まったく……無関係の人に当たるなんて駄目駄目だね。
あ、そうだ。
『生徒会長さん』
『なにかしら?』
『貴女の妹を狙った存在を壊しましたので回収願います』
『壊した?……ISかしら?』
『すっとぼけないでください。人です……10人ほどいますので回収お願いします。自白剤の余地は無理やり残しといたので』
『……分かったわ。回収しておくから場所を送っておいて』
『了解です』
『……御免ね』
『謝るくらいなら誤らないでくださいよ……貴女が選んだ道を』
『わかってるわよ……なんとかするわ』
まったく。
あの人はまだまだ甘いなぁ本当に暗部の人なのかな?
それとも……やっぱり僕が壊れてるだけなのかな?
まぁどっちでもいいや。
『ではよろしく』
『ええ』
さて、待たせてるだろうからさっさと戻らないと。
簪さんは何とも思わないかもしれないけれどのほほんさんにはばれるだろうなぁ。
あの子鋭いし。
動きは鈍い振りをしてるのに。
◆
「会長?」
「ダメね……あんな子にこんな事頼むなんて最低だわ」
ほんと……弱い自分が嫌になるわね~。
そうならないための学園最強という肩書きでありちからなのに。
なんにも役にたってないじゃない。
今回なんてあの子何とも思ってないっていう異常性が見えちゃったわね。
あの子にはしっかり周りが正しく認識できてるかしら?
……もしかしたら本当の意味で手遅れなのかしら?
そうだったら私が……あの子を消さなきゃいけなくなるわね。
「ほんと……嫌な役割ねぇ裏方は」
「それを選んだのは貴女自身でしょう」
「そうね~まぁ今は……私の大事な妹に手を出そうとした愚者への尋問が先かしらね?もう人としては終わってるでしょうけど」
「それはどういう……?」
「あの子が壊したって言ったのよ?だったら壊れてるに決まってるじゃない」
よくて廃人悪くてただの肉塊。
どちらにせよ同じ死体同然の存在よね。
あの子の近くでそんなことするから……運が悪かったのかしら?
ほんと……可哀想に。
私が言える事ではないけれど。
◆
「未来が変動した」
「つまりは前と同じ結果にはならないわけですね!」
「さてな……少なくともここで
つまりは変わったのか。
それは嬉しい誤算だったな。
「じゃあまぁそろそろ会いに行くか……もうそろそろ大きく動くべきなのだから」
「まるで役者であり演出家でもある……みたいですね?」
「そんな大それたものではないさ……ただ気に食わないものを変えようとする普通の考えで行動する愚者だよ」
できる事をするだけな俺だが……はっきり言って上手く行くかと聞かれたら知らんとしか言い様がない。
なんせこんな事をするのは初めてだからなぁ。
いや、一回だけやったか?でもあれはアイツが無理やり世界を崩壊させたせいで失敗したしなぁ。
その後アイツは改心したんだっけか?最後輪ゴムで死んだとか言ってたから鼻で笑ってやったら本気で殺しに来たから少し驚いたが。
「周防 静はどうなりますかねぇ……?」
「さぁ?そも気になったきっかけは
解決策は出そう。
そのための準備もある程度整えよう。
だが選ぶのも仕上げるのも彼らでなければならない。
何故ならそれが物語だからだ。
脚本家は脚本を描くだけで話に介入するのは本来駄目だからな。
まぁ兼任したあげく女神のためだけにえらく張り切ってた餓鬼もいたが。
さて……俺は後何億、何兆年生きればいいのだろうな?
いつか俺を終わらせてくれるヤツが来てくれるといいのだが。
まぁ無理なら自分で終わらせるか。
「さて!会いにいくついでに束さんにもあってきます?あの人なかなか面白いんですよねぇ」
「その場合お前はキャラをしっかりさせてから来い」
「りょーかいですッ!これでいいですか龍斗さん!」
「……なんでお前はそれを見本にしたのやら」
ほんとわからん。
だがまぁ……賑やかなのは好ましいから別にかまわんか。
アイツ風に言うのであれば、役者が至高がゆえに物語は至高とは限らぬが……少なくとも納得の行く物語になるとは思うよ。
さぁ凄く下らぬ大団円を始めよう。
そのために私は永遠とも言える回数
畏夢様!感想感謝デス!
次回からどんどんというワケではありませんが龍斗も介入していく予定です。
とあるとかである主人公は3人みたいなものですからね。
それぞれの立ち位置からどう物語が進むのかを楽しみにしていただければ!
何度か言ってるかもですがどのように終了させるかはすでに決まってますので!
その途中でどうその方向に向かわせるかで苦戦してますが頑張ります!
では!また次回!