全てを否定せし少年の軌跡(半凍結)   作:龍賀

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どんどん本編を進めていこうと思ってますのでよろしくお願いします!

ではどうぞ!


第40話 平穏の終わり、騒動の始まり

ジュース混沌事件は……いやな、事件だったね?

 

 

 

という冗談はさておき。

現在眠たいながらも晩御飯を食べています。

だって食べないと寝かさないって言われたら食べるしかないじゃないか。

 

 

まぁ言ってきたのが箒ちゃんだったのもあるのだけど。(主に鼻息が荒かったため)

でもさすが海の近くにあるだけあって新鮮な料理ばかり出てくる。

 

凄く美味しそうなんだけども僕の味覚は半分以上死んでるから味を感じられないんだよね。

地獄だよ?美味しそうだと見た目で判断出来るのに味を感じられないのは。

 

「静~食べてるか?」

「うん。美味しいね」

「だろ~やっぱり海鮮料理はこうでなくっちゃな!山葵も学校のやつと違うし」

 

確かに。

でもまぁ仕方ないよ。

こういう所はそれで勝負してるし。

でもわさびは苦手だなァ……辛いのは大丈夫なんだけどツーンとするのは苦手。

 

「静も山葵苦手だったな。なら私が使おう」

「ん。ありがと箒ちゃん」

「静のためなら構わん」

 

ヤダ何このイケメン。

でも残念!このイケメンさんは女の子な上に鼻息荒い状態だったりするんだなコレが。

やっぱり現実って非情だよね。

 

「そういえば明日は何するんだっけ?」

「確か専用機はそれぞれ武装とかをインストールするんだったかな?」

「まぁ一夏と僕は関係ないね。だって一夏はもう入らないし僕のは勝手に作られてるし」

「え?」

「ん?」

 

何か変な事言ったかな?

 

「勝手に作られてるの?」

「うん。こういう武器が欲しいなぁって思ってたら次の日くらいには武装覧にあるよ?」

 

最近はツインバスターライフルもどきができたね。

名称は「バスターライフル」まんまだけど。

 

「自爆しないよね?」

「死ぬほど痛いらしいから一応は」

「いや、自爆スイッチないよね?」

「あるよ?バスターライフルが作られたと同時に何故か標準装備になってた」

 

僕は残念ながら自爆した後無事でした~なんて事は出来ないから自爆なんてしないよ?

絶対に。

フリでもなければフラグでもないからね?

 

「静が言うと洒落にならねぇからなぁ」

 

まぁありえない技術で無駄な事をしていると思ってくれたらいいと思うよ。

 

「それもどうかと思うわよ?あたし」

「鈴の武装もコピーしてたりして」

「何やっちゃってるの!?」

「冗談だよ」

「……静じゃなかったらボコボコにしてるわよ」

 

一夏だったらアウトだったと。

 

「怖い事言わないでくれよ静」

「まぁまぁ。気にしない気にしない」

「まぁいいけどな」

 

でも僕のこの鎮魂歌……どういうISなんだろうね?

いくら自己進化があってもこれは何かがおかしい。

まるで意思があって尚且つ望みを叶えられるだけの能力があるみたいじゃないか。

 

……ないよね?

 

 

「あれ?静もう食べないの?」

「うん。もうおなかいっぱい」

 

これ以上食べると僕は破裂します。

それこそクリリンのように。

 

「そこで一夏が金髪になって怒ると」

「静の場合それが洒落になってねぇんだよなぁ……いや、確かに怒るけども」

 

確かにね。

狙われてるし、寿命でも死に掛けてるし。

案外ああはならなくても普通に気がついたら死んでそうだね。

 

「絶対にさせんがな」

「私は嫁と添い遂げる!」

 

腕ちぎって武器にしたりアイナー↓とか叫んだりしそうな人みたいな事を言わないでくれるかな?ラウラ。

なんかその腕で誰かが殴られそうで怖いんだけども。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「海よ!私は帰ってきたぁああああああああ!」

「誰!?ラウラに変な事教えたの!?」

「残念!僕だよ」

「静!?まさかの静だった!?」

「まぁ嘘だけども」

「嘘!?」

 

 

 

晩御飯を食べ終わり、特にする事もないのでそのまま終身……じゃなかった就寝して次の日。

現在海にいます。

どうやら授業というよりは専用機持ち用みたいなものらしい。

この時間は。

 

あ、後ラウラにGUNDAMを見せたか教えたのは多分クラリッサって奴の仕業なんだと思う。

 

「なんだってそれは本当かい?」

「おのれクラリッサぁあああああああ!」

 

何で皆ノリがいいんだろうか。

そんな悪ノリされたら……応えるしかないじゃない?(何処かの裸エプロン先輩張りの笑顔)

 

「やめてくださいお願いします」

「まぁ冗談だけども」

 

やだなーただ僕のISの武装の中に核弾頭が追加されるくらいじゃないか。

ソロモン○悪夢的な意味で。

 

「それこそ洒落にならんわ!」

 

まぁブッパしませんけどね?

さすがの僕でもそんな事しないよ?

敵の行動によっては敵本拠地に撃つ事を辞さないけども。

 

「静と敵対した組織オワタ」

「まぁ敵の行動次第だよ」

 

人質をとらなければしないよ?

うん。

 

「コホン。さて、さっさと専用機持ちはこっちに来い」

 

呼ばれたのでとりあえず向かう事に。

……アレ?箒ちゃんまで向かってる?何故に?

 

「何で箒が?」

 

一夏が僕の疑問を口に出してくれたので僕は黙る。

まぁ確かに気になるよね。

 

「それは「ちぃぃいいいいいちゃぁあああああああああああん!」うるさい!」

 

何事かと見ればすでに頭を掴まれていた。

凄いね。

びっくりだね。

 

「箒ちゃんの専用機もって来たよ!褒めて褒めて!」

「そのまま地獄への片道切符でもやろうか?」

「やめてくださいしんでしまいます」

 

おぉ震えてる。

そのまま波紋とか使えないかな?震えてるし。

 

「いや、震えるのはハートな?体が震えて波紋が使えるなら寒い日とか地獄だぞ」

「そうだね」

「姉さん」

「うぅ……あ!箒ちゃん!ほら専用機持って来たよ!」

 

箒ちゃんが近づいたらすぐさま抜け出して近づいた束姉さん。

あの技術相変わらず凄いよね。

 

「何処にも見当たりませんが」

「フフフ……ではでは上を見てもらおうかな!」

 

言われた通り上を全員で見上げると、上から銀色の箱が降ってきた。

ん?降って?

あ、一夏が真下にいる。

 

「うぉおおおおおおおおおおお?!」

 

全力でよけたね。

うん。よかったよかった。

一応気羅準備してたけど必要なかったね。

さすが回避だけなら千冬姉さんに届きそうなほど強化?された一夏だ!なんともないぜ!

 

「嬉しくねぇけどな!」

「おぉ~さすがいっくん!っとそれとごめんねいっくん!わざとじゃないんだ」

「え、えぇ。まぁ怪我ないんで気にしてませんよ」

 

普通は文句の1つや2つ言うだろうにねぇ。

まぁ僕も言わないけども。

 

「専用機……」

「家族だからってずるくない?」

 

まぁあんな状態でもこういう話題にはいくもんだよね。

でもねぇ?

 

「世の中平等であった事なんてないよ?それこそ平等なのは死だけだ。それ以外は平等であるはずがないよ」

「そうそう!平等なら戦争なんて起きないし孤児なんてものも存在しないよ?」

 

だからこそ理不尽をどうにかしたいと行動に移す人もいるわけだけども。

 

「ほら!箒ちゃん!準備準備!」

「はい」

 

箒ちゃんに準備された専用機。

……紅椿ねぇ?

まさしく名前通りの色だしどうせ束姉さんの事だから第四世代だよ☆とかいいそうだ。

 

「よく分かったねしーちゃん!その通り!この機体は第四世代の機体だよ!ついでに言うとしーちゃんの鎮魂歌は第5世代機体ね!」

「え?」

 

さらっと爆弾発言された訳ですが。

この鎮魂歌が第5世代?

 

「うん!第5世代は一応武装のインストールなしで武装を展開出来る事をコンセプトにしてるよ!まぁ今の所鎮魂歌以外一切出来そうにないんだけどね!」

 

それはそれは……えらく張り切った事で。

まぁそのおかげで今の僕があるのだから文句はないけども。

 

「そーだ!今のうちにちょちょいと弄らせてもらうね!」

「何を?」

「鎮魂歌のリミッター」

 

え?あれでまだリミッターあったんだ。

もう十分な性能なんだけども。

 

「実はこれでもまだ20%しか開放されてなかったりするんだよ!この意味……分かるよね?」

「最終的に120%とか行くんですね分かりません」

「もしくはこれがフルパワーだ!とかでもいいかもね!」

 

やだ何それ怖い。

まぁ任せるけども。

 

「ほいほ~いっと!出来た!」

「はやっ!?」

「束さんにかかればこんなもの余裕のよっちゃんなんだよ!」

 

ふるっ。

 

「酷いね~まぁ古いけどね!」

「開き直り!?いやまぁ古いですけどね?」

「うん。古いね」

「わ~いフルボッコだドン!」

 

太鼓○達人で遊んでないのでその口調やめてくれませんか?

結構あの口調って特徴的すぎて記憶に残るから。

 

「ん~箒ちゃんのほうもいい調子みたいだね~ならこれで……」

 

何かをたくらむ悪い顔をしている束姉さん。

それを見ている僕はきっと何も出来ないんだろうなぁと思いました。

 

「作文!?いやいや、とめようぜ!」

「僕には……ムリだ」

「仮面つけてから言おうかその台詞」

 

何故ばれたのか。

……そんな事はどうでもいいのだけれど箒ちゃんどうやら少し危ないね。

力に溺れる……のとは何か違うけども。

少し慢心しそうだね。

それがどういう結果を生むかは分からないけど、碌な事にならないだろうね。

 

「ねぇ一「織斑先生!」……?」

 

一夏に協力してもらおうとしたら慌てた様子の山田先生が現れた。

 

「どうしました山田先生」

「大変です!現在政府から連絡が!」

「何?……では専用機持ち以外全員旅館に非難させ、専用機持ちはこちらに集まってもらおう」

 

 

 

 

どうやらこのまま平穏なまま終わるという事は不可能らしい。

内容を言われていない僕でも分かった事だった。




クマ。様、佐天様、感想ありがとうございます!

次回は火曜日の予定です!
次からもどんどん本編を進める予定ですのでどうぞよろしくお願いします!

では!また次回!

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