でも一夏君を動かしてると自然とネタに走りたくなっちゃう不思議!
……い、いや次は大丈夫なはず!
で、では!本編をどうぞ!
風呂から出た後、すぐさま部屋に戻ったら、一夏は復活してました。
ちっ。
「舌打ち!?俺そこまで酷い事したか!?」
「気のせいだよ」
「いやさっき確かに」
「気のせいだよ」
「いや、絶対聞こえたぞ?」
「気のせいだよ」
「無限ループって怖くね?」
「気のせいだよ」
「……」
「気のせいだよ」
「はい」
これでよし。
さて、後はもう寝るだけだ。
僕はお腹が空いてないからね。
晩御飯はいらないんだよね。
「でもまぁ食べられるだけ食べておいた方がいいぞ?なんせ海の幸なんて滅多に食べる機会ないしな!」
「いや、命姉さんが持ってくるから結構食べる機会あるし……」
「なん……だと?」
いや、何故か持ってきてくれるから基本食べ物に困らないよ?
「俺がいた時はなかったぞ!?」
「いや、刺身とかあったでしょ?」
「あ~あの凄く美味しかったやつか!」
「そうそう。あれ命姉さんが捕ってきたやつだよ?」
「マジで!?」
「うん。マジで」
とったどー!とかいいながら持ってきてたからね。
しばらく刺身生活になっちゃう所だったよ。
まぁ束姉さんと千冬姉さんがかなり食べてたからそうならなかったけど。
で、急だけど僕等は今自販機の前にいます。
というよりあの後何故か千冬姉さんに飲み物買ってきてくれと言われて一夏と一緒に向かってるんですよ。
まぁ確実にあの子達の意見というか考えを聞こうとしてるんだろうけどさ。
「飲み物どれがいいだろうか」
「……」
「ん?何かいいのがあったか静」
「いやこれ」
「何々……『カレーは飲み物!偉い人にはそれが分からないのです!』だと?」
完全に何処かの眼鏡かけた先輩キャラだったりしませんかねぇ。
他にも『この世全ての悪ジュース』とか『麻婆ジュース』だとか『あまりの渋さにビルが爆破されるジュース』とかあるんだけど。
このジュース出してる会社こそが世界のゆがみなんじゃないかなー。
「よし、僕の分は麻婆ジュースでいいや」
「本気か!?」
「フフフ……好奇心には勝てないよ」
「なら俺はビル爆破ジュースで」
「箒ちゃんは『BUSIDOUジュース』で鈴には『SAN値直葬ジュース』、ラウラには『笑えよ……ジュース』、シャルちゃんには『パブリチェンコジュース』でいいか」
「全部どういうジュースなんだろうか……気になりすぎてやばい」
「千冬姉さんには『酒!飲まずにはいられない!酒』でいいや」
「人間やめそうな名前の酒だな」
これ全部120円の缶タイプなんだよ……信じられるかい?
というより本当にカオスだね。
「じゃあ戻るか」
「うん。でも僕はこの麻婆ジュースを飲みながらいく事にするよ」
「マジか!?是非感想教えてくれよ」
「いいよ」
うん。あたたか~いを押したからあったかいね。
あけるのも楽。
さて、飲み心地は……、
「美味しい」
「本当か!?見た目凄く紅いぞ?」
「辛さは尋常じゃないけど美味しい」
「少しくれよ」
「いいよ」
という訳で少し飲んだ一夏の反応はいかに!
「ウソダドンドコドーン!」
なぜオンドゥル?
「こ、これやべぇ……何がやばいって言葉に言い表せないのがやべぇ」
えー?結構美味しいのになぁ。
「静の辛さの耐性どうなってるんだ?普通この辛さはムリだぞ?それこそ型月の外道神父くらいじゃないか?」
そんなことないよ?
ちょうどいい辛さだし。
「外道神父以上かもしれんね」
「まぁいいんじゃないかな?特に問題ないし」
あ、もうなくなった。
でもコーンみたいに微妙に残るって事がないのはいいんじゃないかな?
「あぁ~あれは確かにな。あの微妙に残ってるやつを必死に食べようとするよな」
「でも冷めちゃってて美味しくなくなるという」
「あるある」
でも頑張れば食べられるから皆も頑張ろう!
……皆って誰さ。
「あ、ついたぞ」
「ほんとだ」
しゃべってたら部屋に戻れた。
なので入ろうか。
コレ飲んだ皆の反応が楽しみだ。
「ただいま~」
「おう。飲み物は買ってきたか?」
「うん。それぞれに渡すね~」
そういいつつ皆にそれぞれ僕が選んだ混沌ジュースを渡す。
「む?何だこれは」
「SAN値直葬ってあたしを殺したいの!?」
「笑えよ……ジュースとは妙なジュースだな」
「なぜだろう……このジュースの名前が何処かで挨拶に使われてる気がする」
「人間をやめろといわれているのだろうか」
まぁそんな反応ですよねー。
で、飲んでみて欲しい訳ですが。
「いいだろう……静のためなら一切躊躇わん!」
「逝ったー!本気で逝きやがった!」
さて……反応は!
「武士道とは……死ぬ事と見つけたり」
いきなり切腹ですかそうですか。
いやいやしゃれにならんでしょそれ。
勿論全力で阻止。
次!
「うぅ……SAN値直葬とか」
GO!
「うぼぁー」
SAN値チェックのダイスが1D500みたいな感じになってるね。
さて、そっとしておこう。
次!
「ふむ……味は悪くない。だが何故か太陽を汚したくなるな。後笑われたらそいつをぶちのめしたくなるな」
完全に地獄兄弟なんですがそれは……。
つ、次!
「なんだろう。ジュースを飲んだ瞬間、何故かどう表したらいいか分からない感情がふつふつと」
中の人などいない!だからね。
仕方ないね。
まだ症状的には優しいほうだと思う。
次はちょっと怖いけど千冬姉さん。
「ふむ。酒としか書いてなかったがどうやらワインのようだな」
あれ?普通。
「だが妙にハイになっている感覚もある。まさか私が酒に飲まれるとはな」
あ、やばいやつだ。
最高に灰ってやつだぁー!とか言って逝っちゃうやつだ。(ASB的な意味で)
「静ぁあああああああああ!私は人間をやめ「そこまでだぜ千冬姉!」」
確かにそれ以上は洒落にならないね。
というよりもこのジュース達を販売している会社は完全に頑張りすぎだよね。
こうにまでなるって相当だよ?
◆
「さぁオチ要因の一夏君。ジュース逝ってみようか」
「誰がオチ要因だ!?」
「「「「一夏」」」」
「仲良いなオイ!?」
男泣きしている一夏に僕はおもわずビル爆破ジュースを突っ込んだ。
「あばばばばばばば」
「あ、つい」
「「「「(ドSがいる)」」」」
さぁ反応が楽しみだなぁ。
「し、渋いぃいいいいいい!?何だこれは!何だこれは!なんじゃこりゃああああああああああ!」
相当渋いようだねぇ……どんまい☆。
でもビル爆破しなかったね。残念。
次の日、ニュースで近くの無人のビルが不自然な爆破で倒壊していたのを知ったのは完全に余談である。
佐天様感想感謝です!
次回はこの買いに向かってる間の部屋での会話になると思います。
一応明日更新予定ですが、もしかしたら木曜になるかもです。
ですが今週中に後2,3話更新は確実にしますのでのんびりお待ち下さい!
では!また次回!