今まで以上に短いですが……本編をどうぞ!
ラウラだ。
どうやらまだ後に回すようなのであまり時間はかけるなといわれた。
むぅ……箒のやつは40行以上嫁について語っていたというのに。
シャルもなかなか面白い書き方をする。
硬い文章ながら心情がしっかり伝わったぞ。
鈴もしっかりと嫁の事を考えているのだな。
私も静への思いを語るべきだろう。
うむ、語らせてもらおう。
そもそも第一印象は最悪所か最底辺だった訳だが、私は少なくとも過去の大会での教官が不戦敗になってしまった事を恨んでいたからな。
印象がいいはずがない。
だが嫁はそれでも無関心を貫こうとしていた。
ある意味凄い事ではあるが別の意味ではダメだとも言える。
落ち着いている今だからこそ考える事ができる。
嫁は世界を否定しているのではなく、自分自身しか否定していないという事に。
あのVT事件の時の暗い闇の中で私が感じた感覚は『暖かさ』とそれ以上の『空しさ』だった。
あの時は暖かさだけに目がいっていたが、今は違う。
嫁には空しさもあり、寂しさもあるということを理解できたと思う。
織斑 一夏はそのまっすぐな眼差しが好意的に取られるのだろう。
嫁は異常なまでに無関心でいようとするその姿勢がほうって置けなく感じるのだろう。
まぁ私は違うがな。
共に支え、共に歩む。
鈴も言っていた通り、難しいが嫁と一緒ならば出来ない事はない。
自信過剰でいるのはダメだが逆に自信をなくしてしまうのはもっとダメだ。
オルコットは織斑 一夏の事が好きなのだろう。
分かり易い。
まぁそれでも気付かないアイツはある意味異常ではあるか。
昔の私ならばきっと今頃つぶれていただろう。
つぶれず先に進めるのは嫁のおかげだ。
そういえば嫁ではなく婿だと何度も訂正された事があったな。
しかし部下の言っていた事なのだから正しいと思うのだが。
部下が上官に向かって嘘を言う必要はないからな。
……今はそういう関係より家族、ファミリーとして接したいとは思うが。
難しい部分もある。
嫁という存在に出会ったおかげで部下であるあいつ達を家族だと思えるようになった。
守りたい存在が増えるというのはいい事だと思う。
嫁は嫁と呼び始めてからはすでにその守りたい対象に入っているが。
……今私は強くなれているのだろうか。
昔の私が見たら嘲笑うだろう。『弱くなったな』と。
だが現在の私はそうは思わない。
守るべきモノを見つけた存在程敵として脅威なものはない。
人質をとれるから楽だというやつもいるだろうが、私はどういう抵抗をされるか分からない存在より、孤立している存在の方が遥かにやりやすい。
鈴も箒もシャルも蘭とかいう奴も、同じ人をその……好きになってだな……好敵手というのか?
嫁をしっかり見守り、支え、共に歩む存在は私一人では厳しいだろうからな。
きょ、協力してもらうべきだと考えている!同じ人を愛している存在として!
……シャルが悶えていた理由がなんとなく分かる気がするぞ。
これは凄く恥ずかしい。
いや、自分の気持ちが恥ずかしいとかいう訳ではなくてだな。
こう、決意表明というかなんと言うか……う、うむ。
自分の気持ちを何の躊躇いもなく言葉には出来るはずなのに心で想うのは恥ずかしいとはどういう事だ?
鈴や箒……いや、箒は少し暴走しすぎな気がするが……は凄いな。
尊敬する。
だが諦めたりはしないし譲ったりはしない。
初めて好きになった人なのだからな。
最後まで精一杯生きるのみだ。
……そういえば次は教官でしたか。
教官の意見も参考になるで後々確認してもいいでしょうか?
勿論、ムリだといわれればそこまでですが。
もし見せていただけるのなら……言葉にしていただけるのなら、
どうか、教官の偽りない気持ちを書いて下さい。
……そういえばもしかしたら嫁が見る可能性もあるのだったな。
嫁よ!私達は最後まで諦めん!これは決定事項だ!
たとえ軍を使おうと周りを使おうと、どんな手段でも使って必ず嫁を救ってみせる!
だからそれまで待っていてくれ!以上だ!
では教官に渡してくる。
以上。ラウラ・ボーデヴィッヒだ。
畏夢様、佐天様、感想感謝です!
次は月曜日を予定しております。
なぜかって?訓練校で書けるからですよ。
1000~2000くらいなら昼休みにかけるので平日更新できそうです。
もしくはちょっとずつ書いて2日に1話みたいな更新でもいいんですけどね。
内容は自然と出てきますし。
なのでなるべくしっかり更新していこうと思いますので是非お付き合い下さい。
また、お気に入り登録がもう少しで300越えしそうなのでまた本編をある程度進めたら番外編をしようと思います。
今回はアンケートなしで、前回のアンケで出た世界に静を入れてみようと思います。
問題児や進撃とかですね。
進撃は厳しいかもですが。
で、では!次の更新の月曜日にまた会いましょう!