全てを否定せし少年の軌跡(半凍結)   作:龍賀

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今回は箒です。

……シリアスのつもりだったんだけどなー。
まぁこの作品の箒ちゃんはこういうノリだと思ってくださいな。

では!本編どうぞ!


第29話 少女の日記(Ver箒

シャルからこの日記……いや、これを日記と呼べるのだろうか疑問だが。

とにかく、シャルが言うのなら仕方ない。

必ず見せ……見せないようにしよう。

 

さて、日記を書く事自体あまりないから何を書く……思えばいいのか分からない。

ひたすら静のいい所でも語ればいいのだろうか?

なら日記と言わず寧ろ小説、それもかのハリ○ポ○ターより長くなるが構わないのか?

 

 

……いや、日記ならそこまで語らなくても構わないか。

ふむ、なら何故私が静を好きになったかを語るべきか。

重い話を2つ続けてなど……主に次の番の鈴に申し訳ないしな。

 

 

 

 

ではあえて静のいい所を語ろう。

ん?話に脈絡が無い上にお前そんなキャラだったか?だと?

フフフ……普段の私はリミッターをつけているからな。

開放すれば間違いなく私は止まらなくなる。(二重の意味で)

……誰に私は言っているのだろうか。

 

そういえば最近周りでボソッと掃除用具だのモッピーだの呼ばれているのだが……誰が原因だ?

掃除用具と呼んだ者にはアームロックをプレゼントしているが。

さらに言えばアームロックは最近の私の必殺技になりかけている。

姉さんもたまに千冬さんの攻撃を避けている事があるが、私のは避けられないらしい。

別に妹だからあえて喰らってる訳ではないらしい。

 

つまりこれをISを装着した状態で使えれば……私は強くなれるのではないだろうか。

いや、静や一夏には全力で止められているが。

 

 

 

 

……ふむ、話がずれた。

そういえば静の事だったな。

シャルはひたすら心配していたな。

勿論私も心配しているし力のない自分自身を恨んでもいる。

 

どうして力がないのか、どうして静の事を護れないのか。

 

後悔は常にしているし、このままではいけないとも思っている。

けれど同時にせめて静には普段通りの私を見ていてもらおうと思っている。

 

静は今心も身体も弱っている。

弱っているからこそ変わらない周りを見せなければならないと思っている。

心の拠り所をしっかり守りたい。

力の無い私の唯一できることだと思っている。

 

 

……まぁ力の無いままで終わらせるつもりは毛頭ないが。

姉さんとは微妙に接し方が分からないせいか、空気が悪くなるが、別に嫌いな訳じゃない。

そも嫌いな相手に話しかけたりはしない。

自他共に認めるコミュニティー障害なのだからな。

いや、治さなければならんのは理解しているし治そうと努力はしている。

だがこれは簡単には治らん。

一応ある程度きっかけがあれば何とかなるのだ。

問題はないと思う。

 

人は人を愛しそして強くなり、弱くなる。

なら私は静を愛し強くなり、そして弱くなろうと思う。

 

昔の自分では考えられない事だと思う。

何よりも強さを求めた自分ではまずこのような考えは浮かばなかっただろう。

でも静という存在を知ってしまった訳だ。

もう逃れようとも思わないし、出会った事に後悔なんてあるはずがない。

 

そもそも誰も後悔はしていないと思う。

少なくとも私とシャルと鈴とラウラと鈴の言う蘭という子は後悔していないと思う。

何処かのキャラ風に言うなら……後悔なんて、あるはずない。か?

いや、それだと何故か将来碌な目に遭わない気がするから止めておこう。

 

 

 

 

あぁ、静の周りは本当に騒がしい。

けれどその騒がしさは静のおかげであり、嫌いじゃない。

静の全てを受け入れるとシャルは言っていたが……確かにそうだ。

静は私の中で一番大事な人だ。

きっとそれは何があろうと変わらない。

たとえ静が私達を否定しようと、世界を否定しようと。

この気持ちは変わらない。

それは変えられない。変えてやるものか。

 

 

……ふむ、やはりこういう気持ちの吐露は恥ずかしいな。

だがこれを後のやつらもするのだからお相子か。

よし、自分の分は読み飛ばしてまた全員分読むか。

どういう考えかどうかが分かるからな。

だが同時に好敵手でもあるのだがな。

……だが最近争うのが馬鹿らしくなってきた。

いっその事全員で静を振り向かせようか。

静がこの世の中で生きていたいと思わせるには……1人では少し厳しいかもしれないからな。

 

次は鈴だったな。

もしアレだ……静に見られるような事があれば切腹だ。

介錯はしてやる。

もしくはお前の持っている静の写真全部没収だ。

……別に静に見せても構わないぞ?

私が得をするからな。

 

 

 

 

 

まぁ3割冗談だから気にするな。

静も全員仲良く過ごしているのを望んでいるだろうからな。

静は昔から自分より他者を優先していたからきっと喜ぶ。

まぁその考えを否定はしないが賛成もしない。

少しずつでもいいから治していきたいな。

だが千冬さんがどうにもできなかった事がどうにかできるか少し不安だ。

 

 

 

きっとこれから先大変だろう。

後悔もするし無力を嘆くだろうし辛い事が多いだろう。

だがこれだけは約束して欲しい。

 

どんなに後悔しても、どんなに苦しくても、決して諦めないでくれ。

 

それだけが私の望みだ。

これを守れるのなら、私はお前達とも協力したいと思う。

 

いや、したい……というのはあれだな。

協力して欲しいというのが正しいか。

是非協力してくれ。

 

 

 

 

 

最後に、これだけは言っておく。

ラウラ!静はお前の嫁ではない!この!(この先は閲覧不可です)

(ここから40行ほど静への愛で溢れています)

 

 

 

 

 

 

では、次の鈴に託す。

以上篠ノ之 箒だ。

ふむ、では渡してくるか。




畏夢様、感想ありがとうございます!

次回は鈴です。
一応明日投稿予定ですがあくまで予定なのでご容赦を。

あとヒロインのコレは基本2000文字程度ですので気楽に読めると思います。

まぁあまりにも内容がアレなのでスルーしたい方がいるかもしれないのでなるべく本編(これも本編ですが)が更新できるよう頑張ります。
では!また次回!

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