今回はあまり進んでませんが、これ以上書いたら長くなるのでここらで区切りました。
次の話も早ければ明日にでも投稿しちゃおうと思います。
原作1巻分が終わるまで急ピッチで書いていきますので、お楽しみに?
箒ちゃん人間やめてる説浮上から次の日。
いや、戯言だけどね?
箒ちゃんはまだ人間やめてないよ。
……コホン。話を戻そう。
次の日になったんだけど、どうやら一夏や箒ちゃんは転校生が来る事を知らないらしい。
まぁ普通はそうだよね。
「そういえば転校生が来るんだったね」
「そうだよ~中国から来るみたい~」
「わたくしの存在を「それはないよ?」最後まで言わせてくださいまし!」
やだよ。
「あはは……まぁ転校生はこっちには関係ないんだろ?ならいいだろ?」
「そ、それもそうですわね」
まぁ僕と一夏は関係ない訳ではないんだけどね。
それにこの学園にいる間は関係ない事なんてないんだけどね。
「そんな事より俺は次の…なんだっけ?」
「クラス対抗戦ね」
「そうだそれそれ」
何で重要な事を忘れてるのかな?
まぁそれが一夏らしいといえばらしいのかな?
「まぁ出来る限り頑張るさ……うん」
「出来る限りでは困りますわ!」
「そうだぞ?私や静も特訓の手伝いをしているんだ……半端は許さん」
うわぁ…まぁ一夏とのトレーニングは相当頑張ってたからなぁ当然か。
「それにデザート食べ放題になるんだよ!当然頑張ってもらわないと!」
あぁ、確かフリーパス?かなんかだっけ。
まぁデザートは大好きだから当然僕が代表だったら全力だったけどね。
「それに専用機持ちは殆どいないからいけるよ!」
ん~それはつい最近までだね。
現在は鈴もいるし……それに専用機だからって絶対に勝てる訳じゃないしね。
「その情報―――古いよ」
あ、噂をすればなんとやら…鈴が教室に入ってきた。
「あたしも代表になったからそう簡単には勝たせないわよ?」
「鈴…お前鈴か!」
「ええ、久しぶりね一夏…元気そうで何より」
「お前こそ!いやーまさかここで鈴に会えるなんてな~」
それは僕も思ってたけどね。
まぁ世の中何があるか分からないものだよね。
「静には何かないのか?久々に会うっていうのに」
「静とは昨日話したからね…それに幼馴染としてはアンタがどう過ごしてるのか心配なのよ」
「どういう事だよそれ」
「そのままの意味よ」
まぁ一夏って天然でタラシだしね~。
救いようが無いほどの鈍感だし。
「何でだろう……静には言われたくないっていいたくなった」
「大体想像つくけどアンタも同類よ?」
「なん……だと?」
いや、同類って。
一夏ほど鈍感じゃないよ?
「知らぬは本人のみ……か」
「え?」
「何でも、もうそろそろ時間だから一旦戻るわ、千冬さんの出席簿アタックは喰らいたくないし」
なんで知ってるんだろ。
いやまぁ事実だし喰らいたくないだろうけど。
「クラスの子に警告されたのよ、「千冬さんをあまり怒らせない方がいい……」って」
その子ばれたらアウトだね。
まぁ自業自得?だろうからある意味どうでもいいけどね。
「じゃあまたお昼休みで」
「おう」
「うん」
鈴は戻ったからいいんだけど……問題はこの2人だね。
「どういう事か説明していただけます?」
「静!あれは一体誰だ!」
説明は面倒なので一夏にパス!
「ちょっ!?え、えっとだな、鈴は幼馴染で……」
一夏に説明を押し付けたのでそのまま僕は巻き込まれないように寝たフリをした。
いやー説明するの大変だろうけど頑張ってね!
意識を他に向ける瞬間、一夏から「この人でなし!」って聞こえた気がしたけど気のせいって事にしておいた。
まぁすぐに千冬姉さんが来て3人とも頭叩かれてたけどね。
◆
授業は滞りなく終わり(何度か箒ちゃんとセシリアさんは叩かれてたけど)今は昼休み。
約束もあるので早く向かう事にしたんだけど……、
「待ってたわよ!静!一夏!」
鈴が頼んだであろうラーメンを持ちながら仁王立ち(まぁ腕は組めてないんだけどね)をしていた。
いや、そこにいたら注文できないからそこ以外でしようよ。
「鈴、そこにいると注文できないんだが」
「あぁ、そういえばそうね」
どうやら気付いてなかったらしく指摘されて始めて気付いたみたいだった。
その証拠に指摘されてすぐ動いたし。
「じゃあ席取っとくわよ?」
「おお」
鈴はすぐに席を取りにいった。
というより馴染み過ぎじゃなかろうか…普通もっとこう何かあると思うんだけどな~。
「おばちゃん、この日替わり定食1つ!静は?」
「ん~じゃあこの「これを食べれれば1人前の麻婆神父!超激辛麻婆豆腐」で」
「本気かい?」
「うん」
「あいよ!」
なんでか知らないけど頼まないといけない気がした。
「だ、大丈夫なのか?」
「うん、辛いの好きだし」
「そうか……(いざとなれば私が!」
何でだろう…無駄に決意してる気がする。
「はいよ!お待ち!」
あっという間に出来上がった料理を持って鈴が取ってくれているであろう場所を探す。
ついでにいうと箒ちゃんは蕎麦定食、セシリアさんはカルボナーラを頼んでたよ。
「こっちよ!」
どうやらそんなに遠くはなかったみたいだね。
これならお皿を返すのも楽だからいいかな。
そう思いながらも皆で席に座る。
「にしても1年ぶりか~1年以上会ってないんじゃないかって思っちまうけど」
「そう?それだけそっちが密度濃かったって事じゃない?」
「そうだな、確かに大変だった」
遠い目してるのはいいけどそれに巻き込まれた僕としては洒落になってないんだけどね?
「いい加減彼女との関係を教えてくださいません?まさかお付き合いして……」
「ないない、一夏とは一切そういう関係じゃないわよ?幼馴染ってやつ」
「それは一夏から聞いたが……確かセカンド幼馴染と」
「へぇ、じゃあアンタが静と一夏が言ってたファースト幼馴染ってやつね」
「そうだ」
何で龍と虎が見えるんだろう。
しかも火花が散ってるような気がするし。
「……静は渡さんぞ?」
「アンタの許可はいらないでしょ?」
「「……」」
「お、おい静!何とかしてくれ!」
「いや、無茶言わないでくれる?あれをどうしろと」
そして影で安堵しているセシリアさん……カオスだね。
「そういえば静も一夏もISに乗り始めてそんなに経ってないでしょ?」
「あ、ああ」
箒ちゃんとにらみ合ってたのが嘘かのように話を変えてきた。
けどそうだね。
そもそも動かせると知ったのが最近だし……搭乗時間はかなり短いね。
「ならあたしが教えてあげようか?あたし代表候補生だから教えれると思うんだけど」
「いいのか?凄く助かるけど」
「幼馴染なんだから遠慮しなくていいわよ、静はどう?」
「ん~それは凄く助かるんだけど……鈴って別のクラスだから一夏の情報をあまり見られるのは……」
クラス対抗戦があるからね、せめてそれが終わってからかな?
「それもそうね、じゃあ練習が終わったら話しましょ?それならいいでしょ?」
「うん、鈴とは僕も話したい事いっぱいあるからいいよ?」
「あたしが練習に参加するのは対抗戦が終わってからね」
それなら問題ないかな?
「一夏さんと静さんにはわたくしや箒さんがいるので十分ですわ!」
「そうだ!これ以上増やす意味などない!」
箒ちゃんとセシリアさんの猛反対を喰らうとは。
でもな~箒ちゃんは近距離、セシリアさんは遠距離だし鈴は多分中距離だろうから丁度いいんだけどな…。
「そういえば静…それ食えるの?」
「話をそらすな!」
「……ですが本当に食べれますの?」
何故か話題が麻婆豆腐に。
いや、頼んだの僕だけどね?
「うん、大丈夫(多分」
いや、見た目が極悪だけど……もう赤通り越して紅だよ。
もう食べたら死ぬんじゃないかってくらいえぐいね。
「一夏……1口食べてみる?」
「いや、断る!」
「でも答えは聞いてない!」
「むぐぅ!?」
一夏の口に無理やり放り込んでみたけど……反応はいかに!
「……ッ!?」(ダンッダンッ
もの凄い勢いで机を叩いてる+汗びっしょり+痙攣し始めた。
これはとてつもない料理を頼んじゃったなぁ。
まぁ味覚はもう殆どないから一夏ほどダメージないだろうけど。
「いただきます」
見た目確実に最悪な麻婆豆腐を口に入れる。
……うん。
「えげつないほど辛いね」
「…そう言ってるわりに平気そうな顔してるじゃない」
「それは勿論我慢できる範囲だからだよ?」
「料理は我慢して食べるものじゃないわよ!?」
そうかな?案外嫌いなものとかは我慢して食べるからそういうイメージが……え?違う?
まぁこれはこれで憎たらしいほど美味しいんだけどね。
「あ、あぁ…これ、凄く辛いけどそれがなくなると凄く美味しいんだ」
「あまりの辛さで舌がやられているだけではないか?」
「ううん、本当に美味しいよ?箒ちゃんも食べてみる?」
「いや……遠慮しておこう」
「そう?残念」
一夏には無理やり食べさせたのになんで箒ちゃんには食べさせないかって?
それは一夏だからやったのであって他の人にはしないよ?
ほんとだよ?
「……それは理不尽じゃないか?」
「ならもう1口」
「本当に勘弁して下さい!」
綺麗な土下座を披露する一夏。
いや、冗談だったんだけど……まぁいいか。
「ほら、もう少しで授業なんだから早く食事終わらせて戻ろうよ」
「そ、そうだな」
「食べ終わってないの一夏と僕だけだよ?」
「いつの間に!?」
「一夏が麻婆豆腐でダメージ受けてる間に」
僕も4分の3は食べ終わってるし。
「ほら、待ってあげるから早く」
「お、おう!」
鈴はすでに教室に戻ってる。
最後に「また放課後ね!」とか言ってたからきっと来ると思うけど。
箒ちゃんとセシリアさんにはアイコンタクトで先に行っててと伝えておいた。
便利だよねアイコンタクト。
「よし!ご馳走様!」
「じゃあ急ぐよ」
そう言いつつ走るけどこれは間に合いそうにないなぁ。
「静!アレやってくれ!」
「アレ?でも僕だけだよ?先にいけるの」
「こうすれば大丈夫だ!」
そう言いながら一夏は僕を抱えた。
うん、これは後で怒らないとね……トレーニングが楽しみだね?
「ッ!?し、静!」
「ハァ……了解、乱気風来」
僕が手を擦り合わせるかのように動かす。
すると突風が起き、僕と一夏を思いっきり吹き飛ばす。
実際これを使うのは何度目か忘れたけれど遅刻しそうになるたび使ってたっけ。
「うぉっ!?よ、よし!これなら遅刻せずに済む!」
「そうだね……でも」
「廊下は歩けと言われなかったか?」
千冬姉さんには通用しないよ?コレ。
アイアンクローされている一夏を見ながら言う。
「残念だったね、一夏」
「そ、そうだな……アイタタタタタタタタッ!痛い!ち、織斑先生!頭が!頭が割れそうです!」
「こちらの言ってる事を理解しない頭なんぞ割れてしまえ」
千冬姉さんの攻撃力が上がった。
「さて、周防にも後で説教があるから逃げないように」
「はい」
まぁ仕方ないよね。
でも優しくしてくれないかなぁ……淡い希望だってのは理解してるけど思わずにはいられないよね。
「さっさと座れ、授業が始まる」
「「はい」」
まぁ今はとりあえず授業だよね。
◆
「ウヴァ~終わった~」
「終わったね……」
授業が終わってすぐに呼び出し→説教だったから相当疲れたよ。
まぁそれほど長くなかったからよかったけどね。
一夏のトレーニングはなしにならずに済んだし。
「箒ちゃん達が待ってるから行くよ」
「行くが逝くにならなければいいけどな」
「無理ダナ(・×・)」
「分かってたよ…ちくしょう」
まぁそこは諦めるという事で。
「向かった先では箒ちゃんとセシリアさんが憤怒の表情で一夏を見ている」
「現状報告はいらなかったぜ……」
涙を拭きなよ……ハンカチはあるからさ。
現状を簡易的に説明すると、
一夏とトレーニングするためにアリーナに向かう
↓
箒ちゃんとセシリアさんが言い争い中
↓
一夏が地雷を踏み抜く
↓
2人大☆爆☆発 ←今ここ。
要は一夏が悪い。
「な、なんでだ?どっちと練習したいかって聞かれて両方って答えたのがいけなかったのか!?」
「ん~後それを言った時の笑顔が確実にOUT」
「なん……だと?」
orz状態になっても問題は解決しないよ?
ほら、早くISを起動させないと。
「静」
「ん?」
「俺……この訓練が終わったら静の手料理食うんだ」
「見事な死亡フラグをありがとう」
しかも僕の手料理って言った辺りから2人の殺気が凄いや。
さすが一夏!僕に出来ない事(フラグ乱立)を平然とやってのける!
……まぁそこに痺れも憧れもしないけどね。
「かかって来い!」
「「覚悟は出来ているな?(ますわね?)」」
「うぉおおおおおおおおおおおおおお!!」
一夏の勇気が世界を救うと信じて!
ご愛読ありがとうございました。作者の次回作にご期待ください。
完
いや、終わらないよ?
佐天様、感想感謝です!
さて、この勢いのまま1巻終了まで駆け抜けていく事ができるのかどうかわかりませんが精一杯頑張ります!
一応後4、5話くらいかなーと思ってたり。
早ければ3話か4話なんですけどね。
どんどん書き上げたいと思います!
最初から修正じゃなくて書きなおしておけばよかったとか考えてるのは内緒です。
感想、評価お待ちしてます。
感想に返信があった時はあぁ、次話が投稿されてる(される)んだなと思ってくださいな。
基本返信は本編を書き上げてから書いてますので。
ではでは!次話でお会いしましょう!