するとあら不思議・・・今までの遅さが嘘のように進む進む。
もしかしたら修正ではなく完全に書きなおしするかもです。
それでもとある断罪者の御2人には出ていただきますが。
オリキャラは出しても転生者は一切出しませんのでご安心を。
「はぁ…なんでばれたんだろう」
千冬姉さんが男子トイレの目の前にいた事は特に気にする必要はないんだろうけど…(実際は静の姿が見えたので尾行してました)
ある意味一番ばれたくない人にばれちゃったよ。
「まぁ血を吐くとこ見られてないだろうけど言葉に出すのはミスだったなぁ…普通の人が聞いたら「何言ってんだコイツ…」ってなってただろうし」
まぁその時はその時で誤魔化すけどね。
さすがに「厨二乙」って言われたら問答無用で気羅撃ちこむけど。
それはさておき…この後どうしよ。
一応箒ちゃんには知らせてあるからもう少し後に戻りたいんだけど…。
こういう時は…、
「散歩でもしよっか」
散歩はいいよね。
気分転換には最適だよ。
まぁ世の中には散歩のはずなのに海外に行ってる人もいたりするんだけど(静の知人です)
僕は方向音痴じゃないから大丈夫だけどそういう人って大抵「自分は大丈夫、絶対に迷いません!」とか言うよね。
まぁ自覚なしの方は仕方ないけど自覚ありで尚且つ直さない人は性質が悪いよね。
「あ、今度の一夏のトレーニング何にしようかなぁ…爆撃はもういいだろうし不意打ちにもある程度対応できるようになったし…」
まぁトレーニングするたびに一夏は瀕死になってるんだけどね。
そんな一夏に合掌。
でもそのたびに成長してるからきっと一夏はスーパー野菜人だね。
きっといつか怒りがきっかけで金髪になったり髪の毛が異様に伸びたりするんだろうね…楽しみだなぁ。
もしかしたら尻尾生えるかも……。
「……駄目だ、思考が逸れる」
もう癖みたいなものだから気にしないようにしようとは思ってるんだけどね~。
どうも妙なとこで別の余計な事考えちゃうのは直せないみたいだなぁ。
そう思っていると、少し離れた場所から声が聞こえた。
「あぁもう!受付ってどこにあるのよ!こんな地図じゃあ永遠に着かないわよ!なによ!何で日本地図が渡されるのよ!普通近場の駅とか学園までの道が分かる地図でしょ!?どうして日本全体なのよ!」
ん?凄い事を言ってるような言ってないような…でもこの声は聞いた事ある声だなぁ。
もう少し聞いてみよう、面白そうだから。
「というよりよくあたしもここまで辿り着けたわね…逆に褒めてもらえるレベルじゃない、というより向かう前日に地図が渡されてしかもそれが日本地図って…あたしキレてもいいレベルよね?どう考えても不備とかそんなレベルじゃないもの」
そうだね。間違いなく怒ってもいいと思うよ。
「しかも地図が最新のものじゃないし……この地図の東京の部分江戸って書いてあるんだけど…確実にツッコミ待ちよね?コレ…日本地図なだけでも駄目なのに年代物って」
それはもう売却するレベルだね。というよりよくそんな地図を用意できたよね。
……1人漫才を見てるのも面白いけどもうそろそろ喋りかけようかな…せっかく久々に会う子だし。
「いや、逆にポジティブに考えるのよ…世界地図が渡されなかっただけマシって」
「いやいや、普通はちゃんとした地図が渡されるからね?君のとこがおかしいだけだからね?」
「それもそうよね、じゃあこの怒りは誰にぶつけたらいいのかしら」
「そうだね~一夏にぶつけたら?案外爽快かもね」
「それもいいわね~じゃあ一夏に会ったらさっそく……」
「どうしたの?鈴」
僕が話しかけても案外漫才が進んでたからノったんだけど…何か拙かったかな?
「静!?アンタいつの間に!」
「いや…ああもう!のとこから」
「最初から!?ならどうしてすぐに話しかけてこなかったのよ!」
「ん~鈴の1人漫才を見てたかったから?」
「誰が漫才なんてしてるのよ!結構死活問題なのよ!?ここまで来るの相当苦労したのよ!?」
だろうね。
というより日本地図だけでここまで来れたのはある意味異常だよね。
「…そういえばそういう奴だったわね、アンタって」
「鈴が僕の事よく理解してくれてて嬉しいよ」
「あ、当たり前でしょ!好きな人の事くらい理解してるわよ…」
「ん?後半よく聞こえなかったんだけど」
「何でもない!何でも!」
何で顔が真っ赤に…恥ずかしい事でも考えてたのかな?
それとも一夏の事でも考えてたのかな?
「そ、それはそうと!静!なんでアンタ達IS動かしてんのよ、聞いた時本気で麦茶噴いたじゃない」
「いや、麦茶は知らないよ…というより僕は完全に一夏のせいなんだけどね?」
というよりそういう報告って真面目に聞くんだよね?何で麦茶飲んでるのさ…。
「一夏の?」
「うん、一夏がISを起動させちゃう→僕逃げる→一夏「死なばもろとも!」→僕も起動させちゃう」
「うん、一夏が悪いわね」
そうだよね。
まぁ油断してた僕も悪いんだけど。
「で?一夏は元気にしてるの?アンタはいつも通りだけど」
「それは喜んでいいのかな?まぁ一夏は元気にしてるよ……時々トレーニングで瀕死になってるけど」
「いいと思うわよ?そうかぁ……一夏は元気なんだ、よかったよかった」
あ、瀕死の部分はスルーですか。
まぁ瀕死にしてるの僕なんですけどね。
「で、鈴は受付探してるんでしょ?案内しようか?」
「ホント?助かるわ~冗談抜きでこのままだと辿り着けそうにないもの」
「だろうね」
でもパンフレットくらいはあるんじゃないかな?
それに学園内の地図とか載ってたはずだけど。
「……その方法は考え付かなかったわ、静アンタ天才?」
「いや、普通はそうするでしょ」
昔から妙なとこで抜けてるよね。
うっか鈴とか言われないように気をつけた方がいいんじゃないかな。
「受付はここからすぐだからさっさと向かうよ」
「了解、ありがとね」
「ううん、幼馴染として当然だよ」
今日は悪い事と良い事両方ある日だね。
まぁ良い事で帳消しに出来たと思っておこう。
……一夏の胃はストレスでマッハだろうけど。
◆
「ここが受付、まぁ後は1人で大丈夫だろうから僕は行くよ」
「そうね、静も大変だろうし」
いや、まぁ大変なのは確かだけどある意味僕より大変なのは一夏だし。
大変な目に遭ってる一夏を見るのが最近の僕の癒しだし。
「静……悪い顔になってるわよ?」
「ナンノコトカナー」
「まぁあたしに被害がなければいいわよ」
「うん、多分ないよ」
ないよね?
「じゃあね、また明日」
「うん、今日は静に会えてよかったわ」
「僕も鈴に会えてよかった……それとこれは関係ないんだけど僕のクラスの代表は一夏だからね~」
「まったく関係ないわね…まぁあたしも代表になろうと思ってたからいいけど……一夏には明日宣戦布告しとこうかしら」
「じゃあ黙ってるね」
「お願い」
「うん」
これは楽しみが増えたなぁ~。
そう思いながら僕は鈴と別れ、部屋に戻った。
これは完全な蛇足だけど部屋に戻って箒ちゃんに話しかけたら、
「静から私以外の女のにおいがする……誰に会ってたんだ?」
って言われて凄く驚いた。
うん、いつから箒ちゃんは人間をやめたのかな?
いや鼻がいいだけだよね?急に天井に足をつきながら歩いたりしないよね?
変な仮面被ってないよね?
「静のためなら人間だってやめられるぞ?」
「勘弁してください」
いや、本気で。
佐天様、感想感謝です!
今回は何故かギャグに挑戦してみようとおもってしまったのでこんな感じに。
いや、シリアスも書きますよ?ええ、タイトルでイメージできるように。
でもギャグもしっかり磨きたいのですよ。
・・・まぁ誰も笑えないしょうもないギャグばかりですけどね!
では!次からは修正ではなく完全新規で書いていくのでもしかしたら執筆スピードあがるかもです!