どうも最近球磨川君みたいだよなお前って言われた龍賀です。
しかも否定できませんでした。
あれー?
とと、まぁとにかく。
今回は冗談抜きで番外編ですのでキャラ崩壊は当たり前(駄目です)なのでそれを覚悟した上で読んでくださいな。
まぁ本編は書き始めてますので、そんなに遅くはならないと思います。
では!これからも否定せし少年の軌跡を宜しくお願いします!
お気に入り100件超え記念番外編
【一夏、余分な言葉によって沈む】
「にしても静がISを動かせるのってやっぱり…」
「やっぱり?」
「その見た目だろうなぁ~って」
「……」
一夏の言葉を聴いた瞬間、静が構える。
「あ、あれ?」
「一夏を隣の教室へシュート!」
ドゴォ!
「超☆エキサイティン!?」
静による蹴りで一夏、リタイア。
とぅーびーこんてぃにゅー?
「再起不能ってか?うるさいわ!」
【セシリア戦後】
「一夏」
「ん?」
セシリアとの勝負が終わり、自身の弱さを自覚した一夏の元に静が現れる。
「負けた君には僕からプレゼントをあげよう」
「何故だろうか……プレゼントと書いて拷問と読めちまった」
「お望みならそうするけど?」
「負けてすいませんでしたー!!」
「いや、謝るなら箒ちゃんにでしょ?」
「箒!本当にすまん!」
「何、気にするな……修行を増やせばよいのだろう?」
「これ以上は死ぬ!」
「大丈夫…人間、死ぬ!って言ってるやつほど死なないから」
「なん……だと?」
この時の静の顔は悪魔を超えた何かに見えたそうな。
【修行風景・その1】
「ほら!早く避ける!防御は基本だけれども一夏は基本回避を選択するべきなんだ、だからひたすら避けて」
「無茶!言うな!これは!修行じゃねぇ!いじめって言うんだ!」
静の爆撃を死ぬ気で回避し続ける一夏。
しかし限界が来るのが人の悲しき運命(運命と書いてサダメと読む)。
「あ、」
ドゴーン!
「あべしっ!?」
どこかのモヒカン野郎のような悲鳴を上げて倒れる一夏。
残念ながら静は北斗○拳習得者ではないのでザクロは咲かない。
「大丈夫?」
「し、死ぬ……1200本のミサイルに400のレーザー全て回避……これなんて無理ゲー」
「いけるいける、千冬姉さんが出来たんだよ?一夏もいけるいける!」
「千冬姉が特別なんだぞ!?普通できるかぁあああああ!」
「非常識の塊の一夏ならいける!」
「お前に言われたくないぞ!?」
「……その命、神に返しなさい」
「193!?本気で死ぬ!!」
一夏は逃走を始めるが……その逃避が5秒持たなかったのは…言うまでもない。
【修行風景・その2】
「今日は攻撃だよ」
「お、おぉ…やっと攻撃に入れる」
「とりあえず今日は僕が相手するから一夏は好きなように攻撃してきて」
「……反撃は?」
「ん?手は出さないよ?」
その一言に心底安心したような表情を浮かべる一夏。
しかし相手が静なのを忘れてはいけない。
知ってか知らずか……いや、理解しているのであろう箒は一夏に黙祷をしていた。
「うぉおおおおお!いくぞぉおおおお!」
「シッ!」
グシャッ
「…反撃は無しなんじゃないんですか?」
「手は出さないとしか言ってないよ?誰も足を出さないとは言ってない」
「う、ウソダドンドコドーン!!」
「僕は悪くない」
その後。一夏を見た者は誰もいなかった……。
G A M E O V E R
「勝手に人を殺すな!」
「ふーん……まだまだ余裕だね?じゃあ…飛ばして逝くよ?」
「字がちが…いや、マジ勘弁…ぎゃああああああああ!?」
修行風景を見ていた箒とセシリアは同時に思った。
(一夏(さん)強く生きろ(てください))
【こんな千冬さんは嫌だ】
「ガハッ!?グフッ!!」
「……」
トイレで静が血を吐いている時の千冬さんの心境。
「(静が血を吐いているだと!?誰だ!誰が病原菌を静にうつした!あの時偶然通りすがったもやしか!?それともやたらお宝を探していた男か!?)」
病気だと断定しまったくの無関係な存在に八つ当たりを始める千冬さん。
というよりもその2人は誰だろうか…もしや世界の破壊者だったり怪盗だったりするのだろうか。
「(よし、もし本当にそうだったら殺そう、跡形もなく、後腐れもないように……いやいや、まずは静の治療だ。何よりも優先しなければならん事情だ)」
物騒な事を考えているかと思いきや急にまとも…いや、かなりのブラコンが入っているような気がしないでもないが、この際無視するべき事象だろう。
が、どうやら静の看病で落ち着いたらしい。
「周防」
「あ、ち…織斑先生」
「大丈夫なのか?(素直に心配できないのは何故ダァアアアアアアアアア!?大丈夫なのか?以外に聞くことがあっただろう!?)」
「?はい」
「そうか…(大丈夫な訳あるか!血を吐いた時点で充分アウトだ!今すぐ保健室?いや、救急車か!)」
この人。顔は仏頂面で何を考えているか分からない表情なのに心境はカオスである。
きっと心が読めたならエ○シ○ア2の主人公のような表情をするかもしれない。
「無理だけはするなよ?(静が無理をしない訳ないだろぉおおおおおお!?何を言っているんだ!私はぁああああああああああ!!)」
心の中は大絶叫である。
というよりももうこの人はだめかもしれない。
……というより誰だこの人。
そう思わざるおえない状況なのだが……それを知る者は殆んどいないのであった。
【静の寝起きの悪さの検証・ver箒】
静は寝起きが悪い。
いや、普通の人からしたら充分良いのかもしれない。
しかし考えても見てくれ。
もし静が寝起きに、
「ほ~きちゃんだ~おはよ~」
などとかなりくぁいい(可愛いの完全上位互換(箒論))笑顔で笑いかけるなど夢であってもありえない。
だがこれは現実。
やはり現実は非常だ……どこかの漫画で言っていた気がする。
「ふみゅ…」
「ガハッ!?」
なんという破壊力!
これは……危険なものだ!こんなモノが地上で使われていたら!(箒は混乱している)
もしも千冬さんがみていても同じ感想を得られるだろう……私はそう確信している。(いらぬ確信である)
「ほ~きちゃん~もーすこしねかしぇて…」
「あ、あぁ」
駄目だ……お持ち帰りしては駄目だろうか?
駄目?…だが断る!
あんな生物兵器……私がしっかり管理せねばなるまい。
いや、一応コレは日記として残している文だ。
一夏や千冬さん…それに鈴もみるんだったな。
なら…戦争の準備でもしなければ。
日誌はここで途切れている……。
この日誌が書かれた後日、IS学園内にて、第1次静争奪戦争が開催されたのは言うまでもない。
そこにはさりげなくどこぞやの学園最強さんが混ざっていたとか。
【静の預かり知らぬ場所にて】
この話は中学時代までさかのぼる。
「一夏…約束のブツはきちんと用意してるんでしょうね?」
「あ、あぁ……一応持って来てるけどさぁ、これ静にばれたら俺が殺されるんだが」
「大丈夫よ、アンタが死んだらあたしが骨だけ拾ってあげる」
「死ぬこと前提!?」
「何を当たり前の事を…」
「そんな危ない事させるなよな!?」
「大丈夫よ、さすがに死にはしないでしょ……多分」
「ボソッと多分って聞こえたぞ!?」
「うるさいわね!それよりも!」
どうやら鈴は一夏が秘密裏に持ってきたブツとやらに興味があるようだ。
「……コレだろ?」
そういいながら一夏が取り出したものとは…、
「フフフ…やっぱり可愛いわね~静の写真」
そう。静の昔の写真である。
いや、つい最近の写真もあるため一纏めに昔とはいえないが。
「…これ以上はリアルで俺の寿命がストレス以外の何かでマッハなんだけど」
「大丈夫よ、静は殺したりはしないわよ……殺したりは」
「死ななければ安いってやつだな!?」
「そうだよ?」
「あ……」
「そうだよって酷いな鈴、もう少し静以外の事を考えてくれよ」
「そう?でも充分鈴は一夏の事考えてると思うんだけどなー」
「そうかぁ?どう考えても静の事しか考えてないだろ……鈴?」
「一夏……後ろ後ろ」
「?」
鈴の顔面蒼白な姿を見て疑問に思った一夏は後ろを見る。
すると、
「やぁ」
普段は無表情な静が笑顔でそこに存在した。
この時一夏は「俺オワタ」とか思ってたとかなんとか。
「覚悟はいいかい?」
「救いはないんですか!?」
「救いはないね」
「へへ……やっぱ俺って…」
「しばらく反省してなよ?」
ドグシャッ!
妙な音を響かせながら、一夏は吹き飛んだ。
この時鈴はこう思ったそうな。
(静は絶対に怒らせちゃ駄目ね)
【一夏「世界の悪意が見えるようだよ……」】
ここはIS学園の食堂。
一夏は訓練が終わったため、少し早めの夕食にする事にしたためここにいる。
「はぁ……いくらなんでも厳しすぎるだろあの修行、なんでフルレンジ攻撃なんだよ…しかもミサイルとビットと刀」
どう考えても普通の存在相手にする修行内容ではないのは確実だが、一夏は何故かその修行に辛いながらも着いていっている。
そのあたりが一夏人外説を漂わせている原因だったりするのであろう。
「はぁ…今日はとりあえず少し変わった物でも食べようかな」
その少しが致命傷にならない事を祈る。
「お、この『思わず狂戦士のような叫びをあげたくなるビーフシチュー』っていうのは面白そうだ」
それは思いっきり地雷である……どうしてそんなものを一夏は選択してしまったのか。
思わず何処かの偉い人?が「神はいっている……ここで選ぶ運命(と書いてサダメ)と」とかいってるのかと。
「あ、飲み物は初恋ジュースでいいか」
それはこの語り部もお勧めできないほどの悪意の塊である。
きっと何処かの武器が新型な人も耐え切れない程の苦味とかがあるに違いない。初恋は苦いものという認識があるためだが。
どうやら一夏君は修行の辛さで頭が残念になってしまわれたようだ。
「ずいぶんな言い様だな!?」
普通は選ばないゲテモノなモノを選んでいる存在への対応はコレが適切である。
「…というより俺は誰にツッコミを?本当に疲れてんだな……コレ食べ終わったら寝よう、風呂は明日でいいや」
風呂好きがここまでいう程の修行(と書いて拷問、もしくは調教と読む)はさすがである。
「ん?このビーフシチュー……色が黄金色だと?」
しかも微妙に黒ずんでいるのである。
思わず何というこの世全ての悪かと呟いた一夏は悪くないだろう……語り部的にはこの世界に型○がある事に驚きだが。
ある意味いまさらなのかもしれない。
「いただきます」
だが一夏も何処かテンションがおかしいのか、疑問に思いながらも黒ずんだ泥のようなシチューを口に運ぶ。
これはもはや勇者と呼んでもいいかもしれない。
「■ ■ ■ ■ ■ ■--------!?」
一口食べた瞬間、口の中が見事に混沌と化したようで。
一夏の口からはおおよそ人が発してはいけないような声が出る。
これが狂戦士なのか……と場違いな事を思考しているあたり一夏にはまだ余裕があるのかもしれない。
その後、一夏は無事?完食した。
しかしさすがに初恋ジュースは飲む気力がなかったため、近くにいた山田先生に渡したそうな。
山田先生は涙を流しながら、
「……これが初恋の味ですか……すごく苦いです」
とこぼしてたそうな。