ー亡き者が幻想の世界へー 居候の物語   作:TSUTAYA

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6話 修行の始まり

昨日は酷い目にあったらしいが記憶にないからそれは置いといて。

 

今日は妖夢と修行スタートだ!

早速庭に出て刀だと斬れるをするのが嫌だから木刀で練習をしていた。だが木刀も痛い、さっきから切りに掛かるのだが当たならい。

 

「刀に使われるのではなく自分の手足の様に使うんですよ!そこっ甘い。」

 

斬りった後の体制が崩れた所に一撃をもらう。

 

「痛い!うーん・・難しいなぁ。こうか?」

 

「構えがなっていません!いいですか?ここをこうして、動きやすい型をまず覚えましょう。」

 

なんだかんだ頑張るものの結局1日目は駄目だった。

 

 

 

そして夜になる。

雄介は瞑想をしていた。

 

(誰かが言ってたんだよな人間は精神、魂、肉体から出来ている。死んでそれらがバラバラになったから今の俺が居るとして、薬を飲んだ時に産まれた人格はなんだ?あの異常な力の感覚はある。肉体?それが共有させるとしたら……俺が精神で奴が魂なのか。)

 

心の中で声がした。

 

(当たりだよ、俺様に気づくの早かったじゃないか。招待してやるよ、もう1人の俺ちゃん。)

 

そうして少年は心の世界へと消えて行った。

 

 

 

 

 

 

そこには目の前に自分が居た。

両手の肘手からは刀が生えていて

異常な霊気

刀身には無数の目

 

「此処はって俺がもう1人?・・そっか、魂の俺の居場所に来たのか。」

 

「そうだよ、お前の霊気を抑えてやっているのが俺様だ。今のままでは消滅するからな……1度しんで肉体を失っただろ?それでバランスが崩れやがったのさ。」

 

彼は苦しそうだった。自分の霊気は成長していった訳では無く、肉体と魂が分担し抑えていたのだ。

 

「そうか、何か出来る事はないか?」

 

「二つ選択をやる、一つ目は俺に人格の主導権を渡せ!それなら霊力を使いまくってなんとか存在だけは保てる。二つ目は俺らで霊力を分担する事だが、この力はお前がコントロールしなければいけない。俺様を見付けて此処まで来れる程度に成長したならなんとかなるだろう、テストは受けて貰うぜ?」

 

目の前の俺がなんとか笑顔を作ろうとするが苦痛に顔を歪めていた。

 

「今までありがとな……でも一つ目は却下だ!被害者が出るんだろう?分担しよう、テストとはなんだ?」

 

「そう言うと思ったぜ、俺もわざわざ表に出たくないからな。この中は居心地がいいんだ、お前が霊を視る様になったのは肉体の奴が死にたがったからだ、おかげで酷い目に合ったなお互い。奴が消えてからはもっと酷くなっているが……まあなんとかしてやるよ!力を開放してやらせてもらうぜ?長く持ちそうにないんだ。」

 

そういい彼は胸に刀を刺す。

其処から霊気が噴き出る

目が充血なのか赤い

姿が黒くなる

 

「ああ、ソレに勝てたら俺に力を貸してくれ!」

 

「こうなると加減は出来ないぜ、全力でやり合おうじゃないか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

紫さんが隙間で幻想郷中を探してくれていたのだが祐介の存在を確認出来ずにいた。

 

「幽々子、妖夢、彼なんだけど多分存在が消えたかもしれないわ。居ないの何処にも・・」

 

幽々子さんは横にある団子を食べずに、ご飯も最近食べていない。

 

「そう、ありがとね紫。でも待つわよ家族なんだから、妖夢も先日から探しに行って帰って来ないし…」

 




はたしてこの先どうなるのか?
次回へ続く!







今回はあえて短くしました。

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