の割りにあまり進んでいないというね……。
ええ、遅れた理由としましては……夜勤に入ったという事と……最近、ポケモン熱が再熱しました!!!
やっべぇよ何だよこのBWからの変わり様!!??BWは正直つまらんかったから見てなかったけどXYやべぇ!
新曲のXY&Zかっけぇし!これからのポケモンに目が離せないZ!
ほむらちゃんを保健室に連れて行き、教室に戻ってきたんだけど、既にFクラスはクリアしたのか違う教室の中が画面に映し出されていた。
「雄二」
「おお明久。暁美はどうだった?」
「いや、気絶しちゃってるってわかってたでしょ?先生いなかったからとりあえずベッドに寝かせてきた。それで?」
「ああ、Fクラスはクリアしたぞ。今はEクラスを攻略中だ」
「へぇ」
「あっちもこの映像を見てやがってな。それで結構な組が脱落した」
「え?そうなの?」
「……Fクラスでのあの奇襲戦法から見ても恐らく。98パーセントの確立」
「それって殆ど100パーセントだよね?にしても、それにしてはこのクラスではあまり仕掛けてこないね」
そう、先ほどからEクラスに突入した生徒達は脱落してはいない。
あちらもこの映像を見ているのなら何かしらやってくる筈なんだけどな。
「明久君、ちょっと手握っててもいい?」
「?まどかちゃん?」
どうやらさやかちゃんの必死の介抱?によって目覚めたみたいだけど……やっぱり不安なのかな?
「ごめんね、やっぱりちょっと怖くて……」
やっぱりそうみたいだ。不安で不安で仕方ないみたい。
「うん、いいよ。僕なんかでよければね」
僕は喜んで手を差し出す。まどかちゃんはおずおずといった感じで僕の出した手を掴む。
すると、はにかんだ笑みを見せてくれた。
「えへへ……ありがとう、明久君」
「っ!?」
ぐっはぁぁぁぁぁぁぁ!!!??
……………………はっ!?いかん、あまりの可愛さに一瞬意識が飛びかけた……!
やっぱり惚れた弱みって言うのかな?
僕はそんな事を考えながら画面を見続ける。
(ぐぬぬ……まどかめぇ……!幸薄少女を気取っているというのか!?あたしはあんたをそんな子に育てた覚えはありませんよ!?)
(いや、お前さっきは嫁とか言ってなかったか?)
何か小さな声での話し声が聞こえたので後ろをちらっと見てみると、なぜか歯軋りしているさやかちゃんとそれを宥める杏子ちゃんの姿があった。
?何があったんだろ?
『何だ?』
『雰囲気変わったね』
っと、どうやら何か動きがあったみたいだ。
画面に視線を移すと、確かに先ほどまでとは何か雰囲気が違った。
「何だ?何を仕掛けてこようとしている?」
「何やら広い場所に出たようにも見えるの……」
「……油断禁物」
雄二達も相手が何をしてこようとしているのか決めあぐねているみたいだ。
それほどまでに相手の出方が読めない。一体何を仕掛けてこようとしているのか。
「うぅ……」
まどかちゃんは今の段階で既に涙目になってるし。
「大丈夫だよ、まどかちゃん」
僕は出来るだけ優しく言ってまどかちゃんの手を握り締める。
「あ……」
「僕がついてるから、ね?」
「明久君……うん!」
まどかちゃんは何とか立ち直ってくれたみたいだ。
「広めの空間じゃな……ん?雄二よ、中央の上部に照明器具のような物が見えるのじゃが……」
「照明だと?」
秀吉の言った通り確かに上の方を見てみると、照明器具があった。
『何だか不気味だな』
『ああ。よく分からねぇけど、ヤバい感じがするね』
近くにいたペアも周りの雰囲気に気が付いたみたいだね。
「……人」
康太が呟く。確かに中央に位置する場所に人影が見える。
というか、よく見えたね康太。僕でも目を凝らさないと見えなかったのに。
「あれが奴らの作戦か?いや、囮という可能性も……」
『突っ立っていても仕方がない。先に進むぞ』
『分かった』
二人が歩を進め、カメラもそれに伴って暗闇の奥を映しださんと移動していく。
そして、二人が空間の中央まであと三歩、といったところで、『バン』と荒々しく照明のスイッチが入る音が響き渡る。
暗闇から一転して光の溢れだしたモニターの中央には、常夏コンビの片割れである変態先輩こと夏川先輩がスポットライトを浴びて静かに佇んでいた。
全身フリルだらけのゴシックロリータファッションで。
…………………………………………
一瞬の静寂の後
『『『『『『『『『ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?????』』』』』』』』』
モニター内の組、並びにこちらでも悲鳴が上がる。
もう阿鼻叫喚だ。カオスと言ってもいいかもしれない。
僕?僕はあんなのよりも怖いの体験してるからねぇ……主に魔女関連で。
しかし、まどかちゃんは耐え切れないかもしれない。なので
「え、えっと明久君?な、何で私を抱きしめてるの?」
「大丈夫だよ、だから何にも気にしなくてもいいんだよ?」
「う、うん……(明久君の腕の中、温かいな……)」
まどかちゃんを抱きしめてあの汚物を見せないようにしている。
「坊主野郎め!やってくれやがったな!」
「あ、あれはさすがにワシでも耐え切れんのじゃ!!」
「……人の世界に舞い降りた地獄の使者……!」
うん、康太。そんな表現じゃ生ぬるいからね?
「え、え?何?何が起こったの?」
「ああ、お前は気にしなくていいよ、木下」
「そうそう、見ない方が精神衛生上いいから」
「えぇぇ!?な、何が映ってるのか余計に気になるよ~!?」
杏子ちゃんとさやかちゃんはまだ耐性があり余裕があったのか優子さんと工藤さんの目を塞いでいる。
「きゃぁああ!?お化け!いや、お化けじゃないですけど、お化けより怖いです!」
「うぅぅぅっ! 夢に見る……!」
姫路さんと島田さんも苦しそうだ。いや、あれを普通に見て普通でいられる人がいたら何かしらの訓練を受けているようにしか見えないしね。
というか、それでも無理じゃね?
「ちっくしょう!なんて物を見せやがる!翔子の目が腐ったらどうしてくれるんだ!?」
「雄二……苦しい……」
「待ってろ、今すぐあの汚物をこの世から消し去ってやる策を考え付いてやる……!」
雄二は雄二で何か突拍子もない事言ってるし。というか、本気で出来そうで怖いし。
「くそっ……あたしも保健室で休んどけばよかった……!」
「何なら休んでくれば?…………そのおかげであたしが明久と回れるかもしれないしねっ♪」
「聞こえてっぞさやか?」
「おっとと……」
余裕あるなぁ、二人とも。
『何だ?今、こっちの方から何か聞こえなかったか?』
『ああ。間違いない。 そこで悲鳴g』
ーギャァァァァァァァアアアアアアア!!!!-
はっ、しまった!!
悲鳴が呼び水になってマズいことになっている!
「雄二、早く何か手を!」
「ダメだ、今から突入しようとしている奴らならまだ何とか出来るが……!」
「もう既に突入してしまっている者達にこの事を伝える手段がない……!」
「……もう、諦めるしか」
そんな!?それじゃやられていくのを黙って見ているしかないのか!?
『ぎゃぁああーっ!誰か、誰か助k……』
『嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だ!頼むからここからだしてくれ!』
『助けてくれ!それができないならせめ殺してくれ!』
『いやぁぁぁぁああ!!!!!!??????』
『奇g&p$#~*krt!?』
『アァッ-!!!!』
「……………………突入部隊……………………………ぜ、全滅……………………!」
重い空気の中、そんな報告が康太の口からもたらされる。
「くそが……!どうする…………奴に対抗できる手段は…………!」
「……雄二」
「何だ!?」
雄二が対抗策を考える中、康太が手を挙げる。
「……立候補する」
「……なんだと?」
「……俺には、あれを破る策がある」
康太がそう言った。
「本当なの、康太!?」
「だとしたらすげぇじゃん!!」
「本当なんだろうな、康太?」
雄二は確認の為に今一度聞いた。
「……任せろ、この世の地獄を奴に見せてやる!」
「よしわかった!今行こうとしている部隊を下がらせろ!代わりに康太・工藤ペアを向かわせる!」
そう言い放った雄二に続くように工藤さんと康太が入り口に向かう。
「……愛子、 は持ってるか?」
「え、うん、持ってるけど……ああ、そういう事ね?」
「……まさにこの世の地獄だからな」
そんな不穏な事を二人は相談しあっていた。
…………すいません、前書きで暴走しましたwww
とにかくこんな感じではありますが、恐らく年内投稿はこれが最後になるかと。
時間があれば大晦日とかに投稿出来る……かも?