魔法少女と召喚獣   作:レゾナ

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アンケート結果!

まどか:4票

ほむら:3票

さやか:2票

杏子:3票

マミ:2票

という訳で……まどかちゃんに決定致しました!


第8話 召喚大会一回戦

うん、まどかちゃんと一緒に参加しようかな。

 

本当は杏子ちゃんとかと参加してみたかったんだけど……。

 

杏子ちゃん、召喚獣の操作とかも数回すれば慣れそうなんだよね……。

 

「じゃ、まどかちゃんを誘おうかな?」

 

僕はそう決めてAクラスへと向かった。

 

「あれ?明久くん?」

 

と、Aクラスに向かう途中でまどかちゃんと会った。

 

「あ、まどかちゃん。よかった、丁度探してた所だったんだ」

 

「私を?何か用があるの?」

 

「うん。召喚大会なんだけど……一緒に出ない?」

 

「……………………」

 

…………?何で無言?

 

「え……ええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!???」

 

「ギャアアアアアアアアアッ!!!?」

 

み、耳元で叫ばないでぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

 

「あ、ごめん明久くん!で、でも何で私……?」

 

「あ、あはは……いや、まどかちゃん召喚獣で戦った経験があるからね。ほむらちゃんも考えたんだけど……何だか、にべもなく断られそうで……」

 

「そ、そうなんだ……(多分、結構喜んで承諾すると思うけどな……)」

 

「それで、どう?」

 

「うん、私は問題ないよ。召喚大会にもちょっと興味あったし」

 

「よかった……」

 

これで、一安心だな……。

 

「それじゃ教室に戻ろうか」

 

「うん♪」

 

?何だかまどかちゃんの機嫌が良くなってる……何でだろ?

 

 

 

「あ?召喚大会だ?出ねぇよ」

 

「何だ、残念……」

 

雄二が来ていたので召喚大会に出るかを聞いてみた所、出ないらしい。

 

「何だ、お前も出るのか?」

 

「うん……って、も?もって事はそっちのクラスからも誰か出るの?」

 

「ああ、島田と姫路が出るらしい。何でも姫路が転校する危機なんだと」

 

「ふぅん……それってFクラスの設備の問題?」

 

「ああ」

 

そっか……まあ、確かにあの設備じゃそうなるよね……。

 

「あれ?吉井?召喚大会の事話してるの?」

 

と、噂をすればなんとやらだ。島田さんと姫路さんがやってきた。

 

「うん、それで雄二から聞いてたんだけど、召喚大会に出るって?」

 

「はい!お父さんを見返してやるんです!」

 

うぅん……それはかえって逆になりそうな気が……。

 

姫路さんのお父さんが危惧しているのはFクラスにいて姫路さんの学力が下がらないかだ。

 

つまりは、ここで姫路さんが出ても意味はない。

 

そして姫路さんの学力が下がっていればますます転校する可能性が高くなるというのに……。

 

まあ、気がついてないみたいだし、言わないでおこう。

 

こういう事は自分で気づかないとね。

 

「もしかして、賞品が目的とか……?」

 

島田さんがそう聞いてきたので

 

「うーん。一応そういう事になるのかな」

 

嘘ではないのでそう返す。

 

「……誰と行くつもり?」

 

?何で誰といくかを聞かれないといけないんだ?

 

「え?」

 

「吉井君。私も知りたいです。誰と行くつもりなんですか?」

 

何で姫路さんまで?

 

「えっと……今の所、まどかちゃんと出る予定だけど……」

 

「美波ちゃん」

 

「瑞希」

 

「「殺るわよ」」

 

「ちょっと待って!?僕何かした!?何で二人して釘バットを持ってるの!?」

 

僕、何もしてないんだけど……。

 

「明久、この二人は優勝商品のチケットが欲しいのさ」

 

「チケット?ああ……」

 

そういえばチケットもあったよね。僕にとってはそっちはどうでもよかったからな……。すっかり忘れてた……。

 

「貴女達……命令を忘れたのかしら……?」

 

と、二人の背後からほむらちゃんがやってきた。その手には銃が握られている。

 

「って、何で銃何で持ってるのよ!?」

 

「銃刀法違反です!」

 

「大丈夫よ、モデルガンだから。まあ、詰めてるのは硬質ゴム弾だから、当たると凄く痛いけどね……貴女達は命令を破ったから、今から西村先生の補習ね」

 

「何でよ!?ウチ達は今から吉井にお仕置きしないといけないのよ!?」

 

「お仕置きをするから逃れられるというのは意味もない言い訳よ?それに」

 

ガラッ

 

「暁美、来たぞ」

 

「もう呼んでいるし」

 

ほむらちゃんの言う通り西村先生がやってきた。

 

「暁美からお前たちが約束を破ったと聞いてな。代償としてこれから補修を行う」

 

そう言って西村先生は二人を担いで出て行った。

 

二人は終始僕にお仕置きしようとしていたが……。

 

 

 

 

 

そして、清涼祭当日……。

 

「「「「「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様」」」」」

 

「「「「「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様」」」」」

 

僕が育て上げた執事とメイド……ふっふっふ、死角はないっ!

 

「な、何だ…?明久がやたら威厳がでかいように見えるんだが……?」

 

「あはは……明久くん、お父さんに執事としての勉強をさせられてから執事とかメイドの話になるとああなっちゃうんだ」

 

「そこ、無駄話はしないよっ!」

 

「お、おう……(完全に性格変わってるじゃねぇか……)」

 

雄二が何かを考えているけど無視だ。なぜなら……今それどころではないのだ。

 

僕にはこの喫茶店を成功させる義務があるっ!

 

しかし、この中でもやはり群を抜いているのはまどかちゃん達だ。

 

まあ、可愛さでも一二を争う程の可愛さだしね。

 

そこにメイド服という神秘の服だ……集客力も半端ではないだろう。

 

 

 

そして時間が経って……召喚大会一回戦の時間が近づいてきた。

 

「もう、そろそろか……まどかちゃん、時間だから行こうか」

 

「あっ、うん。わかった」

 

そう言ってまどかちゃんは僕についてくる。

 

もちろん、メイド服だ。

 

何でも着替えるのがもったいないらしい。

 

あ、僕は執事服だよ。

 

そして大会の会場にたどり着き、対戦相手を見る。

 

二人共、女の子だ。

 

「えー。それでは、召喚大会一回戦を始めます」

 

高橋先生の言葉でフィールドが展開される。

 

「律子頑張ろうね」

 

「うん」

 

仲いいなあの二人。

 

「さて僕達も行こうか」

 

「うんっ」

 

まどかちゃん、緊張してるのかな……?

 

数学

Bクラス 岩下律子 179点

Bクラス 菊入真由美 163点

 

VS

 

Aクラス 鹿目まどか 498点

Aクラス 吉井明久 752点

 

「「え……?」」

 

二人はめっちゃ驚いてる。

 

まあ、それも仕方ないよね。僕とまどかちゃん、普通に400点越えてるし。

 

「えっと……岩下さんだっけ?ごめんね?」

 

「え?」

 

即斬(ブレイク・ザ・ダウン)

 

そう呟いて僕の召喚獣は岩下さんの召喚獣に向かっていく。

 

そして……走り抜ける際に真正面から一閃、そして抜き去り振り返った時にも一閃。そして上に切り上げからの真下に振り下ろす。

 

この四連続攻撃を一貫して即斬(ブレイク・ザ・ダウン)と、僕は呼んでいる。

 

…………うん、言いたい事はわかる。でもね?

 

この名前を提供された時に名前叫びながらなんて嫌ですってマミさんに言ったら

 

「あら、そうなの?でも、恥ずかしくはないわよね?男の子でしょ、明久くん?度胸で何とかいけるわよ」

 

と、マミさんの魔法であるリボンで拘束されてマスケット銃を向けられて笑顔でこう言われました。

 

あれはマジで怖かったもんな……そしてそれ以降も「これを使う際は言ってね?言わないのを確認したら……ティロ・フィナーレ祭りになるから♪」って言われたんだ……。

 

まあ、そんな事はともあれ

 

数学

 

Bクラス 岩下律子 0点 戦死

 

「え……何も出来なかった……」

 

よし、勝った。まどかちゃんは

 

「ふっ!はっ!」

 

「くっ、近づけない!」

 

まどかちゃんは矢を放ちながら菊入さんの攻撃が届かないような距離を保っている。

 

菊入さんも必死に操作して当たらないようにしているがそれも難しくなってきているのか、徐々に当たってきている。

 

「っ!今!」

 

そしてまどかちゃんは好機と感じたのか一瞬で菊入さんの召喚獣の懐に飛び込み、弦を引き絞る。

 

「しまっ……!」

 

「これで、終わりっ!」

 

その矢をまともに喰らった菊入さんの召喚獣は吹っ飛びながら消滅した。

 

数学

 

Bクラス 菊入真由美 0点 戦死

 

これにより、僕等の一回戦突破が決定した。




さあ、こんな感じでアンケートを取っていきますので……まだまだ他の女の子にも可能性はありますからね!

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