6月23日の放課後、学校が終わった後真達はジュネスの屋上――特別捜査隊本部にやってきていた。
「昨日のマヨナカテレビだけど、久慈川りせに間違いないな」
「ああ。顔が映ったからな、まず間違いない」
陽介のいきなり出した結論に真も同意する。
「じゃあ、これでまた一つ分かったね。犯人に狙われるのはテレビで報道された人だって」
「だな! 山野アナの事件関係者の線は、消えたっぽいな」
雪子の言葉に陽介は同意し、再び皆を見る。
「んで、りせだけど。朝チラッと覗いたら店にいた。マヨナカテレビに、例のバラエティみたいのが映るのは、やっぱ本人が入った後みたいだ」
「あれって、入った被害者自身が生み出してるのかもって、前言ってたよね?」
陽介の報告の次に雪子がいきなりそう話題を出した。
「どういうことか最初はイメージつかなかったけど、今は、そうなのかもって思う……映像に出てくるの“もう一人の自分”なわけだし。入った人の本音が、無意識に見えちゃうのかも」
「けどさ、マヨナカテレビっていなくなる前から見えるじゃん? いまいちハッキリ見えないやつ。あれは、なんなわけ?」
「事前に必ず映るって考えると、まるで“予告”みたいだよな……」
千枝の言葉に陽介がさっと考えたように呟く。
「犯行予告ってこと? 誰に予告してるわけ? なんのために?」
「犯人に訊けよ。俺だって、色々分かんないんだからさ」
陽介の言葉に千枝が食いつくと彼は首を横に振ってそう返す。
「結果的に、予告に見えている……っていう可能性はない?」
二人の話を聞いていた雪子がそう呟く。それに千枝が「どういう事?」と尋ねると、雪子は「被害者の心の中が映るなら、犯人の心の中も映るのかも知れないって思っただけ」と返す。
「そういう事もありえるかもな……人をテレビに入れられる、という事は犯人は俺達と同じ力を持っている可能性が高い」
雪子の言葉に真が腕組みをする。
「じゃああれは、犯人の“これから襲うぞ~!”っていう妄想?」
「それは、分かんないけど……」
千枝がそう言うと雪子はそこまでは分からないと返す。と陽介が再び腕を組んだ。
「そこまでいくと、あの世界そのものが、そういう風って気もしてくるな……被害者とか犯人とか、とにかく人の頭ん中が入り混じって出来てるモン……ってか?」
「分からないな。そもそも住人であるクマにも説明が出来ないんだ」
その言葉に真が首を横に振ると千枝が重いため息の後「相変わらずぜんぜん分からない」と叫び、ふと完二を見た。
「てゆーか、完二君、ついてきてる? さっきから、ひとっ言も喋ってないけど……」
「はえ?……あー……まーその……」
千枝の言葉に驚いたように顔を上げて言葉を濁す完二に千枝は目を細めながら「寝てたんじゃないだろーな」と呟き、それに完二は慌てたように「すっごい推理中!」と叫ぶ。
「ハァ……」
と、追求する気もなくなったのか千枝はため息をついた。
「……あの世界ってさ、ホントになんなんだろ」
そしてその次にそう呟く。それに真が頷く。
「クマの説明も“たぶん”が多くて正確性に欠けるしな」
「そもそも犯人は、なんで人をテレビに入れるのかな?」
「入れたら死ぬのは、もう分かってるはずだ……殺す気でやってんのだけは間違いない」
真が呟いた後雪子がふと疑問に思ったように呟くと陽介がそう言い、手口がテレビなのは警察が絶対に証明できないからじゃないかと述べる。
「殺しねぇ……恨みつらみか? まぁ、俺を恨んでるやつなら掃いて捨てるほどいんな」
と、完二は吐き捨てるようにそう呟いた。まあ暴走族一つ潰した過去を持つ彼だ、喧嘩などで恨みを買っていても不思議ではない……と言っても最近は妙に女子に遊ばれていると松永が語っていたのだが、真はそれは自分の心の内に留めておく。
「けど、天城先輩とか、あるんすか? 人に恨まれる覚えとか」
「ないよ」
真がそう考えている間に完二が雪子に尋ねると彼女はきっぱりと否定する。
「や、雪子……誰でも知らない内にって事、少しはあんじゃないかな……はは……」
あまりにもきっぱりとし過ぎた否定に一番彼女と付き合いが長い千枝すらも苦笑を漏らしていた。
「けど、今まで被害に遭った全員に共通する恨み……ってなると、見当つかないね」
「ま、幸いまた先回りできるチャンスだし、この際動機は後回しだ」
「ああ。捕まえて叔父さんに引き渡して、尋問してもらえばいい」
千枝の言葉に陽介がそう言うと真も頷き、真剣な目を見せる。
「とりあえず今はっきりしていること、それは久慈川さんが危ないということだ」
「……ってことは、また張り込み!?」
真の言葉に千枝が驚いたように叫ぶ、と陽介が微笑を浮かべて頷いた。
「おう! 今度こそ、犯人に先回りしようぜ!」
陽介の言葉に残る四人が頷く。
「やる気満々だね」
と、その後ろから声をかけられ陽介は驚いたように立ち上がって後ろを見る。
「やあ。一応今日のシフトは終了したし、今日は僕も出られるよ」
「あ、そういや命さん、今日は朝からでしたっけ。お疲れっす。そんで、命さんがいてくれるなら百人力っすよ!」
彼らの切り札たる命の出撃可能状態に陽介は嬉しそうに歓声を上げた。
それから彼らは商店街の四六商店へとやってくる。
「やっぱ、アンパンと牛乳だよね」
「張り込みつったら、それしかないだろ」
千枝が喜んでアンパンと牛乳を手に取り、陽介も同意する。さしずめ張り込みのための食糧補充と言ったところか。
「買うものは決まった? 早く行くよー」
『はーい』
さっさと買い物を済ませた――カロリーメイトと野菜ジュースだ――命の言葉に学生五人が口々に返して次々品物を買っていく。と、その時四六商店に一人の青年が入り、陽介がそれに気づく。
「あれ、足立さん? なんでここに?」
「え?」
陽介の言葉に青年――足立が困ったように頭をかきながら「聞き込みの最中」と返す。その後ため息交じりに何か呟いていたが、小さすぎたためよく聞こえなかったらしく全員首を傾げた。
「それより、君らこそ何してんの? 買い食い?」
「今から、豆腐屋にりせちゃんの様子見に行くんすよ」
誤魔化すように足立が尋ね返すと陽介があっさりとそう言い、足立は「そうなんだ……」と呟く。
「あ、ボ、ボクもちょうど、行くところだったんだよ」
「あ、じゃあ一緒に行きます?」
足立の言葉に千枝がそう言い、現職のデカだし、ちょっとは心強いかもと真達に呼びかける。
それから彼らは丸久豆腐店へと向かう。りせは店番をしておりその相手を足立が、雪子と千枝は店の前で談笑している振りをしており、真、陽介、完二は店の前を何往復もしている。ちなみに命は久慈川祖母と談笑をしていた。
「は、犯人め……来るなら来てみろっ」
店から出てなんかかっこつけた様子でそう言う足立に真達は呆れたような目を見せる。と、その時雪子がふと店の上を見上げ、目を丸くした。
「あっ……あれ!」
雪子の言葉に全員が彼女の見ている方を見る。そこには背にリュックを背負い双眼鏡を首から掛けた明らかに不審者が電柱をよじ登っていた。
「だっ、だれだー!」
刑事である足立が素っ頓狂な悲鳴を上げ、それで気づかれたことに気づいた不審者は急いで電柱から降り、彼らに背を向けて逃げ出す。
「あっ、逃げた!」
「待ちやがれっ!!」
千枝が叫び、完二が一番に飛び出すと真達もその後に続く。
「逃げんなテメ……このっ!」
宅配トラックが横を通るのを脇目にしながら完二が叫び、不審者は車の走っている道路まで追い詰められると彼らの方を向く。
「く、来るな!」
「るっせ! んなの聞く馬鹿が――」
「と、飛び込むぞ! 僕が車に轢かれてもいーのか!?」
「な、なんだそりゃ……」
不審者の叫びに完二がそう言うと不審者は自分が車の走っている道路に飛び込むと脅迫、陽介が呆れたようにそう漏らす。
「だっ、駄目だよ! 被疑者が大怪我したら、警察の責任問われていっぱい怒られ……あ」
と、足立が余計な一言を口走る。それを聞いた不審者はじりじりと道路の方に後ずさりしながら飛び込まれたくなかったら追いかけてくるな、どっかに行けと真達を脅し始める。距離的に考えても今から先頭にいる完二と真が飛びかかったとしても、不審者が道路に飛び込む方が早い。
(くっ……一体どうすれば……)
真は飛びかかれるように構えながら必死で頭を働かせる。
「車に轢かれるのがどれだけ痛いのか、分かってるのか?」
「先輩!?」
「な、なんだよ!?」
いきなり命が不審者に呼びかけ、不審者も驚いたように叫ぶ。
「自動車に轢かれたらどこを轢かれるにもよるが人間の骨なんて衝撃に耐えきれず簡単に折れ、部位によっては首の骨折って即死……いや、それだけで済むならまだいいな」
命は冷たい笑みを浮かべながら不審者に向けて話していた。
「自動車には当然運転手が乗っている。そこにいきなり人が飛び出して轢かれでもしたら運転手はパニックに陥ってハンドルを変に切り、例えばこの電柱やバス停に激突するかもしれない。いやいや別の車に当たって連鎖的に事故が発生するかもなぁ。その中に死傷者が出ない確率なんて一体どれほどのものだろう」
「……」
淡々と話す命に不審者はもちろん真達も呑み込まれる。
「もしかしたら事故に遭ってしまった不幸な車の中には子供が乗っていて、家族で楽しくお出かけしているのかもしれないなぁ。交通事故にあったせいで両親を失い、親戚中をたらいまわしにされる人生を歩んでしまう。交通事故のせいで身体に消えない傷が残るかも、いや心に残るかもしれないなぁ? そんなことになったら誰が責任を取れるのか……」
「……」
不審者はどこか殺気立っている命の口調に顔を青くしてぶるぶると震えてしまっていた。
「今だ、真!!!」
「! だ、だああぁぁぁっ!!!」
相手が怯んでいる隙を突いた命の怒号にも近い叫びに真はびくんと反応した後不審者目掛けて突進、不審者の胸ぐらを掴むとそのままうつ伏せに地面に引き倒し、不審者を地面に叩きつけるとさらに取った腕を捻り上げた。
「あでででででで!!!」
「大人しくしろ!!」
不審者が悲鳴を上げるが真は構うことなく叫び、陽介達が駆け寄る。
「きっ、君らね、善良な一市民にこんな乱暴なマネして……」
「いや、善良な一市民は普通電柱登ったりしねえだろ……」
地面に叩きつけられた挙句腕を捻られながら不審者が叫ぶと陽介が呆れ顔でツッコミを入れる。
「い、いやそれはその、僕ぁただ、りせちーが好きで、部屋とか、ちょっと見てみたくて……」
「ふむ、荷物は全部カメラや撮影用具だね。とりあえず足立刑事、不審者として引っ張ってください」
不審者は慌てて弁明を始め、彼の荷物を命が探り確認すると足立に不審者として警察署連れてってくださいと言う。それに足立はうんと頷くと神妙な表情で警察手帳を取り出した。
「話は署で聞こうか……くー! この台詞、言ってみたかった!」
「やっ、やめてくださいよぉ! 僕がなにしたっていうんですかぁ!? し、知ってんだから! 日本には“盗撮罪”ってのはないんだ!」
「たしかに日本の法律には現在盗撮罪という罪状はありませんけど、今回の場合ストーカー規制法に抵触する可能性があります。ま、とりあえず弁明釈明は警察署の方でお願いしますね」
足立が刑事なのに気づいた不審者が慌て出し、さらには盗撮罪という罪状はないと開き直る。が、それに再び命がさらっと言い捨て、不審者は硬直すると諦めたように項垂れる。そして足立が「不審者の確保にご協力感謝します!」と敬礼と芝居がかった口調で言った後、不審者を「キリキリ歩け」と叱りながら連れていく。
「これで……終わったって事だよな」
「えと……もしかして、事件解決しちゃった? うわは、マジで!?」
陽介が驚いたように呟いた後、千枝が嬉しそうに声を上げていよっしゃとガッツポーズを取る。
「それにしても命さん、すげーっすね! さっきの啖呵! 聞いてて本当に驚きましたよ! 臨場感抜群っていうか呑み込まれたっつーか……」
「ああ、そりゃそうだよ……」
陽介が命の方を見てぐっと拳を握りながら言うと命は目を細め、寂しげに笑う。
「後半、ほとんど実体験だもん」
その言葉に全員が黙り込む。と、命は慌てて苦笑いを浮かべた。
「あ、いやいや身体や心に傷が残るってのは流石に出まかせだよ?」
「逆に言ったらそれ、交通事故で両親失う云々は本当ってことですよね!?」
「そ、そういえば林間学校の時椎宮君が、命さんの両親は幼い頃亡くなったって……」
命の慌てたフォローに千枝が叫び、雪子が林間学校の時の真の言動を思い出す。
「うん、僕の両親交通事故で亡くなったんだ。当時ある研究所で事故が起きて、それが原因で交通事故が起きたみたい」
子供の頃だし流石に事故について難しいことまでは覚えてないけどね。と心なしか冷たい笑顔で命は続け、まるでそれ以上このことについて追及するなと言っているかのような威圧に陽介達はこくこくこくと頷く。
「ま、それで親戚たらい回しにされた後、最終的に父方の祖父母に引き取られて今に至るってとこかな?」
やはり冷たい笑顔のままそう言い、彼は強引に話を終わらせる。
「ん、んうっ!」
と、真が空気を変えるために咳払いをした。
「とりあえず、久慈川さんに報告しておいた方がいいだろう」
「あ……そ、そうだな。安心させてやんねえと!」
真の言葉に陽介はこくこくと頷き、彼らは丸久豆腐店の方に歩いていくと陽介が先頭で店に入ろうとする。
「おや、いらっしゃい。お豆腐かい?」
しかし彼らを出迎えたのは久慈川祖母だった。
「あ、ど、ども。ええと……」
「すいません、りせちゃんはいらっしゃいますか?」
「ああ、命ちゃん。りせに用事かい? あいにくあの子、出かけたみたいだよぉ」
言葉に詰まった陽介に命が助け舟を出すと久慈川祖母はそう言う。
「え? ついさっきまでいましたよね?」
「たまにあるんだよぉ。だま~って出てっちゃってねぇ」
色々とあって疲れているようだから許してやって欲しい、と久慈川祖母は微笑む。しかしそれを聞いた陽介は久慈川祖母の相手を命に任せ、真達の方を向いた。
「黙って……出てった?」
「探すぞ。本当にただ出かけただけだとしても、まだ遠くには行っていないはずだ」
「う、うん、分かった!」
陽介が嫌な予感とばかりに呟くと真は皆の方を見て真剣な表情でそう言い、それに千枝が頷くと他のメンバーも頷く。
「すいません、ちょっと急用が出来たので。もしりせちゃんが戻ってきたら僕達が探してたと伝えて、僕に電話をください」
「ええ。分かったよ」
「では」
命も久慈川祖母にもし彼女が本当に出かけただけだった時のために人当たりの良い笑顔で伝言を頼み、お婆さんが店の奥に消えたその瞬間命は真剣な表情になって店を飛び出し、彼らも一気に散らばった。
「いない、そっちは?」
日も暮れ始めた頃、彼らは再び豆腐店の前に集合すると千枝が一番に尋ね、それに真達が首を横に振ると近所の聞き込みをした雪子が誰もりせちゃんを見ていないみたい、と報告、命もお婆さんから連絡はないと報告する。
「俺達が探せてないだけかもしれないが……どこに行ったんだ……」
「嫌な予感がするな、くそっ……当たんなきゃいいけど……」
真と陽介が悔しそうに唸る。
「ここで唸っててもしゃあねえッスよ……やれる事ぁやったんだ」
と完二がそう言う。
「たしかに。予報じゃ今晩は雨だ……もう後は信じてマヨナカテレビを見るしかない」
命が締め、彼らは頷くと解散する。
そして夜、真は外で雨が降っているのを確認してからカーテンを締めテレビの前に立つ。そして少し待つと電源の点いていないテレビが映り始めた。
「鮮明な映像……」
映ったのはとても鮮明な映像。つまりりせがテレビに入れられたという事実に真は悔しそうな表情を見せる。と、テレビの真から見て右の方から黄色いビキニ姿のりせが現れ、テレビの中央に立つと視聴者に笑顔を向けた。
[“マルキュン! りせチーズ!”みなさーん、こんばんは、久慈川りせです!」
りせは笑顔でそう言った後、前かがみになって胸を強調するような格好になる。
[この春からね、私進級して、いよいよ花の“女子高生アイドル”にレベルアップ、やたー!]
そう言って彼女は嬉しそうにぴょんっと飛び跳ねる。
[今回はですね、それを記念して、もうスゴい企画に挑戦しちゃいます!]
彼女はそこまで言うと再び胸を強調するような格好になった。
[えっとね、この言葉、聞いたことあるかなぁ? スゥ・トォ・リィッ・ップゥー。ん、もう、ほんとにぃぃ?]
一言一言区切ってそう言った後、彼女は恥ずかしそうに頬を赤らめて「きゃあ、恥ずかしー!」と言って逃げるようにカメラから遠ざかる。
[ていうか、女子高生が脱いじゃうのって、世の中的にアリ!?]
カメラに背を向けてそう言った後、彼女は再びカメラの方を向く。
[でもね、やるからには、ど~んと体当たりで、まるっと脱いじゃおっかなって思いますっ! きゃはっ、おっ楽しみにー!]
そこまで言うとマヨナカテレビは消えてしまった。そしてその直後携帯電話の着信音が聞こえ出してバイブも作動し、驚きの映像に固まっていた真ははっと我にかえると電話に出る。
「あ、み、見たよな、りせちー! す、すとりっぷとかって、マジか!? なんか回を重ねるたんびに企画どんどんスゴくね!?」
「落ち着け」
興奮している陽介に真はただ一言落ち着くように言った後、一拍置く。
「一刻も早く助けるぞ」
「あ、そ、そうだよな。狙い分かってたのに防げなかった俺達の責任だ……とにかく明日な!」
「ああ」
真の言葉に陽介は真剣な声でそう言い、電話を切る。陽介が電話を切ると真も携帯を閉じ、明日に備えて眠りにつくのだった。
今回はりせのマヨナカテレビまで。ついでに車に飛び込もうとした不審者に対し命に軽く語ってもらいました……えっと、もし読者の中に交通事故の被害者などがいらっしゃったら先に謝っておきます、こんな駄文で申し訳ありません……。
ちなみに命が最後に言った、「交通事故のせいで身体に消えない傷が残るかも、いや心に残るかもしれないなぁ?」にはちょっとした理由があります。というのも、僕は前に一度P3小説を書こうとしていたことがあって、そこでの主人公、つまりここで言う命ですね。は交通事故のせいで右目を失い、さらに事故の時に目の前で母親が血まみれで死んでいるのを見たせいで心に傷を負い女性恐怖症になってしまったという設定があったんですよ。思い出したのでちょっと入れてみました、命も一歩間違ってたらそうなってましたからね設定的な意味で。まあ右目失ってるのはともかく女性恐怖症にさせたら女性メンバーとの絡みがめんどくさいので……P3時代なら成長を表すネタになりますがP4時代では主要メンバーの頼れる先輩であり司令官ポジの人間が女性恐怖症のため女性に近づけません。だったらちょっとまずいでしょ?……。
まあ目の前で交通事故をわざと起こそうとしている奴を見たら交通事故で両親を失った命は怒ってもおかしくないので語ってもらいましたが。
で、りせのマヨナカテレビですけど……これをゲームはもちろんアニメのように描写するのは精神衛生上もたないので軽く抑える程度に止めました……さて次回ようやくあの戦いですね。さあどういう風にしようかな?……それでは!