英雄の箱庭生活   作:英雄好きの馬鹿

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あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします!

今回文章が短いですが、これはすべて壊れたパソコンがいけないのです!


便利屋としての一月

 ~エミヤ視点~

 

 私たちノーネームが、ペルセウスと戦い一月。

 

 その間はあまり特筆すべきことはないのだろう。

 

 せいぜい、つい昨日に私の魔力が平常ぐらいに戻ったことだろう。

 

 いや、三年間も建屋が修理出来ないほどに財産が無かったのだ。

 

 修理すべきところなどいくらでもあり、なおかつ私の能力は最適過ぎた。

 

 この一月の間、稼ぎ手としてコミュニティに招かれた私は、建屋の修理に奔走していたのだ。

 

 そのおかげで本拠地が魔術的な防御能力を跳ね上げてみたり、光一と協力して図書室をさらに住みやすい空間に出来たのだ。

 

 ついに図書室が精神と時の部屋のようになったのだ。

 

 通常の三分の一ほどにしか時が進まない部屋にこもり続けているせいか、ジン君はなぜか一月前よりも身長が三センチも高いという結果となっている。

 

 もともと成長期なのもあるのだろうが、全員の身体測定を行ったときに随分と驚いたものだ。

 

 そして久遠嬢と春日部嬢と十六夜は各地のゲームで圧勝し続けてノーネームの財産を潤わせているし、光一と私と黒ウサギとレティシア監修の元、百人以上いる子供たちの教育は順調だ。

 

 まさに順風満帆となっている。

 

 ただ、十六夜は現在水樹の苗しかギフトを持っていなかったのにもかかわらず、各地のゲームで勝ち続けているのはとても彼らしい。

 

 現在は水樹の苗は本拠地に置いて生活用水として用いられ、十六夜は自分で勝ち取った脚力増強のギフトだけを使っている。

 

 そして今日からは私と光一はギフトゲームに参加しだして稼ぎを得る予定だったのだが。

 

「な、――――――……何をいっちゃってんですかあの問題児様方ああああ――――――!」

 

 ……まだ遠くなりそうだな。

 

 かわいらしい狐耳の少女のリリが持ってきた手紙を呼んで黒ウサギが叫ぶ。

 

 叫んだ瞬間に手元から落ちた手紙を拾って読むと、叫ぶのもわからなくは無い内容が書いてあった。

 

「【黒ウサギへ

北側の四〇〇〇〇〇〇外門と東側の三九九九九九九外門で開催する祭典に参加してきます。

貴方も後から必ず来ること。あ、あとジン君と光一とエミヤさんもね。

私達に祭りの事を意図的に黙っていた罰として、今日中に私達を捕まえられなかった場合三人ともコミュニティを脱退します。死ぬ気で探してね。応援しているわ。

P/S レティシアは道案内で連れて行きます】」

 

 確かにこれは黒ウサギなら発狂する。

 

 せっかく手に入れた同士をこんなことで失ってしまうのは馬鹿らしい。

 

 まあとりあえず私は光一を探してくることにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 光一はいつもどおり図書室で子供たちに常識的な小学校で習うようなことを教えるために図書室にいた。

 

 そこでは案外まじめに授業をする光一と、いつもどおりくたくたのローブを着て、それ以上にくたくたになっているジン君を発見する。

 

「ん? エミヤか。何のようだ?」

 

「十六夜と久遠嬢と春日部嬢が北の外門まで遊びに行ったらしい。それにレティシアも案内役としてもっていかれたらしい」

 

「は? 何やってんだ! あいつら!」

 

 心底驚いたように口をあけながら光一が言った。

 

 まあ、問題児三人はともかく、レティシアもついていったのは意外だったが、おそらく問題児の手綱をとるために自ら同行したのだろう。

 

「まあ、とりあえず、俺たちも準備するか」

 

「そうだな。ジン君も用意するといい」

 

「はい? では最近精霊たちで蒸留した三重水素を瓶につめないと」

 

「「それはいらない!」」

 

 ……ジン君は大丈夫なのか?

 

 

 

~エミヤ視点終了~

 

 

 

 

 




エミヤ「あけましておめでとう。今年もよろしく頼む」

光一「あけおめ! それと更新遅くなってすまん。クリスマスイブに更新しようとしたらパソコンごとデータが吹き飛んだらしい。」

エミヤ「まさか壊れるとは思わず、バックアップも取れてなかったんだ。しかも修理に十万かかった。という言い訳が届いている。自業自得だな」

光一「それにしてもあの英雄好きの馬鹿のパソコンは年一で壊れてるな。どんな使いかたしてるんだ」

エミヤ「まったくだ。しかも新しいパソコンになってからどれだけ私の名前意を間違えられたか」

光一「ん? 何でだ?」

エミヤ「私の名前を打ち込むときにはな、F7を使えばいいものの、変換キーで変えてるんだあいつ。そのせいで何度も私の名前が『笑みや』になっていたんだ。何なんだ冒頭から『~笑みや支店~』とは! 何の店だ私は!」

光一「プッ! 本人こんなに愛想ねーのに!」

笑みや「最近あまりどちらかが意識を失ってコーナーが終わるということが無かったしな。ここら辺で寝ておくか?」

光一「いやいやいや! そんな物騒なことはヨクナイデスヨ! って、お前の名前また『笑みや』になってるぞ!」

笑みや「ふむ。よほど死にたいらしいな。少し地獄を見てもらおう」

幸一「こわっ! こんどは俺まで!」

笑みや「偽名を抱いて溺死しろ!」

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